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デカ尻コンプレックスな君と小尻過激派の俺
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休日の昼過ぎ。ディルクは玄関の呼び鈴の音で目が覚めた。のろのろとベッドから下りて、欠伸を連発しながら玄関に向かい、玄関のドアを開ければ、仲のいい同僚のライナーが立っていた。
どこか思い詰めたような顔をしているライナーが、ぎこちなく笑った。
「こんにちは。ディルク。休みの日に急に訪ねてきてごめんね」
「いや、いいよ。どうせ寝てるだけだし」
「あ、もしかして起こしちゃった?」
「うん。でも大丈夫。入れよ。珈琲淹れるわ」
「ありがとう。お邪魔します」
ディルクは、ライナーを家の中に入れると、珈琲を淹れる為に狭い台所に向かった。
ディルクが住んでいる家は集合住宅の一室で、風呂トイレと狭い台所以外には二部屋しかない。
ディルクは魔法省で働く魔法使いだ。主に魔導具の開発をやっている。ライナーとは同期で、一緒に先輩達から無茶振りされまくるうちに仲良くなった。
珈琲を淹れて、居間兼書斎の部屋に運ぶと、ライナーがちょっと俯いて唇を尖らせていた。いつもは朗らかに笑っていることが多いのに、一体何があったのだろうか。
ライナーは、淡い金髪を腰まで伸ばしており、澄んだ青色の瞳をしたおっとり系美人だ。ほっそりした体型で、女よりも男にモテる。もしかして、また男に告白されたのだろうか。
ディルクが珈琲を差し出すと、ライナーがお礼を言ってから珈琲を一口飲んで、口を開いた。
「ディルク。頼みがあるんだ」
「頼み? 話だけならとりあえず聞くよ」
「僕の尻を小さくしてくれ」
「無理だろ」
「即答はいやぁ! 切実な問題なんだよ!!」
「えーー。ライナーの尻がデカいのは今に始まったことじゃないじゃないか」
「そうですけどね! くっ……痩せてるのに尻だけデカいせいで、先輩達や知らない人から尻を撫でられたり、叩かれたり、揶揄われたり……もううんざりなんだよぉぉ!!」
「あーー」
ライナーはほっそりとした体型なのだが、尻はデカい。『細い腰からデカい尻にかけてのラインがそそる』とか言ってる先輩を知っている。ライナーは優しく整った顔立ちもだが、尻がデカいことも男にモテる要因になっている。
ディルクは、げんなりした顔をしているライナーを眺めて、どうしたものかと首を傾げた。
「尻だけ痩せるのは無理なんじゃないか?」
「君だって痩せてて小尻じゃないか。小尻になる秘訣を教えてほしい」
「秘訣なんてないな。体質? というか、遺伝? うちは男女問わず小尻の家系だから」
「くっ……うちは、母方がデカ尻の家系……魔法でなんとかできないかな!?」
「魔法はそこまで便利なものじゃないって知ってるだろー。んーー。……あ」
「なに!? なんか妙案思いついた!?」
「ライナーのデカ尻を小さくすることはできないけど、触ってくる奴にライナーの尻を触った瞬間雷撃が落ちる魔法ならかけられるんじゃない? ほら。重要魔法書とかにかけられてる魔法があるじゃない。資格がないものが触ると雷撃が落ちるって魔法」
「それだーー!! ディルク! 今すぐに僕の尻に魔法をかけてよ! 雷撃系の魔法は、君得意だろ?」
「別にいいけどねー」
「セクハラしてくる奴には天罰を!!」
「まぁ、不快だよなぁ。男に尻撫でられるのは」
「だよね!! もう! 本当に! 我慢の限界でっ!!」
ライナーがギリギリと歯ぎしりをした。余程鬱憤が溜まっているご様子である。
ディルクは気の毒に思って、ライナーに声をかけた。
「とりあえず尻を出してくれ。魔法をかけるから」
「あ、うん」
ライナーが椅子から立ち上がり、ちょっと躊躇った後で、ズボンのベルトを外し始めた。ディルクも立ち上がり、ライナーの後ろに移動する。ライナーがおずおずとズボンを下着ごとずらした。ぷりんとしたデカくて白い尻が露わになる。
「……ディルクは、僕の尻を見てどう思う?」
「桃尻ってこういうのかなーって思う」
「あ、うん。ムラムラしたりとかは?」
「いや別に」
「……ここはムラムラしとこう!? ムラムラするとこだよね!?」
「え? なんで?」
「くっ……この際だから言うけど、僕は君が好きなの! 君に尻を見せて、僕の尻で興奮した君に押し倒されるつもりだったんですけど!?」
「えーー。ないわーー」
「ないの!? 僕の尻に魅力はないの!?」
「いや、見事なデカ尻だとは思うけども。ライナーは友達じゃない」
「そこから一歩先に踏み出そう」
「えぇーー。まぁ、とりあえず魔法をかけるよ」
「あ、はい」
ディルクは、ライナーの尻に触れると軽い雷撃が落ちる魔法をかけた。ライナーが尻丸出しのまま、顔だけで振り返った。
「今すぐ僕の尻にムラムラしてくれ」
「無理だ」
「即答はいやぁ! 頑張ってよ! ムラムラしよう!?」
「いやぁ、いくら桃尻でも、男の尻だしなぁ」
「大丈夫! ディルクならムラムラできるって!」
「えーー。頑張る気が起きない」
「もうちょいやる気出そう!? ディルクなら触っても舐めても揉んでもいいから!!」
「え? 俺、今誘われてる?」
「めちゃくちゃ誘ってますけど!?」
「えぇーー。ライナーの尻じゃん」
「僕の尻ですが何か!? ほらほら! ムラムラして! そんで押し倒して!!」
「いや、押し倒すのはちょっと……」
「むぅ。じゃあ、僕が押し倒す!」
ライナーがくるりとこちらを向いて、何故かその場に膝をついた。ディルクの股間に頬ずりをして、ライナーがディルクを見上げてきた。
「舐めたら勃つでしょ」
「待てーい。とりあえず落ち着け。ライナー」
「嫌だー! 僕は今日こそは抱かれる気で来たんだぞー!」
「えーー。ちなみに、いつから俺のことが好きなの?」
「自覚したのは半年前くらい」
「ふぅん。まぁ、立ちなよ。そんでズボンと下着を上げて。とりあえず珈琲を飲もう」
「珈琲より君の精液を飲みたい」
「はいはーい。珈琲淹れなおしてきまーす」
「流さないで!?」
ディルクは半ば無理矢理ライナーを立たせて、ずり下ろしていたズボンと下着をちゃんと穿かせると、珈琲を淹れなおしに台所へ向かった。
珈琲を淹れながら、うーんと唸る。ディルクは、淡い茶髪に地味な茶眼の平凡な容姿をしている。美形のライナーとは、正直釣り合わないし、そもそもライナーのことは友達だと思っている。ライナーに告白されて誘われちゃったが、これはどうしたものか。
ディルクは珈琲のお代わりをテーブルに運ぶと、椅子に座っているライナーに差し出してから、自分も椅子に座って、香りのいい珈琲を一口飲んだ。
「で。どうしたら、ディルクは僕の恋人になってくれるの?」
「えー。ライナーは友達だしなぁ」
「そこを! なんとか! 恋人に昇格してよ!」
「そもそもさ、俺のどこがいいのさ」
「然りげ無く優しくて、なんだかんだでいつも助けてくれるとこ。先輩とかに絡まれても、いつも助けてくれるじゃない。君の側にいると安心するんだよね」
「まぁ、友達だし、絡まれてたら普通に助けるよ」
「いつもありがとう。あ、改めて言うけど、君が好きなんだ!」
「ありがとう? 残念なお知らせがある」
「え? なに?」
「俺は小尻過激派だ」
「……はぁぁぁぁ!? うっそ!!」
「マジなんだな。これが。デカ尻には魅力を感じないんだよなぁ」
「ま、まさかの小尻過激派だと……? うわーーん! 僕の尻なんか嫌いだぁ!! セクハラされまくる上に惚れた相手には魅力を感じてもらえないなんてぇーー!! あんまりだーー!!」
「わ、ちょっ、泣くなよ。ライナー」
「泣かずにいられるかぁ! こんなのってないよぉ!! うわーーん!!」
ライナーがぶわっと泣き出した。26歳児のガチ泣きである。ディルクは、とりあえずテーブルの上に置いてあった箱ティッシュを手に取り、手を伸ばして、鼻水も垂れ流しなライナーの顔をティッシュで拭いた。
「はい。ちーん」
「ぢーんっ! うぇっ、うっ、うっ、うぅぅ……」
「うーん。泣くほど俺が好きかぁ。困ったなぁ」
ディルクはボリボリ頭を掻きながら、どうしたものかと考えた。一発セックスしてライナーの気が済むのなら、セックスをするのも吝かではない気がするが、一番の問題は、小尻過激派を自称する程小尻を愛しているディルクが、ライナーのデカ尻で勃起するかである。普通に無理な気がする。
ディルクは、すぱっと言い切った。
「ライナーのデカ尻で勃起するのは無理だな」
「そんなぁ!! なんとか頑張ってよぉぉ!!」
「えぇー。そう言われても……」
「どうしたら、僕と恋人になってくれる?」
「……お友達から?」
「もう友達じゃない」
「そうですね。うーーん。ライナーは俺と恋人になって何がしたいのさ」
「とりあえずセックス。あと、手を繋いでデートしたりとか」
「いきなりセックスか。まずはデートをしてお互いを知り合ってだな……」
「君とシモの話はしないから小尻過激派なのは初めて知ったけど、他に僕が君について知らないことってある?」
「……特に思いつかないな」
「だよね。何年も苦楽を共にしてきたんだから、もはや夫婦と言っても過言ではないよね」
「それは言い過ぎだよな?」
「よぉし! 僕の尻を見ない方向でセックスしよう! それなら、なんとかできるでしょ?」
「君の身体を否定してるみたいで、なんかやだ」
「むぅ……そういうとこだぞ。そんなんだから、僕に好かれるんだ。君は優し過ぎる」
「そうかな? 普通じゃない?」
「どうすれば君に愛してもらえる?」
「うーーん。そう言われても……」
「とっ、とりあえず僕の尻を触ってみて! デカ尻に慣れることから始めよう!」
「マジか」
「君に心身ともに愛されたい」
「マジかぁ……」
こうも熱烈に口説かれると、なんだか悪い気はしない。ライナーは本気のようだし、ディルクも『ちょっと頑張ってみようかな……』って気になってくる。我ながらチョロい。
ディルクは珈琲を飲み終えると、ふんふんと鼻息が荒い残念な美形と化しているライナーと共に寝室に移動した。
起きたままの状態のベッドに腰掛けると、ライナーが真っ赤な顔でもじもじしながら、ぽすんとすぐ隣に腰掛けた。ライナーの方を見れば、耳や白い首筋まで赤く染まっている。
「ライナー。真っ赤だけど大丈夫?」
「だっ、大丈夫! その、あの……も、もう、準備はしてきてるし……」
「準備?」
「……尻を解したりとか……その、多分、すぐに挿れられると思う」
「マジか」
「あっ! 自分の指と拡張用の大人の玩具しか挿れたことないからね!?」
「あ、はい」
「とっ、とりあえずっ! ちゅ、ちゅー……したい……です……」
ライナーが真っ赤な顔で俯いた。これは真面目に惚れられてるっぽい。我ながらチョロ過ぎるのだが、ちょっとライナーが可愛く思えてきた。
ディルクはライナーのほっそりした腰に手を回し、ライナーの熱い頬にキスをした。ライナーがこちらを向いて、飛びつくように抱きつきながら、ディルクの唇に勢いよくキスをした。
ライナーの勢いに押されて、ディルクがベッドに背中から倒れると、ライナーがディルクの身体を跨ぎ、何度も何度もキスをしてきた。下腹部を擦りつけられると、ごりっと硬いものが当たる。鼻息が荒いライナーは、もう勃起しているようである。
ディルクが少し口を開けると、ライナーの舌がぬるりと口内に入ってきた。技巧もなく、めちゃくちゃに口内を舐め回される。ディルクが舌を絡めると、間近に見えるライナーの瞳が嬉しそうに輝いた。
ぬるりぬるりと舌を絡めあっていると、じんわりと気持ちがいい。
ディルクは、はぁっと息を吐いて、唇を触れ合わせたまま囁いた。
「ライナーって童貞?」
「童貞で処女。これから処女は卒業するけど」
「マジかー」
「僕でいっぱい気持ちよくなって」
ライナーがディルクの頬にキスをして、シャツのボタンを外しながら、ディルクの首筋にぬるぬると舌を這わせ始めた。ふんふん当たる鼻息がちょっと擽ったい。
ディルクはされるがままになりながら、ちょっと考えた。このまま、ライナーを抱くというか、尻で抱かれるのもありな気がしてくるが、マグロなのは流石にちょっとどうかと思う。セックスはコミュニケーションだ。お互いに触れ合って一つになり、熱と快感を分け合うことに意味がある。
ディルクは、ライナーに声をかけると、身体を起こし、自分からライナーの唇にキスをして、ライナーのシャツのボタンを外し始めた。
何度も何度もキスをしながら、お互いの服を脱がせ合う。ライナーにペニスを舐められたら、ディルクのペニスはすぐに勃起した。最近、ちょっと忙しくて抜いていなかったので、ぎこちないライナーの舌使いでもビンッと元気いっぱいになった。
ライナーが仰向けに寝転がり、膝を立てて、足を大きく広げた。ディルクは少し考えてから、ライナーの膝をペチペチ叩いた。
「四つん這いになれる? あえて尻を眺めながらしてみよう」
「いいの? デカいよ? 僕の尻」
「知ってる。まぁ、頑張ってみるさ」
「うん」
ライナーが嬉しそうにはにかんで笑った。ライナーがいそいそと四つん這いになった。
下を見れば、ライナーのデカくて白い尻が見える。腰は細いのに、本当に尻はデカい。とりあえず触ってみれば、すべすべの感触で、ふにふにと柔らかかった。男の尻とは思えない柔らかい桃尻である。
ディルクとしては、尻肉を広げなくてもアナルが丸見えになるくらいの小尻が大好きなのだが、このふにふに感は悪くない。
ディルクはライナーのふにふにの尻肉を両手で掴み、ぐにぃっと大きく広げた。
濡れててらてら鈍く光っているひくついた濃い赤色のアナルが丸見えになった。排泄する穴なのだが、割といやらしい。じーっとライナーのアナルを見ていると、物欲しそうにアナルがくぽくぽしている。くぽくぽすると、中の方からとろっとした液体がこぽぉっと少しだけ溢れ出てきた。噂に聞くローションかもしれない。アナルを解して、中にローションを仕込んできたライナーに、ちょっとぐっとくるものがある。『チョロいなぁ、自分……』と思いながら、ディルクは勃起したペニスの先っぽをライナーのひくつくアナルに押しつけた。
ゆっくりと腰を動かしてアナルの中にペニスを押し込めば、キツい括約筋がペニスを締めつけ、熱くぬるついた柔らかいものにペニスが包まれていく。娼婦のゆるいまんことは違う感覚が、正直気持ちよくて楽しくなってくる。
ディルクは、はぁっと熱い息を吐いて、両手で柔らかいライナーの尻肉を広げたまま、ゆっくりと腰を動かし始めた。
ゆっくりとペニスを引き抜くと、アナルの縁が僅かに赤く捲れ、ゆっくりと腰を押し込めば、従順にペニスを飲み込んでいく。そういえば、確か男の直腸内には前立腺とかいう気持ちがいいらしいところがあった筈だ。
ディルクは、ゆっくりとライナーの締まりがいいアナルにペニスわ抜き差ししながら、肩で息をしているライナーに声をかけた。
「ライナー。気持ちいいとこ、どこ?」
「んっ、んっ、もうちょい、手前……んぁっ! そ、そこっ!」
「りょーかーい。うりゃー」
「あぁっ!? あぁぁぁぁっ! だめっ! きもちいいぃぃっ!!」
「うわ、すごい、締まる」
「んぁぁぁぁっ! あぅっ! あぅっ! も、も、イッちゃうぅぅぅぅ!!」
「よっしゃ。イッちゃえー。うりゃうりゃうりゃー」
「あぁぁぁぁぁぁっ! いっくぅぅぅぅ!!」
ライナーの前立腺をカリで引っ掻くように腰を揺すりまくれば、ライナーが腰をくねらせ、全身をビクンビクンと震わせた。マジでイッちゃったらしい。ぎゅうっと痛いくらいにペニスがアナルで締めつけられる。
ディルクは、ライナーの柔らかい尻肉から手を離し、ライナーの細い腰を掴んで、パンパンパンパンッと肌同士がぶつかり合う音が響く程激しく下腹部をライナーのデカ尻に打ちつけ始めた。
「あぁ!? イッ、イッてっ! イッてるぅぅぅぅ!!」
「あはっ! 知ってる!」
「あぁぁぁぁぁぁっ! きもちいいよぉぉぉぉ!!」
初めて耳にするライナーの泣き濡れた喘ぎ声が、割とぐっとくる。尻に下腹部を打ちつける度に、ライナーのデカい尻肉がぶるんぶるんと揺れ、じわじわと白い尻肉が赤く染まっていくのが、なんだかいやらしい。
自分は小尻過激派だと思っていたが、デカ尻もありな気がしてきた。そのくらい、なんともいやらしい光景である。
ディルクはライナーの揺れる尻肉をガン見しながら、込み上げる射精感に抗うことなく、ライナーの腹の中に精液を吐き出した。
はぁー、はぁー、と荒い息を吐きながら、ディルクはライナーのアナルから萎えたペニスを引き抜いた。正直めちゃくちゃ気持ちよかったし、結構興奮した。
ライナーがのろのろと仰向けになり、ディルクを見上げて、にへっとゆるく嬉しそうに笑った。
「できたね」
「できちゃったねー」
「ちょっと休んだら、もっかいちょうだい」
「いいよ」
ディルクがライナーの隣に寝転がり、ふーっと大きく息を吐くと、ライナーが横から抱きついてきて、ディルクの頬にキスをした。なんとなくライナーの唇にキスをすると、ライナーの目が嬉しそうに輝いた。
「僕を好きになってよ」
「友達としては好きだよ」
「恋人として好きになって」
「頑張る?」
「ちょー頑張れ。デカ尻に目覚めろー!」
「デカ尻というか、ライナーの尻は割とありかも?」
「本当に!? やったー! 好きなだけ揉んでいいよ!」
「じゃあ、お言葉に甘えて。ふにふにー」
「うへへ。ディルクに触ってもらえて嬉しい」
「そっかー。俺が好きだなぁ」
「そりゃあもう! 大好きっ!」
ディルクがライナーの柔らかいデカ尻をふにふに揉んでいると、ライナーが嬉しそうに何度も何度もディルクの顔にキスをした。
これは絆されるのも時間の問題さもなぁ、と思いながら、ディルクはライナーの唇に触れるだけのキスをした。
ライナー限定でデカ尻派になるまで、ほんの一ヶ月。
(おしまい)
どこか思い詰めたような顔をしているライナーが、ぎこちなく笑った。
「こんにちは。ディルク。休みの日に急に訪ねてきてごめんね」
「いや、いいよ。どうせ寝てるだけだし」
「あ、もしかして起こしちゃった?」
「うん。でも大丈夫。入れよ。珈琲淹れるわ」
「ありがとう。お邪魔します」
ディルクは、ライナーを家の中に入れると、珈琲を淹れる為に狭い台所に向かった。
ディルクが住んでいる家は集合住宅の一室で、風呂トイレと狭い台所以外には二部屋しかない。
ディルクは魔法省で働く魔法使いだ。主に魔導具の開発をやっている。ライナーとは同期で、一緒に先輩達から無茶振りされまくるうちに仲良くなった。
珈琲を淹れて、居間兼書斎の部屋に運ぶと、ライナーがちょっと俯いて唇を尖らせていた。いつもは朗らかに笑っていることが多いのに、一体何があったのだろうか。
ライナーは、淡い金髪を腰まで伸ばしており、澄んだ青色の瞳をしたおっとり系美人だ。ほっそりした体型で、女よりも男にモテる。もしかして、また男に告白されたのだろうか。
ディルクが珈琲を差し出すと、ライナーがお礼を言ってから珈琲を一口飲んで、口を開いた。
「ディルク。頼みがあるんだ」
「頼み? 話だけならとりあえず聞くよ」
「僕の尻を小さくしてくれ」
「無理だろ」
「即答はいやぁ! 切実な問題なんだよ!!」
「えーー。ライナーの尻がデカいのは今に始まったことじゃないじゃないか」
「そうですけどね! くっ……痩せてるのに尻だけデカいせいで、先輩達や知らない人から尻を撫でられたり、叩かれたり、揶揄われたり……もううんざりなんだよぉぉ!!」
「あーー」
ライナーはほっそりとした体型なのだが、尻はデカい。『細い腰からデカい尻にかけてのラインがそそる』とか言ってる先輩を知っている。ライナーは優しく整った顔立ちもだが、尻がデカいことも男にモテる要因になっている。
ディルクは、げんなりした顔をしているライナーを眺めて、どうしたものかと首を傾げた。
「尻だけ痩せるのは無理なんじゃないか?」
「君だって痩せてて小尻じゃないか。小尻になる秘訣を教えてほしい」
「秘訣なんてないな。体質? というか、遺伝? うちは男女問わず小尻の家系だから」
「くっ……うちは、母方がデカ尻の家系……魔法でなんとかできないかな!?」
「魔法はそこまで便利なものじゃないって知ってるだろー。んーー。……あ」
「なに!? なんか妙案思いついた!?」
「ライナーのデカ尻を小さくすることはできないけど、触ってくる奴にライナーの尻を触った瞬間雷撃が落ちる魔法ならかけられるんじゃない? ほら。重要魔法書とかにかけられてる魔法があるじゃない。資格がないものが触ると雷撃が落ちるって魔法」
「それだーー!! ディルク! 今すぐに僕の尻に魔法をかけてよ! 雷撃系の魔法は、君得意だろ?」
「別にいいけどねー」
「セクハラしてくる奴には天罰を!!」
「まぁ、不快だよなぁ。男に尻撫でられるのは」
「だよね!! もう! 本当に! 我慢の限界でっ!!」
ライナーがギリギリと歯ぎしりをした。余程鬱憤が溜まっているご様子である。
ディルクは気の毒に思って、ライナーに声をかけた。
「とりあえず尻を出してくれ。魔法をかけるから」
「あ、うん」
ライナーが椅子から立ち上がり、ちょっと躊躇った後で、ズボンのベルトを外し始めた。ディルクも立ち上がり、ライナーの後ろに移動する。ライナーがおずおずとズボンを下着ごとずらした。ぷりんとしたデカくて白い尻が露わになる。
「……ディルクは、僕の尻を見てどう思う?」
「桃尻ってこういうのかなーって思う」
「あ、うん。ムラムラしたりとかは?」
「いや別に」
「……ここはムラムラしとこう!? ムラムラするとこだよね!?」
「え? なんで?」
「くっ……この際だから言うけど、僕は君が好きなの! 君に尻を見せて、僕の尻で興奮した君に押し倒されるつもりだったんですけど!?」
「えーー。ないわーー」
「ないの!? 僕の尻に魅力はないの!?」
「いや、見事なデカ尻だとは思うけども。ライナーは友達じゃない」
「そこから一歩先に踏み出そう」
「えぇーー。まぁ、とりあえず魔法をかけるよ」
「あ、はい」
ディルクは、ライナーの尻に触れると軽い雷撃が落ちる魔法をかけた。ライナーが尻丸出しのまま、顔だけで振り返った。
「今すぐ僕の尻にムラムラしてくれ」
「無理だ」
「即答はいやぁ! 頑張ってよ! ムラムラしよう!?」
「いやぁ、いくら桃尻でも、男の尻だしなぁ」
「大丈夫! ディルクならムラムラできるって!」
「えーー。頑張る気が起きない」
「もうちょいやる気出そう!? ディルクなら触っても舐めても揉んでもいいから!!」
「え? 俺、今誘われてる?」
「めちゃくちゃ誘ってますけど!?」
「えぇーー。ライナーの尻じゃん」
「僕の尻ですが何か!? ほらほら! ムラムラして! そんで押し倒して!!」
「いや、押し倒すのはちょっと……」
「むぅ。じゃあ、僕が押し倒す!」
ライナーがくるりとこちらを向いて、何故かその場に膝をついた。ディルクの股間に頬ずりをして、ライナーがディルクを見上げてきた。
「舐めたら勃つでしょ」
「待てーい。とりあえず落ち着け。ライナー」
「嫌だー! 僕は今日こそは抱かれる気で来たんだぞー!」
「えーー。ちなみに、いつから俺のことが好きなの?」
「自覚したのは半年前くらい」
「ふぅん。まぁ、立ちなよ。そんでズボンと下着を上げて。とりあえず珈琲を飲もう」
「珈琲より君の精液を飲みたい」
「はいはーい。珈琲淹れなおしてきまーす」
「流さないで!?」
ディルクは半ば無理矢理ライナーを立たせて、ずり下ろしていたズボンと下着をちゃんと穿かせると、珈琲を淹れなおしに台所へ向かった。
珈琲を淹れながら、うーんと唸る。ディルクは、淡い茶髪に地味な茶眼の平凡な容姿をしている。美形のライナーとは、正直釣り合わないし、そもそもライナーのことは友達だと思っている。ライナーに告白されて誘われちゃったが、これはどうしたものか。
ディルクは珈琲のお代わりをテーブルに運ぶと、椅子に座っているライナーに差し出してから、自分も椅子に座って、香りのいい珈琲を一口飲んだ。
「で。どうしたら、ディルクは僕の恋人になってくれるの?」
「えー。ライナーは友達だしなぁ」
「そこを! なんとか! 恋人に昇格してよ!」
「そもそもさ、俺のどこがいいのさ」
「然りげ無く優しくて、なんだかんだでいつも助けてくれるとこ。先輩とかに絡まれても、いつも助けてくれるじゃない。君の側にいると安心するんだよね」
「まぁ、友達だし、絡まれてたら普通に助けるよ」
「いつもありがとう。あ、改めて言うけど、君が好きなんだ!」
「ありがとう? 残念なお知らせがある」
「え? なに?」
「俺は小尻過激派だ」
「……はぁぁぁぁ!? うっそ!!」
「マジなんだな。これが。デカ尻には魅力を感じないんだよなぁ」
「ま、まさかの小尻過激派だと……? うわーーん! 僕の尻なんか嫌いだぁ!! セクハラされまくる上に惚れた相手には魅力を感じてもらえないなんてぇーー!! あんまりだーー!!」
「わ、ちょっ、泣くなよ。ライナー」
「泣かずにいられるかぁ! こんなのってないよぉ!! うわーーん!!」
ライナーがぶわっと泣き出した。26歳児のガチ泣きである。ディルクは、とりあえずテーブルの上に置いてあった箱ティッシュを手に取り、手を伸ばして、鼻水も垂れ流しなライナーの顔をティッシュで拭いた。
「はい。ちーん」
「ぢーんっ! うぇっ、うっ、うっ、うぅぅ……」
「うーん。泣くほど俺が好きかぁ。困ったなぁ」
ディルクはボリボリ頭を掻きながら、どうしたものかと考えた。一発セックスしてライナーの気が済むのなら、セックスをするのも吝かではない気がするが、一番の問題は、小尻過激派を自称する程小尻を愛しているディルクが、ライナーのデカ尻で勃起するかである。普通に無理な気がする。
ディルクは、すぱっと言い切った。
「ライナーのデカ尻で勃起するのは無理だな」
「そんなぁ!! なんとか頑張ってよぉぉ!!」
「えぇー。そう言われても……」
「どうしたら、僕と恋人になってくれる?」
「……お友達から?」
「もう友達じゃない」
「そうですね。うーーん。ライナーは俺と恋人になって何がしたいのさ」
「とりあえずセックス。あと、手を繋いでデートしたりとか」
「いきなりセックスか。まずはデートをしてお互いを知り合ってだな……」
「君とシモの話はしないから小尻過激派なのは初めて知ったけど、他に僕が君について知らないことってある?」
「……特に思いつかないな」
「だよね。何年も苦楽を共にしてきたんだから、もはや夫婦と言っても過言ではないよね」
「それは言い過ぎだよな?」
「よぉし! 僕の尻を見ない方向でセックスしよう! それなら、なんとかできるでしょ?」
「君の身体を否定してるみたいで、なんかやだ」
「むぅ……そういうとこだぞ。そんなんだから、僕に好かれるんだ。君は優し過ぎる」
「そうかな? 普通じゃない?」
「どうすれば君に愛してもらえる?」
「うーーん。そう言われても……」
「とっ、とりあえず僕の尻を触ってみて! デカ尻に慣れることから始めよう!」
「マジか」
「君に心身ともに愛されたい」
「マジかぁ……」
こうも熱烈に口説かれると、なんだか悪い気はしない。ライナーは本気のようだし、ディルクも『ちょっと頑張ってみようかな……』って気になってくる。我ながらチョロい。
ディルクは珈琲を飲み終えると、ふんふんと鼻息が荒い残念な美形と化しているライナーと共に寝室に移動した。
起きたままの状態のベッドに腰掛けると、ライナーが真っ赤な顔でもじもじしながら、ぽすんとすぐ隣に腰掛けた。ライナーの方を見れば、耳や白い首筋まで赤く染まっている。
「ライナー。真っ赤だけど大丈夫?」
「だっ、大丈夫! その、あの……も、もう、準備はしてきてるし……」
「準備?」
「……尻を解したりとか……その、多分、すぐに挿れられると思う」
「マジか」
「あっ! 自分の指と拡張用の大人の玩具しか挿れたことないからね!?」
「あ、はい」
「とっ、とりあえずっ! ちゅ、ちゅー……したい……です……」
ライナーが真っ赤な顔で俯いた。これは真面目に惚れられてるっぽい。我ながらチョロ過ぎるのだが、ちょっとライナーが可愛く思えてきた。
ディルクはライナーのほっそりした腰に手を回し、ライナーの熱い頬にキスをした。ライナーがこちらを向いて、飛びつくように抱きつきながら、ディルクの唇に勢いよくキスをした。
ライナーの勢いに押されて、ディルクがベッドに背中から倒れると、ライナーがディルクの身体を跨ぎ、何度も何度もキスをしてきた。下腹部を擦りつけられると、ごりっと硬いものが当たる。鼻息が荒いライナーは、もう勃起しているようである。
ディルクが少し口を開けると、ライナーの舌がぬるりと口内に入ってきた。技巧もなく、めちゃくちゃに口内を舐め回される。ディルクが舌を絡めると、間近に見えるライナーの瞳が嬉しそうに輝いた。
ぬるりぬるりと舌を絡めあっていると、じんわりと気持ちがいい。
ディルクは、はぁっと息を吐いて、唇を触れ合わせたまま囁いた。
「ライナーって童貞?」
「童貞で処女。これから処女は卒業するけど」
「マジかー」
「僕でいっぱい気持ちよくなって」
ライナーがディルクの頬にキスをして、シャツのボタンを外しながら、ディルクの首筋にぬるぬると舌を這わせ始めた。ふんふん当たる鼻息がちょっと擽ったい。
ディルクはされるがままになりながら、ちょっと考えた。このまま、ライナーを抱くというか、尻で抱かれるのもありな気がしてくるが、マグロなのは流石にちょっとどうかと思う。セックスはコミュニケーションだ。お互いに触れ合って一つになり、熱と快感を分け合うことに意味がある。
ディルクは、ライナーに声をかけると、身体を起こし、自分からライナーの唇にキスをして、ライナーのシャツのボタンを外し始めた。
何度も何度もキスをしながら、お互いの服を脱がせ合う。ライナーにペニスを舐められたら、ディルクのペニスはすぐに勃起した。最近、ちょっと忙しくて抜いていなかったので、ぎこちないライナーの舌使いでもビンッと元気いっぱいになった。
ライナーが仰向けに寝転がり、膝を立てて、足を大きく広げた。ディルクは少し考えてから、ライナーの膝をペチペチ叩いた。
「四つん這いになれる? あえて尻を眺めながらしてみよう」
「いいの? デカいよ? 僕の尻」
「知ってる。まぁ、頑張ってみるさ」
「うん」
ライナーが嬉しそうにはにかんで笑った。ライナーがいそいそと四つん這いになった。
下を見れば、ライナーのデカくて白い尻が見える。腰は細いのに、本当に尻はデカい。とりあえず触ってみれば、すべすべの感触で、ふにふにと柔らかかった。男の尻とは思えない柔らかい桃尻である。
ディルクとしては、尻肉を広げなくてもアナルが丸見えになるくらいの小尻が大好きなのだが、このふにふに感は悪くない。
ディルクはライナーのふにふにの尻肉を両手で掴み、ぐにぃっと大きく広げた。
濡れててらてら鈍く光っているひくついた濃い赤色のアナルが丸見えになった。排泄する穴なのだが、割といやらしい。じーっとライナーのアナルを見ていると、物欲しそうにアナルがくぽくぽしている。くぽくぽすると、中の方からとろっとした液体がこぽぉっと少しだけ溢れ出てきた。噂に聞くローションかもしれない。アナルを解して、中にローションを仕込んできたライナーに、ちょっとぐっとくるものがある。『チョロいなぁ、自分……』と思いながら、ディルクは勃起したペニスの先っぽをライナーのひくつくアナルに押しつけた。
ゆっくりと腰を動かしてアナルの中にペニスを押し込めば、キツい括約筋がペニスを締めつけ、熱くぬるついた柔らかいものにペニスが包まれていく。娼婦のゆるいまんことは違う感覚が、正直気持ちよくて楽しくなってくる。
ディルクは、はぁっと熱い息を吐いて、両手で柔らかいライナーの尻肉を広げたまま、ゆっくりと腰を動かし始めた。
ゆっくりとペニスを引き抜くと、アナルの縁が僅かに赤く捲れ、ゆっくりと腰を押し込めば、従順にペニスを飲み込んでいく。そういえば、確か男の直腸内には前立腺とかいう気持ちがいいらしいところがあった筈だ。
ディルクは、ゆっくりとライナーの締まりがいいアナルにペニスわ抜き差ししながら、肩で息をしているライナーに声をかけた。
「ライナー。気持ちいいとこ、どこ?」
「んっ、んっ、もうちょい、手前……んぁっ! そ、そこっ!」
「りょーかーい。うりゃー」
「あぁっ!? あぁぁぁぁっ! だめっ! きもちいいぃぃっ!!」
「うわ、すごい、締まる」
「んぁぁぁぁっ! あぅっ! あぅっ! も、も、イッちゃうぅぅぅぅ!!」
「よっしゃ。イッちゃえー。うりゃうりゃうりゃー」
「あぁぁぁぁぁぁっ! いっくぅぅぅぅ!!」
ライナーの前立腺をカリで引っ掻くように腰を揺すりまくれば、ライナーが腰をくねらせ、全身をビクンビクンと震わせた。マジでイッちゃったらしい。ぎゅうっと痛いくらいにペニスがアナルで締めつけられる。
ディルクは、ライナーの柔らかい尻肉から手を離し、ライナーの細い腰を掴んで、パンパンパンパンッと肌同士がぶつかり合う音が響く程激しく下腹部をライナーのデカ尻に打ちつけ始めた。
「あぁ!? イッ、イッてっ! イッてるぅぅぅぅ!!」
「あはっ! 知ってる!」
「あぁぁぁぁぁぁっ! きもちいいよぉぉぉぉ!!」
初めて耳にするライナーの泣き濡れた喘ぎ声が、割とぐっとくる。尻に下腹部を打ちつける度に、ライナーのデカい尻肉がぶるんぶるんと揺れ、じわじわと白い尻肉が赤く染まっていくのが、なんだかいやらしい。
自分は小尻過激派だと思っていたが、デカ尻もありな気がしてきた。そのくらい、なんともいやらしい光景である。
ディルクはライナーの揺れる尻肉をガン見しながら、込み上げる射精感に抗うことなく、ライナーの腹の中に精液を吐き出した。
はぁー、はぁー、と荒い息を吐きながら、ディルクはライナーのアナルから萎えたペニスを引き抜いた。正直めちゃくちゃ気持ちよかったし、結構興奮した。
ライナーがのろのろと仰向けになり、ディルクを見上げて、にへっとゆるく嬉しそうに笑った。
「できたね」
「できちゃったねー」
「ちょっと休んだら、もっかいちょうだい」
「いいよ」
ディルクがライナーの隣に寝転がり、ふーっと大きく息を吐くと、ライナーが横から抱きついてきて、ディルクの頬にキスをした。なんとなくライナーの唇にキスをすると、ライナーの目が嬉しそうに輝いた。
「僕を好きになってよ」
「友達としては好きだよ」
「恋人として好きになって」
「頑張る?」
「ちょー頑張れ。デカ尻に目覚めろー!」
「デカ尻というか、ライナーの尻は割とありかも?」
「本当に!? やったー! 好きなだけ揉んでいいよ!」
「じゃあ、お言葉に甘えて。ふにふにー」
「うへへ。ディルクに触ってもらえて嬉しい」
「そっかー。俺が好きだなぁ」
「そりゃあもう! 大好きっ!」
ディルクがライナーの柔らかいデカ尻をふにふに揉んでいると、ライナーが嬉しそうに何度も何度もディルクの顔にキスをした。
これは絆されるのも時間の問題さもなぁ、と思いながら、ディルクはライナーの唇に触れるだけのキスをした。
ライナー限定でデカ尻派になるまで、ほんの一ヶ月。
(おしまい)
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