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29:お悩みデニス
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今日は休日だ。デニスは現在、コニーを胸の上に乗せて、ソファーに寝転がっている。胸の上のコニーはすぴすぴと気持ちよさそうに眠っている。
なんとなくコニーの温かいふわふわの背中を撫でながら、デニスはぼんやりと考え事をしていた。
デニスが、男の人が好きなのかどうか。女の人を特別好きになったことはないし、自慰の時も女の人を思い浮かべてしたことがない。これって、もしかして普通ではないのだろうか。
人間の姿のコニーとキスをしても平気だった。真っ赤になって可愛いなぁと思ったくらいだ。触りっこも舐め合いっこも、気持ちよくて、感じているコニーを見ているとなんだか興奮した。先日、舐め合いっこをした後に、コニーが子犬の姿に戻っていたから、デニスはまだコニーのことが性欲込みの恋愛感情では好きではないのだろう。
コニーとまた触りっこや舐め合いっこがしたいなぁと思う。単純に気持ちがいいし、なんだかコニーが色っぽくて、不思議と可愛くて、またあの顔が見たいなぁと思う。これは性欲だけなのだろうか。
コニーのことは好きだ。子犬の姿の時は勿論、人間の姿の時も、格好よくて、でもどこか可愛くて、もっともっとコニーのことが知りたいなぁと思う。
そう思うけれど、それはまだ性欲込みの恋愛感情ではないようだ。恋愛感情って難しい。よく分からない。
デニスがむーっと唇を尖らせていると、アデラが近くにやってきた。
「あら。デニス。どうしたの?」
「姉さん。薬の調合は終わったの?」
「えぇ。明日、職場に持って行ってね」
「うん」
「何か悩み事?」
「自分でもよく分からないんだけど……仮にさ、僕が男の人を好きになったら、姉さんはどうする?」
「別にどうもしないわね。相手を見極めるくらいはするけど、貴方が幸せに笑っているのなら、それだけでいいわ。……あ、でも、一緒に暮らさなくなるのは寂しいから、男の恋人ができた場合は、すぐ近くにもう一軒、家を建てましょう。平屋の小さな一軒家。お風呂とトイレと寝室と居間があればいいんじゃないかしら。ご飯は一緒に食べたいし。……うん。いいわね。この家を建ててくれた大工さんに話してみる?」
「気が早いよ。姉さん。まだ、本当に好きなのかも分からないから」
「あら。そうなの?」
「姉さんは恋をしたことってある?」
「一応ね」
「恋愛感情って、どんな感じなの? それがよく分からなくて」
「そうねぇ。一緒にいると楽しくて、何気ない仕草や言葉にドキッとしたりとか、手を繋いだり、触れ合ってみたくなったりとか?」
「ふぅん」
「コニーが好きなの?」
「うん。でも、性欲込みの恋愛感情じゃないみたい」
「そう。まぁ、焦ることはないわ。もしかしたら、今は恋の芽がでたばかりなのかもね。育て始めたばかりなのよ。きっと。デニス。自分の気持ちを大事にして、芽吹いた小さな恋の芽を大切に育ててみたら?」
「……うん。ありがとう。姉さん」
「いーえ。ふふっ。コニーが人間の姿に戻っても、家族でいてくれたら嬉しいわね」
「うん。できたら、クリストフさんも一緒がいいなぁ。姉さんは、クリストフさんのこと、好き?」
「……そうね。好きよ。好きだから、結婚はしないわ」
「なんで?」
「こんなおばさんより、もっと若くて気立てのいい人の方がいいもの。……それに、私は憶病なのよ。今更、彼の手を取るなんて勇気が出ないわ。10年若かったら、違ったでしょうけどね」
「……恋って難しいね。姉さん。僕はクリストフさんが家族になるのは大歓迎だよ。背中を押してほしい時はいつでも言ってよ。コニーにドーンッてしてもらうから」
「ふふっ。ありがとう。……そうね。いつまでも逃げてないで、そろそろ自分の気持ちと向き合わなきゃね」
「姉さん。一緒に甘いもの作らない? なんか、頭を使ったら甘いものが欲しくなっちゃった。夜にコニーも一緒に食べようよ」
「いいわよ。前にコニーが人間の姿に戻ったのは2日前ね。んー。流石に毎日はまだ不安があるからやめた方がいいけど、丸1日開いてるし、多分大丈夫じゃないかしら。木苺のジャムがあるから、チーズケーキを焼きましょうか」
「やった! この間の満月の時は、雨で外に出られなかったもんね。コニーと木苺を一緒に採りたかったんだけど」
「お天気ばかりはどうしようもないわ。コニーを連れて木苺を採りに行ったのだけど、興味津々って感じだったから、また来年ね」
「うん。……来年の今頃も、コニーはここに居てくれるかな」
「それはコニーの気持ちと貴方の頑張り次第かしら」
「うん。少しずつ、頑張ってみる。何をどう頑張ればいいのか、よく分かんないけど」
「そうねぇ。お互いを知るために、もっとお喋りをしてみるとか? 夜のお散歩デートも素敵じゃない? 晩ご飯を食べて、半刻くらい森をお散歩して、帰ってきたらお茶会をして、少しお喋りして寝るの」
「わぁ! いいね! それ」
「ふふっ。のんびり貴方のペースでやっていけばいいわ。相手がいることだから、貴方が望む結果にならない可能性も勿論あるのだけど、今の気持ちを大切にしてあげなきゃね」
「うん」
「そうと決まれば、チーズケーキを作りましょうか」
「うん。ありがとう。姉さん」
アデラがおっとり優しく笑って、デニスの頭をやんわりと撫でた。デニスはぐっすり寝ているコニーを起こさないように、そーっと起き上がって、コニーをお昼寝用のバスケットの中に入れた。すぴーっと穏やかな寝息を立てているコニーがとても可愛らしい。
デニスは、アデラと一緒に台所に行くと、早速ケーキ作りに取り掛かった。
夕方になり、洗濯物を取り込んで畳んでいると、コニーが起きてきた。たたたっと走ってきたコニーを抱き上げて、ふわふわな毛並みに頬ずりをする。デニスは、コニーの背中をやんわりと撫でながら、コニーに話しかけた。
「コニー。今日は一緒に晩ご飯を食べようよ。晩ご飯の後は、夜のお散歩に行かない? 姉さんと一緒にチーズケーキを焼いたから、帰ったらお茶会しよ?」
「わふん!」
デニスを見上げるコニーの濃い緑色の瞳がキラキラと輝いた。尻尾をぶんぶん振っている。喜んでくれたみたいだ。デニスは嬉しくなって、コニーの額にキスをした。
コニーのことが恋愛感情で好きなのかは、自分でもまだ分からないけど、これから、コニーのことをいっぱい知って、コニーと触れ合っていれば、自然となるようになる気がする。
デニスは、コニーに話しかけながら洗濯物を畳み終えると、洗濯物を片付けて、コニーを肩に乗せて、台所へと向かった。
夕食を作るアデラの手伝いをしながら、デニスはなんだかワクワクしていた。夜のお散歩では、何を話そうか。手を繋いでみるのもいいかもしれない。コニーの手は、大きくて硬くて温かい。コニーが嫌じゃなければ、手を繋ごうと思いながら、デニスはご機嫌な様子のコニーの背中をやんわりと撫でた。
なんとなくコニーの温かいふわふわの背中を撫でながら、デニスはぼんやりと考え事をしていた。
デニスが、男の人が好きなのかどうか。女の人を特別好きになったことはないし、自慰の時も女の人を思い浮かべてしたことがない。これって、もしかして普通ではないのだろうか。
人間の姿のコニーとキスをしても平気だった。真っ赤になって可愛いなぁと思ったくらいだ。触りっこも舐め合いっこも、気持ちよくて、感じているコニーを見ているとなんだか興奮した。先日、舐め合いっこをした後に、コニーが子犬の姿に戻っていたから、デニスはまだコニーのことが性欲込みの恋愛感情では好きではないのだろう。
コニーとまた触りっこや舐め合いっこがしたいなぁと思う。単純に気持ちがいいし、なんだかコニーが色っぽくて、不思議と可愛くて、またあの顔が見たいなぁと思う。これは性欲だけなのだろうか。
コニーのことは好きだ。子犬の姿の時は勿論、人間の姿の時も、格好よくて、でもどこか可愛くて、もっともっとコニーのことが知りたいなぁと思う。
そう思うけれど、それはまだ性欲込みの恋愛感情ではないようだ。恋愛感情って難しい。よく分からない。
デニスがむーっと唇を尖らせていると、アデラが近くにやってきた。
「あら。デニス。どうしたの?」
「姉さん。薬の調合は終わったの?」
「えぇ。明日、職場に持って行ってね」
「うん」
「何か悩み事?」
「自分でもよく分からないんだけど……仮にさ、僕が男の人を好きになったら、姉さんはどうする?」
「別にどうもしないわね。相手を見極めるくらいはするけど、貴方が幸せに笑っているのなら、それだけでいいわ。……あ、でも、一緒に暮らさなくなるのは寂しいから、男の恋人ができた場合は、すぐ近くにもう一軒、家を建てましょう。平屋の小さな一軒家。お風呂とトイレと寝室と居間があればいいんじゃないかしら。ご飯は一緒に食べたいし。……うん。いいわね。この家を建ててくれた大工さんに話してみる?」
「気が早いよ。姉さん。まだ、本当に好きなのかも分からないから」
「あら。そうなの?」
「姉さんは恋をしたことってある?」
「一応ね」
「恋愛感情って、どんな感じなの? それがよく分からなくて」
「そうねぇ。一緒にいると楽しくて、何気ない仕草や言葉にドキッとしたりとか、手を繋いだり、触れ合ってみたくなったりとか?」
「ふぅん」
「コニーが好きなの?」
「うん。でも、性欲込みの恋愛感情じゃないみたい」
「そう。まぁ、焦ることはないわ。もしかしたら、今は恋の芽がでたばかりなのかもね。育て始めたばかりなのよ。きっと。デニス。自分の気持ちを大事にして、芽吹いた小さな恋の芽を大切に育ててみたら?」
「……うん。ありがとう。姉さん」
「いーえ。ふふっ。コニーが人間の姿に戻っても、家族でいてくれたら嬉しいわね」
「うん。できたら、クリストフさんも一緒がいいなぁ。姉さんは、クリストフさんのこと、好き?」
「……そうね。好きよ。好きだから、結婚はしないわ」
「なんで?」
「こんなおばさんより、もっと若くて気立てのいい人の方がいいもの。……それに、私は憶病なのよ。今更、彼の手を取るなんて勇気が出ないわ。10年若かったら、違ったでしょうけどね」
「……恋って難しいね。姉さん。僕はクリストフさんが家族になるのは大歓迎だよ。背中を押してほしい時はいつでも言ってよ。コニーにドーンッてしてもらうから」
「ふふっ。ありがとう。……そうね。いつまでも逃げてないで、そろそろ自分の気持ちと向き合わなきゃね」
「姉さん。一緒に甘いもの作らない? なんか、頭を使ったら甘いものが欲しくなっちゃった。夜にコニーも一緒に食べようよ」
「いいわよ。前にコニーが人間の姿に戻ったのは2日前ね。んー。流石に毎日はまだ不安があるからやめた方がいいけど、丸1日開いてるし、多分大丈夫じゃないかしら。木苺のジャムがあるから、チーズケーキを焼きましょうか」
「やった! この間の満月の時は、雨で外に出られなかったもんね。コニーと木苺を一緒に採りたかったんだけど」
「お天気ばかりはどうしようもないわ。コニーを連れて木苺を採りに行ったのだけど、興味津々って感じだったから、また来年ね」
「うん。……来年の今頃も、コニーはここに居てくれるかな」
「それはコニーの気持ちと貴方の頑張り次第かしら」
「うん。少しずつ、頑張ってみる。何をどう頑張ればいいのか、よく分かんないけど」
「そうねぇ。お互いを知るために、もっとお喋りをしてみるとか? 夜のお散歩デートも素敵じゃない? 晩ご飯を食べて、半刻くらい森をお散歩して、帰ってきたらお茶会をして、少しお喋りして寝るの」
「わぁ! いいね! それ」
「ふふっ。のんびり貴方のペースでやっていけばいいわ。相手がいることだから、貴方が望む結果にならない可能性も勿論あるのだけど、今の気持ちを大切にしてあげなきゃね」
「うん」
「そうと決まれば、チーズケーキを作りましょうか」
「うん。ありがとう。姉さん」
アデラがおっとり優しく笑って、デニスの頭をやんわりと撫でた。デニスはぐっすり寝ているコニーを起こさないように、そーっと起き上がって、コニーをお昼寝用のバスケットの中に入れた。すぴーっと穏やかな寝息を立てているコニーがとても可愛らしい。
デニスは、アデラと一緒に台所に行くと、早速ケーキ作りに取り掛かった。
夕方になり、洗濯物を取り込んで畳んでいると、コニーが起きてきた。たたたっと走ってきたコニーを抱き上げて、ふわふわな毛並みに頬ずりをする。デニスは、コニーの背中をやんわりと撫でながら、コニーに話しかけた。
「コニー。今日は一緒に晩ご飯を食べようよ。晩ご飯の後は、夜のお散歩に行かない? 姉さんと一緒にチーズケーキを焼いたから、帰ったらお茶会しよ?」
「わふん!」
デニスを見上げるコニーの濃い緑色の瞳がキラキラと輝いた。尻尾をぶんぶん振っている。喜んでくれたみたいだ。デニスは嬉しくなって、コニーの額にキスをした。
コニーのことが恋愛感情で好きなのかは、自分でもまだ分からないけど、これから、コニーのことをいっぱい知って、コニーと触れ合っていれば、自然となるようになる気がする。
デニスは、コニーに話しかけながら洗濯物を畳み終えると、洗濯物を片付けて、コニーを肩に乗せて、台所へと向かった。
夕食を作るアデラの手伝いをしながら、デニスはなんだかワクワクしていた。夜のお散歩では、何を話そうか。手を繋いでみるのもいいかもしれない。コニーの手は、大きくて硬くて温かい。コニーが嫌じゃなければ、手を繋ごうと思いながら、デニスはご機嫌な様子のコニーの背中をやんわりと撫でた。
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