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18:クリストフの提案
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連休も残り3日になった。デニスは、アデラお手製の靴下を履いたコニーと一緒に森の中を散歩していた。アデラの魔法がかかっている危険がない範囲をコニーの歩みに合わせて歩いている。コニーが楽しそうにぶんぶん尻尾を振りながら、時折デニスを見上げて、キラキラと目を輝かせる。素直に可愛らしい。デニスはだらしなく頬をゆるめながら、コニーとの散歩を楽しんだ。
森の中から家の近くに戻ると、箒に乗ったクリストフの姿が遠目に見えた。デニスはコニーを抱き上げて、クリストフが空から降りてくるのを待った。
箒に乗ったクリストフがふわっと地面に降りると、デニスに向かって笑顔で話しかけてきた。
「やぁ。デニス。コニー君。新年おめでとう!」
「こんにちは。クリストフさん。新年おめでとうございます」
「今日はちょっとした提案があってね」
「提案?」
「中でアデラも一緒に話そうか。外はちょっと寒いしね!」
「うん。どうぞ。姉さんは編み物してると思う」
「お邪魔するよ」
デニスはコニーを抱っこしたまま、クリストフと一緒に家の中に入った。居間に行けば、アデラが暖炉の前のラグの上で編み物をしていた。デニス達を見たアデラが、いつも通りおっとりと笑った。
「あら。クリストフ。新年おめでとう」
「新年おめでとう! アデラ! 今日も飛び切り可愛いね! 結婚しよ!」
「結婚はしないわ。外は寒かったでしょう? 熱い薬草茶を淹れるわ」
「ありがとう!」
3人ともソファーに座り、アデラが淹れてくれた薬草茶を飲みながら、クリストフがにこやかに笑って口を開いた。
「今日はちょっとした提案があってね」
「提案? なぁに? クリストフ」
「コニー君に関することなんだけど、満月の夜だけじゃなくて、夜だけなら人間の姿に戻せるんじゃないかって思い立ったんだよね」
「あら。その方法は?」
「コニー君にかけられている魔法を騙すのさ! アデラはダメだから、デニスとってなるけど。デニスと恋人だって魔法を誤魔化すんだ」
「へぇー。そんなことできるんですか? クリストフさん」
「僕がコニー君にかけられた魔法をちょっぴり上書きする感じになるかなぁ。理論上はイケると思うんだよね! ダメ元でやってみない?」
「どうする? コニー。夜だけでも人間の姿に戻れた方がいいよね」
「わふん」
太腿の上のコニーを撫でながら問いかければ、コニーがデニスを見上げて、こくこくと頷いた。隣に座るアデラを見れば、アデラは考えるように虚空を見上げていた。
「魔法を騙すって発想は面白いけど、本当に大丈夫なの?」
「仮に失敗しても、これ以上事態が悪くならないことは保証するよ」
「そう。じゃあ、コニーも人間の姿に戻りたいでしょうし、試してみてくれる?」
「いいとも! じゃあ、コニー君に僕が魔法をかけるから、『いいよ』って言ったら、デニスはコニー君にキスしてくれる?」
「はぁい。コニー。ごめんだけど、僕で我慢してね」
「わふん! わふわふ!」
コニーの目がキラキラと輝いた。夜だけでも人間の姿に戻れるかもしれないことが嬉しいのだろう。
クリストフがぶつぶつと呪文を唱え始めた。真剣な顔をしているクリストフを静かに見守っていると、クリストフがコニーを指差した。コニーの身体がぽわっと白く光った。
「デニス! いいよ!」
クリストフの声に、デニスはぼんやり光っているコニーを抱き上げて、コニーの口にキスをした。ぼんやり光っていたコニーの身体が、すんといつも通りに戻った。
「成功……かな? 多分。結果は今夜に分かるよ」
「うまくいってるといいね。コニー」
「わふん!」
「コニー。身体に異常はないかしら」
「わふわふ」
「ないみたい。よかった」
首を横に振ったコニーに安心する。デニスは、嬉しそうにぶんぶん尻尾を振っているコニーの背中をやんわりと撫でた。
今日の夕食とお風呂は早めに済ませて、コニーが本当に人間の姿に戻れるのか確認してみることになった。クリストフがまた美味しい燻製肉をお土産に持ってきてくれたので、早いけれど夕食の支度を始める。
クリストフが夕食を作るアデラを手伝うと言うので、デニスはコニーを暖炉の側に座らせてから、庭に干していた洗濯物を取り込んだ。暖炉の側でいつも通りコニーに話しかけながら手早く洗濯物を畳み、片付けると、もう夕食が出来上がっていた。
「今夜はちょっと手抜きよ。燻製肉と野菜のごろごろスープとパンだけ。コニーのご飯はいつも通りだけどね」
「十分ご馳走じゃない。すごくいい匂い」
「アデラの料理はなんだってご馳走だよ!」
「ありがとう。じゃあ、食べましょうか」
アデラがおっとりと笑った。いつもより賑やかな夕食を終えると、順番にお風呂に入った。今夜はクリストフも家に泊まる。日が落ちる前にはお風呂が終わったので、毛布とコニーの着替えを準備して、日が落ちるのを居間で待つ。
カーテンの向こうがすっかり暗くなっても、コニーは子犬の姿のままだった。どこかしょんぼりしてるコニーを抱っこして撫でていると、クリストフが頭を掻きながら口を開いた。
「うーん。うまくいったと思ったんだけどなぁ」
「魔法を騙すって発想はすごくいいと思うのだけど、戻らないわねぇ。……あ、デニス」
「なに? 姉さん」
「試しに、もう一度コニーにキスをしてみたらどうかしら。もしかしたら、キスが魔法の発動条件になってるのかも」
「それだ!! デニス。コニー君にキスしてみてくれないかな」
「いいよ。ごめんね。コニー。気持ち悪いかもしれないけど、キスするね」
「わふん!!」
デニスは、コニーを抱き上げて、コニーの口にキスをした。ふわふわの毛が当たる感触がちょっと擽ったい。コニーにキスをすると、コニーの身体が白く光り始めた。
「わわわっ! 毛布! 毛布!」
「デニス! コニーを下ろして!」
「うん!」
デニスが慌ててコニーを床に下ろすと、クリストフが白く光るコニーの身体に毛布を被せた。次の瞬間、人間の姿のコニーが目の前に立っていた。コニーが驚いたように目をぱちぱちさせて、自分の身体を見下ろし、ふわっと笑った。
「すごい。戻っている」
「やっぱりデニスのキスが魔法の発動条件になっていたのね」
「よっし! 一応成功!」
「コニー。寒いでしょう? 風邪をひくといけないから、早く着替えてきてください」
「あ、あぁ」
デニスがコニーに声をかけると、何故かコニーの顔が赤くなり、挙動不審に目を泳がせた。キスをしたのが嫌だったのだろうか。デニスは内心申し訳ないと思いながら、どこかぎくしゃくとした動きのコニーが着替えに行くのを見送った。
寝間着とガウンを着たコニーがすぐに居間に戻ってきた。コニーの顔は赤いままで、コニーを見上げても目が合わない。デニスは、なんだか寂しい気持ちになりながら、コニーに声をかけた。
「コニー。すいません。キス、やっぱり嫌でしたよね」
「いっ、嫌ではないのだがっ……」
「男にキスされるなんて嫌じゃないですか?」
「……デ、デニスなら、その、別に……」
「そうですか? 嫌ならちゃんと言ってくださいね」
「……んんっ。……その、本当に、嫌ではない」
コニーが真っ赤な顔のまま、目を泳がせた。アデラが少しずれたので、デニスも少しソファーの上でずれた。空いたスペースにコニーが座った。コニーはなにやら緊張しているのか、なんだか雰囲気がかたい気がする。やっぱりデニスがキスをしたのが嫌だったのだろうか。
クリストフがにこやかに笑って、どこからともなく酒の瓶を取り出した。
「まぁ、一応成功ってことで、ちょっと飲もうか! お祝い!」
「あら。いいわね。じゃあ、グラスを持ってくるわ」
「デニスでも美味しく飲めるやつを買ってきたんだ」
「ありがとう。クリストフさん。……あれ? コニー。なんか光ってない?」
「え?」
何気なく隣を見れば、コニーの身体がうっすら光っている気がする。きょとんとした顔をしたコニーの身体がぱぁっと白く光り、ぱさっとコニーが着ていた寝間着とガウンがソファーの上に落ちた。慌てて寝間着を探れば、子犬姿のコニーが出てきた。心なしか、コニーの目が潤んでいる。
クリストフが、しょんぼりとした声を出した。
「まさかの一瞬だけとは。うーん。しっかり魔法を練りまくったと思ったんだけどなぁ」
「一瞬戻れただけでも進歩よ。発想はいい筈だから、私も一緒に魔法を騙す魔法を考えてみるわ」
「うん。よろしく。アデラ。一緒に頑張ろう! 愛の共同作業だね!」
「普通の共同研究ね。コニー。まだもう少し時間がかかるだろうけど、必ず人間の姿に戻れるように頑張ってみるわ。だから、落ち込まないでね」
「わふん」
どこかしょんぼりしているコニーを抱き上げ、デニスはコニーを慰めるようにコニーの背中をやんわりと撫でた。一瞬とはいえ、人間の姿に戻れたのだから、希望は持てる。正規の魔法のとき方じゃなくても、もしかしたらコニーが人間の姿に戻れるかもしれない。
コニーを早く人間の姿に戻してやりたいと思う反面、コニーが家からいなくなったら寂しいな、とデニスは思った。それを口に出すことはしなかったけれど。
森の中から家の近くに戻ると、箒に乗ったクリストフの姿が遠目に見えた。デニスはコニーを抱き上げて、クリストフが空から降りてくるのを待った。
箒に乗ったクリストフがふわっと地面に降りると、デニスに向かって笑顔で話しかけてきた。
「やぁ。デニス。コニー君。新年おめでとう!」
「こんにちは。クリストフさん。新年おめでとうございます」
「今日はちょっとした提案があってね」
「提案?」
「中でアデラも一緒に話そうか。外はちょっと寒いしね!」
「うん。どうぞ。姉さんは編み物してると思う」
「お邪魔するよ」
デニスはコニーを抱っこしたまま、クリストフと一緒に家の中に入った。居間に行けば、アデラが暖炉の前のラグの上で編み物をしていた。デニス達を見たアデラが、いつも通りおっとりと笑った。
「あら。クリストフ。新年おめでとう」
「新年おめでとう! アデラ! 今日も飛び切り可愛いね! 結婚しよ!」
「結婚はしないわ。外は寒かったでしょう? 熱い薬草茶を淹れるわ」
「ありがとう!」
3人ともソファーに座り、アデラが淹れてくれた薬草茶を飲みながら、クリストフがにこやかに笑って口を開いた。
「今日はちょっとした提案があってね」
「提案? なぁに? クリストフ」
「コニー君に関することなんだけど、満月の夜だけじゃなくて、夜だけなら人間の姿に戻せるんじゃないかって思い立ったんだよね」
「あら。その方法は?」
「コニー君にかけられている魔法を騙すのさ! アデラはダメだから、デニスとってなるけど。デニスと恋人だって魔法を誤魔化すんだ」
「へぇー。そんなことできるんですか? クリストフさん」
「僕がコニー君にかけられた魔法をちょっぴり上書きする感じになるかなぁ。理論上はイケると思うんだよね! ダメ元でやってみない?」
「どうする? コニー。夜だけでも人間の姿に戻れた方がいいよね」
「わふん」
太腿の上のコニーを撫でながら問いかければ、コニーがデニスを見上げて、こくこくと頷いた。隣に座るアデラを見れば、アデラは考えるように虚空を見上げていた。
「魔法を騙すって発想は面白いけど、本当に大丈夫なの?」
「仮に失敗しても、これ以上事態が悪くならないことは保証するよ」
「そう。じゃあ、コニーも人間の姿に戻りたいでしょうし、試してみてくれる?」
「いいとも! じゃあ、コニー君に僕が魔法をかけるから、『いいよ』って言ったら、デニスはコニー君にキスしてくれる?」
「はぁい。コニー。ごめんだけど、僕で我慢してね」
「わふん! わふわふ!」
コニーの目がキラキラと輝いた。夜だけでも人間の姿に戻れるかもしれないことが嬉しいのだろう。
クリストフがぶつぶつと呪文を唱え始めた。真剣な顔をしているクリストフを静かに見守っていると、クリストフがコニーを指差した。コニーの身体がぽわっと白く光った。
「デニス! いいよ!」
クリストフの声に、デニスはぼんやり光っているコニーを抱き上げて、コニーの口にキスをした。ぼんやり光っていたコニーの身体が、すんといつも通りに戻った。
「成功……かな? 多分。結果は今夜に分かるよ」
「うまくいってるといいね。コニー」
「わふん!」
「コニー。身体に異常はないかしら」
「わふわふ」
「ないみたい。よかった」
首を横に振ったコニーに安心する。デニスは、嬉しそうにぶんぶん尻尾を振っているコニーの背中をやんわりと撫でた。
今日の夕食とお風呂は早めに済ませて、コニーが本当に人間の姿に戻れるのか確認してみることになった。クリストフがまた美味しい燻製肉をお土産に持ってきてくれたので、早いけれど夕食の支度を始める。
クリストフが夕食を作るアデラを手伝うと言うので、デニスはコニーを暖炉の側に座らせてから、庭に干していた洗濯物を取り込んだ。暖炉の側でいつも通りコニーに話しかけながら手早く洗濯物を畳み、片付けると、もう夕食が出来上がっていた。
「今夜はちょっと手抜きよ。燻製肉と野菜のごろごろスープとパンだけ。コニーのご飯はいつも通りだけどね」
「十分ご馳走じゃない。すごくいい匂い」
「アデラの料理はなんだってご馳走だよ!」
「ありがとう。じゃあ、食べましょうか」
アデラがおっとりと笑った。いつもより賑やかな夕食を終えると、順番にお風呂に入った。今夜はクリストフも家に泊まる。日が落ちる前にはお風呂が終わったので、毛布とコニーの着替えを準備して、日が落ちるのを居間で待つ。
カーテンの向こうがすっかり暗くなっても、コニーは子犬の姿のままだった。どこかしょんぼりしてるコニーを抱っこして撫でていると、クリストフが頭を掻きながら口を開いた。
「うーん。うまくいったと思ったんだけどなぁ」
「魔法を騙すって発想はすごくいいと思うのだけど、戻らないわねぇ。……あ、デニス」
「なに? 姉さん」
「試しに、もう一度コニーにキスをしてみたらどうかしら。もしかしたら、キスが魔法の発動条件になってるのかも」
「それだ!! デニス。コニー君にキスしてみてくれないかな」
「いいよ。ごめんね。コニー。気持ち悪いかもしれないけど、キスするね」
「わふん!!」
デニスは、コニーを抱き上げて、コニーの口にキスをした。ふわふわの毛が当たる感触がちょっと擽ったい。コニーにキスをすると、コニーの身体が白く光り始めた。
「わわわっ! 毛布! 毛布!」
「デニス! コニーを下ろして!」
「うん!」
デニスが慌ててコニーを床に下ろすと、クリストフが白く光るコニーの身体に毛布を被せた。次の瞬間、人間の姿のコニーが目の前に立っていた。コニーが驚いたように目をぱちぱちさせて、自分の身体を見下ろし、ふわっと笑った。
「すごい。戻っている」
「やっぱりデニスのキスが魔法の発動条件になっていたのね」
「よっし! 一応成功!」
「コニー。寒いでしょう? 風邪をひくといけないから、早く着替えてきてください」
「あ、あぁ」
デニスがコニーに声をかけると、何故かコニーの顔が赤くなり、挙動不審に目を泳がせた。キスをしたのが嫌だったのだろうか。デニスは内心申し訳ないと思いながら、どこかぎくしゃくとした動きのコニーが着替えに行くのを見送った。
寝間着とガウンを着たコニーがすぐに居間に戻ってきた。コニーの顔は赤いままで、コニーを見上げても目が合わない。デニスは、なんだか寂しい気持ちになりながら、コニーに声をかけた。
「コニー。すいません。キス、やっぱり嫌でしたよね」
「いっ、嫌ではないのだがっ……」
「男にキスされるなんて嫌じゃないですか?」
「……デ、デニスなら、その、別に……」
「そうですか? 嫌ならちゃんと言ってくださいね」
「……んんっ。……その、本当に、嫌ではない」
コニーが真っ赤な顔のまま、目を泳がせた。アデラが少しずれたので、デニスも少しソファーの上でずれた。空いたスペースにコニーが座った。コニーはなにやら緊張しているのか、なんだか雰囲気がかたい気がする。やっぱりデニスがキスをしたのが嫌だったのだろうか。
クリストフがにこやかに笑って、どこからともなく酒の瓶を取り出した。
「まぁ、一応成功ってことで、ちょっと飲もうか! お祝い!」
「あら。いいわね。じゃあ、グラスを持ってくるわ」
「デニスでも美味しく飲めるやつを買ってきたんだ」
「ありがとう。クリストフさん。……あれ? コニー。なんか光ってない?」
「え?」
何気なく隣を見れば、コニーの身体がうっすら光っている気がする。きょとんとした顔をしたコニーの身体がぱぁっと白く光り、ぱさっとコニーが着ていた寝間着とガウンがソファーの上に落ちた。慌てて寝間着を探れば、子犬姿のコニーが出てきた。心なしか、コニーの目が潤んでいる。
クリストフが、しょんぼりとした声を出した。
「まさかの一瞬だけとは。うーん。しっかり魔法を練りまくったと思ったんだけどなぁ」
「一瞬戻れただけでも進歩よ。発想はいい筈だから、私も一緒に魔法を騙す魔法を考えてみるわ」
「うん。よろしく。アデラ。一緒に頑張ろう! 愛の共同作業だね!」
「普通の共同研究ね。コニー。まだもう少し時間がかかるだろうけど、必ず人間の姿に戻れるように頑張ってみるわ。だから、落ち込まないでね」
「わふん」
どこかしょんぼりしているコニーを抱き上げ、デニスはコニーを慰めるようにコニーの背中をやんわりと撫でた。一瞬とはいえ、人間の姿に戻れたのだから、希望は持てる。正規の魔法のとき方じゃなくても、もしかしたらコニーが人間の姿に戻れるかもしれない。
コニーを早く人間の姿に戻してやりたいと思う反面、コニーが家からいなくなったら寂しいな、とデニスは思った。それを口に出すことはしなかったけれど。
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