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5:助っ人登場!
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休日の朝。デニスが目覚めると、コニーの濃い緑色の瞳と目が合った。コニーの瞳の色は、まるで夏の元気な木々の葉っぱのようで、とても生命力に溢れていて素敵だなぁと思う。デニスは寝転がったまま、ゆるく笑って、コニーの長めの毛がふわふわな背中をやんわりと撫でた。
「おはよう。コニー。顔を洗ったら、ミルクを搾って、卵を分けてもらってくるよ。一緒に行く?」
「わふっ!」
コニーが目をキラキラと輝かせて、こくんと頷いた。出会ってから日が経っていないが、デニスに気を許してもらえているみたいで、なんだか嬉しい。デニスはベッドから下りると、寝間着から着替えて、コニーを抱っこして部屋を出た。
まだ日が昇り始めた時間帯だ。外の空気がひんやりとしている。抱っこしているコニーの体温が心地いい。多分、あと半月もしないうちに雪が降り始めるだろう。コニーが子犬の姿にされたのが、雪が降る時期じゃなくて本当によかった。保護するのが間に合わなかった可能性もある。デニスはコニーの背中をやんわり撫でながら、家に離接する家畜小屋に入った。
愛馬や牛達と鶏に、先に餌と水をあげてから、小屋の隅っこに置いてあるブリキの容器を持って、雌牛のリーンのミルクを搾る。手早くミルクを搾っていると、リーンに興味があるのか、コニーがリーンをじっと見上げていた。なんだか微笑ましい。デニスは小さく笑いながらミルクを搾り終えた。
鶏達から卵を分けてもらって、籠に入れた卵と搾りたてのミルクが入った容器を持って、家の中に入る。たたたっとデニスの後をついてくるコニーがとても可愛らしい。もしかしたら年上の男の人なのかもしれないが、今は可愛らしい子犬の姿だ。どうしても、可愛いなぁとほっこりしてしまう。
台所に向かうと、アデラがやって来た。アデラがおっとりと笑いながら、デニスの足元にいるコニーを抱き上げた。
「おはよう。デニス。コニー。早く朝ご飯を作るわね。お腹空いているでしょ?」
「わふっ!」
「あはは。コニーはお腹空いたって」
「ふふっ。美味しいご飯を作らなきゃね」
デニスは、朝食を作り始めたアデラを手伝った。ずっとデニスの足元にいるコニーをちらっと見下ろして、デニスはコニーが可愛くて、思わず頬をゆるめた。こんなに懐いてもらえると、ちょっと照れくさい気もするが、すごく嬉しい。
出来上がった朝食を食べ終え、後片付けが済んだタイミングで、玄関の呼び鈴が鳴った。もしかしたら、助っ人のクリストフかもしれない。デニスは足元にいたコニーを抱っこして、アデラと一緒に玄関に向かった。
アデラが玄関のドアを開けると、鮮やかな金髪と金色の瞳の柔和な顔立ちをした30代前半の背が高い男が立っていた。アデラが呼んだ助っ人のクリストフである。金色の瞳は、魔力を持っている証である。女性だと魔女、男性だと魔法使いと呼ばれている。
魔法使いのクリストフが爽やかに笑って口を開いた。
「おはよう。アデラ。デニス。アデラは今日も可愛いね。そろそろ結婚しない?」
「おはよう。クリストフ。わざわざ来てくれてありがとう。でも結婚はしないわ」
「おや残念。まぁ、結婚してくれるまで諦めないけどね! 結婚という新たなスタートを2人で始めたいなぁ」
「おはよう。クリストフさん。今日も絶好調だね」
「まぁね。そりゃあ、愛しのアデラに会えるんだから、絶好調にもなるよね!」
「はいはい。とりあえず、入って。外は寒いでしょう?」
「うん。お邪魔するよ」
「すぐに温かい薬草茶を淹れるから、居間で少しだけ待っていて」
「アデラの薬草茶は絶品だからね! すごく楽しみだ!」
「ありがとう。褒めてもクッキーしか出てこないわよ」
「アデラ手作りのクッキーの為ならば、いくらでも褒めたたえようと思う」
「はいはい」
アデラがクリストフの言葉を適当に流して、台所へと向かっていった。デニスはコニーを抱っこしたまま、クリストフと一緒に居間に移動した。二つあるソファーに向かい合って座ると、クリストフが、じっとデニスが抱っこしているコニーを見つめた。
「アデラの手紙に書いてあったのは、その子のことだろう? 確かにブリッタの魔法の気配がするね。やー。彼女も本当に傍迷惑な魔女だよねぇ」
「コニーの魔法はとけますか?」
「僕には無理だね。でも、魔法をとく方法はなんとなくだけど分かるよ」
「わぁ! クリストフさん、本当にすごい!」
「相変わらず『目』がいいわね。私では、満月の夜に人間の姿に戻れるってことしか分からなかったわ」
アデラがお盆にカップをのせて近くにやって来た。ソファーの間にあるローテーブルにカップを置いたアデラが、コニーの頭をやんわりと撫でてから、まっすぐにクリストフの方を見た。
「それで、コニーの魔法のとき方は?」
「割と単純明快というか、ありがちというか、まぁ恋多き魔女のブリッタらしい魔法のとき方だよ。『お互いに心から愛し愛される相手とキスをする』。そうすれば、魔法がとける」
「クリストフさん。それって、『うちの子世界で一番可愛いっ!』とか、家族愛的なやつでも大丈夫なんですか?」
「んー。残念なお知らせだよ。デニス。性愛じゃないと駄目っぽい」
「せいあい」
「性欲込みの恋愛感情のことだね」
デニスは思わずアデラと顔を見合わせた。コニーは男の子だ。この場合、デニスとアデラの2人でコニーの魔法をとこうと思ったら、消去法でアデラがコニーと恋愛関係になるしかない。アデラがとても困った顔をした。
「私は無理よ。コニーのことは可愛いと思っているけど、子犬に恋愛感情を抱くのは流石に無理だわ」
「だろうね。それに、アデラには僕がいるしね! ということで、結婚しよう。アデラ」
「それは嫌。独身の方が気楽でいいの」
「じゃあ、妥協して恋人」
「恋人も募集してないわ」
「やー! 相変わらず手強いね! そんなところも好きだけどね! ほんと可愛い」
「クリストフ。貴方って本当に趣味が悪いわ」
「この上なく最高に趣味がいいよ!」
「はいはい。でも、本当にどうしましょうか。魔法のとき方が分かっても、魔法をとくのはかなりの難題よ」
「ははっ。このイラッとくる厄介さがブリッタらしいよね」
「はぁ……本当に困ったちゃんなんだから」
「次の満月まで10日くらいだろう? その時には人間の姿に戻れるから、どういった経緯でコニー君が子犬の姿にされたのか、聞いてみるといいよ。あっ! アデラ。だからといって、コニー君に惚れちゃあ嫌だよ?」
「安心してちょうだい。それはないから」
「次の満月の時は、僕も此処に来よう。僕もコニー君の話を聞いておきたいからね。それに、万が一アデラが好きになっちゃったら嫌だし!」
「一緒にいてくれるのは素直に心強いわ。ありがとう。クリストフ」
「いやいや。愛しのアデラの為なら何だって喜んでするよ! だから結婚しよ!」
「結婚はしないわ」
アデラとクリストフの付き合いは、10代の頃からだから、もう15年以上経つ。クリストフは、10代のころから、ずっとアデラのことが好きみたいだ。デニスとしては、クリストフの優しくて明るい性格とか知っているので、義理の兄になってもらっても構わないと思っている。アデラの気持ちが一番なのだが、実は密かに一途なクリストフを応援している。
昼食を食べてから帰っていくクリストフを見送ると、居間で薬草茶を飲みながら、デニスはアデラと一緒に溜め息を吐いた。
「魔法のとき方が分かったのはいいけど、本当にどうしようか」
「そうねぇ。満月の夜に、コニーも一緒に考えてみるしかないわねぇ。コニーも本当に厄介な魔法をかけられちゃったわね」
「コニー。なんとか魔法がとけるように、色々方法を考えてみようね」
「わふっ」
デニスが太腿の上のコニーを撫でながら言うと、コニーがゆるく尻尾を振りながら、返事をしてくれた。
とりあえず、今は満月の日がくるのを待つことしかできない。デニスは頭を切り替えて、アデラと一緒に庭の小さな畑の世話を始めた。
「おはよう。コニー。顔を洗ったら、ミルクを搾って、卵を分けてもらってくるよ。一緒に行く?」
「わふっ!」
コニーが目をキラキラと輝かせて、こくんと頷いた。出会ってから日が経っていないが、デニスに気を許してもらえているみたいで、なんだか嬉しい。デニスはベッドから下りると、寝間着から着替えて、コニーを抱っこして部屋を出た。
まだ日が昇り始めた時間帯だ。外の空気がひんやりとしている。抱っこしているコニーの体温が心地いい。多分、あと半月もしないうちに雪が降り始めるだろう。コニーが子犬の姿にされたのが、雪が降る時期じゃなくて本当によかった。保護するのが間に合わなかった可能性もある。デニスはコニーの背中をやんわり撫でながら、家に離接する家畜小屋に入った。
愛馬や牛達と鶏に、先に餌と水をあげてから、小屋の隅っこに置いてあるブリキの容器を持って、雌牛のリーンのミルクを搾る。手早くミルクを搾っていると、リーンに興味があるのか、コニーがリーンをじっと見上げていた。なんだか微笑ましい。デニスは小さく笑いながらミルクを搾り終えた。
鶏達から卵を分けてもらって、籠に入れた卵と搾りたてのミルクが入った容器を持って、家の中に入る。たたたっとデニスの後をついてくるコニーがとても可愛らしい。もしかしたら年上の男の人なのかもしれないが、今は可愛らしい子犬の姿だ。どうしても、可愛いなぁとほっこりしてしまう。
台所に向かうと、アデラがやって来た。アデラがおっとりと笑いながら、デニスの足元にいるコニーを抱き上げた。
「おはよう。デニス。コニー。早く朝ご飯を作るわね。お腹空いているでしょ?」
「わふっ!」
「あはは。コニーはお腹空いたって」
「ふふっ。美味しいご飯を作らなきゃね」
デニスは、朝食を作り始めたアデラを手伝った。ずっとデニスの足元にいるコニーをちらっと見下ろして、デニスはコニーが可愛くて、思わず頬をゆるめた。こんなに懐いてもらえると、ちょっと照れくさい気もするが、すごく嬉しい。
出来上がった朝食を食べ終え、後片付けが済んだタイミングで、玄関の呼び鈴が鳴った。もしかしたら、助っ人のクリストフかもしれない。デニスは足元にいたコニーを抱っこして、アデラと一緒に玄関に向かった。
アデラが玄関のドアを開けると、鮮やかな金髪と金色の瞳の柔和な顔立ちをした30代前半の背が高い男が立っていた。アデラが呼んだ助っ人のクリストフである。金色の瞳は、魔力を持っている証である。女性だと魔女、男性だと魔法使いと呼ばれている。
魔法使いのクリストフが爽やかに笑って口を開いた。
「おはよう。アデラ。デニス。アデラは今日も可愛いね。そろそろ結婚しない?」
「おはよう。クリストフ。わざわざ来てくれてありがとう。でも結婚はしないわ」
「おや残念。まぁ、結婚してくれるまで諦めないけどね! 結婚という新たなスタートを2人で始めたいなぁ」
「おはよう。クリストフさん。今日も絶好調だね」
「まぁね。そりゃあ、愛しのアデラに会えるんだから、絶好調にもなるよね!」
「はいはい。とりあえず、入って。外は寒いでしょう?」
「うん。お邪魔するよ」
「すぐに温かい薬草茶を淹れるから、居間で少しだけ待っていて」
「アデラの薬草茶は絶品だからね! すごく楽しみだ!」
「ありがとう。褒めてもクッキーしか出てこないわよ」
「アデラ手作りのクッキーの為ならば、いくらでも褒めたたえようと思う」
「はいはい」
アデラがクリストフの言葉を適当に流して、台所へと向かっていった。デニスはコニーを抱っこしたまま、クリストフと一緒に居間に移動した。二つあるソファーに向かい合って座ると、クリストフが、じっとデニスが抱っこしているコニーを見つめた。
「アデラの手紙に書いてあったのは、その子のことだろう? 確かにブリッタの魔法の気配がするね。やー。彼女も本当に傍迷惑な魔女だよねぇ」
「コニーの魔法はとけますか?」
「僕には無理だね。でも、魔法をとく方法はなんとなくだけど分かるよ」
「わぁ! クリストフさん、本当にすごい!」
「相変わらず『目』がいいわね。私では、満月の夜に人間の姿に戻れるってことしか分からなかったわ」
アデラがお盆にカップをのせて近くにやって来た。ソファーの間にあるローテーブルにカップを置いたアデラが、コニーの頭をやんわりと撫でてから、まっすぐにクリストフの方を見た。
「それで、コニーの魔法のとき方は?」
「割と単純明快というか、ありがちというか、まぁ恋多き魔女のブリッタらしい魔法のとき方だよ。『お互いに心から愛し愛される相手とキスをする』。そうすれば、魔法がとける」
「クリストフさん。それって、『うちの子世界で一番可愛いっ!』とか、家族愛的なやつでも大丈夫なんですか?」
「んー。残念なお知らせだよ。デニス。性愛じゃないと駄目っぽい」
「せいあい」
「性欲込みの恋愛感情のことだね」
デニスは思わずアデラと顔を見合わせた。コニーは男の子だ。この場合、デニスとアデラの2人でコニーの魔法をとこうと思ったら、消去法でアデラがコニーと恋愛関係になるしかない。アデラがとても困った顔をした。
「私は無理よ。コニーのことは可愛いと思っているけど、子犬に恋愛感情を抱くのは流石に無理だわ」
「だろうね。それに、アデラには僕がいるしね! ということで、結婚しよう。アデラ」
「それは嫌。独身の方が気楽でいいの」
「じゃあ、妥協して恋人」
「恋人も募集してないわ」
「やー! 相変わらず手強いね! そんなところも好きだけどね! ほんと可愛い」
「クリストフ。貴方って本当に趣味が悪いわ」
「この上なく最高に趣味がいいよ!」
「はいはい。でも、本当にどうしましょうか。魔法のとき方が分かっても、魔法をとくのはかなりの難題よ」
「ははっ。このイラッとくる厄介さがブリッタらしいよね」
「はぁ……本当に困ったちゃんなんだから」
「次の満月まで10日くらいだろう? その時には人間の姿に戻れるから、どういった経緯でコニー君が子犬の姿にされたのか、聞いてみるといいよ。あっ! アデラ。だからといって、コニー君に惚れちゃあ嫌だよ?」
「安心してちょうだい。それはないから」
「次の満月の時は、僕も此処に来よう。僕もコニー君の話を聞いておきたいからね。それに、万が一アデラが好きになっちゃったら嫌だし!」
「一緒にいてくれるのは素直に心強いわ。ありがとう。クリストフ」
「いやいや。愛しのアデラの為なら何だって喜んでするよ! だから結婚しよ!」
「結婚はしないわ」
アデラとクリストフの付き合いは、10代の頃からだから、もう15年以上経つ。クリストフは、10代のころから、ずっとアデラのことが好きみたいだ。デニスとしては、クリストフの優しくて明るい性格とか知っているので、義理の兄になってもらっても構わないと思っている。アデラの気持ちが一番なのだが、実は密かに一途なクリストフを応援している。
昼食を食べてから帰っていくクリストフを見送ると、居間で薬草茶を飲みながら、デニスはアデラと一緒に溜め息を吐いた。
「魔法のとき方が分かったのはいいけど、本当にどうしようか」
「そうねぇ。満月の夜に、コニーも一緒に考えてみるしかないわねぇ。コニーも本当に厄介な魔法をかけられちゃったわね」
「コニー。なんとか魔法がとけるように、色々方法を考えてみようね」
「わふっ」
デニスが太腿の上のコニーを撫でながら言うと、コニーがゆるく尻尾を振りながら、返事をしてくれた。
とりあえず、今は満月の日がくるのを待つことしかできない。デニスは頭を切り替えて、アデラと一緒に庭の小さな畑の世話を始めた。
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