上 下
1 / 1

朝起きたらバリタチヤリチンの俺にま○こがついてたぜ……マジかよ嘘だろありがとう神様ぁぁ!!

しおりを挟む
テオドールは自分の身体の変化を確認すると、全裸のままベッドの上に立ち上がり、勢いよく両手を頭上に突き上げた。


「よっしゃぁぁぁぁ!!まんこがついたぁぁぁぁ!!」


テオドールの叫び声で、隣で寝ていたセフレの男がビクッと身体を震わせて飛び起きた。


「なにっ!?何事!?」

「あ、まだいたの?とっとと帰れよ」

「流石に酷くない!?」

「うるせぇ。俺はこれから忙しくなるんだよ」

「は?仕事?出世でもするわけ?」

「ちげぇ」


テオドールはセフレの男を見下ろして、ふふんっと不敵に笑った。


「不落城攻略すんだよ」

「はぁ?」


訝しげな顔をするセフレを急かして着替えさせ、セフレ解消宣言をしてから家から追い出すと、テオドールはスキップをしながら寝室に戻った。色んな液体でぐちゃぐちゃカピカピなシーツの上で、手鏡を片手に自分の股間を改めて確認する。遊びまくった結果赤黒くなっている自慢のデカちんと陰囊を手で押さえ、会陰の辺りを手鏡で見ると、確かにある。まんこが。
そう、まんこがある。昨日まではなかった。出来たてほやほやの処女まんこである。テオドールはくふっと楽しげに笑った。

昨夜、セフレの男とセックスをして眠りについた後、変な夢をみた。夢の中で、見たことがないレベルの美形が、『おめでとうございます!貴方は選ばれました。子供を産む名誉を与えます!』と言って、高らかにラッパを吹いた。そこで目が覚めて、起きてみれば股間になにやら違和感がある。まさかな……と半信半疑で自分の股間を手で触って確認してみれば、確かにまんこがついていた。マジかよ嘘だろありがとう神様。まさかの信じられないような奇跡が起きた。

テオドールは世間一般的には男前なイケメンで、男にも女にもモテる。両刀だが、どちらかと言えば男の方が好きだ。ノンケも美味しくいただく、自他共に認めるヤリチンである。ついでに言うとバリタチだ。逞しい男をあんあん啼かせるのが大好きである。セフレは常に10人近くいるし、気まぐれにバーで引っ掛けた男と一夜限りの遊びをしたり、ノンケを攻略して遊んだりと、性的に遊びまくっている。
そんな下半身ゆるゆるな遊び人であるテオドールだが、実はもう8年近く片思いをしている。本命には奥手になっちゃう純情少年(笑)なのだ。もうそろそろ28になるけど、本命には初な純情少年(笑)なのである。本命にいつか愛される日を夢みて、頑なにアナル処女は守ってきた。10代半ば頃からセックスをして遊びまくっていたから当然童貞ではないが、本命には優しく激しく抱いてもらいたいので、童貞じゃなくても何の問題もない。アナル処女なので、テオドール自身は自分は清らかな身体の持ち主だと思っている。ヤリチンだけど。

恋心を拗らせている感があるテオドールの本命は、同期の1人であるヴェルナーだ。テオドールもヴェルナーも街の警邏隊に勤めている。ヴェルナーは、黒髪に深い青色の瞳が涼やかな、眼鏡が似合う知的なゴリラだ。背が高く、筋骨隆々なゴリラだ。キチンと整えている口髭や顎髭はキュートだし、もさもさの胸毛も男臭くて堪らない。その上、紳士で優しく、細やかな気遣いができて、頭もよくて仕事もできる。腕っぷしも警邏隊の中でも上位に食い込む程で、真面目で勤勉な、まさに完璧な男なのだ。顔立ちは厳つくて、巡回の度に遭遇する子供に泣かれているが、テオドールはヴェルナーがこの世で1番イケメンだと思っている。最高にイケメンなゴリラだ。
淡い金髪に水色の瞳の色白細マッチョであるテオドールと並ぶと、周囲から『野獣と美女』と評される。
ヴェルナーはノンケで、その見た目で子供に好かれないが、大の子供好きだ。性格は穏やかで優しいのに、女受けが悪い見た目なせいで、未だに結婚できていない。ヴェルナーは絶対にいい父親になるのに、本当に見る目がない女ばかりである。
テオドールはヴェルナーに愛される日を確かにこっそり夢みていたが、ヴェルナーが幸せになることが1番の喜びなので、ヴェルナーにいい結婚相手がいないか探したり、見合いに行くヴェルナーの服を見立てたりと、何かと協力していた。ヴェルナーがヴェルナーそっくりの可愛い子供を抱っこして、幸せそうに笑っているところが見たかった。男のテオドールが相手じゃ、ヴェルナーのそんな姿を見ることはできない。ヴェルナーは気立てのいい女と結婚して、子宝に恵まれ、幸せになるべきだ。ずっとそう思っていた。


しかし、この度、テオドールにまんこができた。夢に出てきたのが神様で、神様の言う通り子供が産めるようになったのならば、テオドールだってヴェルナーの子供を産んでやれる。ヴェルナーのことは誰よりも深く愛している。ヴェルナーがテオドールを愛してくれるのなら、遊びも一切やらない。というか、持て余していたアレコレを発散する為に遊んでいたので、ヴェルナーが構ってくれるのなら遊ぶ必要が無くなる。
テオドールは遊び人のヤリチンだが、本当はただ1人に愛されたいだけの寂しがり屋さんなのだ。
テオドールは自分のまんこを指先で優しく撫でた後、ベッドから降りて風呂場へと向かった。
ガチガチの堅物ノンケをこれから攻略する。ヴェルナーに抱きしめられることを妄想するだけで、ちんこもまんこもイッてしまいそうだ。弄ったことがないアナルまでひくひくしてしまう。
テオドールは気合いを入れて全身を隅々まで洗い、お気に入りの服を着て、家から出た。まずはセフレを全部切らなければ。


テオドールは今日は休みだが、ヴェルナーは夜勤明けである。何事もなければ、昼頃には帰宅する。テオドールは街中を走り回ってセフレを全て解消した後、警邏隊の詰め所前でヴェルナーが出てくるのを今か今かと待ちながら、どうやってヴェルナーを攻略するか考えていた。
作戦その1『助けてヴェルナー!身体がおかしいんだ!!』と泣いて縋る。作戦その2『ヴェルナーの子供が欲しいんだ!』と押し倒す。作戦その3『ヴェルナー、まんこ見てみる?』と童貞のヴェルナーの好奇心を煽って色っぽく誘う。
2時間程悩んだ結果、作戦その1が1番無難な気がしてきた。ヴェルナーは優しいから、きっとテオドールの話を聞いて、相談にのってくれる。それで有耶無耶にまんこを見せて、『どうなってるか確かめて』とか何とか言って、まんこを触らせて、初めて見るまんこに興奮したヴェルナーの巨根をまんこでちゃっかり咥え込めばいい。なんて完璧な作戦だ。上手くいく気しかしない。
テオドールはくふくふと笑いながら、ヴェルナーが出てくるのを大人しく待った。

テオドールが詰め所の外壁に寄りかかって、ニヤついている顔を街行く人に見られないように俯いていると、地獄の底から響くような低い声で名前を呼ばれた。ヴェルナーである。テオドールはパッと声がした方へと顔を向けた。


「テオ。どうした?今日は休みだろう?」

「ヴェルナー」


テオドールのことを愛称の『テオ』と呼ばせているのは家族とヴェルナーだけだ。セフレには絶対に呼ばせていない。ヴェルナーに名前を呼ばれただけで、腹の奥がキュンキュンして、自分のまんこが濡れてしまうのを感じる。テオドールはヴェルナーに気づかれないように、小さく熱い息を吐いた。
ヴェルナーがずんずんとテオドールに近づいてきてテオドールの正面に立ち、心配そうに太い眉を下げた。


「テオ。顔色が悪い。本当にどうしたんだ。体調が悪いのか?一緒に病院行くか?」

「……いや、その……ここじゃ言いにくいんだけど、その、緊急事態というか……」

「緊急事態?」

「ヴェルナー……助けてくれ」

「テオ?」


テオドールは上目遣いでヴェルナーの深い青色の瞳を見上げた。ヴェルナーの鋭い目つきが困惑したような雰囲気になる。ヴェルナーのゴツくて大きい手が、テオドールの額にやんわりと触れた。
ヴェルナーのゴツくて固い掌の感触と少し高めの体温に心臓が高鳴る。


「熱はないな。とりあえず俺の家に行こう。吐き気とか頭痛とか、どこか苦しいとかないか?なんならおんぶするか?」

「だ、大丈夫だ。……多分」


優しいヴェルナーに胸のときめきが止まらない。ヴェルナーのおんぶは非常に魅力的だが、今ヴェルナーに密着したら、絶対に勃起する。勃起する自信しかない。流石にそれは避けたい。
テオドールの手首をヴェルナーがやんわりと握った。手首の太い血管の辺りを親指で軽く押さえられる。


「脈が速いな。本当に大丈夫か?」

「……あんまり大丈夫じゃないかも……」


ヴェルナーが素敵過ぎて胸が張り裂けそう。テオドールに触れるヴェルナーの体温に、心臓がヤバいくらい激しく動き回っている。ヴェルナーはスキンシップが多い方ではない。というか、ほぼない。初対面の時に握手をしたことがあるだけで、あとは精々訓練中の組み手で触れるくらいのものだろう。こうして手首に触れられただけで、既にヤバい。嬉し過ぎて召されそう。まんこなんかに触れられたら、本当に逝っちゃうんじゃないだろうか。そのくらい心臓がバクバク激しく動いている。テオドールは思わず心臓の辺りを両手で押さえた。

心配したヴェルナーに背中をさすられながら、テオドールはヴェルナーの自宅へと向かった。ヴェルナーの家は2階建てのそこそこ大きな一軒家で、祖父母と一緒に暮らしている。ヴェルナーの両親は2人揃って学者をやっていて、国内のあちこちを研究の為に飛び回っているそうだ。ヴェルナーは殆ど祖父母に育てられたらしい。
ヴェルナーとは一応友人である。ヴェルナーはそう思っている筈だ。ヴェルナーの家を訪れるのは初めてではない。ヴェルナーの祖父母とも顔見知りで、夕食をご馳走になったことも何度かある。
テオドールはヴェルナーに肩を抱かれるようにして、玄関から家の中に入った。

素朴だが温かい雰囲気の居間に通され、年季の入ったソファーに座った。ヴェルナーが台所へと行き、温めたミルクを持ってきてくれた。蜂蜜入りのミルクは優しい甘さで美味しく、ヴェルナーの気遣いに胸が高鳴る。


「……ありがとう。ヴェルナー。美味しい。おじいちゃんとおばあちゃんは?」

「あぁ。昨日から2人で旅行に行ってるんだ。結婚45周年記念でな。温泉が有名な小さな町に行ってる」

「そうなんだ。すごいな。45周年なんて。本当に仲がいいな」

「まぁな。それで、どうしたんだ?何があったんだ?テオ」

「う……」


テオドールの脳内シミュレーションでは、ヴェルナーに泣きついて、まんこを見てもらって、そのままセックスして、子供を孕む……という流れだったが、いざ本番となると、どうしても躊躇してしまう。心配そうな顔をしているヴェルナーに、『まんこがついた』なんて常識外れなことを言いたくない。それにテオドールの恥部を見られるのが恥ずかしくて堪らない。テオドールは今更ながらに後悔してきた。
テオドールは意味もなくミルクが半分に減ったマグカップを持ったり、ローテーブルに置いたりを繰り返した。顔どころか、耳や首まで熱い。
そんな挙動不審なテオドールの前にヴェルナーが膝をつき、テオドールの手をやんわりと握って、真っ赤になっているテオドールの顔を覗き込んできた。


「テオ?本当にどうした。様子がいつもと違う」

「ヴェ、ヴェルナー……俺、俺……」

「話してみろ。秘密にしたいことなら誰にも言わないから」

「う……ヴェルナー……その、あの……」

「ん?」

「……今朝、起きたらアレがついちゃってて……」

「アレ?」

「その、あの……アレ……」


まるで聖職者のような清らかな空気を纏っているヴェルナーに、『まんこ』だなんて、はしたない単語を言える訳がない。テオドールは恥ずかし過ぎて、じわじわと涙目になってきた。男にまんこができるなんて普通の常識じゃあり得ない。頭がおかしくなったと思わるのが関の山だ。テオドールとヴェルナーはいい友人関係だった。テオドールが遊びまくっていることは、ヴェルナーには知られないようにしていた。テオドールはヤリチンだと警邏隊でも噂されているから、多分知っているのだろうけど、ヴェルナーとシモの話をしたことさえない。

恥ずかしい。居た堪れない。今すぐヴェルナーの前から逃げ出してしまいたい。
テオドールは強く下唇を噛んだ。なんだか素で泣いてしまいそうである。ちょっと冷静になってみれば、男の自分にまんこができるなんてあり得ないことだし、本当に妊娠できるかも分からない。ヴェルナーに気持ちが悪いと白い目で見られる可能性だって大いにある。朝起きた時は嬉しくてテンションが振り切れていたが、今は混乱と羞恥で頭がパンクしてしまいそうだ。


「身体に何かできたのか?」

「う、うん」

「病院は?」

「……行ってない」

「痛みとか、何かあるか?」

「……ない」

「どこだ?ちょっと見せてみろ。場合によっては一緒に病院に行こう」

「……や、やだ」

「何故」

「……恥ずかしい」


だって、テオドールのまんこは今の気持ちとは裏腹に、ぐっちょり濡れまくっているのだ。パンツにじっとり愛液が染みてしまっているのが嫌でも分かる。ぬれぬれのはしたないまんこをヴェルナーに見られたくない。

テオドールが目に涙を溜めて、下唇を強く噛むと、ヴェルナーが少し困った顔をして、優しくテオドールの頭を撫でた。撫で撫では嬉しいが、今は止めてほしい。胸も腹の奥もキュンキュンして、益々濡れてしまう。


「テオ。大丈夫だ。見たものを誰にも言わないと誓おう」

「うぅ……」

「テオ。お前が心配なんだ。いつもとは明らかに様子が違う。もし、このまま放置してお前に何かあったら、俺はきっと死ぬまで悔む」

「うぅ~~っ」

「テオ」

「……絶対、絶対引く」

「引かない」

「……ほんとに?」

「あぁ」

「……み、見せる、から……手を離してくれ」

「あぁ」


どこまでも真摯に心配してくれているヴェルナーへの申し訳無さが、羞恥心よりも勝った。
温かい手が自分の手から離れると、テオドールは微かに震える手でズボンのベルトを外した。ズボンのボタンを外し、チャックを下ろして、パンツごとズボンを脱ぎ捨てる。恥ずかし過ぎてヴェルナーの顔が見れない。テオドールは俯いたまま、靴も脱いで、膝を立ててソファーに足裏をつけ、両足を大きく開いた。羞恥のあまり縮こまっている気がする萎えたペニスと陰囊を、邪魔にならないように左手で押さえ、右手の指先でぐちょぐちょに濡れているまんこの柔らかい肉襞を開いた。ひゅっと、ヴェルナーの息を飲む音が聞こえた。まんこの穴が勝手にいやらしくひくひくして、涎を垂らすように愛液を垂れ流している。ヴェルナーにまんこを見られた。恥ずかしくて堪らない。傍から見ても濡れまくっているのが丸分かりだろう。自分がいやらしい生き物になったみたいだ。いや、セックス大好きヤリチンなので確かにいやらしい生き物なのだが、大本命であるヴェルナーの前では恋する純情少年(笑)なのである。
テオドールはヴェルナーの顔を見ないように目を伏せて、ボソボソと昨夜みた夢の話をした。


「……信じがたいが……しかし、現実として、その、女性器が実際にあるな」

「う、う、ふぐぅ……」

「あっ。テオ、テオ。泣かなくていい。その、大丈夫だから」

「うぅっ、うえっ、うえっ、うぅぅぅぅ……」


羞恥が限界に達した結果、テオドールは情けなく泣き出した。朝に感じた喜びも胸躍る希望も何もかも吹っ飛んだ。ただ、恥ずかしさと情けなさだけが胸の中を占めている。好きで好きで仕方がないヴェルナーに、はしたないまんこを見られてしまった。これできっと友人としても側にいられないかもしれない。完全に早まってしまった。馬鹿過ぎる自分が嫌になる。
情けなく鼻水まで垂らしながら、ふぐふぐ泣いていると、ふわりとヴェルナーに抱きしめられた。厚い筋肉質な身体に優しく包まれる。テオドールよりも高めの体温と微かな汗の匂い、ヴェルナーが好んで使っている香水の匂いがテオドールの身体を包み込んだ。テオドールは驚いて、ピシッと固まった。身体を固くするテオドールの頭を、ヴェルナーが優しく撫でてくる。


「テオ。泣かなくていい。その、これはきっと神様からの祝福なのだろう。テオに愛する家族ができるようにと、神様が授けてくださったんだ」

「ずずっ……こんな身体、誰も愛してなんかくれない。ヴェルナーだって気持ちが悪いだろう?……うっ、うっ、うえっ……」

「気持ち悪くなんてない」

「……下手な慰めはやめてくれ」

「慰めなんかじゃない!その、キ、キレイだと思う……」

「……ほんとに?」

「あ、あぁ」


服越しに触れているヴェルナーの体温が、温かいを通り越して熱い。意を決して顔を上げてみれば、至近距離にあるヴェルナーの日焼けした頬が微かに赤くなっていた。
テオドールの胸が高鳴った。ヴェルナーが、照れているような、なんというか、初めて見る顔をしている。テオドールはゴクッと生唾を飲み込んだ。ヴェルナーにまんこをキレイだと言われた。恥ずかしいのに嬉しくて、まんこの穴から愛液が溢れ出て、たらーっとアナルにまで垂れていく感覚がする。
テオドールは本当に小さな小さな声で、ボソッと呟いた。


「……触ってみる?」


ヴェルナーのゴクッと唾を飲み込む音が確かに聞こえた。





------
「ひんっ!あぁっ!ヴェルナー!」

「はっ、じゅっ、じゅるっ」

「んんんんっ!!やぁ!またっ、またイクっ!!」


現在、テオドールはヴェルナーの部屋のヴェルナーのベッドに仰向けに寝転がり、ヴェルナーにまんこを舐め回されていた。ヴェルナーの興奮したような鼻息までまんこに当たる。陰囊の下にあるクリトリスをピコピコ舌で弾かれたり、だらしなく愛液を垂れ流しているまんこの穴をじゅるじゅる啜られたり、まんこの穴に舌を突っ込まれて、まるで舌で犯されるかのように舐め回されている。
ヴェルナーにお姫様抱っこで自室に連れてこられ、優しくベッドに降ろされてから、既に3回はまんこでイッている。ヴェルナーは冷静な常とは違った様子で、夢中でテオドールのまんこを舐め回し、愛液が垂れまくっているアナルまで舐めていた。
テオドールは羞恥と初めての快感に身体をくねらせながら、喘ぎ、泣いていた。自分の股間を見れば、眼鏡越しに鋭いヴェルナーの瞳と視線が絡む。ゾクゾクする興奮に、テオドールはまた足や腰を震わせ、声を上げてイッた。

荒い息を吐いて、ぐったりと微かに身体を痙攣させているテオドールのまんこから、漸くヴェルナーが口を離した。今度は太い指がまんこの形を確かめるように、優しくまんこを撫で回してくる。まんこの穴を優しく指の腹ですりすりされると、気持ちよくて、興奮して、まんこの穴が物欲しげにひくひくしてしまう。くちゅくちゅと小さないやらしい水音がする。


「あ、あ、あ、ヴェルナー」

「テオ、入れてみていいか?」

「い、いいよ」

「……あぁ……すごいな。絡みついてくる」

「あぁ……」


ゆっくりとヴェルナーの太い指がテオドールのまんこの中に入ってきた。なんとも言えない異物感があるが、それ以上にヴェルナーの指が気持ちよくて堪らない。テオドールの膣内が勝手に収縮して、ヴェルナーの指を奥へ奥へと誘う。ヴェルナーがテオドールの中の感触を味わうかのように、ゆっくりと指を抜き差しし始めた。ゾクゾクする快感に、テオドールは腰をくねらせた。ヴェルナーが指でテオドールの膣内を探るようにしながら、大きく開いたテオドールの内腿に強く吸いついた。思わずビクッと腰が震え、膣内のヴェルナーの指をキツく締めつけてしまう。ヴェルナーが敏感な内腿に何度も吸いつき、テオドールが片手で押さえている勃起したテオドールのペニスや陰囊にまでキスをしてきた。指を優しく動かしながら、クリトリスに吸いつかれる。


「あぁっ!ヴェルナー!」

「気持ちいいか?テオ」

「きもちいいっ!きもちいいっ!んんっ!あ、はうっ!やぁ!!そこっ、やだっ!いいっ!!」

「ここか?」

「ひぃんっ!!やぁぁ!!」


ヴェルナーの指が膣内の一点に触れると、強烈な快感に襲われた。所謂女のいい所だろう。ヴェルナーが優しく、でも容赦なく、そこを指で刺激してくる。クリトリスもチロチロ舐められて、テオドールは腰を浮かせてビクビク震えながら、またイッた。

テオドールは息も絶え絶えな感じになっていた。今は四つん這いになり、ヴェルナーの指を3本もまんこに咥え込んで弄られながら、アナルを舐め回されている。過ぎた快感に、テオドールはくったりと上体を下ろして、尻だけを高く上げた状態になった。まんこを弄っている手とは反対側の手で、暴発寸前のペニスまで弄られる。もう唯ひたすら喘ぐことしかできない。
じゅぽっとテオドールのまんこからヴェルナーの指が引き抜かれた。テオドールのまんこはヴェルナーの指がいなくなったことが寂しくて、物欲しげにひくひくして愛液を垂らしてしまう。

くるんっと身体を仰向けにひっくり返された。
荒い息を吐きながら、涙で滲む目をヴェルナーに向ければ、きっちりと警邏隊の制服を着ているヴェルナーの股間ががっつり盛り上がっていた。眼鏡の奥にある鋭い瞳が熱を孕んでテオドールを見つめている。テオドールはゆるく口角を上げて、イキ過ぎて力が入らない身体を無理矢理動かし、両足を大きく広げて膝を抱えるようにして、腰を少し浮かせた。自分の太腿を腕で支えるようにして、両手の指先でぐっちょり濡れまくっているまんこのぷっくりとした肉襞を開いた。


「ヴェルナー」

「あぁ」

「きて」

「……いいのか」

「いいからきて。早く」

「あぁ」


ヴェルナーがもどかしそうにガチャガチャと小さな音を立てて自分のベルトを外し、ズボンのボタンを外してチャックを下ろした。パンツごとズボンをずり下ろせば、ぶるんっとかなり大きな勃起したペニスが現れる。ヴェルナーのペニスは下腹部にくっつきそうな程、ガチガチに勃起して反り返っている。テオドールはごくんと口内に溜まった唾を飲み込んだ。多分大きいだろうとは思っていたが、本当にめちゃくちゃペニスが大きい。ヴェルナーのペニスの先っぽは先走りで濡れて、微かに光っている。あれが今すぐ欲しい。テオドールの中に突き入れて、思いっきり種付けして欲しい。テオドールはうっとりとヴェルナーの立派過ぎるペニスを見つめながら、熱い息を吐いた。

ヴェルナーがテオドールに覆いかぶさり、熱くて固いペニスの先っぽをひくひくしているまんこの穴にくっつけた。ゆっくりとヴェルナーの太くて長いペニスがテオドールの狭い膣内を満たしていく。痛いけど、嬉しい。ヴェルナーのペニスが根元近くまで入ると、テオドールはえぐえぐ泣きながら、両手をヴェルナーの太くて逞しい首に絡めた。


「痛いか?」

「ふぐっ、へいき」

「動いていいか?」

「うん」


ヴェルナーが堪えるように眉間に深い皺を寄せ、熱い息を吐きながら、腰を振り始めた。太いカリにゴリゴリ膣を擦られ、最奥の子宮口をゴンゴン激しく突かれる。痛いが堪らなく気持ちがいい。
テオドールはヴェルナーの激しく動く腰に両足を絡め、全身でヴェルナーにしがみついた。


「あ!あ!あ!あ!ヴェルナー!!」

「はっ、はっ、はっ、くぅっ」

「いいっ!いいっ!きもちいいっ!!」

「テオッ」

「あっ!あっ!イッちゃう!イッちゃう!あぁっ!」

「ぐぅっ、締め過ぎだ、テオ」

「あっあっあっあっ!イクッ!イクッ!!んん~~~~っ!!」


ぐりっと強く子宮口をペニスの先っぽで突き上げられて、テオドールは仰け反るようにしてビクビク震えながら、またイッた。ヴェルナーの逞しいキレイに割れた腹筋で擦られていたペニスからもだらだらと精液が溢れ出ていく。ビクビク震えるテオドールを強く抱きしめ、ヴェルナーが何度も激しくイッているテオドールの奥を突き上げた。声も出せないテオドールの子宮口を一際強く突き上げ、ヴェルナーが低く唸った。膣内でヴェルナーのペニスが微かにビクビク震えている感覚がする。ヴェルナーがテオドールの中で射精した。嬉しくて、嬉しくて、テオドールはえぐえぐ泣きながら、汗にまみれたヴェルナーの頭を抱きしめた。


「ヴェルナー、ヴェルナー、好き、好き、大好き」

「テオ……」

「あうっ、あぁ……またおっきくなった」

「テオ、テオ」

「あっ!あっ!あうっ!ヴェルナー!」


ヴェルナーの射精して萎えたペニスがテオドールの膣内でまた大きく固くなり、再び動き始めた。テオドールはうわ言のように『好き』と言いながら、まるで嵐のような快感に夢中で溺れた。





------
テオドールは頭から布団を被って丸くなっていた。
まんこだけじゃなくて、アナルにもがっつりヴェルナーの巨根を咥え込んでよがりまくったし、乳首を弄られて気持ちよすぎてガチ泣きしてしまった。腰もまんこもアナルも痛い。弄られまくった乳首もなんだかヒリヒリする。
テオドールは気絶するように寝落ちた後、目覚めてヴェルナーの顔を見るなり、布団の中で籠城を始めた。幸せ過ぎて、恥ずかし過ぎて、なんかもう無理。
また溢れてきた涙をだらだら流しながら、テオドールはずずっと鼻を啜った。
布団を頭からすっぽり被って丸くなっているテオドールの背中を大きな手が優しく撫でてきた。


「テオ」

「……」

「お願いだから顔を見せてくれ」

「……やだ」

「頼む」

「……恥ずかしいから、やだ」

「テオ」


ヴェルナーの手が宥めるように優しく背中を撫でてくる。結局、根負けしたのはテオドールの方だった。
テオドールは涙で頬を濡らしたまま、布団を頭からずらし、ヴェルナーの方を見た。ヴェルナーもテオドールもまだ全裸である。ヴェルナーの鍛えられたふさふさの胸毛が生えた胸筋も腹筋も格好良くて、状況を忘れてうっとり見とれてしまう。眼鏡を外しているヴェルナーなんて新鮮だ。鋭い目がテオドールを真っ直ぐに見つめていて、胸も腹の奥もキュンキュンしてしまう。

亀のように頭だけを布団から出したテオドールに、ヴェルナーが小さく笑った。汗でしっとりしている髪を優しく掻き回される。


「テオ」

「……なんだよ」

「俺のことが好きなのか?」

「……わ、悪いか」

「いや」

「……気持ち悪いだろう。この事は忘れてくれ。何もなかったことにしよう」

「何でだ」

「……ヴェルナーは女が好きだろう?それに、抱かれたのは初めてだけど、俺は遊びまくってて汚い身体だ。ヴェルナーは気立てと身持ちがいい女と結婚して子沢山な家庭を持つべきだ」

「それはお前が決めることじゃないな」

「……子供、好きじゃないか」

「子供には好かれないがな」

「普通に女と結婚するのが1番いいじゃないか」

「テオだって子供が産めるじゃないか」

「そ、そうかもしれないけど……」

「テオ」

「……なに」

「今はお前と同じ気持ちは返せない」

「……うん」

「でも、そう遠くないうちに俺もお前のことを愛するようになる気がする。今だって、恋愛的な意味じゃないが、お前のことが大好きだ。親友だって思ってる」

「……うん」

「もし、子供ができていたら、産んでくれないか?俺とお前と子供の幸せの為に」

「……そ、それでいいのかよ」

「あぁ。テオ」

「ぐずっ、うん」

「テオは意外と泣き虫だな」

「う、うるさい」

「お前にいつか『心から愛してる』って言うから、それまで側にいて待っててくれないか?」

「……ほんとに、ほんとに俺でいいのかよ」

「あぁ。俺みたいのを『好き』だなんて言ってくれる物好きはテオだけだ」

「それは周りに見る目がない奴らばっかりだからだ」

「そうか?」

「そうだ」

「テオ」

「なに」

「とりあえず一緒に風呂に入って朝飯でも食べようか。お前の好きなチーズ入りのオムレツを作るよ。あぁ、でも味はそんなに期待しないでくれ。ばぁちゃんの味には程遠いんだ」

「ヴェルナーが作ってくれるなら世界で1番美味い」

「いや、それはないだろ」

「ヴェルナー」

「ん?」

「……好き」

「あぁ」


情けなくぐずぐず鼻を鳴らすテオドールの身体を、ヴェルナーが布団ごと太くて逞しい腕で抱きしめた。
テオドールは布団から手を伸ばしてヴェルナーの太い首に両腕を絡め、ヴェルナーに強く抱きついた。ヴェルナーが優しく、でも強く、テオドールを抱きしめてくれる。
テオドールは幸せ過ぎて涙が止まらなかった。泣きじゃくるテオドールが落ち着くまで、ヴェルナーはずっとテオドールを抱きしめてくれていた。






------
およそ3ヶ月後にテオドールの妊娠が発覚した。まさかの一発妊娠である。
翌年に、テオドールは男の子を出産した。取り上げてくれたのは、ヴェルナーの祖母だ。ヴェルナーの祖母は長年産婆をしていて、腕がいいと評判なのである。産まれた子供は目元がヴェルナーによく似ていて、とても元気で可愛い赤ちゃんである。

テオドールは妊娠が発覚してすぐに仕事を辞めてヴェルナーの家に引っ越し、今は子育てに奮闘している。ヴェルナーの祖父がベルヤードと名付けた子供は、すくすくと元気に育っている。
テオドールの両親もヴェルナーの祖父母や両親も、テオドールに子供ができたことに驚くどころじゃなかったが、実際に子供が生まれたら、皆揃ってベルヤードにメロメロになった。テオドールもヴェルナーもメロメロである。

ベルヤードが1歳になるので、そろそろ2人目が欲しいテオドールは、ベルヤードを同居しているヴェルナーの祖父母にちゃっかりお願いして、ヴェルナーを誘った。
ヴェルナーがテオドールに優しいキスをしながら、小さな声で囁いた。


「テオ。愛してる」

「……俺もめちゃくちゃ愛してるっ!!」


テオドールはヴェルナーの初めての愛の言葉に嬉しくて泣きながら、ヴェルナーの逞しい身体に縋りついた。

2人の2人目の赤ちゃんがやって来るのは、もう少し後のお話。



(おしまい)

しおりを挟む

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(2件)

マミタロ
2021.09.26 マミタロ

健気〜(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
良かった良かった〜〜!!
なんて愛に溢れたカップルなんでしょう。
思いやりがハンパない(泣

丸井まー(旧:まー)
2021.10.05 丸井まー(旧:まー)

感想をありがとうございますっ!!
本当に嬉しいです!!

お返事が遅くなりまして申し訳ありません。
お読み下さりありがとうございます!
健気な受け(でもヤリチン)を書いてみたかったので挑戦してみました!ついでに自分の性癖と楽しい!をとことん詰め込んでみました。
執筆がとても楽しかったです!
お楽しみいただけたのでしたら何よりの喜びです!
本当にありがとうございました!!

解除
アレン
2021.08.26 アレン

とっても面白かったです。

丸井まー(旧:まー)
2021.08.27 丸井まー(旧:まー)

感想をありがとうございますっ!!
本当に嬉しいです!!

お楽しみいただけたのでしたら、本当に嬉しいですーー!!
自分の萌えと楽しい!をこれでもかと詰め込んでみました!執筆が本当に楽しかったです!!

お読みくださり、本当にありがとうございました!!

解除

あなたにおすすめの小説

朝起きたらぽっちゃり非モテな俺にま○こがついてた……とりあえずオナるか。

丸井まー(旧:まー)
BL
年齢=恋人いない歴のモテないぽっちゃり男アベル(32)に、朝起きたらまんこができてた。アベルはとりあえずオナることにした。 遊び人の色男✕非モテぽっちゃり(ふたなり)。 ※ふたなり♂受けです! ※ムーンライトノベルズさんでも公開しております。

朝起きたらガチムチの俺にま○こがついてたぜ!ひゃっほー!

丸井まー(旧:まー)
BL
朝起きたらま○こがついていたアホな普通顔ガチムチマッチョが友達2人とセックスするだけのお話。 ガチムチマッチョふたなりです。3Pです。それなりにがっつりエロです。 頭を空っぽにしてお楽しみください。 ※ムーンライトノベルズさんでも公開しています。

朝起きたらアナニー上級者で淫乱オナニストな僕にま○こがついてたよ!これはもうオナるしかないよねっ!〜脱ユニコーン編〜

丸井まー(旧:まー)
BL
『朝起きたらアナニー上級者で淫乱オナニストな僕にま○こがついてたよ!これはもうオナるしかないよねっ!』の続編です。 タイトルまんまの脱ユニコーン編になります。 処女厨部下✕ド淫乱上司。 ※ふたなり♂受けです。尿道攻め、お漏らしあります。 ※ムーンライトノベルズさんでも公開しております。

くっころ勇者は魔王の子供を産むことになりました

あさきりゆうた
BL
BLで「最終決戦に負けた勇者」「くっころ」、「俺、この闘いが終わったら彼女と結婚するんだ」をやってみたかった。 一話でやりたいことをやりつくした感がありますが、時間があれば続きも書きたいと考えています。 21.03.10 ついHな気分になったので、加筆修正と新作を書きました。大体R18です。 21.05.06 なぜか性欲が唐突にたぎり久々に書きました。ちなみに作者人生初の触手プレイを書きました。そして小説タイトルも変更。 21.05.19 最終話を書きました。産卵プレイ、出産表現等、初めて表現しました。色々とマニアックなR18プレイになって読者ついていけねえよな(^_^;)と思いました。  最終回になりますが、補足エピソードネタ思いつけば番外編でまた書くかもしれません。  最後に魔王と勇者の幸せを祈ってもらえたらと思います。 23.08.16 適当な表紙をつけました

同人漫画作家の弟の作品が全部弟×兄なんだが、どうしたらいい?

イセヤ レキ
BL
表題のまんまです。 同人漫画作家の弟×ノンケ兄 快楽に弱々な兄が即堕ちします。 美形兄弟による近親相姦。 快楽堕ち メス堕ち 自慰 ハッピーエンド 近親相姦 流され

朝起きたらアナニー上級者で淫乱オナニストな僕にま○こがついてたよ!これはもうオナるしかないよねっ!

丸井まー(旧:まー)
BL
アナニー歴10年以上の淫乱オナニストに、ま○こがついちゃった!もうこれはオナるしかないっ!! 処女厨部下×淫乱上司。 ※ふたなり♂です!頭を空っぽにしてどうぞです! ※ムーンライトノベルズさんでも公開しております。

朝起きたらガチムチの大工のオッサンにま○こがついてた……絶望しかねーよ!

丸井まー(旧:まー)
BL
朝起きたら大工をやっている厳ついガチムチのオッサンにま○こがついていた。そのことを相談した飲み友達の中年のお医者さんとあはんうふんしちゃうお話。 痩せて陰気な雰囲気な見た目の医者(46)×最近腹が出てきたガチムチな雇われ大工(43) ※ムーンライトノベルズさんでも公開しております。頭を空っぽにしてお楽しみください。 ふたなり♂受けです!苦手な方はご注意ください。

男ふたなりの男子小学生の○○を見た結果……

湊戸アサギリ
BL
※生理の描写があります。同級生男子に自分の生理を見せる男ふたなり小学生です。 ※血描写がありますので注意してください、R18グロです 追記2023.6.17 表紙をAIイラストに変更しました

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。