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1:罪を犯す
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エーベルハルトが書類の山を抱えて廊下を走っていると、直属の上官であるヘルマンに声をかけられた。
「エーベルハルト。それを提出したら、すぐに会議室に来い。第四地区で殺しが起きた」
「げっ。了解であります!」
「急げよ」
「はいっ!」
エーベルハルトは、バタバタと走って、持っていた書類を各所に提出すると、急いで会議室へと向かった。
エーベルハルトは、軍人として働いている。隣国とは常に緊張状態にあるが、まだ戦争が始まる気配は無い。平和といえば平和である。戦時下でない軍人の仕事は、訓練と治安維持がメインとなる。殺人事件や違法薬物摘発から、迷子探しまで、その職務は幅広い。
エーベルハルトは、18歳で軍に入隊して、もう10年になる。少ないながら部下を持つ立場にいる。淡い金髪は、前髪だけ少し伸ばして、整髪剤でいつも後ろに流している。深い青色の瞳が理知的だと言われたことがあるが、顔立ちそのものは、とても平凡である。いつも銀縁の眼鏡をかけているので、特徴が眼鏡くらいしかない。
エーベルハルトが会議室に入ると、所属している隊の半数が揃っていた。残りの半数は、別の仕事をしている。どうやら、エーベルハルトが最後だったらしく、エーベルハルトが席につくと、すぐに会議が始まった。
エーベルハルトは、事件概要を手帳にメモしながら、よく通る声で説明をしているヘルマンをじっと見つめた。
ヘルマンは、エーベルハルトよりも8歳年上で、バツイチである。結婚後も仕事を優先していたら、嫁に不倫されて、結婚して僅か2年で離婚したらしい。ヘルマンは、濃い茶褐色の髪を短く刈り上げており、顔立ちは精悍に整っている。伸ばして整えている顎髭がよく似合っている男前だ。穏やかな色合いの薄茶色の瞳は、訓練時には鋭く光る。
捜査会議が終わり、バタバタと皆が会議室から出ていった。エーベルハルトも、部下達と一緒に足早に会議室を出て、廊下で軽い打ち合わせをした後、早速、聞き込み調査をする為に、軍の建物を出た。
ーーーーーー
エーベルハルトは、疲れた身体で、軍の独身寮にある自室に帰り着いた。殺人事件は、なんとか無事に犯人を確保し、しっかり証拠も集めて、後は司法に委ねた。二週間程、聞き込み調査や張り込みで走り回っていたので、それなりに疲れているが、気分はスッキリしている。
エーベルハルトは、部屋に備え付けの狭いシャワー室でシャワーを浴びると、私服に着替え、財布だけを上着の内ポケットに突っ込んで、自室を出た。
その日の夜更け。
自室で寝ていたエーベルハルトは、パチッと目覚めた。ベッドのヘッドボードに置いている時計で時間を確認してから、静かに起き上がる。
ベッドの下に置いている箱から、必要なものを取り出して、紙袋に入れると、エーベルハルトは、静かに自室から出て、独身寮の最上階へと向かった。
最上階の角部屋の前で、エーベルハルトは静かに深呼吸をした。これから、エーベルハルトは罪を犯す。
エーベルハルトは、部屋のドアに耳を当て、物音がしないことを確認すると、ズボンのポケットから針金を取り出し、部屋のドアの鍵を開けた。もう何度もやっているから、すっかり慣れたものだ。
静かにドアを開き、部屋の中へと入る。足音を消して、目当ての部屋へと向かい、部屋のドアに耳を当てて、中の物音を確認する。微かな鼾しか聞こえない。エーベルハルトは、ごくっと生唾を飲み込んで、そぅーっとドアを開けた。
部屋の中には、大きなベッドと衣装箪笥、書物机しかない。ベッドの中では、部屋の住人が鼾をかいて眠っている。
エーベルハルトは、静かにベッドの枕元に移動した。ベッドを見下ろせば、穏やかな顔で眠っているヘルマンがいる。エーベルハルトは、罪悪感で胃がしくしくするのを感じながら、紙袋から薬品の入った瓶とハンカチを取り出した。ハンカチに薬品を染み込ませ、眠るヘルマンの口元を覆い、薬品を嗅がせる。薬品は、強めの睡眠薬だ。これを嗅いだら、確実に数時間は目が覚めない。
ヘルマンの眠りが深くなったのか、鼾もかかなくなった。薬品を吸わせ過ぎていないか、ヘルマンの口元に手を当てて、ヘルマンの呼吸を確認する。
エーベルハルトは、薬品の瓶とハンカチを紙袋に入れると、掛け布団を静かにどかし、床に落とした。ぐっすり眠るヘルマンは、下着一枚の姿だった。開けっ放しのカーテンから部屋に差し込む月明かりで、ヘルマンの鍛えられた肉体がよく見える。
エーベルハルトは、興奮と、いっそ吐きそうな程の罪悪感で、震える息を吐いた。これから、寝ているヘルマンを犯す。
エーベルハルトは、その場で服を脱いで全裸になると、紙袋の中から、ローションのボトルを取り出した。
ベッドに上がり、ヘルマンの身体に跨る。エーベルハルトは、ヘルマンの身体に覆い被さって、少しだけ髭が伸びているヘルマンの頬にキスをした。唇にキスをする勇気は無い。
エーベルハルトは、熱いヘルマンの身体に舌を這わせ始めた。首筋の太い血管をなぞるように舌を這わせ、くっきりと浮き出た喉仏を舐め回し、鎖骨へと舌を這わせていく。逞しく盛り上がった胸筋をふにふに揉みながら、存在感が薄い濃い茶褐色の乳首に舌で触れる。ちょこんとした乳首を舌先で転がして、口に咥えて、ちゅくちゅく吸うと、ぴんとヘルマンの乳首が硬くなった。反対側の乳首も舐め回してから、バキバキに割れた腹筋を舌でなぞる。
エーベルハルトは、伏せていた身体を起こして、ヘルマンの下着をずり下ろした。シーツの上に置いていたローションのボトルを手に取り、自分の掌にローションをたっぷりと垂らす。自分のアナルが、期待でひくひくといやらしく収縮しているのが、嫌でも分かる。エーベルハルトのペニスは、勃起して、涎のように先走りを滲ませている。
エーベルハルトは、ローションまみれの指で、自分のアナルの表面を撫で回しながら、もじゃもじゃのヘルマンの陰毛に顔を埋め、鼻で深く息を吸って、ヘルマンの匂いを嗅いだ。ヘルマンのペニスは、ゆるい角度で勃起している。エーベルハルトは、性急に自分のアナルに指を突っ込んで解しながら、ヘルマンのペニスに頬擦りをして、熱い溜め息を吐いた。
ぐちぐちと自分のアナルを弄りながら、ヘルマンのペニスの竿を横からねっとりと舐め上げる。陰嚢とペニスの境からペニスの裏筋をねっとりと舐め上げ、ペニス全体をペロペロと舐め回せば、ヘルマンのペニスはすぐに完全に勃起した。赤黒いペニスは、竿が長くて太い。皮はズル剥けで、カリをチロチロと舐め、大きな亀頭を口に含めば、ふわっとおしっこと先走りの匂いが鼻に抜ける。酷く興奮する匂いだ。
エーベルハルトは、ヘルマンの亀頭を舐め回して、ヘルマンの先走りの味を味わうと、ちゅぽっとヘルマンのペニスから口を離した。
ヘルマンのペニスをもっと口で可愛がって、ヘルマンの熱い精液を飲み干したいが、疼いて仕方がないアナルに、早くヘルマンのペニスが欲しい。
エーベルハルトは、ずるぅっと自分のアナルから指を引き抜くと、ヘルマンのペニスにも追加でローションを塗って、ヘルマンの股間を跨いだ。
ヘルマンのペニスの竿を握って支え、自分のひくつくアナルにヘルマンのペニスの先っぽを押しつける。
興奮し過ぎて頭の中が沸騰しそうだ。エーベルハルトは、ゆっくりと腰を下ろし、アナルでヘルマンのペニスを飲み込んでいき、あぁ……と熱い息を吐いた。
「エーベルハルト。それを提出したら、すぐに会議室に来い。第四地区で殺しが起きた」
「げっ。了解であります!」
「急げよ」
「はいっ!」
エーベルハルトは、バタバタと走って、持っていた書類を各所に提出すると、急いで会議室へと向かった。
エーベルハルトは、軍人として働いている。隣国とは常に緊張状態にあるが、まだ戦争が始まる気配は無い。平和といえば平和である。戦時下でない軍人の仕事は、訓練と治安維持がメインとなる。殺人事件や違法薬物摘発から、迷子探しまで、その職務は幅広い。
エーベルハルトは、18歳で軍に入隊して、もう10年になる。少ないながら部下を持つ立場にいる。淡い金髪は、前髪だけ少し伸ばして、整髪剤でいつも後ろに流している。深い青色の瞳が理知的だと言われたことがあるが、顔立ちそのものは、とても平凡である。いつも銀縁の眼鏡をかけているので、特徴が眼鏡くらいしかない。
エーベルハルトが会議室に入ると、所属している隊の半数が揃っていた。残りの半数は、別の仕事をしている。どうやら、エーベルハルトが最後だったらしく、エーベルハルトが席につくと、すぐに会議が始まった。
エーベルハルトは、事件概要を手帳にメモしながら、よく通る声で説明をしているヘルマンをじっと見つめた。
ヘルマンは、エーベルハルトよりも8歳年上で、バツイチである。結婚後も仕事を優先していたら、嫁に不倫されて、結婚して僅か2年で離婚したらしい。ヘルマンは、濃い茶褐色の髪を短く刈り上げており、顔立ちは精悍に整っている。伸ばして整えている顎髭がよく似合っている男前だ。穏やかな色合いの薄茶色の瞳は、訓練時には鋭く光る。
捜査会議が終わり、バタバタと皆が会議室から出ていった。エーベルハルトも、部下達と一緒に足早に会議室を出て、廊下で軽い打ち合わせをした後、早速、聞き込み調査をする為に、軍の建物を出た。
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エーベルハルトは、疲れた身体で、軍の独身寮にある自室に帰り着いた。殺人事件は、なんとか無事に犯人を確保し、しっかり証拠も集めて、後は司法に委ねた。二週間程、聞き込み調査や張り込みで走り回っていたので、それなりに疲れているが、気分はスッキリしている。
エーベルハルトは、部屋に備え付けの狭いシャワー室でシャワーを浴びると、私服に着替え、財布だけを上着の内ポケットに突っ込んで、自室を出た。
その日の夜更け。
自室で寝ていたエーベルハルトは、パチッと目覚めた。ベッドのヘッドボードに置いている時計で時間を確認してから、静かに起き上がる。
ベッドの下に置いている箱から、必要なものを取り出して、紙袋に入れると、エーベルハルトは、静かに自室から出て、独身寮の最上階へと向かった。
最上階の角部屋の前で、エーベルハルトは静かに深呼吸をした。これから、エーベルハルトは罪を犯す。
エーベルハルトは、部屋のドアに耳を当て、物音がしないことを確認すると、ズボンのポケットから針金を取り出し、部屋のドアの鍵を開けた。もう何度もやっているから、すっかり慣れたものだ。
静かにドアを開き、部屋の中へと入る。足音を消して、目当ての部屋へと向かい、部屋のドアに耳を当てて、中の物音を確認する。微かな鼾しか聞こえない。エーベルハルトは、ごくっと生唾を飲み込んで、そぅーっとドアを開けた。
部屋の中には、大きなベッドと衣装箪笥、書物机しかない。ベッドの中では、部屋の住人が鼾をかいて眠っている。
エーベルハルトは、静かにベッドの枕元に移動した。ベッドを見下ろせば、穏やかな顔で眠っているヘルマンがいる。エーベルハルトは、罪悪感で胃がしくしくするのを感じながら、紙袋から薬品の入った瓶とハンカチを取り出した。ハンカチに薬品を染み込ませ、眠るヘルマンの口元を覆い、薬品を嗅がせる。薬品は、強めの睡眠薬だ。これを嗅いだら、確実に数時間は目が覚めない。
ヘルマンの眠りが深くなったのか、鼾もかかなくなった。薬品を吸わせ過ぎていないか、ヘルマンの口元に手を当てて、ヘルマンの呼吸を確認する。
エーベルハルトは、薬品の瓶とハンカチを紙袋に入れると、掛け布団を静かにどかし、床に落とした。ぐっすり眠るヘルマンは、下着一枚の姿だった。開けっ放しのカーテンから部屋に差し込む月明かりで、ヘルマンの鍛えられた肉体がよく見える。
エーベルハルトは、興奮と、いっそ吐きそうな程の罪悪感で、震える息を吐いた。これから、寝ているヘルマンを犯す。
エーベルハルトは、その場で服を脱いで全裸になると、紙袋の中から、ローションのボトルを取り出した。
ベッドに上がり、ヘルマンの身体に跨る。エーベルハルトは、ヘルマンの身体に覆い被さって、少しだけ髭が伸びているヘルマンの頬にキスをした。唇にキスをする勇気は無い。
エーベルハルトは、熱いヘルマンの身体に舌を這わせ始めた。首筋の太い血管をなぞるように舌を這わせ、くっきりと浮き出た喉仏を舐め回し、鎖骨へと舌を這わせていく。逞しく盛り上がった胸筋をふにふに揉みながら、存在感が薄い濃い茶褐色の乳首に舌で触れる。ちょこんとした乳首を舌先で転がして、口に咥えて、ちゅくちゅく吸うと、ぴんとヘルマンの乳首が硬くなった。反対側の乳首も舐め回してから、バキバキに割れた腹筋を舌でなぞる。
エーベルハルトは、伏せていた身体を起こして、ヘルマンの下着をずり下ろした。シーツの上に置いていたローションのボトルを手に取り、自分の掌にローションをたっぷりと垂らす。自分のアナルが、期待でひくひくといやらしく収縮しているのが、嫌でも分かる。エーベルハルトのペニスは、勃起して、涎のように先走りを滲ませている。
エーベルハルトは、ローションまみれの指で、自分のアナルの表面を撫で回しながら、もじゃもじゃのヘルマンの陰毛に顔を埋め、鼻で深く息を吸って、ヘルマンの匂いを嗅いだ。ヘルマンのペニスは、ゆるい角度で勃起している。エーベルハルトは、性急に自分のアナルに指を突っ込んで解しながら、ヘルマンのペニスに頬擦りをして、熱い溜め息を吐いた。
ぐちぐちと自分のアナルを弄りながら、ヘルマンのペニスの竿を横からねっとりと舐め上げる。陰嚢とペニスの境からペニスの裏筋をねっとりと舐め上げ、ペニス全体をペロペロと舐め回せば、ヘルマンのペニスはすぐに完全に勃起した。赤黒いペニスは、竿が長くて太い。皮はズル剥けで、カリをチロチロと舐め、大きな亀頭を口に含めば、ふわっとおしっこと先走りの匂いが鼻に抜ける。酷く興奮する匂いだ。
エーベルハルトは、ヘルマンの亀頭を舐め回して、ヘルマンの先走りの味を味わうと、ちゅぽっとヘルマンのペニスから口を離した。
ヘルマンのペニスをもっと口で可愛がって、ヘルマンの熱い精液を飲み干したいが、疼いて仕方がないアナルに、早くヘルマンのペニスが欲しい。
エーベルハルトは、ずるぅっと自分のアナルから指を引き抜くと、ヘルマンのペニスにも追加でローションを塗って、ヘルマンの股間を跨いだ。
ヘルマンのペニスの竿を握って支え、自分のひくつくアナルにヘルマンのペニスの先っぽを押しつける。
興奮し過ぎて頭の中が沸騰しそうだ。エーベルハルトは、ゆっくりと腰を下ろし、アナルでヘルマンのペニスを飲み込んでいき、あぁ……と熱い息を吐いた。
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