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64:寂しい・恋しい
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祥平は、自室のベッドに寝転がると、大きな溜め息を吐いた。
ダンテが約20日の任務に出かけて、5日目。ものすごーーく寂しい。2日に一度はミミーナの家にお邪魔して、料理や裁縫を習いつつ、花飾りを作ったりしているし、神殿に行って、ドーラやパラス達と会ったりしているが、どうにも寂しくて堪らない。ダンテとピエリーがいないと、完全に駄目になっちゃっている。来年で35にもなるおっさんが、これでいいのか。駄目駄目だろう。
ダンテとピエリーがいなくて寂しいし、ついでに、尻も寂しい。3日に一回くらいのペースで、アナル拡張をしてもらっていたので、どうにもアナルがうずうずしてしまう。
溜め息を連発しながら、自分の枕を抱きしめていた祥平は、ふと思った。なんとか、一番太いディルドが入るようになったのだが、20日も何もしなかったら、もしかしたら、また入らなくなるかもしれない。
祥平は、ガバッと起き上がった。ダンテが帰ってきたら、いっそのこと、その日の夜にでも、セックス本番をする気満々なのである。ダンテと繋がって、快感を貪り合って、抱き締めあって眠りたい。そのつもりなのに、もし、ダンテのペニスが入らなかったら、ものすごく嫌だ。羞恥心とか、ちんけなおっさんのプライドとか、色々堪えながら、アナル拡張をしてきたのである。それが、また一からやり直しになったら、本気泣きしちゃう自信がある。
これは大変由々しき事態である。一からアナル再開発だけは避けたい。その事態を避けようと思えば、自分でアナルを弄って、ぶっといディルドが入る状態をキープするしかない。
祥平は、ふぅーっと大きく息を吐いて、胡座をかき、腕を組んで、考え始めた。自分でアナルを弄るのが怖いし抵抗があるから、初なチェリーボーイ・ダンテにアナル拡張を丸投げした訳である。自分では、浄化剤すら入れたことが無い。そんな祥平が、果たして自分のアナルを弄ることができるのか。
暫し、うんうん唸りながら、色々考えた祥平は、とある結論に達した。できるか、できないかではない。やるのだ。ダンテとセックスがしたい。その為に、今まで頑張ってきた訳である。こうなったら、とことんやってやるしかない。
祥平は、ベッドから飛び下りて、小走りでダンテの部屋に向かった。
祥平は、全裸の状態で、シーツの上に並べたものを眺めていた。
浄化剤が入った袋、使いかけのローションのボトル、一応全部持ってきた五本ののバイブ&ディルド。
やると決めたからには、やらねばならない。男は度胸だ。腹を括って、自分のアナルを弄る。祥平は、大きく深呼吸をしてから、浄化剤の袋を手に取った。
座薬タイプの浄化剤を恐る恐る自分のアナルの中に押し込んでいく。しっかり中に入れたら、うっかり出しちゃわないように、アナルの表面を指の腹で押さえた。この時点で、ちょっと心が折れそうである。ていうか、いつもは、浄化剤を入れた後は、ダンテにアナルを舐めて解してもらっている。いきなり、指を突っ込んでも大丈夫なのだろうか。必ずしも、アナルを舐める必要は無いらしいが、ダンテはいつも祥平のアナルをしつこいくらいに舐めまくっている。
とりあえず、頭の中で60数えたら、祥平は、自分のアナルから手を離し、ローションのボトルを手に取った。蓋を開けて、ローションを右手の掌にたっぷりと垂らす。ぬるっぬるした感触が、地味に楽しい。おぉ……と謎の感動を覚えながら、祥平は、ローションのボトルの蓋を閉めた。恐る恐る、ローションまみれの指で、自分のアナルの表面に触れる。ダンテに弄られまくっていたからか、なんだか、ほんのりぷっくりしているような気がする。アナルの表面にローションを馴染ませるように、指の腹でくるくるとアナルの表面を撫で回せば、じんわり気持ちがいい。本当に、アナルの才能があり過ぎじゃないだろうか。
祥平は、遠い目をしながら、思い切って、中指をゆっくりアナルの中に押し込んだ。キツい括約筋を通り過ぎれば、熱くて柔らかいぬるついた腸壁に指が包まれる。あー、これは挿れたら間違いなく気持ちいいやつー、と、他人事のように思いながら、前立腺を探していく。前立腺は割とすぐに見つかった。ぷくっと痼みたいになっているところを指の腹で撫でれば、脳みそが痺れるような快感に襲われる。だいぶ慣れてきた快感に、祥平は堪らず喘いだ。
前立腺をすりすりしながら、指を抜き差しして、アナルを拡げることに重点を置いて、指を動かしていく。なんとか、自分の指が二本入ると、祥平は、とりあえず一番細いバイブを手に取った。一番太いディルドを入れようと思えば、ダンテの太い指が四本入らないとキツい。自分の指を四本もアナルに突っ込む自信が無いので、細いバイブから、徐々に慣らしていく。
祥平は、細長いバイブをローション塗れにすると、自分のアナルにバイブの先っぽを押しつけ、ゆーっくりとバイブをアナルの中に押し込み始めた。慣れた快感に、背筋がゾクゾクする。ぶっちゃけ、もっと太いのでみっちり腹の中を満たして欲しいが、いきなり入るとは思えない。物足りないが、まずは細いのから挿れていく。バイブの先っぽが、トンッと腹の奥深くに当たった。途端に、脳天に強烈な快感が突き抜ける。すっかり慣れてしまったからか、もう痛みは感じない。ただ、ひたすら気持ちがいいだけだ。
祥平は、バイブの持ち手にあるスイッチを押した。途端に、バイブがぶるぶる震えて、腸壁も前立腺も結腸も刺激してくる。気持ちがいいが、やっぱりちょっと物足りない。もっと、みっちみちに、腹の中を満たしてくれないと、いまいち満足できない。祥平は、何度か一番細いバイブを抜き差しすると、バイブのスイッチを切って、ずるぅっとバイブを引き抜いた。ぽいっとシーツの上に適当にバイブを放り投げると、二番目に細いバイブを手に取る。これもローション塗れにしてから、ゆーっくりとアナルの中に押し込んでいく。これはこれで気持ちがいいが、まだまだ全然物足りない。
祥平は、二番目に細いバイブを引き抜くと、思い切って、二番目に太いディルドを手に取った。ローション塗れにして、大きく深呼吸をしながら、意識してアナルの力を抜き、太いディルドをアナルの表面に押しつけ、ゆっくりとアナルの中に押し込んでいく。狭い腹の中を押し拡げられる感覚が、最高に気持ちがいい。やっぱり、祥平はアナルの才能があり過ぎる気がする。
太いディルドをゆっくり抜き差しして、トンッ、トンッ、と腹の奥深く、結腸をディルドの先っぽで刺激する。ディルドの先っぽが当たる度に、目の裏がチカチカして、頭の中が真っ白になるような快感に襲われる。これだこれ。これが欲しかった。みっちみちに腹の中を満たし、動かす度に腸壁と擦れる快感も堪らないし、前立腺のあたりをぐりぐりしたり、結腸を優しくトントンするのも、堪らなく気持ちがいい。
祥平は、今にもイキそうなのを堪えながら、ずるぅっとディルドを引き抜いた。一番太いディルドも、なんだか入りそうな気がする。
祥平は、一番太いディルドをローション塗れにすると、すぐに自分の勝手にひくつくアナルに押しつけ、ゆーっくりとアナルの中に押し込み始めた。メリメリと狭いアナルが押し拡げられ、腹の中がさっきよりもみっちり満たされていく。
祥平は、大きく喘ぎながら、ぬこぬこと一番太いディルドをアナルに抜き差しして、トントントントンと、優しく結腸をノックしながら、めちゃくちゃに自分のペニスを擦った。すぐに限界がきて、祥平は、全身を震わせながら、キツくアナルでディルドを締めつけつつ、シーツに向かって精液を吐き出した。
はぁー、はぁー、と荒い息を吐きながら、祥平は、自分が、引き返せない世界にどっぷり入っちゃってることに気づいた。もう、ペニスを弄るだけじゃ、満足できる気がしない。自分がこんなに弱々アナルだったとは、ちょっと知りたくなかった気もする。だが、これで、ダンテが帰ってきたら、ダンテとセックスができる。こうなったら、何がなんでもダンテとセックスしてやる。1人でしても、それなりに気持ちよかったが、ダンテの熱が無いと、やはり寂しい。
祥平は、二回戦目を始めながら、ダンテが恋しくて、ちょっぴり泣いた。
ダンテが約20日の任務に出かけて、5日目。ものすごーーく寂しい。2日に一度はミミーナの家にお邪魔して、料理や裁縫を習いつつ、花飾りを作ったりしているし、神殿に行って、ドーラやパラス達と会ったりしているが、どうにも寂しくて堪らない。ダンテとピエリーがいないと、完全に駄目になっちゃっている。来年で35にもなるおっさんが、これでいいのか。駄目駄目だろう。
ダンテとピエリーがいなくて寂しいし、ついでに、尻も寂しい。3日に一回くらいのペースで、アナル拡張をしてもらっていたので、どうにもアナルがうずうずしてしまう。
溜め息を連発しながら、自分の枕を抱きしめていた祥平は、ふと思った。なんとか、一番太いディルドが入るようになったのだが、20日も何もしなかったら、もしかしたら、また入らなくなるかもしれない。
祥平は、ガバッと起き上がった。ダンテが帰ってきたら、いっそのこと、その日の夜にでも、セックス本番をする気満々なのである。ダンテと繋がって、快感を貪り合って、抱き締めあって眠りたい。そのつもりなのに、もし、ダンテのペニスが入らなかったら、ものすごく嫌だ。羞恥心とか、ちんけなおっさんのプライドとか、色々堪えながら、アナル拡張をしてきたのである。それが、また一からやり直しになったら、本気泣きしちゃう自信がある。
これは大変由々しき事態である。一からアナル再開発だけは避けたい。その事態を避けようと思えば、自分でアナルを弄って、ぶっといディルドが入る状態をキープするしかない。
祥平は、ふぅーっと大きく息を吐いて、胡座をかき、腕を組んで、考え始めた。自分でアナルを弄るのが怖いし抵抗があるから、初なチェリーボーイ・ダンテにアナル拡張を丸投げした訳である。自分では、浄化剤すら入れたことが無い。そんな祥平が、果たして自分のアナルを弄ることができるのか。
暫し、うんうん唸りながら、色々考えた祥平は、とある結論に達した。できるか、できないかではない。やるのだ。ダンテとセックスがしたい。その為に、今まで頑張ってきた訳である。こうなったら、とことんやってやるしかない。
祥平は、ベッドから飛び下りて、小走りでダンテの部屋に向かった。
祥平は、全裸の状態で、シーツの上に並べたものを眺めていた。
浄化剤が入った袋、使いかけのローションのボトル、一応全部持ってきた五本ののバイブ&ディルド。
やると決めたからには、やらねばならない。男は度胸だ。腹を括って、自分のアナルを弄る。祥平は、大きく深呼吸をしてから、浄化剤の袋を手に取った。
座薬タイプの浄化剤を恐る恐る自分のアナルの中に押し込んでいく。しっかり中に入れたら、うっかり出しちゃわないように、アナルの表面を指の腹で押さえた。この時点で、ちょっと心が折れそうである。ていうか、いつもは、浄化剤を入れた後は、ダンテにアナルを舐めて解してもらっている。いきなり、指を突っ込んでも大丈夫なのだろうか。必ずしも、アナルを舐める必要は無いらしいが、ダンテはいつも祥平のアナルをしつこいくらいに舐めまくっている。
とりあえず、頭の中で60数えたら、祥平は、自分のアナルから手を離し、ローションのボトルを手に取った。蓋を開けて、ローションを右手の掌にたっぷりと垂らす。ぬるっぬるした感触が、地味に楽しい。おぉ……と謎の感動を覚えながら、祥平は、ローションのボトルの蓋を閉めた。恐る恐る、ローションまみれの指で、自分のアナルの表面に触れる。ダンテに弄られまくっていたからか、なんだか、ほんのりぷっくりしているような気がする。アナルの表面にローションを馴染ませるように、指の腹でくるくるとアナルの表面を撫で回せば、じんわり気持ちがいい。本当に、アナルの才能があり過ぎじゃないだろうか。
祥平は、遠い目をしながら、思い切って、中指をゆっくりアナルの中に押し込んだ。キツい括約筋を通り過ぎれば、熱くて柔らかいぬるついた腸壁に指が包まれる。あー、これは挿れたら間違いなく気持ちいいやつー、と、他人事のように思いながら、前立腺を探していく。前立腺は割とすぐに見つかった。ぷくっと痼みたいになっているところを指の腹で撫でれば、脳みそが痺れるような快感に襲われる。だいぶ慣れてきた快感に、祥平は堪らず喘いだ。
前立腺をすりすりしながら、指を抜き差しして、アナルを拡げることに重点を置いて、指を動かしていく。なんとか、自分の指が二本入ると、祥平は、とりあえず一番細いバイブを手に取った。一番太いディルドを入れようと思えば、ダンテの太い指が四本入らないとキツい。自分の指を四本もアナルに突っ込む自信が無いので、細いバイブから、徐々に慣らしていく。
祥平は、細長いバイブをローション塗れにすると、自分のアナルにバイブの先っぽを押しつけ、ゆーっくりとバイブをアナルの中に押し込み始めた。慣れた快感に、背筋がゾクゾクする。ぶっちゃけ、もっと太いのでみっちり腹の中を満たして欲しいが、いきなり入るとは思えない。物足りないが、まずは細いのから挿れていく。バイブの先っぽが、トンッと腹の奥深くに当たった。途端に、脳天に強烈な快感が突き抜ける。すっかり慣れてしまったからか、もう痛みは感じない。ただ、ひたすら気持ちがいいだけだ。
祥平は、バイブの持ち手にあるスイッチを押した。途端に、バイブがぶるぶる震えて、腸壁も前立腺も結腸も刺激してくる。気持ちがいいが、やっぱりちょっと物足りない。もっと、みっちみちに、腹の中を満たしてくれないと、いまいち満足できない。祥平は、何度か一番細いバイブを抜き差しすると、バイブのスイッチを切って、ずるぅっとバイブを引き抜いた。ぽいっとシーツの上に適当にバイブを放り投げると、二番目に細いバイブを手に取る。これもローション塗れにしてから、ゆーっくりとアナルの中に押し込んでいく。これはこれで気持ちがいいが、まだまだ全然物足りない。
祥平は、二番目に細いバイブを引き抜くと、思い切って、二番目に太いディルドを手に取った。ローション塗れにして、大きく深呼吸をしながら、意識してアナルの力を抜き、太いディルドをアナルの表面に押しつけ、ゆっくりとアナルの中に押し込んでいく。狭い腹の中を押し拡げられる感覚が、最高に気持ちがいい。やっぱり、祥平はアナルの才能があり過ぎる気がする。
太いディルドをゆっくり抜き差しして、トンッ、トンッ、と腹の奥深く、結腸をディルドの先っぽで刺激する。ディルドの先っぽが当たる度に、目の裏がチカチカして、頭の中が真っ白になるような快感に襲われる。これだこれ。これが欲しかった。みっちみちに腹の中を満たし、動かす度に腸壁と擦れる快感も堪らないし、前立腺のあたりをぐりぐりしたり、結腸を優しくトントンするのも、堪らなく気持ちがいい。
祥平は、今にもイキそうなのを堪えながら、ずるぅっとディルドを引き抜いた。一番太いディルドも、なんだか入りそうな気がする。
祥平は、一番太いディルドをローション塗れにすると、すぐに自分の勝手にひくつくアナルに押しつけ、ゆーっくりとアナルの中に押し込み始めた。メリメリと狭いアナルが押し拡げられ、腹の中がさっきよりもみっちり満たされていく。
祥平は、大きく喘ぎながら、ぬこぬこと一番太いディルドをアナルに抜き差しして、トントントントンと、優しく結腸をノックしながら、めちゃくちゃに自分のペニスを擦った。すぐに限界がきて、祥平は、全身を震わせながら、キツくアナルでディルドを締めつけつつ、シーツに向かって精液を吐き出した。
はぁー、はぁー、と荒い息を吐きながら、祥平は、自分が、引き返せない世界にどっぷり入っちゃってることに気づいた。もう、ペニスを弄るだけじゃ、満足できる気がしない。自分がこんなに弱々アナルだったとは、ちょっと知りたくなかった気もする。だが、これで、ダンテが帰ってきたら、ダンテとセックスができる。こうなったら、何がなんでもダンテとセックスしてやる。1人でしても、それなりに気持ちよかったが、ダンテの熱が無いと、やはり寂しい。
祥平は、二回戦目を始めながら、ダンテが恋しくて、ちょっぴり泣いた。
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