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52:隣のえっちなお姉さん本格版

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 祥平は、風呂場で念入りに身体を洗っていた。ダンテにプロポーズして、OKをもらえた。ならば、まずはイチャイチャするより他ない。

 パラスから、アナル拡張用の大人の玩具的なやつは貰っているが、実はまだ使っていない。浄化剤という便利アイテムがあるとはいえ、自分のアナルを弄る勇気まではでなかった。アナル開発は、ダンテに丸投げするつもりである。ダンテのペニスの大きさを考えれば、アナルの拡張には時間がかかるだろう。今夜は、とりあえずオーラルセックスに挑戦してみたい。一緒にエロいことをしているが、一緒にオナニーをしているだけで、セックスっぽい本格的な触れ合いはまだしていない。ダンテからプロポーズのOKをもらえた今なら、ダンテのペニスも舐められる気がする。なんかテンション上がり過ぎて。隣のえっちなお姉さん本格版をする日が、ついにやって来た感がある。

 祥平は、お湯に浸かるのもそこそこに、風呂場から出て、脱衣場で身体を拭いた。下着は穿かない。寝間着だけを着て、ダンテがいるであろう居間へと向かった。

 居間に行けば、ダンテがピエリーの腹に顔を埋めて、小声で何か話していた。ぴるるるっとピエリーの鳴き声が聞こえてくるので、多分、ピエリーと話しているのだろう。
 祥平は、そーっと静かにダンテに近づき、椅子に座るダンテに、後ろから、がばっと抱きついた。


「うわぁ!?」

「へっへっへ。ダンテさーん。部屋に行きません? イチャイチャしましょう。イチャイチャ」

「えっ!? ちょっ、私達、その、結婚するって決めたばっかりだよね!?」

「だから、イチャイチャするんじゃないですか」

「そ、そういうもの……?」

「はいです。ピエリーちゃん。ごめんなんだけど、イチャイチャが終わるまで、適当な場所で待っててくれない? 若干気まずいから」

「ぴるるるるっ!」

「え、あ、ピエリー! ちょっ、置いていかないで!」

「はっはっはー。ダンテさーん。イチャイチャしよ?」

「うぐっ……け、結婚前に、その、するのは、ちょっとどうかと……」

「本番はしませんよ。ていうか、俺の尻を拡張しないとダンテさんのナニは入らないですし」

「か、かくちょう」

「今日は一緒に触りっこして、舐め合いっこするだけ」

「……そ、それなら……」

「よっしゃ! 言質とったどー!」


 祥平はテンションが上がって、ダンテの熱くなっているうなじに、ちゅくっと軽く吸いついた。ダンテの肩が、驚いたようにビクッてなった。
 抱きついていた身体を離し、ダンテの横に立って、面白いくらい顔が真っ赤になっているダンテの手を握る。軽く手を引っ張れば、ダンテが椅子から立ち上がった。

 ダンテと手を繋いで、軽やかな足取りで階段を上る。ダンテの部屋に入ると、祥平は、ダンテと並んでベッドに腰掛け、少し考えた。がばっと寝巻きを脱いじゃうのもアリだが、太腿ちらりんで誘うのもアリだ。男の浪漫的には、太腿ちらりんの方が楽しい気がする。

 祥平は、太腿ちらりんでダンテを誘うと決めると、ガチガチに緊張している様子のダンテの膝を跨いで、ダンテに正面から抱きついた。おずおずといった様子で、ダンテの手が祥平の背中に触れた。
 祥平は、じわじわ楽しくなってきて、にまーっと笑うと、ダンテの頬を両手で包んで、触れるだけのキスをした。ダンテの鼻に鼻をすりっと擦りつけながら、ダンテの瞳を見つめて、囁いた。


「いやらしいちゅー、しちゃいましょうか」


 ダンテの瞳が挙動不審に揺れ、ゴクッと唾を飲み込む音が微かに聞こえた。初なチェリーボーイ可愛い。本当に、エロ漫画の隣のえっちなお姉さんしてる気分になってきた。

 祥平は、くちゅっと小さな音を立てて、ダンテの柔らかい下唇を優しく吸った。何度も優しくダンテの唇を吸いながら、じーっと間近にあるダンテの萌黄色の瞳を見つめていると、挙動不審に目が泳いでいたダンテと目が合った。ダンテの瞳が熱を孕み始めている。祥平は、どんどん楽しくなってきて、目を細めて、唇を触れ合わせたまま、囁いた。


「舌、出して」


 触れているダンテの唇が微かに開き、はぁっと熱い息が唇にかかる。おずおずとちょっぴり出た舌を舐めれば、ダンテの目が驚いたように見開かれた。ダンテが口を閉じる前に、すかさずダンテの舌を追うように、ダンテの口内に舌を潜り込ませる。
 歯並びがいい歯列をなぞり、歯の裏側をつーっとなぞって、上顎をねっとりと舐め回し、奥の方に引っ込んでいる舌に、自分の舌を絡める。ぬるぬると熱い舌を絡め合うだけで、じわじわ気持ちがいい。祥平の尻に硬いものが当たっている。どうやら、キスだけで勃起したようだ。初なチェリーボーイ可愛い。

 濡れた音をさせながら、ダンテの口内を舐め回して、舌を絡めていると、ダンテがトントンッと祥平の肩を叩いた。ダンテの口から舌を引き抜けば、ぶはぁっとダンテが大きく息を吐き、はぁー、はぁー、と荒い息を吐いた。どうやら、息を止めていたようである。
 祥平は、真っ赤な顔で荒い息を吐くダンテの高い形のいい鼻にキスをした。


「ちゅーする時は、鼻で息してください」

「……あの、でも、鼻息が……」

「お互い様ですよー。ということで、ちゅー」

「んっ」


 祥平は、満足するまで、ダンテの口内を舐めまくり、ダンテの唾液を味わうように舌を絡めた。

 お互いに荒い息を吐きながら、祥平は、顔を少し離して、ちょっと捲れている自分の寝間着の裾を、ペニスが見えるか見えないかのギリギリのところまで捲り上げた。ダンテの腕を掴んで、背中に触れているダンテの手を自分の太腿に触れさせる。ダンテのゴツくて硬い温かな手は、今は手汗でしっとりしていた。初なチェリーボーイ本当に可愛い。

 太腿に触れているダンテの手が、ゆっくりと祥平の太腿を撫で回し始めた。尻に当たっているダンテのもっこりちゃんは、さっきよりも硬く大きくなっている。

 祥平は、にまーっと笑うと、ダンテの肩を両手で掴んで、ダンテの身体を押した。ダンテが、素直に背中からシーツの上に倒れた。
 祥平は、ダンテの寝間着の首元を軽く摘んで、にんまりと笑った。


「邪魔だから、脱ぎましょうね?」

「あ、う、うん」


 明かりを消していないので、ダンテの真っ赤に染まった顔が丸見えである。ちょっと目が潤んでいるのが、大変可愛らしい。『可愛い』の擬人化かよ、と思いながら、祥平は、ダンテの身体の上で、膝立ちになった。

 ダンテが、寝転がったまま、器用に寝間着をのろのろと脱いだ。引き締まった筋肉質な身体が露わになる。祥平は、ダンテに覆いかぶさって、ダンテの熱い頬にキスをすると、ダンテの耳に、べろーっと舌を這わせた。


「うひぃ!?」

「耳、気持ちいい?」

「わ、わ、そ、そこで喋らないでっ……」


 ダンテの耳朶をねっとりと舐め、耳の穴に舌先を突っ込んで、わざとくちゅくちゅと音が鳴るように舌を動かす。ダンテの身体がビクッと震え、ダンテが震える息を吐いた。
 ダンテの耳の裏から、ねろーっと首筋の方へと舌を這わせていく。首の太い血管を舌でなぞり、くっきり浮き出た喉仏を舐め回して、軽く歯を立てる。
 つつーっと、鎖骨の中心へと舌を這わせて、鎖骨を舌でなぞり、やんわりと甘噛みすると、ダンテが、はぁっと大きく息を吐いた。

 太腿に触れているダンテの手が、さわさわと太腿を撫で回してくる。祥平は、くふっと笑って、伏せていた身体を起こした。


「ダンテさん、見てて」


 ダンテが、祥平を見上げた。自然と落ちていた寝間着の裾を、ゆーっくりとダンテに見せつけるように捲り上げていく。祥平のペニスも、楽し過ぎて、じわじわ興奮して、もう勃起している。ダンテの視線を感じながら、ゆっくりと寝間着を脱いでいく。
 ダンテが、ゴクッと唾を飲み込む音が、微かに聞こえた。祥平は、寝間着を完全に脱ぐと、寝間着を適当に床に放り投げ、ダンテの逞しく盛り上がった胸筋を両手で撫で回し始めた。再び、身体を伏せて、胸筋の下の方にあるちょこんとした小さめの淡い茶褐色の乳首に舌を這わせる。ダンテの顔を目だけで見上げながら、チロチロと尖らせた舌先で乳頭を擽ると、ダンテの身体がピクッと微かに震え、耳をすませないと聞こえない程小さく、吐息混じりに喘いだ。ダンテの顔は、面白いくらい真っ赤なままだ。耳や首筋まで赤く染まっている。
 祥平は、舌なめずりをして、ダンテの小さな乳首を咥えて、舌で乳首を扱くように、緩急をつけて、ちゅっちゅくちゅくちゅく吸い始めた。

 両方の乳首を気が済むまで舐めると、祥平は、ダンテの乳首を両手の指で優しく摘んで、くりくり弄りながら、キレイに割れている腹筋を舐め回し、臍の穴に舌先を突っ込んで擽った。

 床に下りて、膝立ちになり、ダンテの陰毛が無いつるりとした下腹部を舐め回し、時折、少し強めに吸いつく。ちゅくっ、ちゅくっと小さな痕を残しながら、ダンテの瑞々しい肌の感触を舌で味わう。

 ダンテの長くて太いペニスに頬擦りすれば、ダンテが慌てたように身体を起こした。


「ショーヘイッ!?」

「気持ちいいこと、してあげます」


 祥平は、あわあわしているダンテを目だけで見上げながら、ダンテに見せつけるように舌を伸ばし、ダンテのペニスの根元近くから、ねろーっとダンテのペニスの裏筋を舐め上げた。

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