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47:遊ぶぞー!
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ダンテの休み4日目の朝。今日は、祥平もミミーナも休みの日である。
祥平は、いつもより少し早くピエリーに起こしてもらうと、ピエリーと戯れてから、寝ているダンテの肩を掴んで、ゆさゆさと優しく揺さぶった。
「ダンテさーん。朝ですよー。ピクニックです。ピクニーック!」
「んぁー……おはよう。ショーヘイ。ピエリー」
「おはようございます。シャワーをお先にどうぞ」
「うん。弁当を作らなきゃね。釣り針と釣り糸を忘れないようにしないと」
「はい。ピエリーちゃんも、今日はいっぱい遊ぼうねー!」
「ぴるるるるっ!」
ピエリーがご機嫌な声で鳴き、祥平の肩に乗って、すりすりと頬に顔を擦りつけてきた。朝から可愛いピエリーに癒やされつつ、ショーヘイは、ピエリーを撫でながら、ベッドから下りた。
今日は、ダンテと一緒にピエリーに乗って、以前、行ったことがある森へピクニックに行く。今回は、魚釣りもする予定だ。また、あの美味しいニーバランカが食べられるかと思うと、楽しみでワクワクしてくる。
祥平は、パタパタと庭へ向かい、手早くアルモンを多めに収穫して、家の裏の水道で洗った。
台所で、朝食の下拵えをしていると、飛行服を着たダンテがやって来たので、交代して、シャワーを浴びに行く。ざっとシャワーを浴びて汗を流すと、身体を拭いて、飛行服を着た。少し伸びた髪は、ダンテに乾かしてもらう。
パタパタと台所へ行けば、ダンテが手際よく朝食を作っていた。ダンテが、おねだりをするより先に、祥平の濡れた髪を乾かしてくれた。ダンテにお礼を言ってから、一緒に弁当を作り始める。魚を釣る予定なので、今回は、弁当は少なめに作る。薄いパンを焼き、ダンテのお土産の美味しいジャムを塗って、くるくると巻く。別の薄いパンには、ハルハルと甘辛い感じに焼いたホロホロ鳥を一緒に巻いた。水筒に、温かいラーリオ茶を淹れて、カップとアルモンと一緒にバスケットに入れたら、弁当の準備完了である。
2人と一匹で、いつも通り朝食を食べると、一緒に後片付けをして、布団と洗濯物を干した。
朝の家事が終わったら、早速、出発である。祥平は、ダンテに抱っこされて、大きくなったピエリーに着けた鞍に乗った。落下防止用のベルトを着けてもらうと、いざ出発進行である。
ふわっと上空に高く飛び上がったピエリーが、どんどん前に進んでいく。空の上から見える景色が、新鮮で、とても美しい。あっという間に、森の中の泉に到着した。もうちょっと乗っていたい気もしたが、帰りにも乗せてもらうので、帰りの楽しみにしておく。
バスケット等を泉の近くの木の下に置いて、ダンテと一緒に森の中に入ると、ダンテが、ふわっと浮き上がって、大きな木の上の方にある長めの枝をナタみたいな大きなナイフで切り落とした。地上に下りてきたダンテから、木の枝を受け取ると、ダンテがもう一度、ふわっと浮き上がって、別の枝を切り落とした。
木の枝についている小さな枝や葉っぱを、ダンテがナイフで器用に切り落とし、やや太めの枝も、手頃な太さに手早く削った。釣り糸と釣り針をつければ、あっという間に釣り竿が完成した。
ダンテと一緒に泉の所に戻ると、ダンテが、泉の側の大きめの石をひっくり返した。石の下には、うにょうにょ動く細長い虫がわんさかいた。ちょっと鳥肌が立つくらい、わんさかいる。
ダンテが、釣り針にうにょうにょ動く虫をつけて、おっとりと笑って、祥平に釣り竿を手渡した。
「じゃあ、釣りをしようか」
「はい。ダンテさん、めちゃくちゃ器用ですねー」
「そうかな? 竜騎士なら、誰でもできるよ」
「竜騎士すげー。魔獣を狩ったりもできるんですか?」
「うん。剣や槍も使えるけど、私は弓を使うことの方が多いなぁ。弓が一番好きだし、得意なんだよね。狩った魔獣を捌いたりもできるよ」
「ほぁー。すげー」
「さっ。ショーヘイ。いっぱい釣ろうね」
「はい! 多めに釣れたら、明日の昼飯に、ミミーナさんにもニーバランカを食べてもらいましょう。明日の昼くらいまでなら、保ちますよね?」
「帰ってすぐに魔導冷蔵庫に入れたら、多分大丈夫。一応、保冷用の氷も持ってきてるし」
「ドーラちゃんは、明日は勉強の日なので、ミミーナさんに美味しく食べてもらいましょう。ドーラちゃんには、また今度で」
「うん。じゃあ、競争する? どっちがいっぱい釣れるか。勝った方は、お菓子を奢ってもらえるってことで」
「いいですね! 楽しそう! 美味しいお菓子を奢ってもらいますとも」
「ははっ! じゃあ、お昼ご飯の時間まで、勝負ね」
「はい!」
祥平は、ワクワクしながら、ダンテに習って、釣り糸を泉の中に向かって放った。ぽちゃんと餌付きの釣り針が泉の中に落ちると、魚が食いつくまで、じっと大人しく待つ。
「あ、かかった」
「うっそ! 早くないですか!?」
「んーー。よいしょっ。あ、これはアンダランだ。これも美味しいよー」
「おぉ。珍しく、顔がなんか可愛い。ちょっと栗鼠っぽい。愛嬌がある顔してますねー」
「これは、ミーミルの実を振って焼いた方が美味しいやつだね。とりあえず、持ってきた箱に入れとくよ」
「はい。こっちもかかれー。食いつけー。できれば、デカいやつー」
「ははっ! 頑張れー」
ダンテが、持参してきたやや大きめの箱に泉の水を入れて、アンダランを入れた。うにょうにょ動く虫を釣り針につけたダンテが、慣れた様子で泉に向かって釣り竿を振り、餌付きの釣り針を泉の中に落とした。
祥平は、釣り竿が引っ張られる感覚に、慌ててダンテに声をかけた。
「ダンテさん! なんか引っ張ってる! なんか引っ張ってる! どうすんの!? これ!?」
「はいはい。落ち着いてー。手伝うから、釣り竿を引きながら上げてごらん」
「うぉぉ……なんか、地味に重い?」
「大物がかかってるみたいだね。よっと」
「わぁ!? お、おぉ!? デカッ!! めちゃくちゃデカいニーバランカきたーー!!」
「わぁ! これは絶対に美味しいやつだね」
「よっしゃあ!」
祥平は、嬉しくて、ダンテと笑顔でハイタッチした。一匹目が漸く釣れた。ちなみに、ダンテは既に三匹釣っている。
祥平が釣り上げたタイミングで、ちょうど昼時になっていた。釣り勝負は、ダンテの勝ちである。ちょっと悔しいが、楽しかったのでよしとする。
ダンテが、釣り上げたアンダランとニーバランカの鱗を手早くナイフで取り、腹を開いて、腸を取り出した。ずっと近くでゴロゴロしていたピエリーが、よさ気な枝を拾ってきてくれたので、それをダンテが手早く串に加工してくれた。魚に串を刺したら、火を起こして、早速魚を焼き始める。
ミーミルの実を振って焼いたアンダランは、鮎みたいな味がした。しっとりほこほこの身は、上品な感じで、素直に美味い。2人と一匹で分けっこして食べた大きなニーバランカも、以前食べたものよりも美味しかった。軽めに作った弁当も美味しかったし、ピクニックって、本当に美味しくて楽しい。
午後からは、暑くなってきたので、ダンテと一緒に、全裸で泉の中を泳ぎ始めた。祥平が、身体の力を抜いて、ひんやりとした泉にぷかぷか浮かんでいると、近くにやって来たダンテが、楽しそうにおっとり笑った。
「水が冷たくて気持ちいいね」
「はい。このまま寝れそー」
「流石に寝るのはちょっと。あ、ピエリー」
「ぴるるるるっ!」
「あはは! ピエリーちゃんも一緒に泳ぐ?」
「ぴるるっ!」
「よっしゃ。じゃあ、泳ぎますかー。ニーバランカ捕まえましょうよ。お土産用に」
「いいよ。晩ご飯は家で食べようか。早めに魔導冷蔵庫に入れた方がいいだろうから」
「はーい。夕方までが勝負ですね」
「ははっ。明日のお昼ご飯は、庭でニーバランカを焼こうか」
「何それ最高! 最低でも、1人一匹は捕らないと!」
「うん。じゃあ、泳ごう。ピエリーも協力よろしく」
「ぴるるっ!」
祥平は、早速泉の中に潜った。水中はとても澄んでいて、目を開けても、痛くない。悠々と泳ぐ魚の影が、あちらこちらに見える。祥平は、ダンテとピエリーと一緒に、夕方になるまで、泳ぎながら魚捕りをして、楽しく遊んだ。
翌日。出勤してきたミミーナに、頑張って捕まえたニーバランカを見せると、とても驚いていた。ダンテが庭で火を起こして、ニーバランカを焼いた。ニーバランカを食べたミミーナが、とても美味しいと大喜びしてくれたので、頑張った甲斐がある。
祥平も美味しいニーバランカを頬張りながら、嬉しそうにおっとり笑っているダンテと、片手をパチンと打ち合わせた。
祥平は、いつもより少し早くピエリーに起こしてもらうと、ピエリーと戯れてから、寝ているダンテの肩を掴んで、ゆさゆさと優しく揺さぶった。
「ダンテさーん。朝ですよー。ピクニックです。ピクニーック!」
「んぁー……おはよう。ショーヘイ。ピエリー」
「おはようございます。シャワーをお先にどうぞ」
「うん。弁当を作らなきゃね。釣り針と釣り糸を忘れないようにしないと」
「はい。ピエリーちゃんも、今日はいっぱい遊ぼうねー!」
「ぴるるるるっ!」
ピエリーがご機嫌な声で鳴き、祥平の肩に乗って、すりすりと頬に顔を擦りつけてきた。朝から可愛いピエリーに癒やされつつ、ショーヘイは、ピエリーを撫でながら、ベッドから下りた。
今日は、ダンテと一緒にピエリーに乗って、以前、行ったことがある森へピクニックに行く。今回は、魚釣りもする予定だ。また、あの美味しいニーバランカが食べられるかと思うと、楽しみでワクワクしてくる。
祥平は、パタパタと庭へ向かい、手早くアルモンを多めに収穫して、家の裏の水道で洗った。
台所で、朝食の下拵えをしていると、飛行服を着たダンテがやって来たので、交代して、シャワーを浴びに行く。ざっとシャワーを浴びて汗を流すと、身体を拭いて、飛行服を着た。少し伸びた髪は、ダンテに乾かしてもらう。
パタパタと台所へ行けば、ダンテが手際よく朝食を作っていた。ダンテが、おねだりをするより先に、祥平の濡れた髪を乾かしてくれた。ダンテにお礼を言ってから、一緒に弁当を作り始める。魚を釣る予定なので、今回は、弁当は少なめに作る。薄いパンを焼き、ダンテのお土産の美味しいジャムを塗って、くるくると巻く。別の薄いパンには、ハルハルと甘辛い感じに焼いたホロホロ鳥を一緒に巻いた。水筒に、温かいラーリオ茶を淹れて、カップとアルモンと一緒にバスケットに入れたら、弁当の準備完了である。
2人と一匹で、いつも通り朝食を食べると、一緒に後片付けをして、布団と洗濯物を干した。
朝の家事が終わったら、早速、出発である。祥平は、ダンテに抱っこされて、大きくなったピエリーに着けた鞍に乗った。落下防止用のベルトを着けてもらうと、いざ出発進行である。
ふわっと上空に高く飛び上がったピエリーが、どんどん前に進んでいく。空の上から見える景色が、新鮮で、とても美しい。あっという間に、森の中の泉に到着した。もうちょっと乗っていたい気もしたが、帰りにも乗せてもらうので、帰りの楽しみにしておく。
バスケット等を泉の近くの木の下に置いて、ダンテと一緒に森の中に入ると、ダンテが、ふわっと浮き上がって、大きな木の上の方にある長めの枝をナタみたいな大きなナイフで切り落とした。地上に下りてきたダンテから、木の枝を受け取ると、ダンテがもう一度、ふわっと浮き上がって、別の枝を切り落とした。
木の枝についている小さな枝や葉っぱを、ダンテがナイフで器用に切り落とし、やや太めの枝も、手頃な太さに手早く削った。釣り糸と釣り針をつければ、あっという間に釣り竿が完成した。
ダンテと一緒に泉の所に戻ると、ダンテが、泉の側の大きめの石をひっくり返した。石の下には、うにょうにょ動く細長い虫がわんさかいた。ちょっと鳥肌が立つくらい、わんさかいる。
ダンテが、釣り針にうにょうにょ動く虫をつけて、おっとりと笑って、祥平に釣り竿を手渡した。
「じゃあ、釣りをしようか」
「はい。ダンテさん、めちゃくちゃ器用ですねー」
「そうかな? 竜騎士なら、誰でもできるよ」
「竜騎士すげー。魔獣を狩ったりもできるんですか?」
「うん。剣や槍も使えるけど、私は弓を使うことの方が多いなぁ。弓が一番好きだし、得意なんだよね。狩った魔獣を捌いたりもできるよ」
「ほぁー。すげー」
「さっ。ショーヘイ。いっぱい釣ろうね」
「はい! 多めに釣れたら、明日の昼飯に、ミミーナさんにもニーバランカを食べてもらいましょう。明日の昼くらいまでなら、保ちますよね?」
「帰ってすぐに魔導冷蔵庫に入れたら、多分大丈夫。一応、保冷用の氷も持ってきてるし」
「ドーラちゃんは、明日は勉強の日なので、ミミーナさんに美味しく食べてもらいましょう。ドーラちゃんには、また今度で」
「うん。じゃあ、競争する? どっちがいっぱい釣れるか。勝った方は、お菓子を奢ってもらえるってことで」
「いいですね! 楽しそう! 美味しいお菓子を奢ってもらいますとも」
「ははっ! じゃあ、お昼ご飯の時間まで、勝負ね」
「はい!」
祥平は、ワクワクしながら、ダンテに習って、釣り糸を泉の中に向かって放った。ぽちゃんと餌付きの釣り針が泉の中に落ちると、魚が食いつくまで、じっと大人しく待つ。
「あ、かかった」
「うっそ! 早くないですか!?」
「んーー。よいしょっ。あ、これはアンダランだ。これも美味しいよー」
「おぉ。珍しく、顔がなんか可愛い。ちょっと栗鼠っぽい。愛嬌がある顔してますねー」
「これは、ミーミルの実を振って焼いた方が美味しいやつだね。とりあえず、持ってきた箱に入れとくよ」
「はい。こっちもかかれー。食いつけー。できれば、デカいやつー」
「ははっ! 頑張れー」
ダンテが、持参してきたやや大きめの箱に泉の水を入れて、アンダランを入れた。うにょうにょ動く虫を釣り針につけたダンテが、慣れた様子で泉に向かって釣り竿を振り、餌付きの釣り針を泉の中に落とした。
祥平は、釣り竿が引っ張られる感覚に、慌ててダンテに声をかけた。
「ダンテさん! なんか引っ張ってる! なんか引っ張ってる! どうすんの!? これ!?」
「はいはい。落ち着いてー。手伝うから、釣り竿を引きながら上げてごらん」
「うぉぉ……なんか、地味に重い?」
「大物がかかってるみたいだね。よっと」
「わぁ!? お、おぉ!? デカッ!! めちゃくちゃデカいニーバランカきたーー!!」
「わぁ! これは絶対に美味しいやつだね」
「よっしゃあ!」
祥平は、嬉しくて、ダンテと笑顔でハイタッチした。一匹目が漸く釣れた。ちなみに、ダンテは既に三匹釣っている。
祥平が釣り上げたタイミングで、ちょうど昼時になっていた。釣り勝負は、ダンテの勝ちである。ちょっと悔しいが、楽しかったのでよしとする。
ダンテが、釣り上げたアンダランとニーバランカの鱗を手早くナイフで取り、腹を開いて、腸を取り出した。ずっと近くでゴロゴロしていたピエリーが、よさ気な枝を拾ってきてくれたので、それをダンテが手早く串に加工してくれた。魚に串を刺したら、火を起こして、早速魚を焼き始める。
ミーミルの実を振って焼いたアンダランは、鮎みたいな味がした。しっとりほこほこの身は、上品な感じで、素直に美味い。2人と一匹で分けっこして食べた大きなニーバランカも、以前食べたものよりも美味しかった。軽めに作った弁当も美味しかったし、ピクニックって、本当に美味しくて楽しい。
午後からは、暑くなってきたので、ダンテと一緒に、全裸で泉の中を泳ぎ始めた。祥平が、身体の力を抜いて、ひんやりとした泉にぷかぷか浮かんでいると、近くにやって来たダンテが、楽しそうにおっとり笑った。
「水が冷たくて気持ちいいね」
「はい。このまま寝れそー」
「流石に寝るのはちょっと。あ、ピエリー」
「ぴるるるるっ!」
「あはは! ピエリーちゃんも一緒に泳ぐ?」
「ぴるるっ!」
「よっしゃ。じゃあ、泳ぎますかー。ニーバランカ捕まえましょうよ。お土産用に」
「いいよ。晩ご飯は家で食べようか。早めに魔導冷蔵庫に入れた方がいいだろうから」
「はーい。夕方までが勝負ですね」
「ははっ。明日のお昼ご飯は、庭でニーバランカを焼こうか」
「何それ最高! 最低でも、1人一匹は捕らないと!」
「うん。じゃあ、泳ごう。ピエリーも協力よろしく」
「ぴるるっ!」
祥平は、早速泉の中に潜った。水中はとても澄んでいて、目を開けても、痛くない。悠々と泳ぐ魚の影が、あちらこちらに見える。祥平は、ダンテとピエリーと一緒に、夕方になるまで、泳ぎながら魚捕りをして、楽しく遊んだ。
翌日。出勤してきたミミーナに、頑張って捕まえたニーバランカを見せると、とても驚いていた。ダンテが庭で火を起こして、ニーバランカを焼いた。ニーバランカを食べたミミーナが、とても美味しいと大喜びしてくれたので、頑張った甲斐がある。
祥平も美味しいニーバランカを頬張りながら、嬉しそうにおっとり笑っているダンテと、片手をパチンと打ち合わせた。
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