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21:ミミーナさんに相談だ!
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祥平は、玄関で、ピエリーに頬擦りしまくっていた。ピエリーがご機嫌にぴるるるっと鳴いている。お互いに満足するまで頬擦りしまくると、祥平は、ダンテを見上げた。今日から、ダンテは20日程の任務に出る。冬華祭の前には帰ってくる予定だ。冬華祭の10日後には、ダンテの誕生日パーティーが控えているので、ダンテには、意地でも休みをもぎ取ってきてもらうつもりである。
祥平は、へらっと笑って、抱っこしていたピエリーを、少し背伸びして、ダンテの肩に乗せた。
「いってらっしゃい。気をつけて」
「ありがとう。寒いから、ショーヘイも気をつけてね。いってきます」
ダンテがおっとりと笑って、玄関から出ていった。なんとなく、玄関先に出て、足早に歩いていくダンテの背中を見送ると、祥平は、空を見上げた。今日は寒いけれど、雲一つない快晴だから、洗濯物がよく乾きそうだ。
祥平は、洗濯を仕掛けると、魔導洗濯機が回っている間に簡単に掃除して、庭に洗濯物を干した。
洗濯物を干し終えた頃に、ミミーナが、孫のリーアナと手を繋いでやって来た。今日も、ミミーナの家にお邪魔する予定である。
朝の挨拶をすると、自室に行って、手早く出かける準備をして、祥平は、ミミーナ達と一緒に家を出た。
ミミーナの家の居間で、ちくちく縫い物をしながら、祥平は、ミミーナに聞きたかったことを聞いてみた。
「ミミーナさん。ダンテさんと冬華祭に行くことになったんですけど、用意するものってあるんですか?」
「まぁ!! ショーヘイってば、旦那様の恋人になったの!?」
「いや。単なる食べ歩きに行くだけですね。一応、声をかけられないように、その日だけ恋人のフリをしますけど」
「あら。ビックリして損したわ。恋人になっていたら、素敵だったのに」
「えー。何でですかー」
「だって、旦那様って、本っ当に! 恋人ができる気配が無いのだもの。おモテになる筈だし、実際、貴族のご令嬢から恋文を貰ったりしてるのに、全部読まずに捨ててるのよ? 花街にも行かれないみたいだし、もう結婚適齢期ギリギリなのに、全然、お相手が見つかる様子が無いのだもの」
「ピエリーちゃんが威嚇しない相手を見つけるのが一苦労らしいですよ」
「そうみたいねぇ。ピエリー様は、とってもショーヘイに懐いているでしょう? これはもしや……と思っていたのだけど」
「えー。無い無い。俺もダンテさんも異性愛者ですし」
「残念。割とお似合いだと思うのだけど。まぁ、先のことは分からないから、ほんのり期待しておくわ。で、冬華祭のことだったわね。基本的には、お揃いの花飾りを用意するの。生花でもいいけど、造花で飾りを作る方が多いわね。記念にとっておけるし」
「へぇー。それって、手作りするものなんですか?」
「そうね。一応、お店にも売っているけれど、手作りする人の方が多いんじゃないかしら。冬華祭で花飾りを贈るって、言わば、愛を贈るってことだから」
「なるほど? えー。じゃあ、俺が作った方がいいのかな。ダンテさん、多分、冬華祭ギリギリに帰ってくる予定ですし」
「作り方は教えるわよ。折角のお祭りですもの。準備も楽しまなきゃね。お祭りに着ていく服はあるの?」
「え? 普段着でよくないですか?」
「駄目よぉ。皆、ここぞとばかりに気合を入れてお洒落するもの。普段着だと、逆に浮くわよ?」
「えーー。浮くのはちょっと……」
「そうねぇ。明後日、一緒に買い物に行きましょう。冬華祭で着る服と、花飾りの材料を買いに行くわよ。花飾りは、凝ろうと思えばいくらでも凝れるけど、簡単だけど見た目は華やかなものもあるから、ショーヘイでも大丈夫よ!」
「じゃあ、お願いします。服の流行りとかも全然分かんないから、一緒に選んでもらえると助かります」
「勿論! まっかせてちょうだい! うふふ。楽しくなるわねぇ」
「ははっ。あ、ダンテさんの誕生日って知ってます?」
「えぇ。冬華祭の10日後よ」
「その日に、ドーラちゃんも一緒に、ダンテさんの誕生日パーティーをしようってなって。ドーラちゃんが、ミミーナさんにはまだ会ったことが無いから、会ってみたいって言ってて。一緒にパーティーをやってくれませんか?」
「まぁ! なんて楽しそう! えぇえぇ。勿論、参加させていただくわ! いつもはね、旦那様の好物を夕食の時にお出しするだけなの。旦那様もお喜びになるわ!」
「で、相談です。パーティーのメニューと、プレゼントを何にしたらいいですかね」
「そうね。パーティーは、旦那様の好物だけじゃなくて、皆が美味しく食べられるものがいいわね。ちょっと摘める甘いものもあるといいわ。そうねぇ。いっそ立食パーティーにしましょうよ。その方が楽しそうだわ。立っていても、食べやすいものがいいわね」
「ふむふむ」
「プレゼントは……私は手作りのガナータにしようかしら。今からでも間に合うでしょうし」
ガナータは、ポンチョみたいな上着である。魔獣の毛をフェルトみたいに加工して作るものらしく、とても温かい。祥平も、冬のはじめに、ミミーナ手作りのガナータを貰ったので、愛用している。ミミーナ手作りのガナータは、素朴だがキレイな刺繍が施してあって、なんかお洒落感がある代物だ。
「今からでも間に合う、俺に作れるものってありますかね。ダンテさん、公爵家の出だから、普通に買えるものは、何を買ってもなんかちょっとアレな気がして……俺の手作りという付加価値をつける作戦でいきたいんですけど」
「そうねぇ。ショーヘイは、やることは丁寧だけど、あんまり手先は器用じゃないし。……あっ! そうだわ! 私の知り合いにね、陶器をつくる工房をしている人がいるの。簡単なマグカップ作り教室を定期的にしていてね。手作りのマグカップなんてどうかしら?」
「素晴らしいです! 採用!! 流石、ミミーナさん!! ミミーナさんに相談して正解でした!」
「うふふ。じゃあ、明後日の買い物のついでに工房に行って、頼んでみましょうね」
「はい。お願いします。やー。お陰様でなんとかなりそうです」
「ふふっ。あ、そうだわ。折角の機会ですし、今度、ショーヘイが神殿に行く時に、私も一緒に行って、ドーラ様と3人で立食パーティーのメニューを決めてみない? なんだったら、材料を持っていって、皆で作って試食会とかしたら楽しそうよね」
「いいですねー! 是非是非!! ははっ! なんかすげぇワクワクしてきた」
「えぇ! 楽しいパーティーにしましょうね! その前に、ショーヘイは冬華祭だけど」
「ダンテさんと、ひたすら食い倒れる予定です」
「色気より食い気ねぇ。まぁ、2人らしいけど」
ミミーナが、とても楽しそうに笑った。ミミーナに相談してみて大正解だった。ミミーナと、立食パーティーで食べやすい料理の話をしながら、ふと、祥平は疑問に思った。
「ミミーナさん。ちょっと話は変わるんですけど、この国って、同性同士でも結婚できるんですか? 神殿のニー先生の恋人って、ダンテさんのお祖父ちゃんなんですけど、そういうのって、割と一般的なんですか?」
「あら。そうなの? 多分、少数派だけれど、同性同士でも結婚できるわよ。私の知り合いにも、女性同士で結婚している人がいるもの」
「へぇー。なんかこう……珍獣を見たりするような目で見られたりとかは?」
「それは無いわ。『愛があれば全てよし』が、この国の殆どの人が信仰している神様のお教えだもの」
「へぇー」
「ショーヘイにも、いい人が見つかるといいわねぇ」
「いやぁ。まだまだ、生きてくだけで必死って感じなんで」
「そう。ショーヘイは、とても頑張り屋さんだから、そのうち、素敵な出会いもあるわよ」
「あるといいですねー」
優しく笑うミミーナに、へらっと笑って、祥平は手を動かしながら、話を戻した。
たとえ、どんなにいい出会いがあったとしても、きっと自分はプロポーズをする勇気はでない。
祥平は、笑ってミミーナと話しながら、ぼんやりと頭の片隅で思った。
祥平は、へらっと笑って、抱っこしていたピエリーを、少し背伸びして、ダンテの肩に乗せた。
「いってらっしゃい。気をつけて」
「ありがとう。寒いから、ショーヘイも気をつけてね。いってきます」
ダンテがおっとりと笑って、玄関から出ていった。なんとなく、玄関先に出て、足早に歩いていくダンテの背中を見送ると、祥平は、空を見上げた。今日は寒いけれど、雲一つない快晴だから、洗濯物がよく乾きそうだ。
祥平は、洗濯を仕掛けると、魔導洗濯機が回っている間に簡単に掃除して、庭に洗濯物を干した。
洗濯物を干し終えた頃に、ミミーナが、孫のリーアナと手を繋いでやって来た。今日も、ミミーナの家にお邪魔する予定である。
朝の挨拶をすると、自室に行って、手早く出かける準備をして、祥平は、ミミーナ達と一緒に家を出た。
ミミーナの家の居間で、ちくちく縫い物をしながら、祥平は、ミミーナに聞きたかったことを聞いてみた。
「ミミーナさん。ダンテさんと冬華祭に行くことになったんですけど、用意するものってあるんですか?」
「まぁ!! ショーヘイってば、旦那様の恋人になったの!?」
「いや。単なる食べ歩きに行くだけですね。一応、声をかけられないように、その日だけ恋人のフリをしますけど」
「あら。ビックリして損したわ。恋人になっていたら、素敵だったのに」
「えー。何でですかー」
「だって、旦那様って、本っ当に! 恋人ができる気配が無いのだもの。おモテになる筈だし、実際、貴族のご令嬢から恋文を貰ったりしてるのに、全部読まずに捨ててるのよ? 花街にも行かれないみたいだし、もう結婚適齢期ギリギリなのに、全然、お相手が見つかる様子が無いのだもの」
「ピエリーちゃんが威嚇しない相手を見つけるのが一苦労らしいですよ」
「そうみたいねぇ。ピエリー様は、とってもショーヘイに懐いているでしょう? これはもしや……と思っていたのだけど」
「えー。無い無い。俺もダンテさんも異性愛者ですし」
「残念。割とお似合いだと思うのだけど。まぁ、先のことは分からないから、ほんのり期待しておくわ。で、冬華祭のことだったわね。基本的には、お揃いの花飾りを用意するの。生花でもいいけど、造花で飾りを作る方が多いわね。記念にとっておけるし」
「へぇー。それって、手作りするものなんですか?」
「そうね。一応、お店にも売っているけれど、手作りする人の方が多いんじゃないかしら。冬華祭で花飾りを贈るって、言わば、愛を贈るってことだから」
「なるほど? えー。じゃあ、俺が作った方がいいのかな。ダンテさん、多分、冬華祭ギリギリに帰ってくる予定ですし」
「作り方は教えるわよ。折角のお祭りですもの。準備も楽しまなきゃね。お祭りに着ていく服はあるの?」
「え? 普段着でよくないですか?」
「駄目よぉ。皆、ここぞとばかりに気合を入れてお洒落するもの。普段着だと、逆に浮くわよ?」
「えーー。浮くのはちょっと……」
「そうねぇ。明後日、一緒に買い物に行きましょう。冬華祭で着る服と、花飾りの材料を買いに行くわよ。花飾りは、凝ろうと思えばいくらでも凝れるけど、簡単だけど見た目は華やかなものもあるから、ショーヘイでも大丈夫よ!」
「じゃあ、お願いします。服の流行りとかも全然分かんないから、一緒に選んでもらえると助かります」
「勿論! まっかせてちょうだい! うふふ。楽しくなるわねぇ」
「ははっ。あ、ダンテさんの誕生日って知ってます?」
「えぇ。冬華祭の10日後よ」
「その日に、ドーラちゃんも一緒に、ダンテさんの誕生日パーティーをしようってなって。ドーラちゃんが、ミミーナさんにはまだ会ったことが無いから、会ってみたいって言ってて。一緒にパーティーをやってくれませんか?」
「まぁ! なんて楽しそう! えぇえぇ。勿論、参加させていただくわ! いつもはね、旦那様の好物を夕食の時にお出しするだけなの。旦那様もお喜びになるわ!」
「で、相談です。パーティーのメニューと、プレゼントを何にしたらいいですかね」
「そうね。パーティーは、旦那様の好物だけじゃなくて、皆が美味しく食べられるものがいいわね。ちょっと摘める甘いものもあるといいわ。そうねぇ。いっそ立食パーティーにしましょうよ。その方が楽しそうだわ。立っていても、食べやすいものがいいわね」
「ふむふむ」
「プレゼントは……私は手作りのガナータにしようかしら。今からでも間に合うでしょうし」
ガナータは、ポンチョみたいな上着である。魔獣の毛をフェルトみたいに加工して作るものらしく、とても温かい。祥平も、冬のはじめに、ミミーナ手作りのガナータを貰ったので、愛用している。ミミーナ手作りのガナータは、素朴だがキレイな刺繍が施してあって、なんかお洒落感がある代物だ。
「今からでも間に合う、俺に作れるものってありますかね。ダンテさん、公爵家の出だから、普通に買えるものは、何を買ってもなんかちょっとアレな気がして……俺の手作りという付加価値をつける作戦でいきたいんですけど」
「そうねぇ。ショーヘイは、やることは丁寧だけど、あんまり手先は器用じゃないし。……あっ! そうだわ! 私の知り合いにね、陶器をつくる工房をしている人がいるの。簡単なマグカップ作り教室を定期的にしていてね。手作りのマグカップなんてどうかしら?」
「素晴らしいです! 採用!! 流石、ミミーナさん!! ミミーナさんに相談して正解でした!」
「うふふ。じゃあ、明後日の買い物のついでに工房に行って、頼んでみましょうね」
「はい。お願いします。やー。お陰様でなんとかなりそうです」
「ふふっ。あ、そうだわ。折角の機会ですし、今度、ショーヘイが神殿に行く時に、私も一緒に行って、ドーラ様と3人で立食パーティーのメニューを決めてみない? なんだったら、材料を持っていって、皆で作って試食会とかしたら楽しそうよね」
「いいですねー! 是非是非!! ははっ! なんかすげぇワクワクしてきた」
「えぇ! 楽しいパーティーにしましょうね! その前に、ショーヘイは冬華祭だけど」
「ダンテさんと、ひたすら食い倒れる予定です」
「色気より食い気ねぇ。まぁ、2人らしいけど」
ミミーナが、とても楽しそうに笑った。ミミーナに相談してみて大正解だった。ミミーナと、立食パーティーで食べやすい料理の話をしながら、ふと、祥平は疑問に思った。
「ミミーナさん。ちょっと話は変わるんですけど、この国って、同性同士でも結婚できるんですか? 神殿のニー先生の恋人って、ダンテさんのお祖父ちゃんなんですけど、そういうのって、割と一般的なんですか?」
「あら。そうなの? 多分、少数派だけれど、同性同士でも結婚できるわよ。私の知り合いにも、女性同士で結婚している人がいるもの」
「へぇー。なんかこう……珍獣を見たりするような目で見られたりとかは?」
「それは無いわ。『愛があれば全てよし』が、この国の殆どの人が信仰している神様のお教えだもの」
「へぇー」
「ショーヘイにも、いい人が見つかるといいわねぇ」
「いやぁ。まだまだ、生きてくだけで必死って感じなんで」
「そう。ショーヘイは、とても頑張り屋さんだから、そのうち、素敵な出会いもあるわよ」
「あるといいですねー」
優しく笑うミミーナに、へらっと笑って、祥平は手を動かしながら、話を戻した。
たとえ、どんなにいい出会いがあったとしても、きっと自分はプロポーズをする勇気はでない。
祥平は、笑ってミミーナと話しながら、ぼんやりと頭の片隅で思った。
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