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6:ドラゴンの谷

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勇者一行は、休憩とパンストおじさんの性欲の発散を兼ねて何度か地上に降り立ち魔物を浄化しながら、いよいよ『ドラゴンの谷』へと近づいていた。
谷に近づくにつれ、遠目にも赤い大きなものが見えてくる。ドラゴンだ。第一王子は前に座っているパンストおじさんの様子を窺った。いつも魔物を見ると気持ち悪い言動をするパンストおじさんが奇妙な程静かである。それはそれで気持ちが悪い。ぺしぺしと顔に当たるパンストおじさんの耳のようなパンストの足の部分を手で払いながら、第一王子は目前となったドラゴンの前に降り立つよう騎竜を操る軍人に指示を出した。

目の前に小さめの山のような赤い巨体が聳えている。全身が赤い鱗で覆われ、黄金色の瞳孔が鋭く光り、大きな口には鋭い牙がびっしり生えている。ただそこに存在するだけで息苦しくなる程の威圧感を感じる。本能が『今すぐ逃げろ』と声高に叫ぶが、逃げる訳にもいかない。第一王子達は戦闘体勢のまま、油断なくドラゴンと対峙した。
ドラゴンが大きな口を開け、腹に響くような低い声で笑った。


『来たか。勇者よ。吾のおやつにしてくれようぞ』


残虐な愉悦にまみれたドラゴンの声で、周囲の空気がビリビリと震える。背中を流れる冷たい汗が止まらない。目の前の存在を素直に恐ろしいと思う。生き物としての格が違う。
第一王子はチラッとパンストおじさんを見た。
パンストおじさんが、すっと片手を上げた。


「ちょっとタンマ」

『む?』

「ちょっと待っててください。はいはい。作戦ターイム」

「お、おい?パンストおじさん?」


パンストおじさんがパンパンと軽く手を叩き、戦闘用の陣形を取っていた全員を自分の周囲に集めた。第一王子がドラゴンの方を見れば、ドラゴンは律儀に待ってくれるようである。意外と気のいいドラゴンなのかもしれない。ただ単に、第一王子達など何時でも捻り潰せるからだろうが。
第一王子はドラゴンから目を離し、腕組みをしているパンストおじさんへ声をかけた。


「どうした。いつもなら気持ちが悪い呪文を唱えて浄化に入るところだろう?」

「いやいやいやいや。馬鹿なんですか?」

「変態に馬鹿って言われた!?ていうか、何だ!?素?素?何でここで素になるっ!?」

「煩いです。あれ見てくださいよ。完全に山じゃないですか。どう考えても無理でしょ。ちんぽだけで確実におじさんの全身よりも大きいじゃないですか。物理的に無理でしょ。死んじゃうどころじゃないでしょ」

「まぁそうだが……」

「あ、あの……」

「何ですか?妖精さん」

「よ、妖精じゃないですよ!?」

「『妖精さん』って呼ばれてるの聞きましたけど」

「ええっ!?」


おずおずと手を上げた魔術師長が杖を握りしめながら、提案を口にした。


「その、騎竜の上で、えっと、あの、じ、自慰……をして!上空から、その、あの、せ、せ、精液……を振りかけるというのは、どうでしょうか!せ、せ、せ、性行為ができないと効果は半減しちゃいますが、その、回数を重ねれば大丈夫じゃないかと……」

「どゅふっ!妖精さん、自慰と精液と性行為を大きな声で言ってみようか!はぁはぁ……」

「魔術師長に対するセクハラは止めろ変態」


パンストおじさんがいつもの調子ではぁはぁ言い出した。(本人にとっては)恥ずかしい提案をした魔術師長は真っ赤な顔で俯いてしまった。
パンストおじさんが腕組みをしたまま、小首を傾げた。


「……そういえば、魔物を人間の姿にできる魔法も確かあったような?」

「それを先に言え。そして、やれ。ていうか、何で今までやらなかったんだ」

「魔物ちんぽが楽しいんじゃない。どゅふっ」

「気持ちが悪い」

「使う気が無かったから忘れちゃってた☆おじさんドンマイ!!よぉ~し!!とりあえず人間の姿に変える魔法をかけちゃうよ~」


パンストおじさんがスタスタとドラゴンの前に歩いて行った。油断をしないように、再び戦闘配置につく。
パンストおじさんがくるっとその場で回転した。ひらりとパンストの足の部分がパンストおじさんの動きに合わせて揺れる。左腕をピンッと頭上に伸ばし、右手をピシッと真っ直ぐドラゴンに向ける。片足を曲げ、腰を微妙にくねらせるという絶妙に気持ちが悪いポーズでパンストおじさんが叫んだ。


「人間になぁ~れ!ゔをっきん☆ゔをっきん☆」

「気持ちが悪い」

『ぐっ!?な、なにっ!?』


パンストおじさんの股間が強い光を放つ。
余裕をかましていたドラゴンが驚愕に目を見開いたかと思えば、パァッとドラゴンの巨体が光りだした。強く眩しい光に反射的に目を閉じてしまう。光がおさまるのを待って目を開ければ、そこには小柄な人間の姿をしたモノが立っていた。
長い赤毛に黄金色の瞳、恐ろしい程に整った顔立ちの、10歳くらいの少年にしか見えない。第一王子は驚いて目を見開いた。パンストおじさんを見れば、気持ちが悪いポーズのまま何故か固まっている。
少年の姿になったドラゴンが自分の身体を見下ろして、顔を真っ赤にして叫んだ。


「何だこれは!なんなんだ!!小癪なっ!おかしな術を使いおって!!今すぐ元に戻せっ!!虫ケラどもぉぉ!!」

「ショタじゃんっ!!」


パンストおじさんも叫んだ。そして自分の頭を抱えて、その場に蹲った。


「ショタじゃん!!ちょっとーー!!聞いてませんよーー!!ショタじゃん!ドラゴン、ショタじゃん!!無理ーーーー!!おじさん、ショタだけは無理ーーーー!!」

「は?」

「無理無理無理無理っ!!なけなしの倫理観が邪魔して無理ぃぃぃぃぃぃ!!ショタは!!犯罪ですっ!!」

「いや、相手は魔物だが」

「それでも無理ですよ。馬鹿なんですか。だって子供じゃないですか」

「また変態に馬鹿って言われた!?」


屈辱である。変態丸出しの未成年にはとても見せられない姿で生きている変態に馬鹿と言われた。心なしかパンストおじさんの目が冷たい。変態の侮蔑の視線に心が折れそうになる。
少年の姿のドラゴンが怒りを露わにだんだんと足を踏み鳴らした。


「吾は子供じゃないっ!!誇り高きドラゴンぞ!このようなチンチクリンにしおってっ!!八つ裂きにしてくれるわっ!!」

「うわ……リアクションが完全に子供……ちんぽも皮被り子供ちんぽ……無理……ほんと無理……」


パンストおじさんが自分の身体を抱きしめて、後退った。
少年の姿をしたドラゴンが口から火炎を吐き出した。すかさず魔術師長が前に出て周囲に結界を張り、ドラゴンの火炎を止める。微かに熱い空気が頬を撫でた。どうやら人間の子供の姿では、ドラゴン本来の威力は出せないらしい。
ずりずりと後退るパンストおじさんの肩を将軍が掴んで、やんわりと止めた。


「勇者殿。とりあえずいつもの呪文を唱えてみては?もしかしたら思わぬ結果になるかもしれませんぞ?局部だけ成人並みになったりとか」

「えぇ……いや、それはないでしょ。あれ見てくださいよ。完全に子供ちんぽじゃないですか」

「いやいやいや。物は試しで」

「えぇ……やだぁ……」

「はい。勃起。勃起。ドラゴンを浄化せねば先には進めませんよ」

「鬼ですか貴方」

「単なる人間です。将軍を勤めております」

「知ってます……うぅ……嫌だなぁ……」

「はい。がんばれ。がんばれ」

「くっ……やればいいんでしょう、やれば」


パンストおじさんが嫌そうな雰囲気を丸出しのまま、両足を肩幅より少し大きめに広げて立ち、仰け反るようにしてピンク色の可愛らしいデザインのパンツに包まれた股間を突き出した。両手を上げ、頭の後ろで組み、腰をカクカク振りながら、パンストおじさんがいつもよりも控えめに叫ぶ。


「勃ち上がれーい!おちんち~ん!ゔをっきん☆」


パンストおじさんの股間が光りだした。ビリビリとした空気をまとい、威力の減った殺気丸出しだった少年姿のドラゴンが、はぅっと言って自分の股間を両手で押さえる。


「あ、そ~れ!ゔをっきん☆ゔをっきん☆がんばれがんばれ~☆」


いつもより格段にやる気を感じない動きをしていたパンストおじさんが、ピタリと動きを止めた。ピシッと股間を両手で押さえて狼狽えている少年姿のドラゴンを指差す。


「子供ちんぽじゃん!やっぱり子供ちんぽじゃん!!」

「ぐぅぅっ!おのれ勇者!吾に何をした!!へ、変に身体が熱いぃぃ。なんなんだ!ここが、む、むずむずするぅぅ」

「はいっ!!リアクションまで完全に子供!!これ知らないやつですよ!えっちなこと知らないやつですよっ!無理っ!!解散っ!!」

「解散するな。いつも通り性的に襲ってこい」

「鬼畜ですか貴方」

「誰が鬼畜だ」

「第一王子」

「殴るぞ。相手は子供の姿でも魔物だぞ」

「魔物でも子供の姿でしょぉぉぉ!!無理無理無理無理っ!!倫理観的に無理っ!!」

「変態なのに……」

「変態だからこそ!超えてはいけないラインがあるっ!!」

「そ、そうか……」


拳を握りしめて力強く言い切ったパンストおじさんの勢いにちょっと引いてしまう。比較的まともなことを言っている筈なのだが、不思議と気持ちが悪い。
皆の前に立っている魔術師長が振り返らずに声を上げた。


「ドラゴンに拘束魔術をかけました!長くは保ちませんっ!勇者殿!お早くっ!」

「えぇ……やだぁ……」


心底嫌そうな雰囲気丸出しなパンストおじさんの肩を将軍が押し、ずりずりとパンストおじさんを少年姿のドラゴンの前に移動させた。少年姿のドラゴンは仰向けに大の字の状態で魔術で拘束されている。


「いや、無理だから。ほんとに無理だから」

「くそぉっ!このゴミ虫どもがぁぁぁ!八つ裂きにしてやるっ!八つ裂きにしてやるぅぅぅぅ!」

「うわ、めっちゃ怒ってるじゃん。うわぁ……近くで見たらマジでお子ちゃまちんぽ……無理。ないわぁ」

「勇者殿。がんばれ。がんばれ」

「他人事だと思って無責任に言うの良くないと思いますよ。おじさんのおじさん、完全にしょんぼりしちゃってるから。ほんと無理だから。いやぁ……おじさんの冒険もここまでかぁ」

「諦めないでください!勇者殿!やればできます!!」

「無理ですよ。妖精さん」

「僕は人間です」

「無理ぃ……」

「……うぅっ……あぁもう!勇者殿っ!!失礼しますっ!!」

「うおっ!?」


額に汗をかいている魔術師長が焦れたように叫び、やる気がまるでないパンストおじさんに背後から抱きついた。ビクッとパンストおじさんが身体を震わせた。第一王子は、すすすっと静かに彼らの横に移動した。そして目をパチパチさせた。
『聖処女』『ユニコーンも近寄る乙女』『妖精さん』と呼ばれている魔術師長がパンストおじさんのやる気のないしょんぼりとしたペニスを掴んでいた。
そのまま魔術師長がパンストおじさんのペニスをむにむに揉みだす。なんて男だ。魔術師長。いや、漢だ。第一王子は素直に魔術師長を見直した。初な癖に変態のペニスを弄るなんて。魔術師長は顔を真っ赤に染めて、額に汗をかいているが、真剣な顔をしてパンストおじさんのペニスを弄っている。


「あっ、ちょっ、ちょっ、やめて、やめて、勃っちゃう、勃っちゃうぅぅぅ……」

「た、勃たせてくださいっ!」

「あぅあぅ、あっ、そんなっ、先っぽすりすりしないでぇ」


あのパンストおじさんが腰を引いて、ビクビク身体を小さく震わせている。微妙に恥じらうような仕草を見せるパンストおじさんが気持ちが悪い。いつもの明け透けな態度も気持ちが悪いが、しおらしいのもなんだか気持ちが悪い。
第一王子はちょっと彼らから離れた。すっと側に将軍がやって来る。


「流石、魔術師長。やりますね」

「あ、あぁ……本当にすごいな……」

「なんて頼りになる男でしょう。いやはや。感嘆いたしますな」

「特別報酬をやらねばな」

「えぇ。是非ともそうなさって下さい」

「あぁっ!あんっ!ひんっ!勃っちゃうっ!勃っちゃうぅ!」

「もう勃ってます!ほら!出してくださいっ!」

「やだぁ!ショタに精液かかっちゃうぅぅぅ!」

「かけてくださいっ!!」

「くっ……何をしているのだ貴様らぁぁぁ!」

「ぎゃぁぁぁ!無知なショタ無理ぃぃぃぃ!!」

「あ!ぬるぬるしてきました!はいっ!出してくださいっ!!」

「あぁん!そ、そんな根元からすりすりしないでぇぇぇ!あうっ!ふぐぅっ!ひぃぃんっ!」


ペニスをしごかれてガチで嫌そうなパンストおじさん。真剣にパンストおじさんのペニスをしごく魔術師長。訳が分からないのか、拘束されたまま子供ペニスを勃起させた状態で喚く少年姿のドラゴン。中々にカオスである。
魔術師長が焦れたように小さく舌打ちをした。


「あぁもう!拘束魔術が保たないっ。えぇいっ!」

「あひんっ!?」


魔術師長がパンストおじさんのペニスをしごきながら、器用にパンストおじさんのアナルに指を突っ込んだ。そんな場合ではないが、正直ちょっと引く。
魔術師長が指を動かし始めると、パンストおじさんがビクビク身体を震わせながら喘いだ。


「あぁっ!あっ!あんっ!前立腺ぐりぐりしちゃやぁぁだぁぁぁ!!」

「あ、ここですか?うわ、締まる……早く出してくださいっ!」

「あぁん!あん!あん!やだぁ!イキたくないぃぃぃ!!やぁぁぁ!!」

「出してくださいっ!!」


魔術師長の激しい指の動きに、パンストおじさんの身体がぶるぶる震える。それでも余程少年姿のドラゴンに精液をかけるのが嫌なのか、パンストおじさんがいやいやと首を左右に振って射精を堪えている。魔術師長がまた舌打ちをした。


「あぁぁもうっ!!しょうがないっ!」

「ひぁぁぁん!?デカちんぽきたぁぁ!?」


なんとビックリ。パンストおじさんのアナルから指を引き抜いた魔術師長が、素早く自分の勃起したペニスを取り出し、パンストおじさんのアナルにペニスを突っ込んだ。マジか。
第一王子は呆然としながらも、思わずパチパチと拍手をした。真の英雄現る。第一王子の隣にいる将軍もパチパチと拍手をしている。


「魔術師長は英雄か」

「英雄ですね。この功績は後々の世まで伝えなくてはなりませんね」

「あぁ。なんて勇敢なんだ」

「漢の中の漢ですね」

「あぁっ!あんっ!すご、すごいっ!すごいっ!やぁぁ!!いいっ!いいっ!!奥までごりゅごりゅしゃれるぅぅぅぅ!!」

「はっ、はっ、はっ……」

「妖精ちんぽでイッちゃうぅぅぅ!!やぁぁぁぁ!!」

「妖精じゃ!ありませんっ!」

「あぁぁぁぁっ!!イッくぅぅぅぅ!!!!妖精ちんぽに負けちゃうぅぅぅぅ!!」


魔術師長が激しく腰を振りながら、パンストおじさんのペニスを素早く激しくしごく。パンストおじさんが仰け反るようにして身体を大きく震わせ、ペニスからびゅるるるるっと勢いよく精液を飛ばした。少年姿のドラゴンの身体にパンストおじさんの精液がかかる。パンストおじさんの精液がかかった所から、しゅうっと煙のようなものが出た。少年姿のドラゴンの顔が苦悶に歪み、悲鳴のような声を上げた。パンストおじさんの精液は確かに効いているが、やはり性行為をせずに1度精液をかけたくらいでは浄化はできないようだ。魔術師長もそれを悟ったのか、更に手と腰の動きを激しくして、パンストおじさんを責め立てる。


「あぁぁぁぁ!!イッてるっ!!イッてるからぁぁぁぁ!!やぁぁぁぁ!!」

「頑張って!くださいっ!」

「あぁぁん!!ごりゅごりゅしないでぇぇぇ!!ひぃぃぃぃん!!また!イぐっ!イッッくぅぅぅぅ!!あぁぁぁぁぁ!!」

「うっ、くぅ……はぁ、はぁ……」


然程時間をおかずに、またパンストおじさんが射精した。先程と勢いは変わらない。パンストおじさんの精液が少年姿のドラゴンの身体にかかる。まだ浄化はできない。
魔術師長が荒い息を吐きながら、ヤケクソのように叫んだ。


「こんのぉ!もう!ほらっ!イッて!イッて!」

「ひん!ひん!やぁぁぁぁ!!」


結局、ドラゴンが浄化されるまでにパンストおじさんは合計14回も立て続けにイき、精液を少年姿のドラゴンにかけまくった。その間、魔術師長は腰をずっと振っていた。
ドラゴンが浄化されたのを確認した瞬間、魔術師長が低く唸って腰をビクビクと震わせた。パンストおじさんの中に射精したようである。第一王子は将軍と共に、頑張った魔術師長に拍手を送った。他の者達も熱い拍手を魔術師長へと向ける。
パンストおじさんは見たことがないくらい、ぐったりとした様子である。魔術師長が萎えたペニスを引き抜くと、その場にぐったりと倒れた。


「ぜぇ、ぜぇ、し、死ぬかと思った……」


第一王子は、チラッと魔術師長の萎えたペニスを見た。萎えた状態でも下手したら細い女の腕くらいのデカさである。マジか。
思わずガン見してしまう第一王子や将軍の視線に気づいたのか、魔術師長が恥ずかしそうに、わたわたとペニスをズボンの中にしまった。
第一王子はぐったりしているパンストおじさんの側にしゃがみこんだ。


「大丈夫か?」

「だ、だいじょばない……妖精ちんぽヤバい……癖になっちゃう……」

「気持ちが悪い。よし。大丈夫だな。全員、休憩をとったら次に行くぞ。次の目的地は魔王城だ」

「「「御意」」」


ドラゴンはなんとか浄化できた。残すところ大物の魔物は魔王城にいるものだけだ。
第一王子は魔術師長の功績を讃えつつ、束の間の休息に入った。



(つづく)

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