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15:頑張るんだ!俺っ!(実践・中級編)
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「はい。ということで、今日は触ります」
「え?なにをですか?」
「アンタを」
「はえっ!?」
さっさと全裸になったフレディは、未だに恥ずかしいのかモジモジしたままのろのろと服を脱いでいるシュルツにそう宣言した。どうでもいいが、積極的なのか奥手なのかどっちかにしてほしい。やると言い出したのはシュルツなのに、毎日毎日そこまで恥ずかしそうにモジモジされると、なんだかフレディが無理に強要している気になってくる。実際は違うのに。
「さ、触るって……あの、どこを?」
「え?乳首とか?」
「えぇぇぇっ!?」
「え、なんです?その反応」
「だ、だ、だ、だ」
「だ?」
「……だってっ!そ、そんなとこ触られたら、その、俺、あの」
「勃起します?」
「うぐっ」
「別にしても気にしませんけど」
「……ぐぅ……少しはしてください」
「正常な反応なんでしょ。多分」
「そ、そ、そうかもしれませんけどぉ!」
「ていうか、よくよく考えてみたらアンタの全身、僕触ったことあるし。タオル越しですけど」
「……うぅ……わ、忘れてたのにっ」
「というわけです。はい、とっとと脱いでー」
真っ赤な顔でシュルツが項垂れて服を脱ぎ始めた。今更なのに股間を手で隠すようにして、フレディが既に寝転がっている布団の中に入ってくる。首筋まで真っ赤に染めたシュルツを、とりあえずフレディは抱き締めてみた。火の民は体温が少し高めだと聞く。実際、シュルツの身体は熱でもあるのかと思う程熱い。とりあえず筋肉がしっかりした背中を撫でてみる。シュルツは中央の街の喫茶店の時も、バーバラに来てからも、毎日のようの筋トレと剣の稽古を欠かさない。短時間ではあるが、確実に効果はあり、入院で少し痩せた身体もすぐに元通りになった。フレディが背中を撫でると、シュルツはビクッとして身体を更に固くした。……なんだか本当に無理強いしてる気になってくる。最初はフレディのペースに合わせてもらうつもりだったのだが、なんだかシュルツのペースに合わせる方がいい気すらしてくる。ただしシュルツのペースに合わせていたら、それこそ何年かかるか分からない。フレディは、ぐいぐい押しかけ女房として転がり込んできたくせにやたら恥ずかしがり屋過ぎるシュルツのペースをいっそ無視することに決めた。
シュルツの熱い身体を両手で抱き締めたまま、ゆっくりシュルツの裸の肩や背中、腰を撫でる。別に今のところ、マジ無理ーって感じは全然ない。別に興奮もしないけど。男2人で裸同士でくっつくのは最初は少々抵抗があったが、今は慣れて、むしろ心地よさを感じている。興奮はしないけど。ゆったりシュルツを撫でていると、シュルツの熱いくらいの体温にじんわり眠気を誘われる。今はもう冬の真っ只中で、部屋の中はいつも空調をかけているが、それでも少しひんやりする。温いシュルツの身体を抱き締めているだけで、フレディはぬくぬくして眠たくなってしまう。
しかし、今日からシュルツの身体に触れると決めている。フレディは少し身体を離して、真っ赤になって涙目なシュルツの顔を見た。本当に押しかけ女房なんてやってるくせに、なんでこうも恥ずかしがり屋なんだろうか。フレディにはシュルツがよく分からない。フレディはとりあえずキレイな形の鼻にキスをしてみた。頬にもキスをして、シュルツの薄めの唇にも触れるだけのキスをしてみる。よし。別になんともない。嫌悪感とかは特にない。触れるだけなら、キスにもすっかり慣れた。フレディは熱いシュルツの首筋に手で触れた。掌に微かに凹凸を感じる。シュルツが自分で切り裂いたそこは、完全に傷痕が残ってしまっている。医療魔術は原則として自然治癒力が衰えない程度にしかかけられない。大きな動脈の傷は医療魔術で完全に塞いだが、表面の切り傷は縫合して自然に治るのを待ったので、当然のように傷痕がある。いつ見ても痛そうで、フレディは少しでも傷痕が薄くならないかなぁ、と思いながら、ダメ元でシュルツの首筋の傷痕を舐めた。
「あっ……」
傷痕にぬるぬると舌を這わせていると、シュルツの身体が小さくビクビクと震える。不快なのか気持ちいいのか、判断に困る。一通り傷痕を舐めて、シュルツの首筋から顔を離してシュルツの顔を見ると、困ったように眉を下げて、涙が溢れ落ちそうな程瞳に涙を溜めていた。
「嫌でした?」
「い、いやじゃないです……」
「もしかして勃起しました?」
「うぅ……む、無神経ですぅ……」
シュルツの顔が恥ずかしくて無理っ!て感じに歪んだ。どうやら本当に勃起したらしい。フレディは少し考えた。1度タオル越しとはいえ、シュルツのペニスに触れたことがある。もう普通に触ってしまってもいいのではないだろうか。もしかしたらシュルツ的には生殺し状態なのかもしれないし。フレディはシュルツへの親切心も含めて、シュルツのペニスにも触れることを決めた。
シュルツの首筋に再び触れ、鎖骨をなぞり、分厚い鍛えられた胸板を撫でた。
とりあえず乳首を掌で撫でてみる。男の乳首をどう弄ったらいいのか、よく分からない。いや、ぶっちゃけ女の子の乳首の弄り方も分からないのだが。消極的な童貞舐めんな。エロ本も買ったことなんてないんだぞ。
あんまり強く摘まむと痛そうだし、なんだかポロッと乳首が取れそうで怖い。フレディは優しく優しーく指先でシュルツの乳首を摘まんでみた。シュルツの様子をチラッと伺うと、首まで真っ赤にしてプルプル震えている。気持ちがいいのか、よく分からない。
とりあえず乳首はまた今度にすることにした。羨ましいくらいキレイに割れてるシュルツの腹筋を撫で、腰の辺りを撫でてみた。手を伸ばしてシュルツの尻を撫でてみる。男の尻を撫でても正直固くてそんなに楽しい感じではない。むにむに揉んでみるが、まぁ普通に固い。男の尻だもんな。尻を撫でていた手で、シュルツの下腹部に触れる。シュルツはビクッと身体を震わせた。指先に毛の感触がする。シュルツはそこまで体毛が濃くなく、陰毛はあるが、フレディのように腹毛までがっつり生えているわけではない。胸毛もなかった。フレディは胸毛もふさふさなのに。なんだか羨ましい。ちょりちょりの硬い陰毛をさわさわ撫でる。シュルツの髪質はどちらかといえば柔らかい方なのに、ここはフレディの陰毛と変わらないような硬さである。陰毛って誰でもチリチリに縮れていて硬いんだな、となんだか感慨深い。思いきって勃起しているシュルツのペニスを握ってみた。熱くて固い肉の感触が生々しい。シュルツが泣きそうな小さな声を出した。
「嫌ですか?」
「あ、や、で……」
「で?」
「……で、でちゃう……」
「え、もう?」
フレディは驚いて思わず、シュルツのペニスを掴んでいる手に少し力を入れてしまった。
「うぁっ……!」
シュルツの身体がブルッと震えた。殆んど密着しているような状態のフレディの下腹部に生暖かい液体がかかった。マジで出した。ていうか、精液かけられた。
「あー……」
「う、う、うぇ……」
「え、ちょっ、なに泣いてんですか」
シュルツがマジで泣き出した。フレディは慌てて、射精した筈なのにまだ固いシュルツのペニスから手を離した。
「うっ、うっ、うぅぅ……」
「え、ちょっ、そんなに嫌だったんですかっ!?」
「うぅー」
「えー、えー」
フレディは慌てて、とりあえず泣いているシュルツを抱き締めてみた。宥めるようにシュルツの背中を撫でてみる。結局シュルツが泣き止むまで、フレディはずっと困りながらシュルツの身体を抱き締めていた。
ーーーーーー
翌朝。ほぼ泣き疲れて寝落ちしたシュルツは、いつもより少し遅い時間に目が覚めた。フレディはシュルツの身体を抱き締めたまま、鼾をかいて眠っている。
昨夜の醜態を思い出してしまい、シュルツはまた目に涙を溜めた。恥ずかしすぎる。ペニスをフレディに握られただけで出してしまったことも、ガチで泣いてしまったことも。フレディと顔を合わせたくない。でもフレディのご飯は作りたいし、食べさせたい。シュルツは唸りながら悩み、離れがたい温かいフレディの身体からそっと離れてベッドから降りた。全裸のままでは流石に寒い。シュルツはもぞもぞと服を着て、顔を洗うために洗面所へ向かった。
洗面所で鏡を見ると、微妙に目が腫れている。恥ずかしすぎる。本当に恥ずかしい。いきなりペニスを掴んだフレディもフレディだ。もうちょっとこう……心構え的なものをさせてくれてもいいのに。いや、男に興奮しない質のフレディがシュルツのペニスに触れてくれたことは喜ぶべきだ。多分。最近は毎日キスしてくれるし、抱き締めたりしてくれるし、ふとした時にシュルツに触れてくれる。それは素直に嬉しい。本当に本当に嬉しい。でも性的な触れあいは本当に恥ずかしくて堪らないのだ。確かにシュルツが望んだことではある。しかし、こんなに恥ずかしいものだったとは完全に想定外である。
シュルツは冷たい水で顔を洗って、ガックリ項垂れた。フレディと同じベッドでくっついて眠れるのは本当に嬉しい。しかし裸なのが本当に恥ずかしい。シュルツはフレディと裸同士で寝るのに未だに慣れていない。人間には適応能力というものがある。いつかは慣れる筈だ。でも慣れるまでに心臓がもつ気がしない。毎晩寝る時になると、心臓がバクバク激しく動き回るのだ。ついでに裸のフレディにくっつくと、どうしても勃起してしまう。男の悲しい性に絶望したくなる。
シュルツは溜め息を吐いて、タオルでごしごし濡れた顔を拭いた。
気分転換に今日は少し凝った朝食を作ろう。フレディも喜ぶだろうし。
シュルツは肩を落として台所へと向かった。
「え?なにをですか?」
「アンタを」
「はえっ!?」
さっさと全裸になったフレディは、未だに恥ずかしいのかモジモジしたままのろのろと服を脱いでいるシュルツにそう宣言した。どうでもいいが、積極的なのか奥手なのかどっちかにしてほしい。やると言い出したのはシュルツなのに、毎日毎日そこまで恥ずかしそうにモジモジされると、なんだかフレディが無理に強要している気になってくる。実際は違うのに。
「さ、触るって……あの、どこを?」
「え?乳首とか?」
「えぇぇぇっ!?」
「え、なんです?その反応」
「だ、だ、だ、だ」
「だ?」
「……だってっ!そ、そんなとこ触られたら、その、俺、あの」
「勃起します?」
「うぐっ」
「別にしても気にしませんけど」
「……ぐぅ……少しはしてください」
「正常な反応なんでしょ。多分」
「そ、そ、そうかもしれませんけどぉ!」
「ていうか、よくよく考えてみたらアンタの全身、僕触ったことあるし。タオル越しですけど」
「……うぅ……わ、忘れてたのにっ」
「というわけです。はい、とっとと脱いでー」
真っ赤な顔でシュルツが項垂れて服を脱ぎ始めた。今更なのに股間を手で隠すようにして、フレディが既に寝転がっている布団の中に入ってくる。首筋まで真っ赤に染めたシュルツを、とりあえずフレディは抱き締めてみた。火の民は体温が少し高めだと聞く。実際、シュルツの身体は熱でもあるのかと思う程熱い。とりあえず筋肉がしっかりした背中を撫でてみる。シュルツは中央の街の喫茶店の時も、バーバラに来てからも、毎日のようの筋トレと剣の稽古を欠かさない。短時間ではあるが、確実に効果はあり、入院で少し痩せた身体もすぐに元通りになった。フレディが背中を撫でると、シュルツはビクッとして身体を更に固くした。……なんだか本当に無理強いしてる気になってくる。最初はフレディのペースに合わせてもらうつもりだったのだが、なんだかシュルツのペースに合わせる方がいい気すらしてくる。ただしシュルツのペースに合わせていたら、それこそ何年かかるか分からない。フレディは、ぐいぐい押しかけ女房として転がり込んできたくせにやたら恥ずかしがり屋過ぎるシュルツのペースをいっそ無視することに決めた。
シュルツの熱い身体を両手で抱き締めたまま、ゆっくりシュルツの裸の肩や背中、腰を撫でる。別に今のところ、マジ無理ーって感じは全然ない。別に興奮もしないけど。男2人で裸同士でくっつくのは最初は少々抵抗があったが、今は慣れて、むしろ心地よさを感じている。興奮はしないけど。ゆったりシュルツを撫でていると、シュルツの熱いくらいの体温にじんわり眠気を誘われる。今はもう冬の真っ只中で、部屋の中はいつも空調をかけているが、それでも少しひんやりする。温いシュルツの身体を抱き締めているだけで、フレディはぬくぬくして眠たくなってしまう。
しかし、今日からシュルツの身体に触れると決めている。フレディは少し身体を離して、真っ赤になって涙目なシュルツの顔を見た。本当に押しかけ女房なんてやってるくせに、なんでこうも恥ずかしがり屋なんだろうか。フレディにはシュルツがよく分からない。フレディはとりあえずキレイな形の鼻にキスをしてみた。頬にもキスをして、シュルツの薄めの唇にも触れるだけのキスをしてみる。よし。別になんともない。嫌悪感とかは特にない。触れるだけなら、キスにもすっかり慣れた。フレディは熱いシュルツの首筋に手で触れた。掌に微かに凹凸を感じる。シュルツが自分で切り裂いたそこは、完全に傷痕が残ってしまっている。医療魔術は原則として自然治癒力が衰えない程度にしかかけられない。大きな動脈の傷は医療魔術で完全に塞いだが、表面の切り傷は縫合して自然に治るのを待ったので、当然のように傷痕がある。いつ見ても痛そうで、フレディは少しでも傷痕が薄くならないかなぁ、と思いながら、ダメ元でシュルツの首筋の傷痕を舐めた。
「あっ……」
傷痕にぬるぬると舌を這わせていると、シュルツの身体が小さくビクビクと震える。不快なのか気持ちいいのか、判断に困る。一通り傷痕を舐めて、シュルツの首筋から顔を離してシュルツの顔を見ると、困ったように眉を下げて、涙が溢れ落ちそうな程瞳に涙を溜めていた。
「嫌でした?」
「い、いやじゃないです……」
「もしかして勃起しました?」
「うぅ……む、無神経ですぅ……」
シュルツの顔が恥ずかしくて無理っ!て感じに歪んだ。どうやら本当に勃起したらしい。フレディは少し考えた。1度タオル越しとはいえ、シュルツのペニスに触れたことがある。もう普通に触ってしまってもいいのではないだろうか。もしかしたらシュルツ的には生殺し状態なのかもしれないし。フレディはシュルツへの親切心も含めて、シュルツのペニスにも触れることを決めた。
シュルツの首筋に再び触れ、鎖骨をなぞり、分厚い鍛えられた胸板を撫でた。
とりあえず乳首を掌で撫でてみる。男の乳首をどう弄ったらいいのか、よく分からない。いや、ぶっちゃけ女の子の乳首の弄り方も分からないのだが。消極的な童貞舐めんな。エロ本も買ったことなんてないんだぞ。
あんまり強く摘まむと痛そうだし、なんだかポロッと乳首が取れそうで怖い。フレディは優しく優しーく指先でシュルツの乳首を摘まんでみた。シュルツの様子をチラッと伺うと、首まで真っ赤にしてプルプル震えている。気持ちがいいのか、よく分からない。
とりあえず乳首はまた今度にすることにした。羨ましいくらいキレイに割れてるシュルツの腹筋を撫で、腰の辺りを撫でてみた。手を伸ばしてシュルツの尻を撫でてみる。男の尻を撫でても正直固くてそんなに楽しい感じではない。むにむに揉んでみるが、まぁ普通に固い。男の尻だもんな。尻を撫でていた手で、シュルツの下腹部に触れる。シュルツはビクッと身体を震わせた。指先に毛の感触がする。シュルツはそこまで体毛が濃くなく、陰毛はあるが、フレディのように腹毛までがっつり生えているわけではない。胸毛もなかった。フレディは胸毛もふさふさなのに。なんだか羨ましい。ちょりちょりの硬い陰毛をさわさわ撫でる。シュルツの髪質はどちらかといえば柔らかい方なのに、ここはフレディの陰毛と変わらないような硬さである。陰毛って誰でもチリチリに縮れていて硬いんだな、となんだか感慨深い。思いきって勃起しているシュルツのペニスを握ってみた。熱くて固い肉の感触が生々しい。シュルツが泣きそうな小さな声を出した。
「嫌ですか?」
「あ、や、で……」
「で?」
「……で、でちゃう……」
「え、もう?」
フレディは驚いて思わず、シュルツのペニスを掴んでいる手に少し力を入れてしまった。
「うぁっ……!」
シュルツの身体がブルッと震えた。殆んど密着しているような状態のフレディの下腹部に生暖かい液体がかかった。マジで出した。ていうか、精液かけられた。
「あー……」
「う、う、うぇ……」
「え、ちょっ、なに泣いてんですか」
シュルツがマジで泣き出した。フレディは慌てて、射精した筈なのにまだ固いシュルツのペニスから手を離した。
「うっ、うっ、うぅぅ……」
「え、ちょっ、そんなに嫌だったんですかっ!?」
「うぅー」
「えー、えー」
フレディは慌てて、とりあえず泣いているシュルツを抱き締めてみた。宥めるようにシュルツの背中を撫でてみる。結局シュルツが泣き止むまで、フレディはずっと困りながらシュルツの身体を抱き締めていた。
ーーーーーー
翌朝。ほぼ泣き疲れて寝落ちしたシュルツは、いつもより少し遅い時間に目が覚めた。フレディはシュルツの身体を抱き締めたまま、鼾をかいて眠っている。
昨夜の醜態を思い出してしまい、シュルツはまた目に涙を溜めた。恥ずかしすぎる。ペニスをフレディに握られただけで出してしまったことも、ガチで泣いてしまったことも。フレディと顔を合わせたくない。でもフレディのご飯は作りたいし、食べさせたい。シュルツは唸りながら悩み、離れがたい温かいフレディの身体からそっと離れてベッドから降りた。全裸のままでは流石に寒い。シュルツはもぞもぞと服を着て、顔を洗うために洗面所へ向かった。
洗面所で鏡を見ると、微妙に目が腫れている。恥ずかしすぎる。本当に恥ずかしい。いきなりペニスを掴んだフレディもフレディだ。もうちょっとこう……心構え的なものをさせてくれてもいいのに。いや、男に興奮しない質のフレディがシュルツのペニスに触れてくれたことは喜ぶべきだ。多分。最近は毎日キスしてくれるし、抱き締めたりしてくれるし、ふとした時にシュルツに触れてくれる。それは素直に嬉しい。本当に本当に嬉しい。でも性的な触れあいは本当に恥ずかしくて堪らないのだ。確かにシュルツが望んだことではある。しかし、こんなに恥ずかしいものだったとは完全に想定外である。
シュルツは冷たい水で顔を洗って、ガックリ項垂れた。フレディと同じベッドでくっついて眠れるのは本当に嬉しい。しかし裸なのが本当に恥ずかしい。シュルツはフレディと裸同士で寝るのに未だに慣れていない。人間には適応能力というものがある。いつかは慣れる筈だ。でも慣れるまでに心臓がもつ気がしない。毎晩寝る時になると、心臓がバクバク激しく動き回るのだ。ついでに裸のフレディにくっつくと、どうしても勃起してしまう。男の悲しい性に絶望したくなる。
シュルツは溜め息を吐いて、タオルでごしごし濡れた顔を拭いた。
気分転換に今日は少し凝った朝食を作ろう。フレディも喜ぶだろうし。
シュルツは肩を落として台所へと向かった。
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