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14:頑張るんだ!俺っ!(実践・初級編)
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フレディがパタンと読んでいた小冊子を閉じた。いよいよか!と心臓がバクバク激しく動き出す。フレディがベッドの上に置きっぱなしにしていた紙袋に卑猥な玩具達を入れ始めた。…………あれ?
「え?え?使わないんですか?」
「今日は使いませんよ」
「え?なんで?」
「いや、よく考えてみてくださいよ。僕達は最終的にセックスをしようとしている訳です」
「あ、はい」
「なのに、いきなり道具使って拡張だけするっておかしくないですか?」
「はぁ……」
「僕は男に性的興奮できるか微妙ですし」
「はぁ……」
「そもそも、ほぼキスもまともにしてないでしょう?」
「あ、はい」
「だから、とりあえず徐々に慣らしていきましょう。お互いに」
「あの、具体的には?」
「とりあえず今日はお互い裸で寝てみます」
「はぁ……」
「あとキスします」
「あ、はい」
「以上です」
「え?」
「別に今日明日すぐにセックスしなきゃいけないわけじゃないでしょ?じわじわ慣らしていく方向でいきます」
「あ、あの……でも……」
「え?嫌なんですか?」
「嫌じゃないですっ!嫌じゃないんですけど……」
「けど、なんです?」
「あの……俺……」
「はい」
「は、裸で一緒に寝たら……」
「はい」
「……た、勃っちゃう……かも……」
「アンタ僕のこと好きなんですよね。性的な意味も含めて」
「……はい」
「じゃあ、その反応は普通なんじゃないですか?」
「そ、そうですか?き、きもちわるくないですか?」
「なんかもう色々今更じゃないですか。別にアンタが勃起しても僕は気にせず寝ます」
「いや寝られるのもちょっと困るんですけど」
「僕が寝たあとなら隣で自慰をしてもらっても構いませんよ」
「何そのマニアックなプレイみたいなの」
「えー。だって僕には男のペニスを触るのですらハードルが高いんですよ。アンタ僕のペニス普通に触れるんですか?」
「さ!さ!さ!触っていいんですかっ!?」
「え、やだ」
「ひどい」
「アンタを拡張する前に、まずは僕がアンタに触れることになれないと本当に無理なんですよ」
「うぅ……」
「と、いうことで。納得してくださいね」
「…………はい」
「男同士のやり方すらまともに知らない女専門の童貞にうっかり惚れた自分を恨んでくださいよ」
「うぅ……でも好きだもん」
「はい、どーも」
「軽いっ!」
「はいはい。じゃあ、とりあえず服脱ぎますよ」
「えっ!?今っ!?」
「いやだって寝ますし。眠いし」
「本音でた」
「違いますよ。とりあえず裸でくっついてみますよ。ほら、脱いだ脱いだ」
「あ、はい……」
フレディが普通の顔をして寝間着を脱ぎ出した。ポイポイ服を脱いで、下着まで脱いで、あっという間に全裸になった。フレディの裸をまるっと見るのはこれが初めてである。恥ずかしくて直視できない。
シュルツは顔を真っ赤に染めて、のろのろと自分の寝間着のボタンを外し始めた。緊張と羞恥で手が微かに震える。チラッとフレディを見ると、あんまり興味なさそうな顔でベッドの上に胡座をかいて座っている。全裸で。ぷよぷよしてそうな毛深い裸体ががっつり見えている。股間までバッチリだ。フレディの大きなペニスは通常形態のままだ。シュルツは思いきってシャツを脱ぎ捨て、恥ずかしくて躊躇してしまうが、ズボンも下着ごとまとめて脱いだ。自分のペニスをフレディに見られるのが恥ずかしくて、思わずすぐにお山座りしてしまう。
「はい。じゃあ布団に入りますよ。寒いし」
「は、はい」
フレディがもぞもぞ布団の中に潜り込んだ。全裸で。シュルツもフレディに手招きされて、おずおずと同じ布団の中に潜る。フレディの太い腕が、シュルツに腕枕をするように、シュルツの頭の下に伸ばされた。裸の肌同士が触れあう。直接感じる温かいフレディの体温にカッと身体が熱くなる。真っ赤な顔でガチガチに固まったシュルツの唇に、フレディは優しく触れるだけのキスをした。
「おやすみなさい」
「お、お、おやすみなさい……」
フレディはガチガチに固くなっている全裸のシュルツとくっついたまま、すぐに鼾をかいて寝てしまった。シュルツは眠れる気がまるでしない。だってもうペニスが勃起してしまっているのだ。フレディの身体に自分のペニスが触れないように必死で腰を引いている。恥ずかしい。直接感じるフレディの肌の感触にも体温にも匂いにも、どうしようもなく興奮してしまう。そんな自分がはしたない気がして、恥ずかしくて堪らない。ていうか、この状況で鼾をかいて寝るってどうなんだ。なんだこの放置プレイ。確かに裸で触れあうだけでシュルツは恥ずかしくていっぱいいっぱいである。しかしである。だからこそ、一気にガッと最後までやって欲しかったのだ。こんな生殺しみたいな、ひたすら恥ずかしさが続く状態は正直ツラすぎる。あと興奮し過ぎて、もう本当にペニスが痛い。シュルツは寝返りをうって、眠るフレディに背を向けた。本当はしたくない。でも引っ込みがつかない。シュルツは背中にフレディの肌を感じながら、自然と荒くなる呼吸も思わず喘ぎそうになるのも堪えて、夢中で静かにペニスをしごいて自分の手の中に射精した。
ーーーーーー
フレディの喫茶店が開店して2ヶ月が過ぎた。そこそこ客も入っており、順調な滑り出しである。フレディは使い終わったカップを洗いながら、チラッと客が帰った後のテーブルを拭いているシュルツを見た。
この2ヶ月ちょい、フレディはシュルツと互いに全裸の状態で一緒のベッドで寝ている。男同士で全裸だというのに、相手がシュルツだからか、特に嫌悪感は感じなかった。フレディは普通に寝ている。シュルツは中々眠れないらしく、昼間によく欠伸をしている。シュルツがフレディが寝たあとに自慰をしているのは、なんとなく気づいている。
触れるだけだが、唇にキスをするのも慣れてきた気がするし、裸でくっつくのにも慣れてきた。そろそろ次の段階に進むべきだろうか。
次の段階……。次の段階って何だろう。シュルツの身体を触ればいいのだろうか。そういえば男同士って、女の子にするみたいに乳首を弄ったりもするのだろうか。フレディにはとことん男同士のセックスの知識がなかった。唯一知っていたのはアナルを使うということだけだ。
フレディはぼんやり、とりあえず今夜はシュルツの乳首でも弄ってみるか、と考えながら、新たにやってきた客に愛想よく笑顔で声をかけた。
「え?え?使わないんですか?」
「今日は使いませんよ」
「え?なんで?」
「いや、よく考えてみてくださいよ。僕達は最終的にセックスをしようとしている訳です」
「あ、はい」
「なのに、いきなり道具使って拡張だけするっておかしくないですか?」
「はぁ……」
「僕は男に性的興奮できるか微妙ですし」
「はぁ……」
「そもそも、ほぼキスもまともにしてないでしょう?」
「あ、はい」
「だから、とりあえず徐々に慣らしていきましょう。お互いに」
「あの、具体的には?」
「とりあえず今日はお互い裸で寝てみます」
「はぁ……」
「あとキスします」
「あ、はい」
「以上です」
「え?」
「別に今日明日すぐにセックスしなきゃいけないわけじゃないでしょ?じわじわ慣らしていく方向でいきます」
「あ、あの……でも……」
「え?嫌なんですか?」
「嫌じゃないですっ!嫌じゃないんですけど……」
「けど、なんです?」
「あの……俺……」
「はい」
「は、裸で一緒に寝たら……」
「はい」
「……た、勃っちゃう……かも……」
「アンタ僕のこと好きなんですよね。性的な意味も含めて」
「……はい」
「じゃあ、その反応は普通なんじゃないですか?」
「そ、そうですか?き、きもちわるくないですか?」
「なんかもう色々今更じゃないですか。別にアンタが勃起しても僕は気にせず寝ます」
「いや寝られるのもちょっと困るんですけど」
「僕が寝たあとなら隣で自慰をしてもらっても構いませんよ」
「何そのマニアックなプレイみたいなの」
「えー。だって僕には男のペニスを触るのですらハードルが高いんですよ。アンタ僕のペニス普通に触れるんですか?」
「さ!さ!さ!触っていいんですかっ!?」
「え、やだ」
「ひどい」
「アンタを拡張する前に、まずは僕がアンタに触れることになれないと本当に無理なんですよ」
「うぅ……」
「と、いうことで。納得してくださいね」
「…………はい」
「男同士のやり方すらまともに知らない女専門の童貞にうっかり惚れた自分を恨んでくださいよ」
「うぅ……でも好きだもん」
「はい、どーも」
「軽いっ!」
「はいはい。じゃあ、とりあえず服脱ぎますよ」
「えっ!?今っ!?」
「いやだって寝ますし。眠いし」
「本音でた」
「違いますよ。とりあえず裸でくっついてみますよ。ほら、脱いだ脱いだ」
「あ、はい……」
フレディが普通の顔をして寝間着を脱ぎ出した。ポイポイ服を脱いで、下着まで脱いで、あっという間に全裸になった。フレディの裸をまるっと見るのはこれが初めてである。恥ずかしくて直視できない。
シュルツは顔を真っ赤に染めて、のろのろと自分の寝間着のボタンを外し始めた。緊張と羞恥で手が微かに震える。チラッとフレディを見ると、あんまり興味なさそうな顔でベッドの上に胡座をかいて座っている。全裸で。ぷよぷよしてそうな毛深い裸体ががっつり見えている。股間までバッチリだ。フレディの大きなペニスは通常形態のままだ。シュルツは思いきってシャツを脱ぎ捨て、恥ずかしくて躊躇してしまうが、ズボンも下着ごとまとめて脱いだ。自分のペニスをフレディに見られるのが恥ずかしくて、思わずすぐにお山座りしてしまう。
「はい。じゃあ布団に入りますよ。寒いし」
「は、はい」
フレディがもぞもぞ布団の中に潜り込んだ。全裸で。シュルツもフレディに手招きされて、おずおずと同じ布団の中に潜る。フレディの太い腕が、シュルツに腕枕をするように、シュルツの頭の下に伸ばされた。裸の肌同士が触れあう。直接感じる温かいフレディの体温にカッと身体が熱くなる。真っ赤な顔でガチガチに固まったシュルツの唇に、フレディは優しく触れるだけのキスをした。
「おやすみなさい」
「お、お、おやすみなさい……」
フレディはガチガチに固くなっている全裸のシュルツとくっついたまま、すぐに鼾をかいて寝てしまった。シュルツは眠れる気がまるでしない。だってもうペニスが勃起してしまっているのだ。フレディの身体に自分のペニスが触れないように必死で腰を引いている。恥ずかしい。直接感じるフレディの肌の感触にも体温にも匂いにも、どうしようもなく興奮してしまう。そんな自分がはしたない気がして、恥ずかしくて堪らない。ていうか、この状況で鼾をかいて寝るってどうなんだ。なんだこの放置プレイ。確かに裸で触れあうだけでシュルツは恥ずかしくていっぱいいっぱいである。しかしである。だからこそ、一気にガッと最後までやって欲しかったのだ。こんな生殺しみたいな、ひたすら恥ずかしさが続く状態は正直ツラすぎる。あと興奮し過ぎて、もう本当にペニスが痛い。シュルツは寝返りをうって、眠るフレディに背を向けた。本当はしたくない。でも引っ込みがつかない。シュルツは背中にフレディの肌を感じながら、自然と荒くなる呼吸も思わず喘ぎそうになるのも堪えて、夢中で静かにペニスをしごいて自分の手の中に射精した。
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フレディの喫茶店が開店して2ヶ月が過ぎた。そこそこ客も入っており、順調な滑り出しである。フレディは使い終わったカップを洗いながら、チラッと客が帰った後のテーブルを拭いているシュルツを見た。
この2ヶ月ちょい、フレディはシュルツと互いに全裸の状態で一緒のベッドで寝ている。男同士で全裸だというのに、相手がシュルツだからか、特に嫌悪感は感じなかった。フレディは普通に寝ている。シュルツは中々眠れないらしく、昼間によく欠伸をしている。シュルツがフレディが寝たあとに自慰をしているのは、なんとなく気づいている。
触れるだけだが、唇にキスをするのも慣れてきた気がするし、裸でくっつくのにも慣れてきた。そろそろ次の段階に進むべきだろうか。
次の段階……。次の段階って何だろう。シュルツの身体を触ればいいのだろうか。そういえば男同士って、女の子にするみたいに乳首を弄ったりもするのだろうか。フレディにはとことん男同士のセックスの知識がなかった。唯一知っていたのはアナルを使うということだけだ。
フレディはぼんやり、とりあえず今夜はシュルツの乳首でも弄ってみるか、と考えながら、新たにやってきた客に愛想よく笑顔で声をかけた。
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