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24:男達の対面
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サンガレアに本格的な夏がきた。
ロバートはその日の朝、普段よりも気合いを入れて身支度をした。
今日は『先輩』とやらが家に来る。ロバートが不在の時に、時々家に来ているのは知っていたが、ロバートが会うのは初めてである。アイディーは勿論、ミケーネもかなり懐いているらしい。領軍勤めで忙しいそうだが、休日に我が家を訪れてはミケーネの遊び相手をしてくれていることに対する感謝が大きい。
しかし、ロバートは少しだけ『先輩』に嫉妬していた。アイディーは本当に『先輩』に懐いているようで、『先輩』の話をする時は、なんだか誇らしげで楽しそうな雰囲気だからだ。もしかしてアイディーは『先輩』とやらのことが好きなのだろうか、と思う時もある。そんな時は、ほんの少しだけもやもやする。
アイディーはロバートのものなんかじゃない。ロバートが一方的にアイディーを家族のように思っているだけだ。家族の恋は応援するべきだろう。しかし、ほんの少し、本当に少しだけ、もやっとする。
でも、そんなロバートの気持ちよりも、アイディーの幸せの方が最優先だ。アイディーは大事な家族なのだから。
『先輩』とやらが、アイディーを幸せにできる男なのか、見極めなければならない。アイディーが『先輩』とやらのことを恋愛的な意味で好きかどうかも分からないのに、ロバートは密かに燃えていた。まるで娘の彼氏と対面する男親のような気分で、ロバートは『先輩』とやらが来るのを待ち構えた。
ーーーーーー
アイディーは朝からご機嫌だった。
今日はヨザックと一緒にロバートの家で剣の鍛練をする。ヨザックが住む官舎で剣の鍛練をした日から、ヨザックには会えていない。仕事が忙しくなったらしく、たまに端末で短い文章のやりとりをするだけだった。ヨザックに少し久しぶりに会えるのが、自分でも不思議になるくらい嬉しい。
少し前から、毎日短時間だが、筋トレと剣の素振りをやるようになった。腕立て伏せをする時はミケーネを背中に乗せてやっている。背中に乗せてやると、ミケーネは毎回楽しそうに笑う。筋トレは風呂に入る前にやるのだが、ロバートも何故かいつも側で見学している。ミケーネと一緒になって、腕立て伏せや腹筋の回数を数えたりしている。最初の数日は久しぶりの筋トレなので軽い筋肉痛になったが、すぐに慣れた。無理がないよう少ない回数から始め、徐々に回数を増やしていく予定だ。
午前のお茶の時間になる頃に、玄関の呼び鈴が鳴った。
運動用に買ったシャツとズボンを着ているアイディーは、ミケーネを抱っこして、軽い足取りで玄関へと向かった。何故か妙に気合いの入った格好をしているロバートも着いてきた。
玄関のドアを開けると、私服姿のヨザックが鞄と鍛練用の剣を片手に立っていた。
「よぉ。アイディー。ミー坊。元気そうだな。それと初めまして。ヨザック・ティタンです」
「……ロバート・デミタスだ」
「いつもご不在の時に上がり込んでいてすいません。もっと早くにご挨拶するべきでした」
「……いや、いい。いつもミケーネと遊んでくれているのだろう?ありがとう」
「あ、これを良かったら召し上がってください。俺の職場で美味しいって話題のパイなんです」
「……ありがとう。アイディー。早速切ってくれ」
「おーう。先輩あざーっす」
「おう」
ヨザックがにっと笑った。ミケーネが上機嫌でヨザックに手を伸ばしたので、アイディーはミケーネをヨザックに受け渡し、ロバートからパイの入った箱を受け取った。
何気なくロバートの顔を見ると、ロバートはミケーネを抱っこしているヨザックの顔をじっと見ていた。
「旦那様。どうかしたか?」
「……いや、何もない」
アイディーは首を傾げたが、特に気にせず、ミケーネを抱っこしたヨザックを家に入れて、自分はパイを片手に台所へと移動した。
ヨザックが持参したパイは美味しそうな木苺のパイだった。アイディーは鼻歌を歌いながら切り分け、香りがいい紅茶と共に、いそいそと皆がいる居間へと向かった。
ーーーーーー
ガキンッ、ガッと金属同士がぶつかり合う音や聞いているだけで痛くなりそうな打撃音が聞こえる度に、ロバートは小さくピクッと身体を震わせた。自分でも忘れていたのだが、ロバートは荒っぽいことが本当に苦手であった。
ミケーネを抱っこして座っているロバートの目の前で、アイディーとヨザックが鍛練用の剣を振り回している。獰猛な獣みたいな凶悪な顔をしているアイディーは、なんとも楽しそうである。ヨザックの蹴りがアイディーの脇腹に決まった。ものすごく痛そうなのに、アイディーは少しよろけただけで、すぐにまたヨザックに剣を打ち込んでいった。
初めて会ったヨザックは、ロバートよりも背が高く、筋肉がしっかりとついている快活な印象の男前だった。筋肉がバランスよくついているのか、無駄にゴリゴリマッチョな感じではなく、スタイルが良くて男にも女にもモテそうだ。
ロバートは自分の細い腕を見て、少しだけ凹んだ。別に競うつもりはないが、なんだか男として完全に負けている気がする。
アイディーやミケーネの懐き具合から察するに、性格も良さそうだし、本当に色々負けている気がする。
ロバートはミケーネと共に、なんだか楽しそうな2人を昼飯時までビビりながら眺めた。
ーーーーーー
ヨザックは風呂を借りた後、少し気合いを入れて乾かした髪をセットした。
アイディーの雇い主であるロバートとは初対面である。ロバートは背はそんなに高くないが、キレイな顔立ちをした、ほっそりとした男だった。魔術師らしい長い髪の美しい男に、ヨザックは少し複雑な気持ちになった。
少々年を食っている感はあるが、ノンケの男も惚れそうなくらい、ロバートは美しい。どこからどう見ても男臭い自分とは全然違う。
別に張り合うつもりはないが、なんとなく身支度に気合いを入れてしまう。伸ばして整えるようにし始めた顎髭を撫でて、ヨザックはふっと小さく笑った。アイディーは顎髭を伸ばしたヨザックのことを褒めてくれるだろうか。褒めてくれたら嬉しい。
ヨザックは昨夜にしっかりアイロンをかけたシャツを着て、アイディー達がいる居間へと向かった。
アイディーが準備してくれていた昼食を食べ始めると、暫くして、ロバートがじっとヨザックを見ていることに気がついた。ヨザックがロバートの方へ顔を向けると、ロバートとバチッと目が合った。ロバートが少し目を泳がせて、口を開いた。
「……怪我はしていないのか?アイディーが蹴った所とか」
「多少打ち身にはなっているでしょうけど、お互い手加減をしてますから大丈夫です」
「坊っちゃんが見てるから、今日はかなり手加減したし」
「あれでか?」
「えぇ」
「おう」
ロバートが信じられないという顔をした。
本当に今日はかなり手加減をした。剣の鍛練というよりも、アイディーとじゃれて遊んだ程度のものだ。
「よーちゃんもあーちゃんもかっこいい」
「お。ありがとな。ミー坊」
にーっと笑って褒めてくれたミケーネに、にっと笑い、ヨザックはミケーネの頬についている少量のケチャップを指先で拭った。アイディーが用意してくれた今日の昼食はオムライスである。優しい甘さの卵が絶妙に美味しくて、惚れ直してしまう。
ヨザックはおかわりもあるというアイディーの言葉に甘えて、おかわりもして、がっつり昼食を食べた。
腹を休めてから、皆でミケーネと遊んで、ヨザックはロバートの家を出た。
ロバートはぼんやり予想していたような、下衆な感じの男ではなかった。ミケーネを見る目は優しく、アイディーにも不必要に偉ぶったりしていなかったし、アイディーを虐げている感じはなかった。でも、あの男はアイディーを抱いている。セックスの相手もアイディーの仕事の範疇だから仕方がないのだろうが、どうしても嫉妬してしまう。ヨザックが触れたことがない所にもロバートは触れている。見たことがないアイディーの表情を見て、聞いたことがないアイディーの声を聞いている。
単なる平軍人でしかない、甲斐性なしな自分が嫌になる。惚れている相手の手助けを全然できない自分が不甲斐なくて情けない。
ヨザックは小さく溜め息を吐いて、少しだけ背中を丸めて、とぼとぼと官舎の自宅へと戻った。
ロバートはその日の朝、普段よりも気合いを入れて身支度をした。
今日は『先輩』とやらが家に来る。ロバートが不在の時に、時々家に来ているのは知っていたが、ロバートが会うのは初めてである。アイディーは勿論、ミケーネもかなり懐いているらしい。領軍勤めで忙しいそうだが、休日に我が家を訪れてはミケーネの遊び相手をしてくれていることに対する感謝が大きい。
しかし、ロバートは少しだけ『先輩』に嫉妬していた。アイディーは本当に『先輩』に懐いているようで、『先輩』の話をする時は、なんだか誇らしげで楽しそうな雰囲気だからだ。もしかしてアイディーは『先輩』とやらのことが好きなのだろうか、と思う時もある。そんな時は、ほんの少しだけもやもやする。
アイディーはロバートのものなんかじゃない。ロバートが一方的にアイディーを家族のように思っているだけだ。家族の恋は応援するべきだろう。しかし、ほんの少し、本当に少しだけ、もやっとする。
でも、そんなロバートの気持ちよりも、アイディーの幸せの方が最優先だ。アイディーは大事な家族なのだから。
『先輩』とやらが、アイディーを幸せにできる男なのか、見極めなければならない。アイディーが『先輩』とやらのことを恋愛的な意味で好きかどうかも分からないのに、ロバートは密かに燃えていた。まるで娘の彼氏と対面する男親のような気分で、ロバートは『先輩』とやらが来るのを待ち構えた。
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アイディーは朝からご機嫌だった。
今日はヨザックと一緒にロバートの家で剣の鍛練をする。ヨザックが住む官舎で剣の鍛練をした日から、ヨザックには会えていない。仕事が忙しくなったらしく、たまに端末で短い文章のやりとりをするだけだった。ヨザックに少し久しぶりに会えるのが、自分でも不思議になるくらい嬉しい。
少し前から、毎日短時間だが、筋トレと剣の素振りをやるようになった。腕立て伏せをする時はミケーネを背中に乗せてやっている。背中に乗せてやると、ミケーネは毎回楽しそうに笑う。筋トレは風呂に入る前にやるのだが、ロバートも何故かいつも側で見学している。ミケーネと一緒になって、腕立て伏せや腹筋の回数を数えたりしている。最初の数日は久しぶりの筋トレなので軽い筋肉痛になったが、すぐに慣れた。無理がないよう少ない回数から始め、徐々に回数を増やしていく予定だ。
午前のお茶の時間になる頃に、玄関の呼び鈴が鳴った。
運動用に買ったシャツとズボンを着ているアイディーは、ミケーネを抱っこして、軽い足取りで玄関へと向かった。何故か妙に気合いの入った格好をしているロバートも着いてきた。
玄関のドアを開けると、私服姿のヨザックが鞄と鍛練用の剣を片手に立っていた。
「よぉ。アイディー。ミー坊。元気そうだな。それと初めまして。ヨザック・ティタンです」
「……ロバート・デミタスだ」
「いつもご不在の時に上がり込んでいてすいません。もっと早くにご挨拶するべきでした」
「……いや、いい。いつもミケーネと遊んでくれているのだろう?ありがとう」
「あ、これを良かったら召し上がってください。俺の職場で美味しいって話題のパイなんです」
「……ありがとう。アイディー。早速切ってくれ」
「おーう。先輩あざーっす」
「おう」
ヨザックがにっと笑った。ミケーネが上機嫌でヨザックに手を伸ばしたので、アイディーはミケーネをヨザックに受け渡し、ロバートからパイの入った箱を受け取った。
何気なくロバートの顔を見ると、ロバートはミケーネを抱っこしているヨザックの顔をじっと見ていた。
「旦那様。どうかしたか?」
「……いや、何もない」
アイディーは首を傾げたが、特に気にせず、ミケーネを抱っこしたヨザックを家に入れて、自分はパイを片手に台所へと移動した。
ヨザックが持参したパイは美味しそうな木苺のパイだった。アイディーは鼻歌を歌いながら切り分け、香りがいい紅茶と共に、いそいそと皆がいる居間へと向かった。
ーーーーーー
ガキンッ、ガッと金属同士がぶつかり合う音や聞いているだけで痛くなりそうな打撃音が聞こえる度に、ロバートは小さくピクッと身体を震わせた。自分でも忘れていたのだが、ロバートは荒っぽいことが本当に苦手であった。
ミケーネを抱っこして座っているロバートの目の前で、アイディーとヨザックが鍛練用の剣を振り回している。獰猛な獣みたいな凶悪な顔をしているアイディーは、なんとも楽しそうである。ヨザックの蹴りがアイディーの脇腹に決まった。ものすごく痛そうなのに、アイディーは少しよろけただけで、すぐにまたヨザックに剣を打ち込んでいった。
初めて会ったヨザックは、ロバートよりも背が高く、筋肉がしっかりとついている快活な印象の男前だった。筋肉がバランスよくついているのか、無駄にゴリゴリマッチョな感じではなく、スタイルが良くて男にも女にもモテそうだ。
ロバートは自分の細い腕を見て、少しだけ凹んだ。別に競うつもりはないが、なんだか男として完全に負けている気がする。
アイディーやミケーネの懐き具合から察するに、性格も良さそうだし、本当に色々負けている気がする。
ロバートはミケーネと共に、なんだか楽しそうな2人を昼飯時までビビりながら眺めた。
ーーーーーー
ヨザックは風呂を借りた後、少し気合いを入れて乾かした髪をセットした。
アイディーの雇い主であるロバートとは初対面である。ロバートは背はそんなに高くないが、キレイな顔立ちをした、ほっそりとした男だった。魔術師らしい長い髪の美しい男に、ヨザックは少し複雑な気持ちになった。
少々年を食っている感はあるが、ノンケの男も惚れそうなくらい、ロバートは美しい。どこからどう見ても男臭い自分とは全然違う。
別に張り合うつもりはないが、なんとなく身支度に気合いを入れてしまう。伸ばして整えるようにし始めた顎髭を撫でて、ヨザックはふっと小さく笑った。アイディーは顎髭を伸ばしたヨザックのことを褒めてくれるだろうか。褒めてくれたら嬉しい。
ヨザックは昨夜にしっかりアイロンをかけたシャツを着て、アイディー達がいる居間へと向かった。
アイディーが準備してくれていた昼食を食べ始めると、暫くして、ロバートがじっとヨザックを見ていることに気がついた。ヨザックがロバートの方へ顔を向けると、ロバートとバチッと目が合った。ロバートが少し目を泳がせて、口を開いた。
「……怪我はしていないのか?アイディーが蹴った所とか」
「多少打ち身にはなっているでしょうけど、お互い手加減をしてますから大丈夫です」
「坊っちゃんが見てるから、今日はかなり手加減したし」
「あれでか?」
「えぇ」
「おう」
ロバートが信じられないという顔をした。
本当に今日はかなり手加減をした。剣の鍛練というよりも、アイディーとじゃれて遊んだ程度のものだ。
「よーちゃんもあーちゃんもかっこいい」
「お。ありがとな。ミー坊」
にーっと笑って褒めてくれたミケーネに、にっと笑い、ヨザックはミケーネの頬についている少量のケチャップを指先で拭った。アイディーが用意してくれた今日の昼食はオムライスである。優しい甘さの卵が絶妙に美味しくて、惚れ直してしまう。
ヨザックはおかわりもあるというアイディーの言葉に甘えて、おかわりもして、がっつり昼食を食べた。
腹を休めてから、皆でミケーネと遊んで、ヨザックはロバートの家を出た。
ロバートはぼんやり予想していたような、下衆な感じの男ではなかった。ミケーネを見る目は優しく、アイディーにも不必要に偉ぶったりしていなかったし、アイディーを虐げている感じはなかった。でも、あの男はアイディーを抱いている。セックスの相手もアイディーの仕事の範疇だから仕方がないのだろうが、どうしても嫉妬してしまう。ヨザックが触れたことがない所にもロバートは触れている。見たことがないアイディーの表情を見て、聞いたことがないアイディーの声を聞いている。
単なる平軍人でしかない、甲斐性なしな自分が嫌になる。惚れている相手の手助けを全然できない自分が不甲斐なくて情けない。
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