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78:それからそれから
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アーベルは正式にリカルドと恋人になった。かといって特に何が変わったわけでもない。今まで通り、アーベルの休みの前日にリカルドの元へ行き、部屋の掃除や洗濯などの家事をして、所長室の掃除と書類の整理などをしつつ、合間にのんびり持参した本を読んだりしている。……まぁ、会った時にキスをしたり、帰り際にキスをしたり、わりと頻繁にセックスをするようになったが。
本を読むときも、なんとなくソファーに座るリカルドのすぐ隣に座ることが増えた。そのままリカルドにもたれかかって眠ってしまうこともある。微妙に距離感が変わった2人を、魔術研究所の魔術師達はニヤニヤと微笑ましく眺めていた。アーベルは魔術師達から完全にリカルドの世話焼き女房として扱われており、アーベルは魔術師達から『奥さん』と呼ばれている。……べ、別に嫌ではないけど。
相談にのってくれた祖父クラウディオの家を、アーベルは休日にリカルドと2人で手土産持参で訪ねた。アーベルがクラウディオに相談にのってもらったという話をすると、リカルドが挨拶に行くと言ったからだ。たまたま帰ってきていた飛竜馬鹿の方の祖父ジャンやトリッシュ、祖母フェリもいたので、2人で正式にお付き合いすることになったことを報告した。皆に大喜びされて、昼食を共にした。ついでに一緒に酒を飲もうと誘われたが、それは断った。この後、祖父フーガと父アルジャーノにも2人で報告に行く予定なのだ。笑顔の皆に見送られて、馬にタンデムして領館を目指す。マーサ様の家の居間で、これまた、たまたま来たばかりの父王ナーガと母マルクを含めた4人に、アーベルは真っ赤になりながらリカルドを紹介した。特にナーガが驚いていたが、笑顔で祝福して、『アーベルをよろしく頼む』とリカルドと握手した。なんだか皆にアッサリ祝福されて、アーベルは少し拍子抜けした。いや、交際を反対されても困るのだが。そのまま、夕食を街の個室のある高級店で皆で食べることになった。
美味しい料理に舌鼓を打ちながら、ナーガがそろそろ国に呼び戻そうかと思っていたとポロッと洩らした。恋人ができたのなら、正式にサンガレアの医学研究所へと異動にしてくれると言ってくれた。……危ないところだった。うっかり1人で長々と悩んでいたら水の宗主国に帰らなければならなくなっていた。リカルドと離れるのは嫌だ。クラウディオに相談して背中を押してもらって本当によかった。今度追加でクラウディオには菓子折でも持っていこう。和やかに夕食を楽しみ、領館の近くでアーベルとリカルドは家族と別れた。そのまま2人で馬に乗って、リカルドの家を目指す。
リカルドの家に着いて玄関から家に入るなり、アーベルはリカルドに抱き締められた。そのまま何度もキスをされる。リカルドが唇を触れあわせながら、小さく囁いた。
「いいご家族ですね」
「うん」
「認めてもらえてよかったです」
「うん」
「……正直少々不安でしたので」
「そうなの?」
「えぇ、まぁ」
「ふーん」
「アーベル」
「なに?」
「寝室に行きませんか?貴方が今すぐ欲しい」
「……うん」
ストレートなリカルドの言葉にアーベルは顔を真っ赤にして頷いた。そのまま手を繋いで2人で寝室に向かう。
ベッドに着くのを待ちきれずに、2人で激しくキスをしながら、互いの服を脱がせあう。全裸になったアーベルをリカルドが勢いよくベッドに押し倒して、すぐにアーベルの身体を優しく、でも情熱的に撫で回しながら、アーベルの首筋や耳を舐め回した。アーベルは脚を大きく開いて、覆い被さるリカルドの腰に脚を絡めた。互いの勃起したペニスが密着する。アーベルは我慢できなくて、腰を動かしてリカルドの熱いペニスに自分のペニスを擦りつけた。身体を離して真っ直ぐ立ち上がったリカルドの反り返っているペニスに手で触れて、躊躇なく熱いペニスを口に含む。まだ風呂にも入っていない。まだ残暑がキツい季節なので、汗も結構かいている。しかし、そんなこと全然気にならなかった。アーベルはリカルドを目だけで見上げながら、リカルドのペニスを夢中で頬張り、舐め回した。リカルドのペニスを少し強めに吸いながら唇でしごくと、舌に感じる先走りの量が増える。リカルドの味だと思うと益々興奮する。アーベルはリカルドがアーベルの口内に勢いよく射精するまで、ひたすらリカルドのペニスを熱心に可愛がった。
1度射精したリカルドにペニスを舐め回されてアーベルがリカルドの口内に射精すると、アーベルの精液をゴクンと飲み込んだリカルドに促されてリカルドに背を向けて四つん這いになった。すぐにアナルをリカルドに舐められる。ゾクゾクする快感にはしたない声が止まらない。アーベルは腰をくねらせながら喘いで、ローションを塗ったリカルドの指を素直に受け入れた。ぐちゃぐちゃといやらしい音をさせながら、リカルドの指が3本も入って、好き勝手にアーベルのアナルを弄っている。気持ちがいい。でも、もっと欲しい。アーベルは喘ぎながら、腰をくねらせ、リカルドにねだった。
リカルドは指を引き抜くと、すぐに再び熱く固くなっている自分のペニスをアーベルのアナルに押しつけ、ゆっくりとペニスを入れてきた。リカルドのペニスにアーベルのアナルが押し拡げられる。ゆっくりとリカルドのペニスを入れられただけで、アーベルは身体を震わせてイッてしまった。腰を震わせるアーベルの尻を優しくリカルドが撫でて、そのままパンパンと肌同士がぶつかる音がする程激しく腰を打ちつけ始めた。頭の中が真っ白になるほど気持ちがいい。アーベルは激しく大きく喘ぎながら、リカルドに与えられる快感を貪った。
互いに満足する頃には夜が白けていた。2人でピッタリくっついたまま、荒い息を整えている。すっごい盛り上がった。アーベルはもう暫く勃起する気がしない程、何度も射精していた。淡白だった自分はどこにいってしまったのだろうか、と不思議に思うくらいだ。
リカルドが大きく息を吐いて、アーベルに優しくキスをした。
「アーベル」
「……うん」
「これからもよろしくお願いいたします」
「うん。こっちもよろしく」
「はい」
2人で顔を見合わせて、穏やかに笑った。
ーーーーーー
アーベルとリカルドが正式に恋人になって、きっかり20年目の夏。
アーベルは唐突にリカルドにプロポーズされた。よりにもよってアーベルが晩ご飯を台所で作っている真っ最中にである。
アーベルはポカンとした後、おたまを持ったままリカルドに勢いよく抱きついてキスをした。涙目の笑顔で頷くと、リカルドがほっとした顔でアーベルに優しいキスをした。
家族にその事を報告すると、皆に喜ばれて、話がトントン拍子に進み、その年の秋の豊穣祭が終わった後に2人の結婚式を土の聖地神殿で行った。各宗主国の王族達や魔術研究所の魔術師達が参列して、それはもう賑やかな結婚式になった。
今後は魔術研究所の近くに家を建てて、そこに住む予定である。リカルドは街に近い方がアーベルの出勤にいいと主張したが、魔術研究所所長のリカルドの方が仕事が忙しいし、研究もあるだろう、とアーベルが言って納得させた。家はマーサ様達が建ててくれるので、完成予定の来年の初夏くらいに新居に引っ越す予定である。それまではリカルドの官舎の家にアーベルも住む。
子供は暫くはつくらない予定だ。リカルドとの子供は欲しいが、お互い今は仕事が忙しい。子供は2人きりの生活を暫く楽しんでからでいいか、という話になった。
年を越して、初夏を迎え、完成した新居に2人で引っ越した。マーサ様やクラウディオ達が建ててくれた家は住みやすく、リカルドもアーベルもすごく気に入った。アーベルの通勤用の馬を入れる馬小屋もあり、少し狭いが庭もあって、アーベルはそこに料理に使う香草を植えた。リカルドは広い書斎がとても気に入ったらしく、嬉々として今まで置き場がなくて買えなかったマニアックな魔術書などを大量に購入した。暇さえあれば書斎に籠って、魔術書を読んだり論文を書いたりしている。
アーベルは結婚しても相変わらず魔術研究所の所長室に休みの度に出入りしている。所長室の掃除をして、書類を整理する為だ。所長室を訪れる者達にお茶や珈琲を淹れてやることもある。勿論リカルドには最優先で。
アーベルは真面目な顔で部下と話し合うリカルドの怖い顔を、ソファーに座ってチラリと見た。リカルドは顔が怖いが、もうアーベルには怖く見えない。むしろアーベルの瞳には素敵にうつる。俺の旦那様マジ素敵……と、ついうっとり見とれてしまう。
アーベルはリカルドの顔から目をそらして、穏やかな天気の窓の外を眺めた。なんだか幸せだなー、としみじみ思う休日の午後の一時であった。
本を読むときも、なんとなくソファーに座るリカルドのすぐ隣に座ることが増えた。そのままリカルドにもたれかかって眠ってしまうこともある。微妙に距離感が変わった2人を、魔術研究所の魔術師達はニヤニヤと微笑ましく眺めていた。アーベルは魔術師達から完全にリカルドの世話焼き女房として扱われており、アーベルは魔術師達から『奥さん』と呼ばれている。……べ、別に嫌ではないけど。
相談にのってくれた祖父クラウディオの家を、アーベルは休日にリカルドと2人で手土産持参で訪ねた。アーベルがクラウディオに相談にのってもらったという話をすると、リカルドが挨拶に行くと言ったからだ。たまたま帰ってきていた飛竜馬鹿の方の祖父ジャンやトリッシュ、祖母フェリもいたので、2人で正式にお付き合いすることになったことを報告した。皆に大喜びされて、昼食を共にした。ついでに一緒に酒を飲もうと誘われたが、それは断った。この後、祖父フーガと父アルジャーノにも2人で報告に行く予定なのだ。笑顔の皆に見送られて、馬にタンデムして領館を目指す。マーサ様の家の居間で、これまた、たまたま来たばかりの父王ナーガと母マルクを含めた4人に、アーベルは真っ赤になりながらリカルドを紹介した。特にナーガが驚いていたが、笑顔で祝福して、『アーベルをよろしく頼む』とリカルドと握手した。なんだか皆にアッサリ祝福されて、アーベルは少し拍子抜けした。いや、交際を反対されても困るのだが。そのまま、夕食を街の個室のある高級店で皆で食べることになった。
美味しい料理に舌鼓を打ちながら、ナーガがそろそろ国に呼び戻そうかと思っていたとポロッと洩らした。恋人ができたのなら、正式にサンガレアの医学研究所へと異動にしてくれると言ってくれた。……危ないところだった。うっかり1人で長々と悩んでいたら水の宗主国に帰らなければならなくなっていた。リカルドと離れるのは嫌だ。クラウディオに相談して背中を押してもらって本当によかった。今度追加でクラウディオには菓子折でも持っていこう。和やかに夕食を楽しみ、領館の近くでアーベルとリカルドは家族と別れた。そのまま2人で馬に乗って、リカルドの家を目指す。
リカルドの家に着いて玄関から家に入るなり、アーベルはリカルドに抱き締められた。そのまま何度もキスをされる。リカルドが唇を触れあわせながら、小さく囁いた。
「いいご家族ですね」
「うん」
「認めてもらえてよかったです」
「うん」
「……正直少々不安でしたので」
「そうなの?」
「えぇ、まぁ」
「ふーん」
「アーベル」
「なに?」
「寝室に行きませんか?貴方が今すぐ欲しい」
「……うん」
ストレートなリカルドの言葉にアーベルは顔を真っ赤にして頷いた。そのまま手を繋いで2人で寝室に向かう。
ベッドに着くのを待ちきれずに、2人で激しくキスをしながら、互いの服を脱がせあう。全裸になったアーベルをリカルドが勢いよくベッドに押し倒して、すぐにアーベルの身体を優しく、でも情熱的に撫で回しながら、アーベルの首筋や耳を舐め回した。アーベルは脚を大きく開いて、覆い被さるリカルドの腰に脚を絡めた。互いの勃起したペニスが密着する。アーベルは我慢できなくて、腰を動かしてリカルドの熱いペニスに自分のペニスを擦りつけた。身体を離して真っ直ぐ立ち上がったリカルドの反り返っているペニスに手で触れて、躊躇なく熱いペニスを口に含む。まだ風呂にも入っていない。まだ残暑がキツい季節なので、汗も結構かいている。しかし、そんなこと全然気にならなかった。アーベルはリカルドを目だけで見上げながら、リカルドのペニスを夢中で頬張り、舐め回した。リカルドのペニスを少し強めに吸いながら唇でしごくと、舌に感じる先走りの量が増える。リカルドの味だと思うと益々興奮する。アーベルはリカルドがアーベルの口内に勢いよく射精するまで、ひたすらリカルドのペニスを熱心に可愛がった。
1度射精したリカルドにペニスを舐め回されてアーベルがリカルドの口内に射精すると、アーベルの精液をゴクンと飲み込んだリカルドに促されてリカルドに背を向けて四つん這いになった。すぐにアナルをリカルドに舐められる。ゾクゾクする快感にはしたない声が止まらない。アーベルは腰をくねらせながら喘いで、ローションを塗ったリカルドの指を素直に受け入れた。ぐちゃぐちゃといやらしい音をさせながら、リカルドの指が3本も入って、好き勝手にアーベルのアナルを弄っている。気持ちがいい。でも、もっと欲しい。アーベルは喘ぎながら、腰をくねらせ、リカルドにねだった。
リカルドは指を引き抜くと、すぐに再び熱く固くなっている自分のペニスをアーベルのアナルに押しつけ、ゆっくりとペニスを入れてきた。リカルドのペニスにアーベルのアナルが押し拡げられる。ゆっくりとリカルドのペニスを入れられただけで、アーベルは身体を震わせてイッてしまった。腰を震わせるアーベルの尻を優しくリカルドが撫でて、そのままパンパンと肌同士がぶつかる音がする程激しく腰を打ちつけ始めた。頭の中が真っ白になるほど気持ちがいい。アーベルは激しく大きく喘ぎながら、リカルドに与えられる快感を貪った。
互いに満足する頃には夜が白けていた。2人でピッタリくっついたまま、荒い息を整えている。すっごい盛り上がった。アーベルはもう暫く勃起する気がしない程、何度も射精していた。淡白だった自分はどこにいってしまったのだろうか、と不思議に思うくらいだ。
リカルドが大きく息を吐いて、アーベルに優しくキスをした。
「アーベル」
「……うん」
「これからもよろしくお願いいたします」
「うん。こっちもよろしく」
「はい」
2人で顔を見合わせて、穏やかに笑った。
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アーベルとリカルドが正式に恋人になって、きっかり20年目の夏。
アーベルは唐突にリカルドにプロポーズされた。よりにもよってアーベルが晩ご飯を台所で作っている真っ最中にである。
アーベルはポカンとした後、おたまを持ったままリカルドに勢いよく抱きついてキスをした。涙目の笑顔で頷くと、リカルドがほっとした顔でアーベルに優しいキスをした。
家族にその事を報告すると、皆に喜ばれて、話がトントン拍子に進み、その年の秋の豊穣祭が終わった後に2人の結婚式を土の聖地神殿で行った。各宗主国の王族達や魔術研究所の魔術師達が参列して、それはもう賑やかな結婚式になった。
今後は魔術研究所の近くに家を建てて、そこに住む予定である。リカルドは街に近い方がアーベルの出勤にいいと主張したが、魔術研究所所長のリカルドの方が仕事が忙しいし、研究もあるだろう、とアーベルが言って納得させた。家はマーサ様達が建ててくれるので、完成予定の来年の初夏くらいに新居に引っ越す予定である。それまではリカルドの官舎の家にアーベルも住む。
子供は暫くはつくらない予定だ。リカルドとの子供は欲しいが、お互い今は仕事が忙しい。子供は2人きりの生活を暫く楽しんでからでいいか、という話になった。
年を越して、初夏を迎え、完成した新居に2人で引っ越した。マーサ様やクラウディオ達が建ててくれた家は住みやすく、リカルドもアーベルもすごく気に入った。アーベルの通勤用の馬を入れる馬小屋もあり、少し狭いが庭もあって、アーベルはそこに料理に使う香草を植えた。リカルドは広い書斎がとても気に入ったらしく、嬉々として今まで置き場がなくて買えなかったマニアックな魔術書などを大量に購入した。暇さえあれば書斎に籠って、魔術書を読んだり論文を書いたりしている。
アーベルは結婚しても相変わらず魔術研究所の所長室に休みの度に出入りしている。所長室の掃除をして、書類を整理する為だ。所長室を訪れる者達にお茶や珈琲を淹れてやることもある。勿論リカルドには最優先で。
アーベルは真面目な顔で部下と話し合うリカルドの怖い顔を、ソファーに座ってチラリと見た。リカルドは顔が怖いが、もうアーベルには怖く見えない。むしろアーベルの瞳には素敵にうつる。俺の旦那様マジ素敵……と、ついうっとり見とれてしまう。
アーベルはリカルドの顔から目をそらして、穏やかな天気の窓の外を眺めた。なんだか幸せだなー、としみじみ思う休日の午後の一時であった。
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