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20:二人のこれから
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翌朝。
ブライアンは、シャワーを浴びて、カーティスと腰にカーティス作の湿布を貼り合いっこした後、パンツ一枚のまま、カーティスに殴られた頬を診られていた。フリンに薬を塗ってもらったが、ブライアンの頬は見事に腫れてしまっていた。切れた口の中も診られて、治るのに数日はかかるそうだ。強く掴まれた肩も青痣になっていて、カーティスが渋い顔をして、臭い薬を塗ってくれた。
流石にこの顔で出勤するのはマズいので、ブライアンは職場の上司とデイビットに怪我で休む旨を書いた手紙を連絡蝶で飛ばした。
カーティスも今日は休むと言って、連絡蝶を飛ばしていた。
カーティスが手早く調合した薬を、腫れている頬に優しく塗ってくれる。カーティスの触り方が、まるで壊れ物を扱うみたいな感じで、少し擽ったい。
痛みはあるのだが、身体も心の方も、なんだかいつもより楽な気がする。カーティスがどこまでも優しいからだと思う。
薬を塗り終えたカーティスが、手についた薬をタオルで拭き取って、なにやら落ち着かない様子で、いきなりベッドの上に正座をした。
「カーティス?」
「あーー、あの、ですね」
「はい」
なんとなくブライアンも正座をして、急に頬を赤らめて指をもじもじし始めたカーティスの言葉を待った。
「ああああのっ!」
「はい」
「おっ、俺とっ、おっ、お付き合いしてくださいっ!!」
ガバッとカーティスが勢いよく土下座をした。ブライアンはキョトンとした。昨夜、お互いに好きだと言い合ったので、ブライアンの中では既にお付き合いをスタートしているつもりだったのだが。
ブライアンは小首を傾げてから、結ってないカーティスの髪を優しく摘んで、ちょいちょいと軽く引っ張った。
カーティスが恐る恐るといった様子で顔を上げた。カーティスの顔は面白いくらい真っ赤になっている。それがあまりにも可愛くて、ブライアンは笑みを浮かべた。
「俺とお付き合いしてくれる?」
「はいぃぃぃぃっ!」
「ふふっ。改めて、よろしくね」
「う、うんっ!そ、それでですね……」
「なぁに?」
「あのー……将来的には、その、結婚とかしてほしいんですけど、あの、俺、仕事がすげぇ好きだし、まだまだやりたい研究とかいっぱいあって……その……気長に付き合ってくれないかな」
「うん。俺も自分の仕事が好きだからね。やり甲斐があるし。それに、自分の好きなことをしてるカーティスって格好いいから、好きなだけ仕事してよ。あ、でも、たまにはちゃんと構ってね」
「う、うん!その、ブライアン」
「ん?」
「ありがとう」
「こっちこそ、ありがとう。俺を選んでくれて」
「えへ、えへへへ……」
カーティスが嬉しそうにふにゃっと笑った。なんだか少し照れくさい空気が流れる。カーティスが結婚まで考えてくれていたことには少し驚いたが、同時に、ものすごく嬉しかった。
きっとカーティスとは長い付き合いになる。根拠はないが、確信に近い自信がある。
ブライアンもカーティスも、お互いにまだまだ知らないことだらけだと思う。2人で時間をかけて、お互いを知っていけばいい。カーティスとなら、たとえ喧嘩をしても、仲直りをして、また仲良くできるような気がする。
ブライアンは土下座をやめさせて、カーティスの手を両手で握った。
「いっぱい話して、いっぱい触れ合って、いっぱい喧嘩して、お互いに知り合って、ずっと一緒にいよう」
「うん。ブライアン」
「ん?」
「ブライアンのそういうとこ、男前で格好いい」
「あはっ。ありがとう」
「不束者ですが、末永くよろしくね」
「うん。とりあえず朝ご飯にしようか。さっきから腹の虫が鳴いてるよ」
「……自由気ままな腹の虫で申し訳ない……」
「ははっ!いいじゃない。素直な身体で。何が食べたい?」
「ブライアンが作ってくれるものなら何でも好き!……あっ、あれ食べたい。ベーコンとチーズが入ったオムレツ!」
「いいよ。ちょっと待っててね」
「あ、ブライアン。お願いがあるんだけど」
「お願い?」
「俺にも料理を教えてくれないかな?一緒にやったら楽しそうだし」
「是非とも!じゃあ、一緒に作ろうか」
「うん!」
ブライアンはカーティスと顔を見合わせて、ふわっと笑った。
2人とも服を着たら、手を繋いで台所へと向かう。
まだ頬に赤みが残っているカーティスの横顔を見て、ブライアンは嬉しくて、カーティスが可愛くて、堪えきれずに笑みを浮かべた。
------
ブライアンは目覚まし時計の音で目覚めると、布団の中から手を伸ばして、ベッドのヘッドボードの上の目覚まし時計を叩くようにして音を止め、大きな欠伸をしながら、のろのろと起き上がった。
カーティスがもにょもにょと不明瞭な言葉を発しながら、ブライアンの腰にゆるく抱きついてくる。
ブライアンはふふっと笑って、カーティスを起こさないように、カーティスの頭をやんわりと撫でた。
あと一時間で、ブライアンとカーティスのお姫様が起きてくる。それまでに朝食を作り終わらなければ。
ブライアンはカーティスの長い髪を優しく手で梳いて、カーティスの少し髭が伸びた頬にキスをすると、静かにベッドから下りた。
カーティスと恋人になり、数十年後にカーティスと結婚した。薬師街と総合庁がある丘の、ちょうど中間地点になる街外れに家を建て、2人で暮らし始めた。
恋人になってすぐに、お揃いの個人用ピアス型魔導通信具を買ったが、未だに連絡蝶で連絡を取り合う事の方が多い。
『ブライアンの几帳面な字を見るのが好き』とカーティスが可愛いことを言うので、魔導通信具の出番は少ない。
5年前に、2人の子供をつくった。生まれてきてくれた子供は女の子で、どちらかと言えばブライアンに似ている。2人で育児休暇を3年取り、慣れない育児でひーひー言いながらも、楽しく、小さな幸せが沢山の日々を過ごしている。
娘が3歳になると、薬事研究所付属の保育所に通わせ、2年前から2人とも復職した。育児休暇中は、カーティスが禁断症状というか、薬を思うように作れないストレスで少し荒れたので、ブライアンは数日置きに、育児休暇中のカーティスを山へ行かせたり、家の中にある調合室に1日篭もらせたりした。
子供をつくるとなった時、元々医師免許も持っていたカーティスが、更に勉強をして研修を受けて、小児科医の資格も取ってくれたので、娘のアイリーンに何かあっても心強い。
幸い、アイリーンは大病することなく、すくすくと元気に育ってくれている。少し元気過ぎるくらい元気な子だ。どっちに似たのか、中々にやんちゃで、男友達達と毎日外を走り回って遊んでいる。
ブライアンが大急ぎで朝食を作っていると、先にカーティスが起きてきた。寝癖でボサボサの髪のまま、台所に来て、ブライアンにキスをしてから、洗濯を仕掛けに行った。
朝食が出来上がる少し前に、アイリーンが起きてきた。階段をバタバタと走る音がしたかと思えば、アイリーンがぴょこっと台所の入り口から顔を覗かせた。
「おはよー!パパ!お腹すいた!!」
「おはよう。アイリーン。もうちょっとだけ待ってね」
「はぁーい」
アイリーンはカーティスに似たのか、食欲旺盛である。魔力が安定して測定できる10歳にならないと分からないが、おそらくカーティス同様、保有魔力が多いのだろう。
食費が年々愉快なことになっているが、まだまだこれから増え続ける筈である。2人とも高給取りでよかったと、ちょっぴり思っちゃうブライアンなのであった。
1回目の洗濯物を干したカーティスが戻ってきたら、賑やかな朝食の時間の始まりである。
朝から元気いっぱい食欲旺盛な親子2人を眺めて、ブライアンはふふっと笑った。
子育てはすごく大変だが、カーティスが頼もしいし、一緒に頑張ってくれている。カーティスの格好いいところも、少しヘタレで情けないところも、どこまでも優しいところも、すごく可愛いところも、本当に大好きだ。
ブライアンはぽわぽわとした胸の温かさを感じながら、今日も1日頑張ろうと、朝食をキレイに完食してくれた2人の頬にキスをした。
(おしまい)
ブライアンは、シャワーを浴びて、カーティスと腰にカーティス作の湿布を貼り合いっこした後、パンツ一枚のまま、カーティスに殴られた頬を診られていた。フリンに薬を塗ってもらったが、ブライアンの頬は見事に腫れてしまっていた。切れた口の中も診られて、治るのに数日はかかるそうだ。強く掴まれた肩も青痣になっていて、カーティスが渋い顔をして、臭い薬を塗ってくれた。
流石にこの顔で出勤するのはマズいので、ブライアンは職場の上司とデイビットに怪我で休む旨を書いた手紙を連絡蝶で飛ばした。
カーティスも今日は休むと言って、連絡蝶を飛ばしていた。
カーティスが手早く調合した薬を、腫れている頬に優しく塗ってくれる。カーティスの触り方が、まるで壊れ物を扱うみたいな感じで、少し擽ったい。
痛みはあるのだが、身体も心の方も、なんだかいつもより楽な気がする。カーティスがどこまでも優しいからだと思う。
薬を塗り終えたカーティスが、手についた薬をタオルで拭き取って、なにやら落ち着かない様子で、いきなりベッドの上に正座をした。
「カーティス?」
「あーー、あの、ですね」
「はい」
なんとなくブライアンも正座をして、急に頬を赤らめて指をもじもじし始めたカーティスの言葉を待った。
「ああああのっ!」
「はい」
「おっ、俺とっ、おっ、お付き合いしてくださいっ!!」
ガバッとカーティスが勢いよく土下座をした。ブライアンはキョトンとした。昨夜、お互いに好きだと言い合ったので、ブライアンの中では既にお付き合いをスタートしているつもりだったのだが。
ブライアンは小首を傾げてから、結ってないカーティスの髪を優しく摘んで、ちょいちょいと軽く引っ張った。
カーティスが恐る恐るといった様子で顔を上げた。カーティスの顔は面白いくらい真っ赤になっている。それがあまりにも可愛くて、ブライアンは笑みを浮かべた。
「俺とお付き合いしてくれる?」
「はいぃぃぃぃっ!」
「ふふっ。改めて、よろしくね」
「う、うんっ!そ、それでですね……」
「なぁに?」
「あのー……将来的には、その、結婚とかしてほしいんですけど、あの、俺、仕事がすげぇ好きだし、まだまだやりたい研究とかいっぱいあって……その……気長に付き合ってくれないかな」
「うん。俺も自分の仕事が好きだからね。やり甲斐があるし。それに、自分の好きなことをしてるカーティスって格好いいから、好きなだけ仕事してよ。あ、でも、たまにはちゃんと構ってね」
「う、うん!その、ブライアン」
「ん?」
「ありがとう」
「こっちこそ、ありがとう。俺を選んでくれて」
「えへ、えへへへ……」
カーティスが嬉しそうにふにゃっと笑った。なんだか少し照れくさい空気が流れる。カーティスが結婚まで考えてくれていたことには少し驚いたが、同時に、ものすごく嬉しかった。
きっとカーティスとは長い付き合いになる。根拠はないが、確信に近い自信がある。
ブライアンもカーティスも、お互いにまだまだ知らないことだらけだと思う。2人で時間をかけて、お互いを知っていけばいい。カーティスとなら、たとえ喧嘩をしても、仲直りをして、また仲良くできるような気がする。
ブライアンは土下座をやめさせて、カーティスの手を両手で握った。
「いっぱい話して、いっぱい触れ合って、いっぱい喧嘩して、お互いに知り合って、ずっと一緒にいよう」
「うん。ブライアン」
「ん?」
「ブライアンのそういうとこ、男前で格好いい」
「あはっ。ありがとう」
「不束者ですが、末永くよろしくね」
「うん。とりあえず朝ご飯にしようか。さっきから腹の虫が鳴いてるよ」
「……自由気ままな腹の虫で申し訳ない……」
「ははっ!いいじゃない。素直な身体で。何が食べたい?」
「ブライアンが作ってくれるものなら何でも好き!……あっ、あれ食べたい。ベーコンとチーズが入ったオムレツ!」
「いいよ。ちょっと待っててね」
「あ、ブライアン。お願いがあるんだけど」
「お願い?」
「俺にも料理を教えてくれないかな?一緒にやったら楽しそうだし」
「是非とも!じゃあ、一緒に作ろうか」
「うん!」
ブライアンはカーティスと顔を見合わせて、ふわっと笑った。
2人とも服を着たら、手を繋いで台所へと向かう。
まだ頬に赤みが残っているカーティスの横顔を見て、ブライアンは嬉しくて、カーティスが可愛くて、堪えきれずに笑みを浮かべた。
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ブライアンは目覚まし時計の音で目覚めると、布団の中から手を伸ばして、ベッドのヘッドボードの上の目覚まし時計を叩くようにして音を止め、大きな欠伸をしながら、のろのろと起き上がった。
カーティスがもにょもにょと不明瞭な言葉を発しながら、ブライアンの腰にゆるく抱きついてくる。
ブライアンはふふっと笑って、カーティスを起こさないように、カーティスの頭をやんわりと撫でた。
あと一時間で、ブライアンとカーティスのお姫様が起きてくる。それまでに朝食を作り終わらなければ。
ブライアンはカーティスの長い髪を優しく手で梳いて、カーティスの少し髭が伸びた頬にキスをすると、静かにベッドから下りた。
カーティスと恋人になり、数十年後にカーティスと結婚した。薬師街と総合庁がある丘の、ちょうど中間地点になる街外れに家を建て、2人で暮らし始めた。
恋人になってすぐに、お揃いの個人用ピアス型魔導通信具を買ったが、未だに連絡蝶で連絡を取り合う事の方が多い。
『ブライアンの几帳面な字を見るのが好き』とカーティスが可愛いことを言うので、魔導通信具の出番は少ない。
5年前に、2人の子供をつくった。生まれてきてくれた子供は女の子で、どちらかと言えばブライアンに似ている。2人で育児休暇を3年取り、慣れない育児でひーひー言いながらも、楽しく、小さな幸せが沢山の日々を過ごしている。
娘が3歳になると、薬事研究所付属の保育所に通わせ、2年前から2人とも復職した。育児休暇中は、カーティスが禁断症状というか、薬を思うように作れないストレスで少し荒れたので、ブライアンは数日置きに、育児休暇中のカーティスを山へ行かせたり、家の中にある調合室に1日篭もらせたりした。
子供をつくるとなった時、元々医師免許も持っていたカーティスが、更に勉強をして研修を受けて、小児科医の資格も取ってくれたので、娘のアイリーンに何かあっても心強い。
幸い、アイリーンは大病することなく、すくすくと元気に育ってくれている。少し元気過ぎるくらい元気な子だ。どっちに似たのか、中々にやんちゃで、男友達達と毎日外を走り回って遊んでいる。
ブライアンが大急ぎで朝食を作っていると、先にカーティスが起きてきた。寝癖でボサボサの髪のまま、台所に来て、ブライアンにキスをしてから、洗濯を仕掛けに行った。
朝食が出来上がる少し前に、アイリーンが起きてきた。階段をバタバタと走る音がしたかと思えば、アイリーンがぴょこっと台所の入り口から顔を覗かせた。
「おはよー!パパ!お腹すいた!!」
「おはよう。アイリーン。もうちょっとだけ待ってね」
「はぁーい」
アイリーンはカーティスに似たのか、食欲旺盛である。魔力が安定して測定できる10歳にならないと分からないが、おそらくカーティス同様、保有魔力が多いのだろう。
食費が年々愉快なことになっているが、まだまだこれから増え続ける筈である。2人とも高給取りでよかったと、ちょっぴり思っちゃうブライアンなのであった。
1回目の洗濯物を干したカーティスが戻ってきたら、賑やかな朝食の時間の始まりである。
朝から元気いっぱい食欲旺盛な親子2人を眺めて、ブライアンはふふっと笑った。
子育てはすごく大変だが、カーティスが頼もしいし、一緒に頑張ってくれている。カーティスの格好いいところも、少しヘタレで情けないところも、どこまでも優しいところも、すごく可愛いところも、本当に大好きだ。
ブライアンはぽわぽわとした胸の温かさを感じながら、今日も1日頑張ろうと、朝食をキレイに完食してくれた2人の頬にキスをした。
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