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19:優しく優しく

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カーティスは、泣きながらペニスを挿れて欲しいと言うブライアンに酷く興奮した。指はもう3本入るようになっている。このまま、もっとブライアンを気持ちよくさせたいが、自分もいい加減我慢の限界である。気持ちよさそうに顔を歪めながら、真っ赤な顔で泣いているブライアンが可愛くて堪らない。

フリンから知らせを受けた時は、本当に心臓が止まるかと思った。急いで駆けつけて、顔に殴られた痕があるブライアンを見た時は、怒りでカッと腹の奥が熱くなった。事情聴取を一緒に聞いて、フリンがいなかったらと考えたら怖かった。その場に自分がいなかったことが悔しかったし、ブライアンを傷つけた男に対して、怒りが湧いて仕方がなかった。
ブライアンの身体だけでなく、心も癒やすにはどうすればいいのか、必死に考えて、結果としてブライアンを泣かせた。これはこれでよかったと思う。泣くのは心の浄化作用だ。思いっきり泣いて、全て忘れてしまえばいい。
ブライアンが好きだと、自然と口から出た。あんなに中々『好きだ』と言えずに、ぐずぐず躊躇っていたのに、本当にするりと言葉が出てきた。口にすると、改めて、自分はブライアンが好きなんだな、と思った。ブライアンにも好きだと言ってもらえて、カーティスは嬉しくて堪らなくなった。
今までの彼氏の事は、カーティスが全部忘れさせる。そう決意して、いつもよりもずっと丁寧に優しくブライアンに触れ始めた。

カーティスはえぐえぐ泣いているブライアンの高く上げていた腰を下げさせると、ブライアンの腰の下に枕を置いて、尻の位置を高くしてから、ブライアンの右手を握って、指を絡めて、熱く蕩けたブライアンのアナルにペニスの先っぽを押しつけた。ゆっくりと腰を動かして、ブライアンのアナルの奥深くを目指してペニスを押し込んでいく。キツい括約筋の締まりも、熱くぬるついた柔らかい腸壁の感触も酷く気持ちがいい。いつもより興奮しているのか、ブライアンの中は普段よりも熱い気がした。

トンッとブライアンの結腸をペニスの先っぽで軽く突くと、ぴゅっと少量の精液がブライアンの勃起したペニスから飛び出した。気持ちよさそうに顔を歪め、大きく喘ぐブライアンが可愛くて堪らないと同時に、ブライアンしか知らないカーティスのアナルの奥がうずうずし始めた。今まさにブライアンを抱いている訳なのだが、カーティスしか知らないブライアンのペニスもアナルで可愛がってやりたい。
カーティスは上体を伏せて、何度もブライアンの顔中にキスをしながら、この後はブライアンを尻で抱こうと勝手に決めた。

ブライアンと両手を繋いで、指を絡めて、激しくし過ぎないように、できるだけ優しく腰を振っていく。舌を絡めるキスができないのが残念だが、ブライアンは口内を切っているので、今回はぐっと我慢をする。治ったら絶対にキスをしまくると決意して、カーティスは喘ぐブライアンの濡れた唇に優しく吸いついた。
気持ちよくて、ブライアンが可愛くて、余裕なんて全然ないが、それでも今は激しくしたくない。傷ついているブライアンを、どこまでも優しく甘やかしてやりたい。
カーティスは、ブライアンの前立腺をペニスのカリで優しくこすこす擦ったり、ブライアンが好きな、アナルの入り口に太い亀頭だけを抜き差ししたり、結腸を優しくトントンッと突いたりして、ブライアンも自分自身もゆっくりと高めていった。

ブライアンの足がカーティスの腰に絡みつく。その事に胸がキュンと高鳴る。激しく腰を振りたいが、まだ我慢である。
涙で濡れているブライアンの目元の黒子を舐めて、カーティスは時間をかけて、じっくりとブライアンが再びイクまで、優しく腰を振り続けた。

ブライアンが蕩けた声を上げて、触れていないペニスからまた射精した。カーティスもブライアンのアナルの締めつけに堪えきれず、そのままブライアンの奥深くをぐりぐりしながら、思いっきり精液をぶち撒けた。
時間をかけてお互いに高めていったせいか、快感の余韻がいつもより長く感じる。
カーティスは繋がったまま、何度もブライアンの顔中にキスをした。
ブライアンの濡れた唇を舐め、優しく吸ってから、カーティスは唇を触れ合わせたまま囁いた。


「気持ちよくできた?」

「はぁ、はぁ、す、すごかった……」


未だにとろんとした顔をしているブライアンが可愛くて堪らない。カーティスは絡めた指をにぎにぎしながら、涙で濡れているブライアンの目元の黒子を舐めた。


「もう一回できる?」

「うん。して」

「次もがんばる」

「ははっ。カーティス」

「ん?」

「大好き」


そう言って幸せそうに微笑んだブライアンに、カーティスの胸が大きく高鳴った。ついでに、ブライアンの中に入れっぱなしのペニスも元気いっぱいに復活した。
カーティスはゆっくりとブライアンのアナルからペニスを引き抜いた。

ブライアンの腹や胸にまで飛び散っている精液を丁寧に舐め取り、まだゆるく勃起しているブライアンのペニスに舌を這わせる。ブライアンが気持ちよさそうに声を上げて、身体をくねらせた。
カーティスはローションのボトルを手に取り、自分の掌にたっぷり垂らして、期待でひくつく自分のアナルに触れた。ブライアンにして欲しい気もするが、今はとにかく早くブライアンが欲しい。ローションでぬるつく指を自分のアナルに挿れて、性急にアナルを解しながら、カーティスは丁寧にブライアンのペニスや陰嚢を舐めまくった。

正直まだ解し方が足りないと思うのだが、ブライアンのペニスで少しでも早くカーティスの中を満たして欲しい。そしてブライアンを気持ちよくさせたい。
カーティスはアナルに入れていた2本の指を引き抜くと、ブライアンの股間に跨った。


「カーティス?」

「こっちでも気持ちよくなってよ」


カーティスはにまっと笑い、ブライアンの勃起したペニスを片手で支えて、腰を下ろして、ひくひくしている自分のアナルにブライアンのペニスの先っぽを押しつけた。ゆっくりと腰を下ろしていけば、熱くて硬いブライアンのペニスが、カーティスの狭いアナルを抉じ開けるようにして、どんどん深く入っていく。正直ちょっと痛いが、みっちりとブライアンのペニスで腹の中が満たされる感覚が堪らない。
ブライアンを見下ろせば、ブライアンが堪えるように眉間に少し皺を寄せていた。
騎乗位はそんなにしたことがないので、ブライアンに比べたら下手くそな自信がある。でも、ブライアンに気持ちよくなってほしいので、なんとか頑張る。

カーティスは両手を後ろ手につき、膝を立てて、両足を大きく広げた。ブライアンからは、涎のように先走りを垂らしている勃起したペニスが丸見えになっている筈である。ブライアンの瞳の熱が増した気がする。
カーティスはゆっくりと腰を上下に動かし始めた。熱くて硬いペニスで腸壁を擦られ、太いカリで前立腺を刺激されると、思わずへたり込んでしまいたいくらい気持ちがいいが、今はブライアンを気持ちよくさせるのが最優先だ。
カーティスは、腸壁でブライアンのペニスを揉みこむようなイメージで腰をくねらせたり、腰を回してみたり、ブライアンのペニスの根元辺りを括約筋で締めつけながら扱いたりした。

気持ちよさそうに顔を歪めながら、ブライアンがカーティスの乳首に手を伸ばしてきた。両方の乳首を同時にくりくりと優しく弄られる。乳首はブライアンに開発してもらった。乳首から広がるじんわりとした快感に、堪らず、きゅっとアナルでブライアンのペニスを締めつけてしまう。


「は、あぁ……カーティス、すごい、やらしい」

「はっ、あっ、ふふっ、ブライアンのちんこ、すげぇ、いいっ、はっ、んぅっ、もっと、乳首、触ってっ、あ、あぁっ」

「カーティス、かわいい」

「あっは!ブライアンも、かわいい」


カーティスはブライアンに見せつけるように、わざとゆっくりとアナルにブライアンのペニスを抜き差しし始めた。
ブライアンのペニスが気持ちよくて、ブライアンに弄られている乳首も気持ちよくて、もうそろそろ限界が近い。
カーティスは腰を振りながら、後ろ手についていた両手をブライアンの身体の側面に置いて、尻を上下に振るように腰を動かしながら、ブライアンのぷっくりと肥大した乳首に吸いついた。
ブライアンの乳首を吸いながら、ブライアンをイカせるべく、激しく小刻みに尻を上下に振る。意識してアナルでブライアンのペニスを締付ければ、ブライアンが掠れた声を上げながら、激しく動かしているカーティスの尻を両手で強く掴んだ。


「カーティスッ!も、もう!イクッ!イクッ!」

「はぁ……あっ、はぁっ、俺も、イキそ……んっ、んっんっ、あぁっ」

「カーティスッ!カーティスッ!」

「あぁっ!?あっあっあっあっ!イクイクイクイクッ!!」

「あぁっ!」

「ひんっ!あ、あ、あーーーー……」


ブライアンに下からズコズコ激しくアナルを突き上げられて、カーティスはブライアンとほぼ同時に射精した。中で微かに震えて精液を吐き出しているブライアンのペニスが愛おしい。
快感に顔を歪ませているブライアンも愛おしくて堪らない。
カーティスは快感の余韻に身体を小さく震わせながら、ブライアンの下唇に優しく吸いついた。


「はぁ、はぁ、ブライアン」

「うん」

「ちゃんと気持ちよくできた?」

「すっごい最高だった。カーティス」

「ん?」

「大好き」

「俺も大好き」


カーティスはブライアンと目を合わせて、お互いに微笑みながら、触れるだけの優しいキスをした。


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