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13:ぬくい冬
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バルトロは朝の日課を終えると、風呂で汗を流し、寝室へと足早に移動した。
カーテンを閉めていて薄暗い寝室のベッドでは、シュタインが布団に鼻先まで埋めて眠っていた。シュタインは寒がりである。痩せているからかもしれない。本格的に寒くなり始めたら、中々布団から出なくなった。
バルトロは静かにベッドに腰かけた。眠るシュタインの頬に触れ、むにーっと引っ張る。不機嫌そうな低い唸り声を上げたシュタインが、眉間に皺を寄せて目を開けた。
「いたい」
「起きろ」
「いやだ。さむい」
「朝食の時間だ」
「ここで食べる」
「阿呆。行儀が悪い。ていうか、そんなに寒くもないだろう。どの部屋も暖炉がついている」
「廊下は寒いじゃないか」
「屋敷の中でも、もこもこに着膨れてる癖に」
「おんぶ」
「しないぞ」
「いいじゃないか。お前の背中は温い。おんぶしてくれるなら食堂へ行く」
「我が儘小僧め」
「小僧なんて歳じゃない」
「ガキみてぇな我が儘言ってるだろ」
「寒いのは大嫌いだ」
「知ってる」
毎朝、似たような会話をしている気がする。布団から出るのを嫌がって駄々をこねるシュタインを半ば無理矢理布団から出し、服を着せて手を引いて食堂へと移動する。おんぶをしてやるのは3日に1回だけだ。あまり甘やかし過ぎるのも良くない気がするので。おんぶをしてやる時点で、十分甘いということには気づいていないバルトロである。
朝食後は書斎で過ごし、昼食を食べた後は、渋るシュタインを引き摺って庭に出る。屋敷の中は暖かいので、外に出ると途端に白い息が出る。
コートだけでなく、毛糸の帽子とマフラー、手袋まで完備したシュタインが、外に出るなりバルトロの腕に自分の腕を絡めてくっついてきた。バルトロはコートしか着ていない。質のいいコートなので、それだけで十分だ。
今日は少し風が強い。冷えきって乾燥した風に頬を撫でられる。温かいコートを着ていても、じっとしていれば寒くなる。バルトロはシュタインをくっつけたまま、庭を歩き始めた。
バルトロ達が住む屋敷の庭は広く、小道が作られていて、春の庭、夏の庭、秋の庭、冬の庭の4つに分かれている。各々の季節に咲く花を植えているらしい。今朝、冬の庭を走っている時に、冬薔薇が白い花を咲かせているのを見つけた。一昨日見た時は、まだ蕾だった。花を愛でる趣味などなかったが、庭を走る時に見かける花で季節を感じ、なんだか新鮮な気分になる。今朝見つけた冬薔薇をシュタインにも見せようと思い、バルトロはシュタインのペースに合わせた歩みで、冬の庭へと向かった。
冬の庭の一角に行き、可憐に咲いている冬薔薇をシュタインに見せた。
「これ、母上が好きな花だ」
「そうなのか?」
「あぁ。薔薇は何でも好きだが、冬薔薇が特に好きだ。自分でも手入れをするくらいだ」
「へぇ。これ、ご母堂に贈るか?」
「どうせなら直接見てもらおう。その方が喜ぶ。ここには他にも少し珍しい花があるし。うちの両親を招いても構わないか?」
「俺は構わねぇけど」
「屋敷に戻ったら手紙を書く」
「俺もたまには家族に書くか……」
「そういえば、先月は仕送りと一緒に干し肉も送ったのだろう?」
「あぁ。皆喜んでくれたようだ」
「よかったな」
「あぁ」
各々の庭に小さな東屋がある。そこで花を眺めながらお茶をしてもいいだろう。そう提案すると、『母上が喜ぶ』とシュタインが嬉しそうに笑った。
花を眺めながら、ゆったりとした足取りで庭を散策する。毎日歩いているが、庭の植物はほんの少しずつの変化があり、意外と飽きない。ぴったりくっついているシュタインのお陰で寒くもない。こんなにぬくい冬は初めてだ。
バルトロは、なんだか胸の奥がむずむずするのを感じた。
庭を歩き終えたら屋敷に戻り、熱い飲み物を用意してもらう。シュタインは紅茶、バルトロは珈琲である。シュタインも珈琲に挑戦したことがあるのだが、砂糖とミルクを入れても苦すぎると言って、渋い顔をしていた。
居間でゆったりとお茶の時間を楽しむ。同じソファーのすぐ隣に座ったシュタインが、お茶請けのクッキーを噛りながら、口を開いた。
「そういえば」
「ん?」
「来週は父上の誕生日なんだ」
「へぇ」
「贈るものを考えなくては。何かアイデアはないか?」
「俺がお貴族様へのプレゼントを思いつけるって本気で思ってるのか?」
「貴族へのプレゼントじゃない。息子から父親へのプレゼントだ」
「そんなんしたことねぇから分からん」
「家族の誕生日にプレゼントをしたりしないのか?」
「うちはしないな。そんな余裕なかった」
「ふーん。お前の誕生日っていつ?」
「夏の終わり」
「過ぎてるじゃないか」
「あぁ」
「……来年に2年分祝うぞ」
「別に祝うことでもねぇだろ」
「お前がこの世に生まれてきた事を感謝する日だろう」
「そういうもんか」
「そういうものだ。ちなみに私は春先の生まれだ」
「ふーん。何か欲しいものあるか?」
「んー……硝子ペン、かなぁ。子供の頃から好きなんだ。実用性があるのに美しいだろう?」
「分かった。俺にはどれがいいのか全然分からないから、一緒に選んでくれ」
「あぁ。お前はもっと先だが、欲しいものはないのか?2年分だぞ」
「ねぇな」
「即答するな。考えろ」
「いや、本当にない。衣食住は最上級のものだろ。娯楽も本が沢山ある。ていうか、来年の夏は順調にいけば子供が産まれてるから、それどころじゃないだろ」
「ならば私が考えておく」
「何を」
「お前へのプレゼント」
「別にいらんが」
「私はお前の伴侶であり、家族だ。誕生日は当然祝う」
「……そうか」
「あぁ」
バルトロの家は誕生日を祝うという習慣がなかった。貧しい生活で、そんな余裕なかった。バルトロはチラッと横目にシュタインを見た。
シュタインにとって、バルトロは伴侶であり、家族だと言いきれるような間柄らしい。なんともむず痒い感じがする。多分、バルトロは嬉しいのだと思う。
16で故郷を出てから、手紙のやり取りはしても、家に帰ったことはない。軍に勤めている時はそれなりに気の合う友人のような者もいたが、誕生日を祝い合うようなことをしたことがない。恋人なんてものは、できたことがない。
身内以外の誰かとこうして穏やかに日々を暮らし、どういったものであれ、好意を寄せてもらえるというのは、バルトロの人生の中では初めてのことだ。
シュタインが寄りかかってきた。慣れた心地よい重さに、胸の辺りが温かくなる。
「歩いたら疲れた。眠い」
「今寝たら夜に眠れなくなるぞ」
「夜の運動をしたら寝れる」
「あっそ」
「太腿を貸せ」
「好きにしろ」
「あぁ」
シュタインが欠伸をしながら、バルトロの太腿に頭をのせた。
「固い」
「今更だろ」
「まぁな」
「夕食の前に起こしてやるよ」
「うん」
シュタインはすぐに穏やかな寝息を立て始めた。触れている所がぬくい。バルトロは室内用のカーディガンを脱いで、シュタインの身体にかけた。
今年の冬はぬくい。
きっと、シュタインが側にいるからだ。
何だかむず痒いが、悪くない。
バルトロはシュタインの寝顔を見ながら、ゆるく口角を上げた。
カーテンを閉めていて薄暗い寝室のベッドでは、シュタインが布団に鼻先まで埋めて眠っていた。シュタインは寒がりである。痩せているからかもしれない。本格的に寒くなり始めたら、中々布団から出なくなった。
バルトロは静かにベッドに腰かけた。眠るシュタインの頬に触れ、むにーっと引っ張る。不機嫌そうな低い唸り声を上げたシュタインが、眉間に皺を寄せて目を開けた。
「いたい」
「起きろ」
「いやだ。さむい」
「朝食の時間だ」
「ここで食べる」
「阿呆。行儀が悪い。ていうか、そんなに寒くもないだろう。どの部屋も暖炉がついている」
「廊下は寒いじゃないか」
「屋敷の中でも、もこもこに着膨れてる癖に」
「おんぶ」
「しないぞ」
「いいじゃないか。お前の背中は温い。おんぶしてくれるなら食堂へ行く」
「我が儘小僧め」
「小僧なんて歳じゃない」
「ガキみてぇな我が儘言ってるだろ」
「寒いのは大嫌いだ」
「知ってる」
毎朝、似たような会話をしている気がする。布団から出るのを嫌がって駄々をこねるシュタインを半ば無理矢理布団から出し、服を着せて手を引いて食堂へと移動する。おんぶをしてやるのは3日に1回だけだ。あまり甘やかし過ぎるのも良くない気がするので。おんぶをしてやる時点で、十分甘いということには気づいていないバルトロである。
朝食後は書斎で過ごし、昼食を食べた後は、渋るシュタインを引き摺って庭に出る。屋敷の中は暖かいので、外に出ると途端に白い息が出る。
コートだけでなく、毛糸の帽子とマフラー、手袋まで完備したシュタインが、外に出るなりバルトロの腕に自分の腕を絡めてくっついてきた。バルトロはコートしか着ていない。質のいいコートなので、それだけで十分だ。
今日は少し風が強い。冷えきって乾燥した風に頬を撫でられる。温かいコートを着ていても、じっとしていれば寒くなる。バルトロはシュタインをくっつけたまま、庭を歩き始めた。
バルトロ達が住む屋敷の庭は広く、小道が作られていて、春の庭、夏の庭、秋の庭、冬の庭の4つに分かれている。各々の季節に咲く花を植えているらしい。今朝、冬の庭を走っている時に、冬薔薇が白い花を咲かせているのを見つけた。一昨日見た時は、まだ蕾だった。花を愛でる趣味などなかったが、庭を走る時に見かける花で季節を感じ、なんだか新鮮な気分になる。今朝見つけた冬薔薇をシュタインにも見せようと思い、バルトロはシュタインのペースに合わせた歩みで、冬の庭へと向かった。
冬の庭の一角に行き、可憐に咲いている冬薔薇をシュタインに見せた。
「これ、母上が好きな花だ」
「そうなのか?」
「あぁ。薔薇は何でも好きだが、冬薔薇が特に好きだ。自分でも手入れをするくらいだ」
「へぇ。これ、ご母堂に贈るか?」
「どうせなら直接見てもらおう。その方が喜ぶ。ここには他にも少し珍しい花があるし。うちの両親を招いても構わないか?」
「俺は構わねぇけど」
「屋敷に戻ったら手紙を書く」
「俺もたまには家族に書くか……」
「そういえば、先月は仕送りと一緒に干し肉も送ったのだろう?」
「あぁ。皆喜んでくれたようだ」
「よかったな」
「あぁ」
各々の庭に小さな東屋がある。そこで花を眺めながらお茶をしてもいいだろう。そう提案すると、『母上が喜ぶ』とシュタインが嬉しそうに笑った。
花を眺めながら、ゆったりとした足取りで庭を散策する。毎日歩いているが、庭の植物はほんの少しずつの変化があり、意外と飽きない。ぴったりくっついているシュタインのお陰で寒くもない。こんなにぬくい冬は初めてだ。
バルトロは、なんだか胸の奥がむずむずするのを感じた。
庭を歩き終えたら屋敷に戻り、熱い飲み物を用意してもらう。シュタインは紅茶、バルトロは珈琲である。シュタインも珈琲に挑戦したことがあるのだが、砂糖とミルクを入れても苦すぎると言って、渋い顔をしていた。
居間でゆったりとお茶の時間を楽しむ。同じソファーのすぐ隣に座ったシュタインが、お茶請けのクッキーを噛りながら、口を開いた。
「そういえば」
「ん?」
「来週は父上の誕生日なんだ」
「へぇ」
「贈るものを考えなくては。何かアイデアはないか?」
「俺がお貴族様へのプレゼントを思いつけるって本気で思ってるのか?」
「貴族へのプレゼントじゃない。息子から父親へのプレゼントだ」
「そんなんしたことねぇから分からん」
「家族の誕生日にプレゼントをしたりしないのか?」
「うちはしないな。そんな余裕なかった」
「ふーん。お前の誕生日っていつ?」
「夏の終わり」
「過ぎてるじゃないか」
「あぁ」
「……来年に2年分祝うぞ」
「別に祝うことでもねぇだろ」
「お前がこの世に生まれてきた事を感謝する日だろう」
「そういうもんか」
「そういうものだ。ちなみに私は春先の生まれだ」
「ふーん。何か欲しいものあるか?」
「んー……硝子ペン、かなぁ。子供の頃から好きなんだ。実用性があるのに美しいだろう?」
「分かった。俺にはどれがいいのか全然分からないから、一緒に選んでくれ」
「あぁ。お前はもっと先だが、欲しいものはないのか?2年分だぞ」
「ねぇな」
「即答するな。考えろ」
「いや、本当にない。衣食住は最上級のものだろ。娯楽も本が沢山ある。ていうか、来年の夏は順調にいけば子供が産まれてるから、それどころじゃないだろ」
「ならば私が考えておく」
「何を」
「お前へのプレゼント」
「別にいらんが」
「私はお前の伴侶であり、家族だ。誕生日は当然祝う」
「……そうか」
「あぁ」
バルトロの家は誕生日を祝うという習慣がなかった。貧しい生活で、そんな余裕なかった。バルトロはチラッと横目にシュタインを見た。
シュタインにとって、バルトロは伴侶であり、家族だと言いきれるような間柄らしい。なんともむず痒い感じがする。多分、バルトロは嬉しいのだと思う。
16で故郷を出てから、手紙のやり取りはしても、家に帰ったことはない。軍に勤めている時はそれなりに気の合う友人のような者もいたが、誕生日を祝い合うようなことをしたことがない。恋人なんてものは、できたことがない。
身内以外の誰かとこうして穏やかに日々を暮らし、どういったものであれ、好意を寄せてもらえるというのは、バルトロの人生の中では初めてのことだ。
シュタインが寄りかかってきた。慣れた心地よい重さに、胸の辺りが温かくなる。
「歩いたら疲れた。眠い」
「今寝たら夜に眠れなくなるぞ」
「夜の運動をしたら寝れる」
「あっそ」
「太腿を貸せ」
「好きにしろ」
「あぁ」
シュタインが欠伸をしながら、バルトロの太腿に頭をのせた。
「固い」
「今更だろ」
「まぁな」
「夕食の前に起こしてやるよ」
「うん」
シュタインはすぐに穏やかな寝息を立て始めた。触れている所がぬくい。バルトロは室内用のカーディガンを脱いで、シュタインの身体にかけた。
今年の冬はぬくい。
きっと、シュタインが側にいるからだ。
何だかむず痒いが、悪くない。
バルトロはシュタインの寝顔を見ながら、ゆるく口角を上げた。
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