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28:イチャイチャ

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軽めの夕食を食べると、ニルダと一緒に後片付けをしてから、セベリノはニルダに抱き上げられて風呂へと移動した。タイミングよく、今回は2人揃ってニ連休である。セックスするしかない。舐め合いっこくらいは、2日に一度していたが、セックス本番をしたのは、まだ一度だけだ。ニルダとセックスがしたい。
よほどパーティーが楽しかったのか、とても上機嫌なニルダの頬に何度もキスをしながら、セベリノは嬉しくて頬をゆるめた。ニルダに友達ができて嬉しい。アベラルドもミレーラもいい人だ。ニルダはアベラルドとも今度一緒に鍛錬をしようと約束していた。ニルダはアベラルドの誘いの言葉に驚いた後、とても嬉しそうに笑った。

脱衣場でニルダと戯れ合うようにキスをしながら、お互いの服を脱がせあって、風呂場に入った。ニルダに全身を洗ってもらい、セベリノもニルダの身体を洗った。洗いっ子しながら、戯れるように何度も何度もキスをした。
2人でお湯に浸かりたかったが、身体が大きなニルダと一応警邏隊隊員として鍛えているセベリノでは、浴槽に入りきらず、2人でお湯に浸かるのは諦めた。
洗いっこをしている最中から、お互いに勃起していた。セベリノはうずうずと我慢できなくなり、どうお湯に浸かろうかと考えているニルダに声をかけて、2人で脱衣場へ出た。

適当に身体を拭いて、ニルダに抱っこでセベリノの部屋に運んでもらった。ニルダはセベリノを甘やかし過ぎである。なんだかすっかり甘え癖がついてしまった気がする。ニルダの逞しくて安定感のある腕の中は、酷く心地いい。
ニルダに抱き上げられたまま階段を上がっている時、ふと、アベラルドはいい男だったな、と思った。じわぁっと嫉妬心が湧き上がる。ニルダと同じ高さの目線で生きている時点で羨ましいし、快活な気持ちがいい人で、多分すごく優しい。セベリノなんかより、アベラルドのような人の方が、きっとニルダは幸せになれそうな気がする。暫く不在だったセベリノの卑屈と自己否定がじわじわと顔を出し始めたタイミングで部屋に到着し、ニルダにベッドに押し倒されて、何度も優しくキスをされた。嬉し過ぎて、卑屈も自己否定も一瞬で遠い彼方へぶっ飛ばされていく。
ニルダの大きな身体にしがみつきながら、セベリノは眩しくニルダの顔を見上げた。キツい三白眼の目尻を淡く赤く染め、怖いくらい真っ直ぐにセベリノを見つめている。ニルダが好きでいてくれるのはセベリノだ。セベリノはなんだか泣きたくなってきた。嬉しくて、ニルダが愛おしくて堪らない。ニルダがぎゅうっと強く抱きしめてくれた。セベリノは益々強くニルダの身体にしがみつき、ニルダの頬に自分の頬をぴったりくっつけた。触れている肌から、セベリノの『好き』がニルダの身体に浸透して伝わればいいのに。
そんな事を考えながら、セベリノはニルダの名前を呼び、少し離れたニルダの唇にキスをした。

同じ浄化棒を使って2人揃ってアナルの中をキレイにした後、セベリノはニルダに舐め回されていた。身体の前面も背面も残らず舐められ、アナルは特に丁寧に舐められた。ローションではなく、ニルダの愛液を使ってアナルを解されると、酷く興奮する。

セベリノの大きく開いた足の間にいるニルダが、セベリノのアナルに太い指を挿れ、セベリノの一番気持ちがいい所を刺激しながら、アナルを解してくれている。自分でもやったことがあるが、こんなに気持ちよくなかった。ニルダは絶対天然テクニシャンである。さっきからずっとイキそうなのを堪えている。
セベリノはふと、帰り際の事を思い出した。ミレーラがニルダのことを『ニー』と愛称で読んでいた。ニルダもミレーラのことを『ミリィ』と呼んでいた。その時は、仲良くなれたのだと嬉しく感じたが、今はなんだか羨ましい。セベリノだって、ニルダを愛称で呼びたい。
セベリノはアナルの刺激に身体を震わせながら、ちゅくちゅくとセベリノの乳首を吸っているニルダの頭をやんわりと撫でた。目線だけでセベリノを見上げてきたニルダに、セベリノはおずおずと声をかけた。


「ニー」


本当に小さな声でそう呼ぶと、ニルダがピシッと固まった。しまった。やらかしたか。ニルダは嫌だったかと、セベリノが後悔した瞬間、ニルダが勢いよくセベリノのアナルから指を引き抜いた。噛みつくような勢いでセベリノの唇を強く吸いながら、ニルダがセベリノのアナルにペニスを勢いよく突っ込んだ。


「あぁっ!?」


狭いアナルがニルダのペニスで押し拡げられ、腹の中をニルダで満たされて、一番気持ちがいい所を容赦なくニルダのペニスが突き上げてくる。ローションを足していなかったからか、若干アナルが引き攣れる感じがして地味に痛い。だが、それ以上に気持ちがいい。ガンガン気持ちがいい所ばかりを突き上げられて、セベリノは裏返った声を上げた。ニルダが激しく腰を振りながら、ぎゅうっと強くセベリノの身体を抱きしめて、めちゃくちゃにセベリノの口内を舐め回してくる。息が苦しくて、容赦なく気持ちがいい所を突かれまくって、逞しいニルダの腹で暴発寸前のペニスを擦られて、セベリノは過ぎた快感に泣き出した。気持ちよくて堪らない。熱が身体の中を暴走して、ぴったり触れているニルダの身体が熱くて、涙で滲むセベリノの目に映るニルダの鋭い瞳の怖い程の熱が、もう本当に堪らない。
気持ちがいい所をガンガン突き上げられて、今にもイキそうでヤバいセベリノの唇を舐めてから、熱く荒い息を吐くニルダが、唇を触れ合わせたまま囁いた。


「セーべ」

「~~~~っあぁぁぁぁぁっ!!」

「セーべ」

「いっ!?いって、いってるっ!ニー!!」

「セーべッ」


家族にしか呼ばれたことがない愛称でニルダに呼ばれた瞬間、セベリノはなんだかもう堪らなくなって、ビクンビクンッと身体を大きく震わせながらイッた。イッているセベリノの身体を強く抱きしめて、ニルダが更に激しく気持ちがいい所を突き上げながら、耳元で何度も何度も『セーべ』と呼んでいる。気持よ過ぎて、幸せ過ぎて、なんかもう駄目だ。今なら死んでもいい。
セベリノは泣きじゃくりながら、ニルダの大きな身体に全身でしがみついて、何度も『ニー』とニルダを呼んで、ニルダの精液をアナルで受け止めた。

セベリノも、ニルダのアナルにペニスを挿れたが、ニルダに『セーべ』と呼ばれて我慢できずに、早々と射精してしまった。ニルダのペニスを再びセベリノのアナルに挿れられて、騎乗位で下からガンガン気持ちがいい所だけを突き上げられて、何度も『セーべ』と呼ばれて、射精だけでは飽き足らず、ニルダの身体にかけるように、セベリノはしょろしょろとおしっこを漏らした。おしっこを漏らして恥ずかしくて泣き出したセベリノに興奮したのか、それから更にニルダが激しくなり、セベリノはひたすらニルダに喘がされまくった。ニルダのペニスはちょうどセベリノの直腸内の一番気持ちがいい所に当たる長さで、ずっと気持ちがいい所ばかりを突き上げられて、気持よすぎて死ぬかと思った。
セベリノの身体に跨ったニルダに騎乗位で締りが良過ぎるまんこでペニスをしごかれまくったりして、本気で何も出ないと思う程、何度も射精して、精液の代わりにおしっこを漏らして、何度イッたか分からないくらいイッてから、セベリノは気絶するように寝落ちた。


セベリノが目覚めると、全裸のままのニルダに抱きしめられていた。腰やアナルがめちゃくちゃ痛くて、全身が怠い。2回目のセックスにしては、激し過ぎやしないだろうか。しぱしぱする目をニルダの顔に向ければ、ニルダは豪快な鼾をかきながら、気持ちよさそうに眠っていた。素肌の下のシーツはあれだけぐしょぐしょぐちゃぐちゃだったのに、サラリとしている。セベリノとニルダの身体もキレイになっているようだ。間違いなくニルダがキレイにしてくれたのだろう。素直に嬉しいが、やはりニルダはセベリノを甘やかし過ぎだと思う。これ以上ニルダのことが好きになったらどうしてくれるのか。もう惚れ直すどころではない。

セベリノはだらしなく頬をゆるめて、ニルダの寝顔を至近距離で見つめた。気持ちよさそうに眠るニルダが可愛くて堪らない。豪快な鼾も可愛い。抱きしめてくれている太い腕の重みが心地良い。セベリノはニルダに愛されている。
ふふっと小さく笑って、セベリノはニルダを起こさないように、静かに優しくニルダの唇にキスをした。ニルダの唇をやんわりと吸って、こっそりと囁く。


「俺のニー」


セベリノは自分の言葉に照れて静かに悶えながら、ニルダが自然と起きるまで、ずっとニルダの寝顔を眺めていた。






-------
セベリノは居間の窓の側に折り畳み式の椅子を運び、椅子に座って、窓の桟に腕を乗せ、外を見ていた。庭でニルダが洗濯物を干している。もう昼を過ぎているので、夕方までには乾かないかもしれない。
セベリノは腰が痛くて動く気力もないのに、ニルダは元気である。朝食兼昼食もニルダが作ってくれて、あーんして食べさせてくれた。テキパキと洗濯物を干していくニルダを眺めながら、セベリノはだらしなく頬をゆるませた。なんかもう幸せ過ぎて怖いレベルで幸せである。
洗濯物を干し終えたニルダが窓に近寄ってきた。開けたままの窓からニルダを見ていたセベリノに無言でキスをして、裏口の方へと歩いていく。
セベリノは格好良すぎるニルダに撃沈した。なにこれ本当にヤバい。心臓が保たない気がしてきた。ニルダにときめき過ぎてヤバい。
セベリノが堪えきれない奇声を発しながら悶ていると、ニルダが居間に入ってきた。
熱い顔を両手で押さえて悶ているセベリノをひょいと抱き上げ、ソファーに移動して、横抱きの状態で、ニルダが自分の膝にセベリノを座らせた。なにこれヤバい。キュン死する。絶対キュン死する。
嬉しさと恥ずかしさとヤバいときめきで、ニルダの顔が見れない。ほぁぁぁぁっと変な声を出しながら悶ているセベリノの頭を撫でながら、ニルダが顔を覆っているセベリノの手にキスをした。


「セーべ」

「……ふぁい」

「好き」

「……ヤバい。マジで死にそう。俺の死因キュン死」

「死なん」


セベリノは熱くて堪らない顔から手を離し、ニルダの太い首に両腕を絡めて、ニルダの唇にキスをした。唇を触れ合わせたまま、内緒話をするように囁く。


「ニルダさん。セーべって呼ぶのはベッドの中だけにしてください。俺、絶対キュン死する」

「断る」

「断らないで!?」

「仕事中以外は呼ぶ」

「マジか」

「『ニー』がいい」

「マジか」

「セーべ」

「……ニー……ヤバいこれ恥ずかしい。キュン死する。絶対キュン死する」

「死なん」


悶まくっているセベリノを落ち着かせるように、ニルダがセベリノの背中を優しくポンポン叩いた。気のせいでもなく空気が甘い。嬉し過ぎて、ときめき過ぎて、マジで天に召されそう。

セベリノは、結局寝る時まで、ひたすらニルダに甘やかされた。


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