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23:可愛い
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セベリノの熱い舌と節くれだった固い手が肌を這う。時折強く肌を吸われながら、ニルダは文字通り全身を舐められていた。耳も首も指も腕も脇も胸も腹も臍も下腹部もペニスも内腿も脛も、足の指さえ、セベリノに舐められた。ニルダは興奮とゾワゾワする快感に身体をくねらせながらも、セベリノの好きにさせた。
セベリノがニルダの乳首に舌を這わせ、ちゅうちゅうと吸ってくる。気持ちがいいかは微妙というか、若干擽ったいような気がするが、セベリノがニルダの乳首を吸っている光景を見ているだけで興奮して、セベリノの唇と舌の感触に興奮して、なんだかもう堪らなくなる。
ニルダは荒い息を吐きながら、熱心に乳首を弄るセベリノの頭を撫でた。セベリノが嬉しそうに目を細め、ちゅぽっとニルダの乳首から口を離し、大きく開けた口から赤く濡れた舌を伸ばして、ニルダに見せつけるように、チロチロと乳首の先端を尖らせた舌先で擽った。ぞわっとした感覚に、ニルダは熱い息を吐いた。
腹の奥が疼く。ずっと勃起しているペニスから精液を吐き出したくて堪らない。乳首から口を離し、両手で胸筋を寄せてできた谷間を舐めているセベリノの頭を撫で、ニルダはセベリノに声をかけた。
「セベリノ」
「はい」
「挿れたいか」
「挿れたい」
「先に挿れろ」
「うん」
セベリノがちゅうっと強くニルダの胸の中心を吸って、ニルダの上に伏せていた身体を起こした。
セベリノが挿れやすいように、ニルダは両足を大きく広げて、自分の膝裏を掴んで、腰を浮かせた。
セベリノの股間を見れば、大きなペニスが下腹部につきそうな勢いで反り返っていた。セベリノが、興奮し過ぎて今にも射精しそうなニルダのペニスと陰嚢を左手でニルダの下腹部に押しつけるように優しく持ち上げ、愛液でどろどろになっているまんこの割れ目を右手の指先で優しくなぞった。腰の辺りがぞわっとして、期待でまんこの穴が勝手にひくつく。セベリノの指が肉厚なまんこの肉襞を開き、つん、と指先で優しく愛液を垂れ流しているまんこの穴をつついた。セベリノの顔を見上げれば、セベリノが怖いくらい真っ直ぐにニルダを見つめていた。セベリノの常とはまるで違う熱で満ちた瞳が少しだけ怖く、同時に酷く興奮する。
ゆっくりとセベリノの指がまんこの穴に入ってきた。勝手に蠢く膣肉をかき分け、どんどん深くセベリノの指が膣の中におさまっていく。膣壁を擦る自分のものではない指の感触が、堪らなく興奮を煽り、じわじわと快感を齎してくる。はぁっ、とセベリノが熱い息を吐き、自分の下唇を舐めた。
「すごい。ニルダさん。中、熱い」
「は、は、は……」
「ニルダさんの気持ちいいところ、教えて」
「ふっ……は、はっ……ぅ……」
膣内に入っているセベリノの指が、探るように動き始めた。優しく膣壁を擦るセベリノの指が、とにかく気持ちいい。ゆっくりとまんこの穴に指を抜き差ししながら、セベリノが左手で押さえているニルダのペニスと陰嚢をやんわりと揉み始めた。強過ぎる刺激に、ニルダは堪らず意味のない声を上げ、膣内のセベリノの指を締めつけた。
セベリノの指が、ニルダの膣内の気持ちがいいところに触れた。ニルダはビクッと身体を大きく震わせ、上擦った声でセベリノの名前を呼んだ。それで察してくれたのだろう。セベリノの指がそこだけを集中的に刺激し始める。そこを円を描くように擦られ、トントンと叩くように刺激され、同時にペニスや陰嚢まで刺激されて、ニルダは堪らず低く喘いだ。
セベリノの指が気持ちよくて堪らない。自分で弄る時とは全然違う予測がつかない動きが、酷く興奮を煽り、より快感を強めていく。セベリノの指がまんこの穴から引き抜かれたかと思えば、ニルダのクリトリスをすりすりと擦って刺激し、再びまんこの穴に指が入ってくる。穴が若干引き攣れるような感覚がしたので、多分指が増やされたのだろう。痛いという程ではない。膣の中で指をバラバラに動かされると、気持ちよくて堪らない。ニルダはだらしなく開けっ放しの口から涎を垂らし、ぐちぐちと自分の股間から聞こえてくる卑猥な水音に目を細めた。
身体の中の熱がどんどん高まっていく。このままセベリノの指でイキたい気もするし、早くセベリノのペニスを中に挿れて欲しい気もする。指でこんなに気持ちいいのなら、ペニスはどれだけ気持ちいいのだろうか。
まんこの中に挿れた指を絶えず動かしながら、ニルダの乳首をちゅくちゅく吸っているセベリノを見つめ、ニルダはセベリノの名前を呼んだ。
セベリノが目を細め、ちゅうっと一際強くニルダの乳首を吸ってから、乳首から口を離し、ニルダのまんこの穴から指を引き抜いた。
ニルダに覆い被さるようにしていたセベリノが上体を起こし、ニルダの愛液で濡れた手で自分のペニスを掴んだ。ひくつくまんこの穴に、熱くて固いものが触れる。セベリノのペニスの先っぽが、ニルダのまんこの穴に触れている。
ニルダはぶるっと身体を震わせた。少しの怖さと、いっそ叫びたい程の興奮と、更なる快感への期待と、セベリノがニルダに欲情していることへの不思議な充足感で、頭がおかしくなりそうだ。
セベリノが熱くて固いペニスの先っぽでぐりぐりとまんこの穴を擦りながら、蕩けた笑みを浮かべた。
「ニルダさん。挿れたい」
「挿れろ」
「うん」
「……う、あ、あ、あぁっ……」
「あ、あ、はぁっ……あぁ……すごいっ……」
メリメリと狭い膣肉をかき分け、どんどん熱くて固い指よりも太いものがニルダの中へと入ってくる。鈍い痛みと、脳みそへと突き抜けていく快感と、気持ちよさそうに顔を歪めるセベリノへの興奮で、ニルダの頭は真っ白になった。セベリノの大きな固いペニスがどんどん深く入ってきて、指で弄られていた所を過ぎ、鋭い痛みを齎す所も過ぎ、更に奥へと入ってきて、ぐりっとニルダの体内の奥深くへと到達した。鋭い痛みが身体の中を走り抜ける。ぐっぐっと奥深くをペニスで刺激されると、強烈な痛みと、それまでとは次元が違う快感に襲われる。ニルダは堪らず大きく吠えた。痛い。気持ちいい。痛い。気持ちいい。
勝手に涙が溢れてくる。滲む視界に、セベリノの気持ちよさそうに歪んだ顔が映る。
セベリノが堪えきれないといった風に喘ぎ、ぶるっと身体を震わせた。膣内のセベリノのペニスが本当に微かにピクピクッと震えているような感覚がする。
「あ、あ、あー……」
開けっ放しのセベリノの唇から、ニルダの身体に向けて、つーっと1滴だけ涎が垂れ落ちた。はっ、はっ、はっ、とセベリノが荒い息を吐きながら、とろんとした顔でニルダの顔を見た。
「ニルダさん。ごめん」
「なにが」
「出ちゃった」
どうやら、セベリノはニルダの奥深くに射精しちゃったらしい。ニルダはキョトンとセベリノの顔を見上げた。セベリノが恥ずかしそうに俯き、ボソッと呟いた。
「……だって、ニルダさんの中。すごい」
「なにが」
「すごい、気持ちいい」
「そうか」
「我慢、できなくて……出ちゃった……」
真っ赤に染まった顔で、恥ずかしそうに目を泳がせるセベリノに、ニルダの胸がキュンと高鳴った。セベリノが可愛い。挿れただけでイクなんてエロ本には載っていなかったし、ニルダは現在進行系で割と痛いし、その割に腹の奥の熱が冷めていないが、ニルダはセベリノが可愛過ぎて、いっそ鼻血が出るんじゃないかというような勢いで興奮した。セベリノが可愛い。ものすごく可愛い。恥ずかしそうな顔をしているセベリノが非常に可愛い。かつてないレベルで興奮する程セベリノが可愛い。
ニルダは爛々と目を光らせて、なんだかオロオロし始めたセベリノを見つめ、小さく口角を上げた。セベリノの快感に歪む顔が可愛かった。セベリノのイキ顔が可愛かった。恥ずかしがるセベリノの顔が現在進行系で可愛い。もっと、見たい。
ニルダはずっと掴んでいた自分の膝裏から手を離し、なにやら今度は泣きそうな顔をし始めたセベリノの頬を両手で包み込み、セベリノの顔を引き寄せた。
興奮するがままにセベリノの唇に強く吸いついて、驚いたように目を見開いたセベリノのこげ茶色の瞳を真っ直ぐに見つめ、ニルダは唇を触れ合わせたまま、低く笑った。
「抜け。交代」
「ニルダさん」
「俺がお前を抱く」
「……あぁ……うん……」
間近にあるセベリノの瞳が、嬉しそうに、蕩けた色を浮かべた。クックっと笑いながら、ニルダはもう一度セベリノの下唇を強く吸い、優しく甘噛みをして、ねっとりとセベリノの唇に舌を這わせた。
セベリノのペニスがゆっくりとまんこの穴から引き抜かれた。地味に穴や腹の奥が痛い。だが、そんなことが全く気にならない程、酷く興奮している。
ニルダはセベリノの身体を押し倒し、セベリノの首筋をねっとりと舐めた。熱いセベリノの肌の感触が、なんとも興奮を煽る。首の太い血管を舌でなぞると、ドクンドクンと速くて大きな血液の流れを感じた。セベリノが気持ちよさそうな吐息を漏らし、身体をくねらせる。くっきりと浮き出た喉仏を舐め、やんわりと甘噛みをすると、セベリノが掠れた声を上げた。セベリノの肌を味わうように舌を這わせながら、浮き出た鎖骨へと移動し、鎖骨の形を舌で確かめ、セベリノを促して両腕を上げさせる。セベリノの脇毛がもじゃっと生えている脇にも舌を這わせる。もじゃっとした毛の感触が地味に楽しい。脇を舐められると、擽ったかったが、同時に気持ちよかった。セベリノもニルダと一緒のようで、身体を捩りながら、堪えきれないように小さく喘いだ。両方の脇を舐め回し、セベリノの身体の筋肉や骨の形を確かめるように両手で撫で回しながら、セベリノの胸に舌を這わせる。
セベリノの胸にはうっすらと毛が生えている。もじゃもじゃという程ではないが、つるりとしている訳でもない。淡い茶褐色の乳首は乳輪がニルダのものよりも小さく、乳首もニルダのものよりも自己主張が小さい。ニルダは口から舌を伸ばし、尖らせた舌先で、ちょんっと乳首の先っぽを突き、チロチロと乳首の先を擽るように舌を動かした。乳首を吸われるより、こうされるのがニルダは一番気持ちよかった。それでもセベリノは違うかもしれないので、ちょこんとした乳首全体をべろりと舐め、小さな乳首に吸いつく。
「あ……はぁっ……ニルダ、さん……」
「どれがいい」
「……吸われるの、気持ちいい」
「ん」
「……あぁっ……」
ニルダはセベリノの乳首をちゅく、ちゅく、と小さな音を立てながら、何度も何度も優しく吸った。小さな乳首全体を転がすように舐め、また乳首を吸って、心なしか固くなったセベリノの乳首を味わう。気持ちよさそうな息を漏らし、時折、堪えきれないというように小さく喘いで身体をくねらせるセベリノが堪らなく可愛くて、酷く興奮する。ニルダは咥えていた乳首から口を離し、反対側の乳首にも吸いついた。乳首を吸いながら、自分の唾液で濡れた乳首を指先で優しくぴこぴこと弾く。ビクッと身体が震わせ、声を漏らすセベリノに気を良くしたニルダは、興奮するがままに、熱心にセベリノの乳首を弄った。
ニルダは気が済むまでセベリノの乳首を弄ると、今度はセベリノの下腹部を目指して舌を這わせ始めた。胃のあたりを舐め、肋骨の存在を感じる脇腹に舌を這わせ、締まって腹筋が浮かぶ腹を舐め回す。周りに毛が生えた臍に舌先を突っ込めば、セベリノがニルダの頭を両手で撫で回しながら、上擦った掠れた声でニルダの名前を呼んだ。
臍の周りを舐め回し、柔らかい下腹部へと移動する。
陰毛から臍へと繋がっている毛の感触が地味に楽しい。セベリノのペニスは再び勃起していた。微かに濡れたペニスに舌を這わせる。裏筋を舐め上げれば、熱い肉の棒の感触となんとも言えない微妙な味がした。多分、ニルダの愛液とセベリノの精液が混ざったものの味である。皮が剥けて殆ど露出している赤い亀頭にも舌を這わせれば、ニルダの頭に触れているセベリノの手に力が入った。
「ニ、ルダさん、それ、やだ」
「嫌か」
「……また、出ちゃう、から、やだ」
「出せばいい」
「……俺だけイクのは嫌。ニルダさんのちんこでイキたい」
「そうか」
できたらもう少しセベリノのペニスを舐めたかったのだが、セベリノが嫌ならしょうがない。また別の機会に舐めればいい。ニルダは名残惜しくセベリノのペニスの太い竿に軽く吸いつき、大きな微妙に毛が生えた陰嚢にもキスをして、セベリノの内腿の足の付け根辺りを舐めて、何度も吸ってから、セベリノを促し、セベリノに四つん這いになってもらった。
セベリノがニルダの乳首に舌を這わせ、ちゅうちゅうと吸ってくる。気持ちがいいかは微妙というか、若干擽ったいような気がするが、セベリノがニルダの乳首を吸っている光景を見ているだけで興奮して、セベリノの唇と舌の感触に興奮して、なんだかもう堪らなくなる。
ニルダは荒い息を吐きながら、熱心に乳首を弄るセベリノの頭を撫でた。セベリノが嬉しそうに目を細め、ちゅぽっとニルダの乳首から口を離し、大きく開けた口から赤く濡れた舌を伸ばして、ニルダに見せつけるように、チロチロと乳首の先端を尖らせた舌先で擽った。ぞわっとした感覚に、ニルダは熱い息を吐いた。
腹の奥が疼く。ずっと勃起しているペニスから精液を吐き出したくて堪らない。乳首から口を離し、両手で胸筋を寄せてできた谷間を舐めているセベリノの頭を撫で、ニルダはセベリノに声をかけた。
「セベリノ」
「はい」
「挿れたいか」
「挿れたい」
「先に挿れろ」
「うん」
セベリノがちゅうっと強くニルダの胸の中心を吸って、ニルダの上に伏せていた身体を起こした。
セベリノが挿れやすいように、ニルダは両足を大きく広げて、自分の膝裏を掴んで、腰を浮かせた。
セベリノの股間を見れば、大きなペニスが下腹部につきそうな勢いで反り返っていた。セベリノが、興奮し過ぎて今にも射精しそうなニルダのペニスと陰嚢を左手でニルダの下腹部に押しつけるように優しく持ち上げ、愛液でどろどろになっているまんこの割れ目を右手の指先で優しくなぞった。腰の辺りがぞわっとして、期待でまんこの穴が勝手にひくつく。セベリノの指が肉厚なまんこの肉襞を開き、つん、と指先で優しく愛液を垂れ流しているまんこの穴をつついた。セベリノの顔を見上げれば、セベリノが怖いくらい真っ直ぐにニルダを見つめていた。セベリノの常とはまるで違う熱で満ちた瞳が少しだけ怖く、同時に酷く興奮する。
ゆっくりとセベリノの指がまんこの穴に入ってきた。勝手に蠢く膣肉をかき分け、どんどん深くセベリノの指が膣の中におさまっていく。膣壁を擦る自分のものではない指の感触が、堪らなく興奮を煽り、じわじわと快感を齎してくる。はぁっ、とセベリノが熱い息を吐き、自分の下唇を舐めた。
「すごい。ニルダさん。中、熱い」
「は、は、は……」
「ニルダさんの気持ちいいところ、教えて」
「ふっ……は、はっ……ぅ……」
膣内に入っているセベリノの指が、探るように動き始めた。優しく膣壁を擦るセベリノの指が、とにかく気持ちいい。ゆっくりとまんこの穴に指を抜き差ししながら、セベリノが左手で押さえているニルダのペニスと陰嚢をやんわりと揉み始めた。強過ぎる刺激に、ニルダは堪らず意味のない声を上げ、膣内のセベリノの指を締めつけた。
セベリノの指が、ニルダの膣内の気持ちがいいところに触れた。ニルダはビクッと身体を大きく震わせ、上擦った声でセベリノの名前を呼んだ。それで察してくれたのだろう。セベリノの指がそこだけを集中的に刺激し始める。そこを円を描くように擦られ、トントンと叩くように刺激され、同時にペニスや陰嚢まで刺激されて、ニルダは堪らず低く喘いだ。
セベリノの指が気持ちよくて堪らない。自分で弄る時とは全然違う予測がつかない動きが、酷く興奮を煽り、より快感を強めていく。セベリノの指がまんこの穴から引き抜かれたかと思えば、ニルダのクリトリスをすりすりと擦って刺激し、再びまんこの穴に指が入ってくる。穴が若干引き攣れるような感覚がしたので、多分指が増やされたのだろう。痛いという程ではない。膣の中で指をバラバラに動かされると、気持ちよくて堪らない。ニルダはだらしなく開けっ放しの口から涎を垂らし、ぐちぐちと自分の股間から聞こえてくる卑猥な水音に目を細めた。
身体の中の熱がどんどん高まっていく。このままセベリノの指でイキたい気もするし、早くセベリノのペニスを中に挿れて欲しい気もする。指でこんなに気持ちいいのなら、ペニスはどれだけ気持ちいいのだろうか。
まんこの中に挿れた指を絶えず動かしながら、ニルダの乳首をちゅくちゅく吸っているセベリノを見つめ、ニルダはセベリノの名前を呼んだ。
セベリノが目を細め、ちゅうっと一際強くニルダの乳首を吸ってから、乳首から口を離し、ニルダのまんこの穴から指を引き抜いた。
ニルダに覆い被さるようにしていたセベリノが上体を起こし、ニルダの愛液で濡れた手で自分のペニスを掴んだ。ひくつくまんこの穴に、熱くて固いものが触れる。セベリノのペニスの先っぽが、ニルダのまんこの穴に触れている。
ニルダはぶるっと身体を震わせた。少しの怖さと、いっそ叫びたい程の興奮と、更なる快感への期待と、セベリノがニルダに欲情していることへの不思議な充足感で、頭がおかしくなりそうだ。
セベリノが熱くて固いペニスの先っぽでぐりぐりとまんこの穴を擦りながら、蕩けた笑みを浮かべた。
「ニルダさん。挿れたい」
「挿れろ」
「うん」
「……う、あ、あ、あぁっ……」
「あ、あ、はぁっ……あぁ……すごいっ……」
メリメリと狭い膣肉をかき分け、どんどん熱くて固い指よりも太いものがニルダの中へと入ってくる。鈍い痛みと、脳みそへと突き抜けていく快感と、気持ちよさそうに顔を歪めるセベリノへの興奮で、ニルダの頭は真っ白になった。セベリノの大きな固いペニスがどんどん深く入ってきて、指で弄られていた所を過ぎ、鋭い痛みを齎す所も過ぎ、更に奥へと入ってきて、ぐりっとニルダの体内の奥深くへと到達した。鋭い痛みが身体の中を走り抜ける。ぐっぐっと奥深くをペニスで刺激されると、強烈な痛みと、それまでとは次元が違う快感に襲われる。ニルダは堪らず大きく吠えた。痛い。気持ちいい。痛い。気持ちいい。
勝手に涙が溢れてくる。滲む視界に、セベリノの気持ちよさそうに歪んだ顔が映る。
セベリノが堪えきれないといった風に喘ぎ、ぶるっと身体を震わせた。膣内のセベリノのペニスが本当に微かにピクピクッと震えているような感覚がする。
「あ、あ、あー……」
開けっ放しのセベリノの唇から、ニルダの身体に向けて、つーっと1滴だけ涎が垂れ落ちた。はっ、はっ、はっ、とセベリノが荒い息を吐きながら、とろんとした顔でニルダの顔を見た。
「ニルダさん。ごめん」
「なにが」
「出ちゃった」
どうやら、セベリノはニルダの奥深くに射精しちゃったらしい。ニルダはキョトンとセベリノの顔を見上げた。セベリノが恥ずかしそうに俯き、ボソッと呟いた。
「……だって、ニルダさんの中。すごい」
「なにが」
「すごい、気持ちいい」
「そうか」
「我慢、できなくて……出ちゃった……」
真っ赤に染まった顔で、恥ずかしそうに目を泳がせるセベリノに、ニルダの胸がキュンと高鳴った。セベリノが可愛い。挿れただけでイクなんてエロ本には載っていなかったし、ニルダは現在進行系で割と痛いし、その割に腹の奥の熱が冷めていないが、ニルダはセベリノが可愛過ぎて、いっそ鼻血が出るんじゃないかというような勢いで興奮した。セベリノが可愛い。ものすごく可愛い。恥ずかしそうな顔をしているセベリノが非常に可愛い。かつてないレベルで興奮する程セベリノが可愛い。
ニルダは爛々と目を光らせて、なんだかオロオロし始めたセベリノを見つめ、小さく口角を上げた。セベリノの快感に歪む顔が可愛かった。セベリノのイキ顔が可愛かった。恥ずかしがるセベリノの顔が現在進行系で可愛い。もっと、見たい。
ニルダはずっと掴んでいた自分の膝裏から手を離し、なにやら今度は泣きそうな顔をし始めたセベリノの頬を両手で包み込み、セベリノの顔を引き寄せた。
興奮するがままにセベリノの唇に強く吸いついて、驚いたように目を見開いたセベリノのこげ茶色の瞳を真っ直ぐに見つめ、ニルダは唇を触れ合わせたまま、低く笑った。
「抜け。交代」
「ニルダさん」
「俺がお前を抱く」
「……あぁ……うん……」
間近にあるセベリノの瞳が、嬉しそうに、蕩けた色を浮かべた。クックっと笑いながら、ニルダはもう一度セベリノの下唇を強く吸い、優しく甘噛みをして、ねっとりとセベリノの唇に舌を這わせた。
セベリノのペニスがゆっくりとまんこの穴から引き抜かれた。地味に穴や腹の奥が痛い。だが、そんなことが全く気にならない程、酷く興奮している。
ニルダはセベリノの身体を押し倒し、セベリノの首筋をねっとりと舐めた。熱いセベリノの肌の感触が、なんとも興奮を煽る。首の太い血管を舌でなぞると、ドクンドクンと速くて大きな血液の流れを感じた。セベリノが気持ちよさそうな吐息を漏らし、身体をくねらせる。くっきりと浮き出た喉仏を舐め、やんわりと甘噛みをすると、セベリノが掠れた声を上げた。セベリノの肌を味わうように舌を這わせながら、浮き出た鎖骨へと移動し、鎖骨の形を舌で確かめ、セベリノを促して両腕を上げさせる。セベリノの脇毛がもじゃっと生えている脇にも舌を這わせる。もじゃっとした毛の感触が地味に楽しい。脇を舐められると、擽ったかったが、同時に気持ちよかった。セベリノもニルダと一緒のようで、身体を捩りながら、堪えきれないように小さく喘いだ。両方の脇を舐め回し、セベリノの身体の筋肉や骨の形を確かめるように両手で撫で回しながら、セベリノの胸に舌を這わせる。
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「あ……はぁっ……ニルダ、さん……」
「どれがいい」
「……吸われるの、気持ちいい」
「ん」
「……あぁっ……」
ニルダはセベリノの乳首をちゅく、ちゅく、と小さな音を立てながら、何度も何度も優しく吸った。小さな乳首全体を転がすように舐め、また乳首を吸って、心なしか固くなったセベリノの乳首を味わう。気持ちよさそうな息を漏らし、時折、堪えきれないというように小さく喘いで身体をくねらせるセベリノが堪らなく可愛くて、酷く興奮する。ニルダは咥えていた乳首から口を離し、反対側の乳首にも吸いついた。乳首を吸いながら、自分の唾液で濡れた乳首を指先で優しくぴこぴこと弾く。ビクッと身体が震わせ、声を漏らすセベリノに気を良くしたニルダは、興奮するがままに、熱心にセベリノの乳首を弄った。
ニルダは気が済むまでセベリノの乳首を弄ると、今度はセベリノの下腹部を目指して舌を這わせ始めた。胃のあたりを舐め、肋骨の存在を感じる脇腹に舌を這わせ、締まって腹筋が浮かぶ腹を舐め回す。周りに毛が生えた臍に舌先を突っ込めば、セベリノがニルダの頭を両手で撫で回しながら、上擦った掠れた声でニルダの名前を呼んだ。
臍の周りを舐め回し、柔らかい下腹部へと移動する。
陰毛から臍へと繋がっている毛の感触が地味に楽しい。セベリノのペニスは再び勃起していた。微かに濡れたペニスに舌を這わせる。裏筋を舐め上げれば、熱い肉の棒の感触となんとも言えない微妙な味がした。多分、ニルダの愛液とセベリノの精液が混ざったものの味である。皮が剥けて殆ど露出している赤い亀頭にも舌を這わせれば、ニルダの頭に触れているセベリノの手に力が入った。
「ニ、ルダさん、それ、やだ」
「嫌か」
「……また、出ちゃう、から、やだ」
「出せばいい」
「……俺だけイクのは嫌。ニルダさんのちんこでイキたい」
「そうか」
できたらもう少しセベリノのペニスを舐めたかったのだが、セベリノが嫌ならしょうがない。また別の機会に舐めればいい。ニルダは名残惜しくセベリノのペニスの太い竿に軽く吸いつき、大きな微妙に毛が生えた陰嚢にもキスをして、セベリノの内腿の足の付け根辺りを舐めて、何度も吸ってから、セベリノを促し、セベリノに四つん這いになってもらった。
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こじらせた処女
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社会人になってから一年が経った健斗(けんと)は、住んでいた部屋が火事で焼けてしまい、大家に突然退去命令を出されてしまう。家具やら引越し費用やらを捻出できず、大学の同期であった祐樹(ゆうき)の家に転がり込むこととなった。
家賃は折半。しかし毎日終電ギリギリまで仕事がある健斗は洗濯も炊事も祐樹に任せっきりになりがちだった。罪悪感に駆られるも、疲弊しきってボロボロの体では家事をすることができない日々。社会人として自立できていない焦燥感、日々の疲れ。体にも心にも余裕がなくなった健斗はある日おねしょをしてしまう。手伝おうとした祐樹に当たり散らしてしまい、喧嘩になってしまい、それが張り詰めていた糸を切るきっかけになったのか、その日の夜、帰宅した健斗は玄関から動けなくなってしまい…?
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