7 / 28
お仕置き祭り編
7:やり過ぎました! ごめんなさいっ!
しおりを挟む
魔王は、わんわん泣きまくっているシンシアをどうしたものかと眺めていた。とりあえず落ち着かせたいのだが、その方法が分からない。いっそ誰かに助けを求めるかとも思ったのだが、この状況を見られたら、シンシアが更に泣き喚きそうな気がしないでもない。
「ひどいぃぃぃぃっ! わ、わたくしっ、いやって言ったぁぁぁぁ!!」
「あ、はい。そうだね?」
「あんまりですわっ! あんまりですわぁぁぁぁ! うわぁぁぁぁぁぁん!!」
「あー、シンシア? とりあえず落ち着こう? あ、お酒飲む? 飲んで忘れよう! そうだよ! なかったことにしよう!」
「なかったことにできるとお思いですの!? うぇっ、うぇっ、うぇぇぇぇぇぇん!!」
「えーと、えーと……や、やり過ぎましたっ! ごめんなさいっ!!」
魔王は打つ手もなく、シンシアに向かって、がばっとジャパニーズ土下座をした。魔国に土下座というものはないのだが、チラッとシンシアを見れば、シンシアがえぐえぐ泣きながら、ぽかんと間抜けな顔をしていた。
「何をしてらっしゃるの?」
「えーと……土下座といいまして……最上級の謝罪的な?」
「ぐずっ。本当に謝っておりますの?」
「あ、はい。ごめんね。やり過ぎました」
「…………では! 責任を取ってくださりませ!」
「というと?」
「結婚以外ありえませんわ! あんな、あんなところ……みら、見られて……うっ、うっ、うぇぇぇぇぇぇん!」
「わー! もう泣かないで! 頼むからっ! やり過ぎたって! 本当にごめんっ!!」
「あまりにも酷過ぎますわぁぁぁぁ!! 責任取りなさいぃぃぃぃ!!」
「は、はいっ!! 責任取るから! 責任取るから泣きやんで!!」
「絶対ですわよ!? 絶対に責任取りなさいっ!! わたくしの、あんなところを見たのですからっ!! も、も、わたくし、恥ずかしくてっ! う、う、うぇっ、うぇっ……うぇぇぇぇぇぇ……」
「よ、よーしよしよしよし。とりあえず落ち着こう? ほぉら。泣きやんでー。責任取るから泣きやもう?」
魔王はシンシアの波打つ赤毛が美しい頭を撫で撫でしながら、できるだけ優しい声を出した。
何故かシンシアの泣き声がちょっと大きくなる。
魔王はシンシアが泣きやむまで、シンシアの頭をやんわりと撫で回した。
シンシアが泣きやんだのは、体感で二時間くらい経った後だ。魔王は衣装箪笥の中からタオルを取り出し、汗と涙と鼻水と涎で化粧がぐちゃぐちゃになっているシンシアの顔を優しく拭いてやった。
シンシアが泣きすぎて赤くなっている鼻を啜り、腫れぼったくなった目で魔王を見て口を開いた。
「責任をお取りなさい。結婚式は来月ですわ。花嫁衣装はもう出来ております」
「来月!? そんな急には無理だよ!?」
「責任、取るって言いましたわよね?」
「あ、はい……せ、せめて再来月にしてくれない? 来賓の準備とか諸々の調整があるからさ」
「むぅ。では、再来月でいいですわ。魔王陛下」
「あ、はい」
「わたくしのお尻には、に・ど・と! 触らないように!!」
「……はぁい」
シンシアが鬼のような顔で言った。美人のガチギレ顔は中々に恐ろしい。シンシアは勝ち気な感じの美女だから、尚更怖い。
魔王はシンシアの泣き落としとガチギレ顔に圧されて、シンシアと結婚することを承諾してしまった。さようなら。うはうはエロエロハーレム生活。シンシアが妻になったら、間違いなくハーレムなんか作れない。
魔王は、やり過ぎちゃったことをちょっぴり反省しつつ、シンシアとの夫婦生活を想像して、思わず遠い目をした。
魔王の好みの対極にいるようなシンシア相手に、魔王の魔王は使い物になるのだろうか。こんだけエロいことをしても、ゆるーーく勃起した程度である。朝勃ちの方がまだ元気いっぱいだ。男は意外と繊細なのである。初夜で勃起しない自信しかない。
魔王はシンシアに気づかれないように溜め息を吐くと、とりあえずシンシアを寝室にもある小さめの風呂場に連れて行った。赤いボンテージは本当に魔王の趣味ではないので、魔王の寝間着を貸してやり、汗や体液で汚れた身体をシャワーでキレイにさせる。
魔王が後片付けをしていると、風呂場からシンシアが出てきた。すっぴんが恥ずかしいのか、自分の頬を両手で押さえている。魔王の方が頭一つ分は背が高いので、シンシアは魔王の寝間着のシャツだけを着ていた。豊満なおっぱいで胸元は押し上げられているが、だぼついた感じとか、萌え袖状態なのは、ちょっとぐっとくるものがある。あと、すっぴんだと、普段の勝ち気な感じがちょっと薄れる。問答無用で美人なのは変わらないのだが、少しだけ幼い感じがして、シンシアなのにちょっと可愛い。なんか悔しいけど、本当にちょっと可愛い。シンシアなのに。
魔王が謎の悔しさでギリギリ歯ぎしりしていると、シンシアがおずおずと近寄ってきて、魔法でキレイにした椅子を持っている魔王の寝間着の裾をちょこんと握った。お前そういうことするキャラじゃないだろーーーーっ! と内心思いながらも、ぶっちゃけちょっと可愛いと思ってしまう。すっぴんか。すっぴん効果なのか。
すっぴんのシンシアが、上目遣いで恥ずかしそうに口を開いた。
「わ、わたくしの全部を見たんですからっ、逃しませんわよっ!」
「あ、うん。流石に反省してるので、逃げないよ」
「そ、それならいいのですわ」
シンシアがふにゃっと嬉しそうな笑みを浮かべた。だから、お前そういう笑顔浮かべるキャラじゃないだろーーーーっ! と内心思いながらも、ちょっとシンシアが可愛いと思ってしまう魔王であった。
だって! 普段の勝ち気過ぎる感じとのギャップが!!
魔王は、前世ではギャップ萌え過激派だった。ツンデレ大好き民でしたけど何か?
魔王がなんとも悔しくてギリギリ歯ぎしりしていると、シンシアがこてんと首を傾げた。だからお前以下略。
「今日はもう寝ましょう? 流石に疲れましたわ」
「あ、うん。ん? 一緒に寝るの?」
「当然ですわ。夫婦になるんですもの。……今日はもう何もいたしませんけど」
「あ、はい」
魔王は使った性具に清浄魔法をかけて箱に片付けた。箱を見たシンシアが、突然掌にぼわっと炎を出した。
「シンシアさん?」
「燃やしますわ。その忌まわしい箱」
「それはダメッ! これからも使うかもしれないし!」
「尚更燃やしますわ」
「シンシア。この箱には君と安全に愛し合うためのものも入っているんだ」
「そっ、そうですの? ……それならば、今日は燃やさないでいてさしあげますわ! 魔王陛下と愛し合うためですもの!」
「あ、うん。じゃあ、寝ようか。明日は間違いなく城中大騒ぎになるし」
「えぇ! い、一緒に寝ますわ!」
シンシアが白い頬を淡く赤く染めて、嬉しそうに笑った。本当に悔しいことに、すっぴんのシンシアはちょっと可愛い。
魔王はシンシアに手を引かれて、ベッドに上がり、シンシアと並んで布団の中に潜り込んだ。シンシアが魔王の腕に両腕を絡めて、嬉しそうに、ふにゃっと笑った。だからお前以下略。
すぐにシンシアの規則正しい寝息が聞こえてきた。あれだけ連続絶頂しまくって、ギャン泣きすれば、それはもう疲れるだろう。何気なくシンシアの寝顔を見れば、いつもよりも幼い感じがして、全くを以て不本意だが、正直ちょっと可愛い。
魔王は小さく溜め息を吐くと、静かに目を閉じた。うはうはエロエロハーレム生活の夢は、完全に諦めた方がよさそうだ。シンシアに熱烈に愛されている自覚はうっすらあるので、これからはシンシアを愛する努力をするべきだろう。どうせ夫婦になるのなら、仲がいいに越したことはない。多分、子供もできるだろうし、前世では結局つくれなかった自分だけの家族ができることになる。
魔王は、益々賑やかな生活になりそうな予感に、ほんの微かに口角を上げた。
「ひどいぃぃぃぃっ! わ、わたくしっ、いやって言ったぁぁぁぁ!!」
「あ、はい。そうだね?」
「あんまりですわっ! あんまりですわぁぁぁぁ! うわぁぁぁぁぁぁん!!」
「あー、シンシア? とりあえず落ち着こう? あ、お酒飲む? 飲んで忘れよう! そうだよ! なかったことにしよう!」
「なかったことにできるとお思いですの!? うぇっ、うぇっ、うぇぇぇぇぇぇん!!」
「えーと、えーと……や、やり過ぎましたっ! ごめんなさいっ!!」
魔王は打つ手もなく、シンシアに向かって、がばっとジャパニーズ土下座をした。魔国に土下座というものはないのだが、チラッとシンシアを見れば、シンシアがえぐえぐ泣きながら、ぽかんと間抜けな顔をしていた。
「何をしてらっしゃるの?」
「えーと……土下座といいまして……最上級の謝罪的な?」
「ぐずっ。本当に謝っておりますの?」
「あ、はい。ごめんね。やり過ぎました」
「…………では! 責任を取ってくださりませ!」
「というと?」
「結婚以外ありえませんわ! あんな、あんなところ……みら、見られて……うっ、うっ、うぇぇぇぇぇぇん!」
「わー! もう泣かないで! 頼むからっ! やり過ぎたって! 本当にごめんっ!!」
「あまりにも酷過ぎますわぁぁぁぁ!! 責任取りなさいぃぃぃぃ!!」
「は、はいっ!! 責任取るから! 責任取るから泣きやんで!!」
「絶対ですわよ!? 絶対に責任取りなさいっ!! わたくしの、あんなところを見たのですからっ!! も、も、わたくし、恥ずかしくてっ! う、う、うぇっ、うぇっ……うぇぇぇぇぇぇ……」
「よ、よーしよしよしよし。とりあえず落ち着こう? ほぉら。泣きやんでー。責任取るから泣きやもう?」
魔王はシンシアの波打つ赤毛が美しい頭を撫で撫でしながら、できるだけ優しい声を出した。
何故かシンシアの泣き声がちょっと大きくなる。
魔王はシンシアが泣きやむまで、シンシアの頭をやんわりと撫で回した。
シンシアが泣きやんだのは、体感で二時間くらい経った後だ。魔王は衣装箪笥の中からタオルを取り出し、汗と涙と鼻水と涎で化粧がぐちゃぐちゃになっているシンシアの顔を優しく拭いてやった。
シンシアが泣きすぎて赤くなっている鼻を啜り、腫れぼったくなった目で魔王を見て口を開いた。
「責任をお取りなさい。結婚式は来月ですわ。花嫁衣装はもう出来ております」
「来月!? そんな急には無理だよ!?」
「責任、取るって言いましたわよね?」
「あ、はい……せ、せめて再来月にしてくれない? 来賓の準備とか諸々の調整があるからさ」
「むぅ。では、再来月でいいですわ。魔王陛下」
「あ、はい」
「わたくしのお尻には、に・ど・と! 触らないように!!」
「……はぁい」
シンシアが鬼のような顔で言った。美人のガチギレ顔は中々に恐ろしい。シンシアは勝ち気な感じの美女だから、尚更怖い。
魔王はシンシアの泣き落としとガチギレ顔に圧されて、シンシアと結婚することを承諾してしまった。さようなら。うはうはエロエロハーレム生活。シンシアが妻になったら、間違いなくハーレムなんか作れない。
魔王は、やり過ぎちゃったことをちょっぴり反省しつつ、シンシアとの夫婦生活を想像して、思わず遠い目をした。
魔王の好みの対極にいるようなシンシア相手に、魔王の魔王は使い物になるのだろうか。こんだけエロいことをしても、ゆるーーく勃起した程度である。朝勃ちの方がまだ元気いっぱいだ。男は意外と繊細なのである。初夜で勃起しない自信しかない。
魔王はシンシアに気づかれないように溜め息を吐くと、とりあえずシンシアを寝室にもある小さめの風呂場に連れて行った。赤いボンテージは本当に魔王の趣味ではないので、魔王の寝間着を貸してやり、汗や体液で汚れた身体をシャワーでキレイにさせる。
魔王が後片付けをしていると、風呂場からシンシアが出てきた。すっぴんが恥ずかしいのか、自分の頬を両手で押さえている。魔王の方が頭一つ分は背が高いので、シンシアは魔王の寝間着のシャツだけを着ていた。豊満なおっぱいで胸元は押し上げられているが、だぼついた感じとか、萌え袖状態なのは、ちょっとぐっとくるものがある。あと、すっぴんだと、普段の勝ち気な感じがちょっと薄れる。問答無用で美人なのは変わらないのだが、少しだけ幼い感じがして、シンシアなのにちょっと可愛い。なんか悔しいけど、本当にちょっと可愛い。シンシアなのに。
魔王が謎の悔しさでギリギリ歯ぎしりしていると、シンシアがおずおずと近寄ってきて、魔法でキレイにした椅子を持っている魔王の寝間着の裾をちょこんと握った。お前そういうことするキャラじゃないだろーーーーっ! と内心思いながらも、ぶっちゃけちょっと可愛いと思ってしまう。すっぴんか。すっぴん効果なのか。
すっぴんのシンシアが、上目遣いで恥ずかしそうに口を開いた。
「わ、わたくしの全部を見たんですからっ、逃しませんわよっ!」
「あ、うん。流石に反省してるので、逃げないよ」
「そ、それならいいのですわ」
シンシアがふにゃっと嬉しそうな笑みを浮かべた。だから、お前そういう笑顔浮かべるキャラじゃないだろーーーーっ! と内心思いながらも、ちょっとシンシアが可愛いと思ってしまう魔王であった。
だって! 普段の勝ち気過ぎる感じとのギャップが!!
魔王は、前世ではギャップ萌え過激派だった。ツンデレ大好き民でしたけど何か?
魔王がなんとも悔しくてギリギリ歯ぎしりしていると、シンシアがこてんと首を傾げた。だからお前以下略。
「今日はもう寝ましょう? 流石に疲れましたわ」
「あ、うん。ん? 一緒に寝るの?」
「当然ですわ。夫婦になるんですもの。……今日はもう何もいたしませんけど」
「あ、はい」
魔王は使った性具に清浄魔法をかけて箱に片付けた。箱を見たシンシアが、突然掌にぼわっと炎を出した。
「シンシアさん?」
「燃やしますわ。その忌まわしい箱」
「それはダメッ! これからも使うかもしれないし!」
「尚更燃やしますわ」
「シンシア。この箱には君と安全に愛し合うためのものも入っているんだ」
「そっ、そうですの? ……それならば、今日は燃やさないでいてさしあげますわ! 魔王陛下と愛し合うためですもの!」
「あ、うん。じゃあ、寝ようか。明日は間違いなく城中大騒ぎになるし」
「えぇ! い、一緒に寝ますわ!」
シンシアが白い頬を淡く赤く染めて、嬉しそうに笑った。本当に悔しいことに、すっぴんのシンシアはちょっと可愛い。
魔王はシンシアに手を引かれて、ベッドに上がり、シンシアと並んで布団の中に潜り込んだ。シンシアが魔王の腕に両腕を絡めて、嬉しそうに、ふにゃっと笑った。だからお前以下略。
すぐにシンシアの規則正しい寝息が聞こえてきた。あれだけ連続絶頂しまくって、ギャン泣きすれば、それはもう疲れるだろう。何気なくシンシアの寝顔を見れば、いつもよりも幼い感じがして、全くを以て不本意だが、正直ちょっと可愛い。
魔王は小さく溜め息を吐くと、静かに目を閉じた。うはうはエロエロハーレム生活の夢は、完全に諦めた方がよさそうだ。シンシアに熱烈に愛されている自覚はうっすらあるので、これからはシンシアを愛する努力をするべきだろう。どうせ夫婦になるのなら、仲がいいに越したことはない。多分、子供もできるだろうし、前世では結局つくれなかった自分だけの家族ができることになる。
魔王は、益々賑やかな生活になりそうな予感に、ほんの微かに口角を上げた。
48
お気に入りに追加
54
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


明智さんちの旦那さんたちR
明智 颯茄
恋愛
あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。
奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。
ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。
*BL描写あり
毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
異世界は『一妻多夫制』!?溺愛にすら免疫がない私にたくさんの夫は無理です!?
すずなり。
恋愛
ひょんなことから異世界で赤ちゃんに生まれ変わった私。
一人の男の人に拾われて育ててもらうけど・・・成人するくらいから回りがなんだかおかしなことに・・・。
「俺とデートしない?」
「僕と一緒にいようよ。」
「俺だけがお前を守れる。」
(なんでそんなことを私にばっかり言うの!?)
そんなことを思ってる時、父親である『シャガ』が口を開いた。
「何言ってんだ?この世界は男が多くて女が少ない。たくさん子供を産んでもらうために、何人とでも結婚していいんだぞ?」
「・・・・へ!?」
『一妻多夫制』の世界で私はどうなるの!?
※お話は全て想像の世界になります。現実世界とはなんの関係もありません。
※誤字脱字・表現不足は重々承知しております。日々精進いたしますのでご容赦ください。
ただただ暇つぶしに楽しんでいただけると幸いです。すずなり。

【完結】『飯炊き女』と呼ばれている騎士団の寮母ですが、実は最高位の聖女です
葉桜鹿乃
恋愛
ルーシーが『飯炊き女』と、呼ばれてそろそろ3年が経とうとしている。
王宮内に兵舎がある王立騎士団【鷹の爪】の寮母を担っているルーシー。
孤児院の出で、働き口を探してここに配置された事になっているが、実はこの国の最も高貴な存在とされる『金剛の聖女』である。
王宮という国で一番安全な場所で、更には周囲に常に複数人の騎士が控えている場所に、本人と王族、宰相が話し合って所属することになったものの、存在を秘する為に扱いは『飯炊き女』である。
働くのは苦では無いし、顔を隠すための不細工な丸眼鏡にソバカスと眉を太くする化粧、粗末な服。これを襲いに来るような輩は男所帯の騎士団にも居ないし、聖女の力で存在感を常に薄めるようにしている。
何故このような擬態をしているかというと、隣国から聖女を狙って何者かが間者として侵入していると言われているためだ。
隣国は既に瘴気で汚れた土地が多くなり、作物もまともに育たないと聞いて、ルーシーはしばらく隣国に行ってもいいと思っているのだが、長く冷戦状態にある隣国に行かせるのは命が危ないのでは、と躊躇いを見せる国王たちをルーシーは説得する教養もなく……。
そんな折、ある日の月夜に、明日の雨を予見して変装をせずに水汲みをしている時に「見つけた」と言われて振り向いたそこにいたのは、騎士団の中でもルーシーに優しい一人の騎士だった。
※感想の取り扱いは近況ボードを参照してください。
※小説家になろう様でも掲載予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる