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お嫁さんはマッチョなナイスガイ!
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その瞬間、リディナは膝から崩れ落ちた。
今日は10年に一度の隣村と合同の祭りの日である。2つの村の親交を祝って、其々の村から1人ずつ選び、結婚をする。結婚する人選をするのは、其々の村の巫のオババで、選ばれた者達は幸せな結婚ができると言われている。
リディナは村で唯一の商家の長男だ。歳は19で、結婚に夢見る童貞である。ちゃっかりした奴は、若い人妻で童貞卒業したりしているが、リディナはそういうことは好きじゃなかった。初めては、可愛いお嫁さんとがいい。リディナは少し夢見がちな青年である。
祭りの日。リディナはドキドキしながら巫のオババの託宣を、今か今かと待っていた。村の広場の特設ステージ上に現れた両村の巫のオババが高らかに、2人の人間の名前を呼んだ。
「アシナ村!リディナ・パルート!」
リディナは自分の名前が呼ばれた瞬間、歓声を上げて飛び上がった。いそいそと特設ステージに上がり、結婚相手の名前が呼ばれるのを待つ。できたら歳が近い美少女がいい。リディナはワクワクしながら、隣村の巫の言葉を待った。
「ニルル村!フリーラ・ガンバン!」
フリーラ。なんて可愛らしい名前なんだろう。リディナはフリーラが壇上に上がるのをドキドキしながら待ち、現れた人物を見て、膝から崩れ落ちた。
フリーラは爽やかな雰囲気のマッチョな男だった。しかも年上っぽい感じのイケメンである。
リディナは思わず叫んだ。
「男じゃん!!!!」
「こういう時もあるさね。さっ。結婚式の準備をするよ」
「オババ!男じゃん!男じゃん!!」
「はいはい。ニルルの。今年はうちに嫁ぐんだったよね」
「そうよ。アシナの。フリーラがそっちに嫁にいく」
「ということだ。リディナ。おめでとう。嫁ができたよ」
「……男じゃぁぁぁぁん!!やだぁぁぁぁ!!」
リディナの悲嘆には目もくれず、祭り会場は盛り上がり、2人の結婚を祝福した。四つん這いになって半泣きになっているリディナの前に誰か立つ気配がして、顔を上げれば、フリーラがすっとリディナの前に膝をついた。
「これからよろしく。花婿殿」
爽やかに笑うフリーラの白い歯がキラリと光った。マジか。
リディナの暗澹たる結婚生活は、こうして始まった。
------
リディナの家は村唯一の商家で、リディナは一応跡継ぎである。上に2人姉がいるが、2人とも嫁いでおり、子供がいる。リディナとフリーラでは子供ができないが、甥っ子姪っ子の誰かが跡を継げばいいという話になった。
祭りは一週間続き、その間にリディナとフリーラの結婚式も行われた。リディナは魂が抜けたような状態で結婚式に臨んだ。10年に一度の祭りで選ばれることは、とても名誉なことだ。リディナの家族はそれはもう喜んだ。相手が男とか気にしないらしい。母や姉達なんか、『イケメンが家に来た!』と大はしゃぎしていたくらいである。
フリーラは働き者だ。朝早くに起きて、日課だという筋トレをした後、リディナの母が育てている家庭菜園に水やりをして、リディナの母と一緒に朝食を作る。
昼間は店の手伝いをして、昼食や夕食もリディナの母と一緒に作っている。気づいたら洗濯物を取り込んで畳んであるし、暇さえあれば掃除をしている。リディナの両親は、働き者の嫁が来てくれたと大喜びである。
リディナだけが不満を抱いている。
リディナはフリーラがいない隙を狙って、母に話しかけた。
「母さん。母さん」
「なんだい?」
「ちょっと嫁いびりしてくんない?」
「断る。嫌だよ。わたしゃ。フリーラはいい子じゃないか。すっごいイケメンだし。毎日が目の保養でいいねぇ。でかした!馬鹿息子!!」
「うぇーん!でも男じゃん!!」
「細かいことは気にしないのよ」
「全然細かくねぇよ!!」
「はいはい。ほれ。仕事に戻りな。甲斐性なしの亭主なんて情けないだけだよ」
「……はぁい」
嫁姑の嫁いびり戦争大作戦は、始まる前から失敗した。父に同じことを言ってみても、普通に断られた。嫁いだ姉達に頼んでみても、断られた上に、めちゃくちゃ怒られた。曰く、『男だろうが自分の嫁を大事にしろ』と。
フリーラには何の罪もない。ただ、リディナと同じく巫のオババに選ばれただけだ。フリーラは筋肉が逞しい爽やかイケメンだから、間違いなく自分の村でモテていた筈だ。
リディナは不細工ではないが、パッとしない顔立ちである。身体つきもヒョロい。自分が嫌だと思っていたが、フリーラもリディナが結婚相手で嫌なのではないだろうか。
そろそろ結婚して3ヶ月が経つ。同じ部屋で寝起きしているが、夜の夫婦生活なんてものはない。
リディナは悩んだ末、フリーラと腹を割って話し合いをしてみることにした。
その日の夜。並べて敷いた布団の上に正座して、リディナは不思議そうな顔をしているフリーラと向かい合った。
「お話があります」
「ん?なんだ?」
「フリーラはこの結婚が嫌じゃないの?」
「あーー。まぁ、最初はビックリしたがな。相手が男だし。俺が嫁だし」
「だよね!!」
「でも選ばれたもんは仕方ないしなぁ。祭りのオババの託宣は絶対だし」
「そうなんだよ……」
「まぁでも。リディナの親父さんもお袋さんも俺を歓迎して受け入れてくれてるし、今のところ不満はないかな。姉さん達もよくしてくれてるし」
「えぇー。でも、フリーラってモテてただろ?恋人とかいなかった訳?」
「まぁ、村の中じゃモテる方だったが、下手に1人を選ぶと、女同士で血で血を洗う喧嘩が起きそうで、下手に恋人をつくれなかったんだよな」
「わぉ。そこまでか」
「この村は穏やかでいいな。自分の村にいた時は、ストーカー紛いの女もいたし、言動に変に気を使わなくていい」
「……イケメンも大変なんだなぁ」
「ははっ。まぁな」
「うーん。じゃあ、不本意だけど、イケメンが気の毒だし、結婚生活は続行しようか。ていうか、離婚もできないけど」
「そうしてくれると助かるな。毎日のようにパンツが盗まれるのも嫌だし」
「パンツ盗まれてたの!?」
「あぁ。あと汗を拭いた手巾とか、気づいたら無くなってることが多かった」
「何それ怖い。うちの村に来てよかったねぇ」
「全くだ」
「イケメンって大変。俺、普通でよかったわ」
「ははっ。それで?」
「ん?」
「お話だけか?」
「話以外に何もすることないだろ」
「あるだろ。夫婦生活」
「……へ?」
「オババから男同士のやり方習っただろ」
「あー……興味ないから聞き流してた」
「おやま。じゃあ、俺がリードするかね。俺も初めてだけど」
「えっ。するの!?」
「するぞ。いい加減溜まってんだよ。こっちはピチピチの21歳だぞ」
「俺はもっとピチピチの19歳」
「尚更溜まるだろ。いきなりセックスもなんだし、抜きっこしようぜ」
「えー……まぁ、そのくらいなら……」
抜きっこは精通を迎えた頃に友達同士でやったことがあるので、そんなに抵抗は感じない。
布団の上を這うように近づいてきたフリーラを、リディナはまじまじと見つめた。赤褐色の髪は清潔感がある感じに整えられ、深い緑色の瞳は溌剌とした印象を与える。顔立ちは精悍に整っており、身体つきはムキムキマッチョだ。どこからどう見てもイケメンです。羨ましい。リディナは茶髪茶目の地味な容姿だ。目元の黒子は自分では気に入っているが、特徴らしい特徴はそれくらいしかない。身体つきは鍛えていないので、ヒョロい。最近、飯が上手いので少し太り、下っ腹が若干ぽっこりしてきている。
リディナはフリーラに言われて、汚れないように寝間着のズボンとパンツを脱いだ。フリーラと向かい合い、お互いに萎えているペニスを握り合う。フリーラのペニスはリディナのペニスよりも大きかった。皮がズル剥けの大人ペニスである。リディナのペニスは、少しだけ皮を被った恥ずかしがり屋なペニスである。大きさは至って普通だ。むしろ、友達の中では大きい方だった。
「フリーラ。ちんこデカいね」
「そうか?普通だろ」
「童貞?」
「おう。オナニーはしまくってたけど」
「えっ。フリーラでもオナニーすんの?」
「そりゃするさ。村の未婚の女には手を出せないし、人のもんに手を出す訳にもいかないだろ」
「でも誘われまくってたんじゃない?」
「まぁそれなりに」
「イケメン滅びろ。羨ましい」
「今はお前の嫁だ」
「そうでした。……はぁ……フリーラ。それ気持ちいい」
「んっ。リディナ、先っぽ弄ってくれ」
「うん。う、あ……そんな、根元から……」
「もう少し強めに扱いてくれ……あぁ……そう、上手だ」
リディナはフリーラと殆ど同じタイミングで射精するまで、フリーラのペニスを手で弄りまくった。フリーラの手こきは上手で、流石にオナニーしまくっていたと言っていただけある。
自分でやるより気持ちいいし、リディナとフリーラは、それから毎晩のようにお互いのペニスを手で扱きあうようになった。
-------
フリーラは夕食に使う芋の皮を剥きながら、チラッと台所の壁にかけてあるカレンダーを見た。
リディナは今は不在である。数日前から、父親と一緒に、近くの大きな街に商品の仕入れに行っている。リディナがいないと、何だか物足りない。リディナと結婚してから、実に穏やかな暮らしができている。生まれ故郷の村では、フリーラは見た目が良過ぎて、暇な女達に囲まれて仕事の邪魔をされたり、ストーカー紛いなことをされたりしていた。
ここではリディナの嫁だと知れ渡っているから、遠目にキャーキャー言われるくらいで、誰も何もしてこない。リディナとも話してみれば存外気が合うし、フリーラは今の生活を気に入っている。
「お袋さん。芋の皮剥けた」
「あら。ありがと。じゃあ手羽元と煮ようかしらね」
「俺が作ってもお袋さんみたいに美味くならないんだよなぁ」
「あっはっは!年季の違いだよ。そのうちフリーラも美味しく作れるようになるわ」
「そうかな」
「そうよ。それに雑穀粥は上手じゃない。リディナも毎朝おかわりしてるし」
「まぁね」
「……旦那達がいないと静かでやぁね」
「うん」
「そうだ。裁縫をやってみないかい?あたしが教えるよ。リディナにシャツでも作ってあげなよ」
「んーー。じゃあ、お願いします」
「あいよ。フリーラは器用だからね。すぐに覚えるよ」
「うん」
フリーラはリディナの母と2人で夕食を食べると、寝る時間まで針仕事を習った。自分で言うのもなんだが、フリーラは手先が器用だ。簡単な縫い方くらいなら一晩でできるようになった。リディナ達が帰ってくるまで、あと半月はある。シャツの一枚くらいは出来上がるだろう。
リディナがいなくて、なんとなく暇なので、フリーラは暇さえあれば、せっせと針仕事に勤しんだ。
リディナ達が仕入れから帰ってきた。荷馬車に積んだ商品を店内と倉庫に運び入れ、お茶を淹れて一息ついていると、リディナがズボンのポケットから何かを取り出し、フリーラに手渡してきた。
見れば、可愛らしい容器に入った軟膏のようである。
「やる。土産。それ、手荒れにすごく効くんだって。そろそろ寒くなるし、あかぎれとかできたら地味に痛いじゃん。使えよ」
「ありがとう。……リディナのシャツを作ったんだ。後で試しに着てみてくれ」
「おっ。マジか。ありがと」
リディナがニッと笑った。夕食の後片付けの後に手荒れ用の軟膏をつけてみると、ふわっと爽やかな匂いがした。好きな匂いだ。女物の甘ったるい匂いがするのかと思っていたが、これならフリーラでも使いやすい。フリーラは上機嫌で、風呂上がりのリディナに声をかけ、2人の部屋に向かった。
リディナ用に作ったシャツは、リディナにピッタリだった。襟元や袖口に刺繍も施してある。我ながら、よく出来ていると思う。刺繍もリディナの母に習った。
「すげー。器用なんだなぁ」
「着心地はどうだ?」
「すげぇいい。動きやすい」
「それはよかった」
リディナの嬉しそうな顔に、フリーラは満足して微笑んだ。
リディナがシャツを脱いで丁寧に畳み、寝間着に着替えた。フリーラも風呂に入った後なので、寝間着姿である。
リディナが寝間着のズボンとパンツを脱ぎ始めたので、フリーラもズボンとパンツを脱ぎ捨てた。久しぶりの抜きっこである。リディナと抜きっこするのに、すっかり慣れている。リディナが不在の間は自分で抜いていたが、なんとなく物足りなかった。久しぶりの快感を期待して股間を熱くしていると、リディナが大きめの容器を差し出してきた。
「何だ?これ」
「セックス用の軟膏」
「マジか」
「マジです。……あー……なんか、ちょっと興味が湧いちゃって」
「……まぁ、いいか」
男同士とはいえ、フリーラとリディナは夫婦である。セックスくらい普通にしてもいいだろう。フリーラは着たままだった上着も抜いで、全裸になった。
リディナの上着も脱がせて、お互い全裸のまま、リディナのほっそりとした身体を抱きしめた。
「どっちがどっちする?」
「……俺が抱かれよう。お前より鍛えているから」
「それ関係あんの?」
「お前より体力がある」
「まぁそうか。じゃあ、頑張る」
「あぁ。頑張ってくれ」
フリーラはクックッと低く笑いながら、少しひんやりしているリディナの身体をぎゅっと抱きしめた。
リディナは本当に頑張ってくれた。今はフリーラのムキムキむちむちの尻を両手で掴んで、フリーラのアナルに挿れたペニスを激しく動かしている。フリーラはアナルの才能があったらしく、素直に気持ちがいい。フリーラは声を押し殺しながら、初めてのアナルの快感に酔いしれた。
リディナが小さな声を上げて、ぐいぐいと下腹部をフリーラの尻に押しつけてきた。フリーラの中で微かにリディナのペニスがピクピクと動いている。リディナがフリーラの中で射精した。その事に何故か酷く興奮して、フリーラもシーツの上に精液を吐き出した。
ゆっくりと萎えたペニスを引き抜いたリディナが、荒い息を吐くフリーラの身体を抱きしめた。
「できた」
「上出来だ」
「気持ちよかった?」
「うん」
「ふふん。大人の階段を登っちゃったぜ」
「ははっ。リディナ」
「ん?」
フリーラはリディナの唇に自分の唇をふにっと押しつけた。キョトンとした顔をしているリディナに笑いかけ、フリーラはリディナの額をトンと指で優しく押した。
「末永くよろしく頼むよ。旦那様」
「何?急に」
「初夜だったじゃないか」
「あ、そうか。でも今更じゃないか?」
「まぁな」
「フリーラ」
「ん?」
「フリーラはもう、うちの家族だよ」
「……ははっ。ありがとな。嬉しい」
「うん。俺が死ぬまで側にいてくれよ。見送るのは嫌だから、俺が先に逝くし」
「……しょうがねぁなぁ」
フリーラは苦笑して、リディナの汗ばむ身体を抱きしめて、ころんと布団の上に横になった。
こうなったら、最後の一瞬までリディナの側にいよう。燃えるような恋なんてしていないが、熾火のような暖かな小さな愛はもう芽生えている。
フリーラはもう一度、リディナの唇にキスをしてから、二人の身体に布団を被せた。
寒い冬が訪れるが、今年の冬から、きっと寒くない日々が続く。リディナがいるから。
フリーラはすぐに寝息を立て始めたリディナに微笑み、可愛い旦那様のほっそりとした身体を抱きしめた。
(おしまい)
今日は10年に一度の隣村と合同の祭りの日である。2つの村の親交を祝って、其々の村から1人ずつ選び、結婚をする。結婚する人選をするのは、其々の村の巫のオババで、選ばれた者達は幸せな結婚ができると言われている。
リディナは村で唯一の商家の長男だ。歳は19で、結婚に夢見る童貞である。ちゃっかりした奴は、若い人妻で童貞卒業したりしているが、リディナはそういうことは好きじゃなかった。初めては、可愛いお嫁さんとがいい。リディナは少し夢見がちな青年である。
祭りの日。リディナはドキドキしながら巫のオババの託宣を、今か今かと待っていた。村の広場の特設ステージ上に現れた両村の巫のオババが高らかに、2人の人間の名前を呼んだ。
「アシナ村!リディナ・パルート!」
リディナは自分の名前が呼ばれた瞬間、歓声を上げて飛び上がった。いそいそと特設ステージに上がり、結婚相手の名前が呼ばれるのを待つ。できたら歳が近い美少女がいい。リディナはワクワクしながら、隣村の巫の言葉を待った。
「ニルル村!フリーラ・ガンバン!」
フリーラ。なんて可愛らしい名前なんだろう。リディナはフリーラが壇上に上がるのをドキドキしながら待ち、現れた人物を見て、膝から崩れ落ちた。
フリーラは爽やかな雰囲気のマッチョな男だった。しかも年上っぽい感じのイケメンである。
リディナは思わず叫んだ。
「男じゃん!!!!」
「こういう時もあるさね。さっ。結婚式の準備をするよ」
「オババ!男じゃん!男じゃん!!」
「はいはい。ニルルの。今年はうちに嫁ぐんだったよね」
「そうよ。アシナの。フリーラがそっちに嫁にいく」
「ということだ。リディナ。おめでとう。嫁ができたよ」
「……男じゃぁぁぁぁん!!やだぁぁぁぁ!!」
リディナの悲嘆には目もくれず、祭り会場は盛り上がり、2人の結婚を祝福した。四つん這いになって半泣きになっているリディナの前に誰か立つ気配がして、顔を上げれば、フリーラがすっとリディナの前に膝をついた。
「これからよろしく。花婿殿」
爽やかに笑うフリーラの白い歯がキラリと光った。マジか。
リディナの暗澹たる結婚生活は、こうして始まった。
------
リディナの家は村唯一の商家で、リディナは一応跡継ぎである。上に2人姉がいるが、2人とも嫁いでおり、子供がいる。リディナとフリーラでは子供ができないが、甥っ子姪っ子の誰かが跡を継げばいいという話になった。
祭りは一週間続き、その間にリディナとフリーラの結婚式も行われた。リディナは魂が抜けたような状態で結婚式に臨んだ。10年に一度の祭りで選ばれることは、とても名誉なことだ。リディナの家族はそれはもう喜んだ。相手が男とか気にしないらしい。母や姉達なんか、『イケメンが家に来た!』と大はしゃぎしていたくらいである。
フリーラは働き者だ。朝早くに起きて、日課だという筋トレをした後、リディナの母が育てている家庭菜園に水やりをして、リディナの母と一緒に朝食を作る。
昼間は店の手伝いをして、昼食や夕食もリディナの母と一緒に作っている。気づいたら洗濯物を取り込んで畳んであるし、暇さえあれば掃除をしている。リディナの両親は、働き者の嫁が来てくれたと大喜びである。
リディナだけが不満を抱いている。
リディナはフリーラがいない隙を狙って、母に話しかけた。
「母さん。母さん」
「なんだい?」
「ちょっと嫁いびりしてくんない?」
「断る。嫌だよ。わたしゃ。フリーラはいい子じゃないか。すっごいイケメンだし。毎日が目の保養でいいねぇ。でかした!馬鹿息子!!」
「うぇーん!でも男じゃん!!」
「細かいことは気にしないのよ」
「全然細かくねぇよ!!」
「はいはい。ほれ。仕事に戻りな。甲斐性なしの亭主なんて情けないだけだよ」
「……はぁい」
嫁姑の嫁いびり戦争大作戦は、始まる前から失敗した。父に同じことを言ってみても、普通に断られた。嫁いだ姉達に頼んでみても、断られた上に、めちゃくちゃ怒られた。曰く、『男だろうが自分の嫁を大事にしろ』と。
フリーラには何の罪もない。ただ、リディナと同じく巫のオババに選ばれただけだ。フリーラは筋肉が逞しい爽やかイケメンだから、間違いなく自分の村でモテていた筈だ。
リディナは不細工ではないが、パッとしない顔立ちである。身体つきもヒョロい。自分が嫌だと思っていたが、フリーラもリディナが結婚相手で嫌なのではないだろうか。
そろそろ結婚して3ヶ月が経つ。同じ部屋で寝起きしているが、夜の夫婦生活なんてものはない。
リディナは悩んだ末、フリーラと腹を割って話し合いをしてみることにした。
その日の夜。並べて敷いた布団の上に正座して、リディナは不思議そうな顔をしているフリーラと向かい合った。
「お話があります」
「ん?なんだ?」
「フリーラはこの結婚が嫌じゃないの?」
「あーー。まぁ、最初はビックリしたがな。相手が男だし。俺が嫁だし」
「だよね!!」
「でも選ばれたもんは仕方ないしなぁ。祭りのオババの託宣は絶対だし」
「そうなんだよ……」
「まぁでも。リディナの親父さんもお袋さんも俺を歓迎して受け入れてくれてるし、今のところ不満はないかな。姉さん達もよくしてくれてるし」
「えぇー。でも、フリーラってモテてただろ?恋人とかいなかった訳?」
「まぁ、村の中じゃモテる方だったが、下手に1人を選ぶと、女同士で血で血を洗う喧嘩が起きそうで、下手に恋人をつくれなかったんだよな」
「わぉ。そこまでか」
「この村は穏やかでいいな。自分の村にいた時は、ストーカー紛いの女もいたし、言動に変に気を使わなくていい」
「……イケメンも大変なんだなぁ」
「ははっ。まぁな」
「うーん。じゃあ、不本意だけど、イケメンが気の毒だし、結婚生活は続行しようか。ていうか、離婚もできないけど」
「そうしてくれると助かるな。毎日のようにパンツが盗まれるのも嫌だし」
「パンツ盗まれてたの!?」
「あぁ。あと汗を拭いた手巾とか、気づいたら無くなってることが多かった」
「何それ怖い。うちの村に来てよかったねぇ」
「全くだ」
「イケメンって大変。俺、普通でよかったわ」
「ははっ。それで?」
「ん?」
「お話だけか?」
「話以外に何もすることないだろ」
「あるだろ。夫婦生活」
「……へ?」
「オババから男同士のやり方習っただろ」
「あー……興味ないから聞き流してた」
「おやま。じゃあ、俺がリードするかね。俺も初めてだけど」
「えっ。するの!?」
「するぞ。いい加減溜まってんだよ。こっちはピチピチの21歳だぞ」
「俺はもっとピチピチの19歳」
「尚更溜まるだろ。いきなりセックスもなんだし、抜きっこしようぜ」
「えー……まぁ、そのくらいなら……」
抜きっこは精通を迎えた頃に友達同士でやったことがあるので、そんなに抵抗は感じない。
布団の上を這うように近づいてきたフリーラを、リディナはまじまじと見つめた。赤褐色の髪は清潔感がある感じに整えられ、深い緑色の瞳は溌剌とした印象を与える。顔立ちは精悍に整っており、身体つきはムキムキマッチョだ。どこからどう見てもイケメンです。羨ましい。リディナは茶髪茶目の地味な容姿だ。目元の黒子は自分では気に入っているが、特徴らしい特徴はそれくらいしかない。身体つきは鍛えていないので、ヒョロい。最近、飯が上手いので少し太り、下っ腹が若干ぽっこりしてきている。
リディナはフリーラに言われて、汚れないように寝間着のズボンとパンツを脱いだ。フリーラと向かい合い、お互いに萎えているペニスを握り合う。フリーラのペニスはリディナのペニスよりも大きかった。皮がズル剥けの大人ペニスである。リディナのペニスは、少しだけ皮を被った恥ずかしがり屋なペニスである。大きさは至って普通だ。むしろ、友達の中では大きい方だった。
「フリーラ。ちんこデカいね」
「そうか?普通だろ」
「童貞?」
「おう。オナニーはしまくってたけど」
「えっ。フリーラでもオナニーすんの?」
「そりゃするさ。村の未婚の女には手を出せないし、人のもんに手を出す訳にもいかないだろ」
「でも誘われまくってたんじゃない?」
「まぁそれなりに」
「イケメン滅びろ。羨ましい」
「今はお前の嫁だ」
「そうでした。……はぁ……フリーラ。それ気持ちいい」
「んっ。リディナ、先っぽ弄ってくれ」
「うん。う、あ……そんな、根元から……」
「もう少し強めに扱いてくれ……あぁ……そう、上手だ」
リディナはフリーラと殆ど同じタイミングで射精するまで、フリーラのペニスを手で弄りまくった。フリーラの手こきは上手で、流石にオナニーしまくっていたと言っていただけある。
自分でやるより気持ちいいし、リディナとフリーラは、それから毎晩のようにお互いのペニスを手で扱きあうようになった。
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フリーラは夕食に使う芋の皮を剥きながら、チラッと台所の壁にかけてあるカレンダーを見た。
リディナは今は不在である。数日前から、父親と一緒に、近くの大きな街に商品の仕入れに行っている。リディナがいないと、何だか物足りない。リディナと結婚してから、実に穏やかな暮らしができている。生まれ故郷の村では、フリーラは見た目が良過ぎて、暇な女達に囲まれて仕事の邪魔をされたり、ストーカー紛いなことをされたりしていた。
ここではリディナの嫁だと知れ渡っているから、遠目にキャーキャー言われるくらいで、誰も何もしてこない。リディナとも話してみれば存外気が合うし、フリーラは今の生活を気に入っている。
「お袋さん。芋の皮剥けた」
「あら。ありがと。じゃあ手羽元と煮ようかしらね」
「俺が作ってもお袋さんみたいに美味くならないんだよなぁ」
「あっはっは!年季の違いだよ。そのうちフリーラも美味しく作れるようになるわ」
「そうかな」
「そうよ。それに雑穀粥は上手じゃない。リディナも毎朝おかわりしてるし」
「まぁね」
「……旦那達がいないと静かでやぁね」
「うん」
「そうだ。裁縫をやってみないかい?あたしが教えるよ。リディナにシャツでも作ってあげなよ」
「んーー。じゃあ、お願いします」
「あいよ。フリーラは器用だからね。すぐに覚えるよ」
「うん」
フリーラはリディナの母と2人で夕食を食べると、寝る時間まで針仕事を習った。自分で言うのもなんだが、フリーラは手先が器用だ。簡単な縫い方くらいなら一晩でできるようになった。リディナ達が帰ってくるまで、あと半月はある。シャツの一枚くらいは出来上がるだろう。
リディナがいなくて、なんとなく暇なので、フリーラは暇さえあれば、せっせと針仕事に勤しんだ。
リディナ達が仕入れから帰ってきた。荷馬車に積んだ商品を店内と倉庫に運び入れ、お茶を淹れて一息ついていると、リディナがズボンのポケットから何かを取り出し、フリーラに手渡してきた。
見れば、可愛らしい容器に入った軟膏のようである。
「やる。土産。それ、手荒れにすごく効くんだって。そろそろ寒くなるし、あかぎれとかできたら地味に痛いじゃん。使えよ」
「ありがとう。……リディナのシャツを作ったんだ。後で試しに着てみてくれ」
「おっ。マジか。ありがと」
リディナがニッと笑った。夕食の後片付けの後に手荒れ用の軟膏をつけてみると、ふわっと爽やかな匂いがした。好きな匂いだ。女物の甘ったるい匂いがするのかと思っていたが、これならフリーラでも使いやすい。フリーラは上機嫌で、風呂上がりのリディナに声をかけ、2人の部屋に向かった。
リディナ用に作ったシャツは、リディナにピッタリだった。襟元や袖口に刺繍も施してある。我ながら、よく出来ていると思う。刺繍もリディナの母に習った。
「すげー。器用なんだなぁ」
「着心地はどうだ?」
「すげぇいい。動きやすい」
「それはよかった」
リディナの嬉しそうな顔に、フリーラは満足して微笑んだ。
リディナがシャツを脱いで丁寧に畳み、寝間着に着替えた。フリーラも風呂に入った後なので、寝間着姿である。
リディナが寝間着のズボンとパンツを脱ぎ始めたので、フリーラもズボンとパンツを脱ぎ捨てた。久しぶりの抜きっこである。リディナと抜きっこするのに、すっかり慣れている。リディナが不在の間は自分で抜いていたが、なんとなく物足りなかった。久しぶりの快感を期待して股間を熱くしていると、リディナが大きめの容器を差し出してきた。
「何だ?これ」
「セックス用の軟膏」
「マジか」
「マジです。……あー……なんか、ちょっと興味が湧いちゃって」
「……まぁ、いいか」
男同士とはいえ、フリーラとリディナは夫婦である。セックスくらい普通にしてもいいだろう。フリーラは着たままだった上着も抜いで、全裸になった。
リディナの上着も脱がせて、お互い全裸のまま、リディナのほっそりとした身体を抱きしめた。
「どっちがどっちする?」
「……俺が抱かれよう。お前より鍛えているから」
「それ関係あんの?」
「お前より体力がある」
「まぁそうか。じゃあ、頑張る」
「あぁ。頑張ってくれ」
フリーラはクックッと低く笑いながら、少しひんやりしているリディナの身体をぎゅっと抱きしめた。
リディナは本当に頑張ってくれた。今はフリーラのムキムキむちむちの尻を両手で掴んで、フリーラのアナルに挿れたペニスを激しく動かしている。フリーラはアナルの才能があったらしく、素直に気持ちがいい。フリーラは声を押し殺しながら、初めてのアナルの快感に酔いしれた。
リディナが小さな声を上げて、ぐいぐいと下腹部をフリーラの尻に押しつけてきた。フリーラの中で微かにリディナのペニスがピクピクと動いている。リディナがフリーラの中で射精した。その事に何故か酷く興奮して、フリーラもシーツの上に精液を吐き出した。
ゆっくりと萎えたペニスを引き抜いたリディナが、荒い息を吐くフリーラの身体を抱きしめた。
「できた」
「上出来だ」
「気持ちよかった?」
「うん」
「ふふん。大人の階段を登っちゃったぜ」
「ははっ。リディナ」
「ん?」
フリーラはリディナの唇に自分の唇をふにっと押しつけた。キョトンとした顔をしているリディナに笑いかけ、フリーラはリディナの額をトンと指で優しく押した。
「末永くよろしく頼むよ。旦那様」
「何?急に」
「初夜だったじゃないか」
「あ、そうか。でも今更じゃないか?」
「まぁな」
「フリーラ」
「ん?」
「フリーラはもう、うちの家族だよ」
「……ははっ。ありがとな。嬉しい」
「うん。俺が死ぬまで側にいてくれよ。見送るのは嫌だから、俺が先に逝くし」
「……しょうがねぁなぁ」
フリーラは苦笑して、リディナの汗ばむ身体を抱きしめて、ころんと布団の上に横になった。
こうなったら、最後の一瞬までリディナの側にいよう。燃えるような恋なんてしていないが、熾火のような暖かな小さな愛はもう芽生えている。
フリーラはもう一度、リディナの唇にキスをしてから、二人の身体に布団を被せた。
寒い冬が訪れるが、今年の冬から、きっと寒くない日々が続く。リディナがいるから。
フリーラはすぐに寝息を立て始めたリディナに微笑み、可愛い旦那様のほっそりとした身体を抱きしめた。
(おしまい)
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感想をありがとうございますっ!!
本当に嬉しいです!!
お返事が遅くなりまして、申し訳ありませんっ!!
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私の楽しい!と萌え!と性癖を詰め込んで、いつも楽しく執筆をしております。
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