騎士団長様の秘密の小部屋

丸井まー(旧:まー)

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騎士団長様の秘密の小部屋

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 エドゥアルドは騎士団長をしている。齢は今年で43になる。銀髪をきっちり短く整えており、淡い水色の瞳はいつでも鋭く光っていると言われる。顔立ちは厳つく、三白眼なので目つきが悪い。貴族の令嬢だけでなく、部下達からも『怒れる鬼神のようだ』と怖がられている。

 そんなエドゥアルドには、誰にも言えない秘密がある。エドゥアルドは一日の執務を終えると、いそいそと帰り支度をして、自分の屋敷へと帰った。

 エドゥアルドには妻子がいる。妻とは政略結婚で、妻からも一人息子からも怖がられている。跡継ぎの息子が生まれてからは、妻との夜の夫婦生活はしなくなった。毎回毎回、怯えて泣かれるので、どうにも気の毒になり、毎回萎えそうになるのを気合でなんとかして、息子をつくった。
 妻は領地で暮らしており、一人息子は全寮制の貴族の子息が通う学園に行っている。
 屋敷に帰っても、出迎えてくれるのは長年の付き合いの執事だけだ。

 エドゥアルドは一人で夕食を済ませると、自室の隣の小部屋に入った。長年の付き合いの執事であるヨハンしか入らせない部屋だ。
 部屋に入ると、可愛い薄ピンク色の触手が出迎えてくれた。
 エドゥアルドが部屋のドアを後ろ手に閉め、服を脱ぎ始めると、触手がうにょうにょと蠢いて、ずりずりとエドゥアルドに近づいてきた。

 エドゥアルドは伸びてきた触手の一本を手に取り、キスをした。触手がうにょうにょと、どこか嬉しそうに蠢いた。


「カミル。今夜も楽しもう」


 カミルと名付けている触手が、うにょうにょと蠢いて、全裸になったエドゥアルドの身体に触手を何本も伸ばして触れてきた。

 カミルは、エドゥアルドがまだ10代後半だった頃に拾った触手だ。エドゥアルドは子供の頃から身体がデカくて、顔が怖く、友達なんていなかった。ある日、演習で森に行った時に、弱っている小さな触手モンスターを見つけた。ずっと寂しさが胸の中にあったエドゥアルドは、弱っている触手をこっそり連れ帰り、水を与えて名前をつけ、自室の隣の小部屋で飼い始めた。
 カミルが大きくなると、エドゥアルドはカミルと遊ぶようになった。カミルとの遊びは、娼婦とのセックスなんかよりも断然気持ちがいいし、何より、怯えて泣かれないのがいい。エドゥアルドは、カミルとの遊びに完全にハマっている。

 カミルが触手の一本をエドゥアルドの口元に持ってきたので、エドゥアルドは大きく口を開けて、触手を口に含んだ。じわぁっと甘い液体が出てくるのをじゅるじゅると啜れば、一気に身体が熱くなっていく。
 ひんやりとした触手達が、エドゥアルドの逞しい巨体を持ち上げた。触手によって宙に浮いた状態で、全身をぬるついた触手に撫でられる。

 ぷるんと肥大した乳首を触手がぬりゅぬりゅと撫で回し、脇や臍、内腿にも触手が這いまわる。もっと強烈な快感への期待で勃起したペニスにも、触手がまとわりつく。にゅこにゅことペニスを扱かれると、ぷはぁっと口から触手を離し、エドゥアルドは喘いだ。


「おぅっ♡ カミルッ♡ はやくっ♡ はやくっ♡ ……っ、あぁっ♡」


 カミルの触手が、期待でひくつくエドゥアルドのアナルをつんつん突き、そのまま、にゅるぅっとアナルの中に入ってきた。同時に、尿道口から細い触手もペニスの中に入ってくる。すっかり慣れた強烈な快感が堪らない。
 尿道をにゅこにゅこと細い触手が出入りする度に、まるでずっと射精しているかのような快感に襲われる。
 腹の中の触手が、気持ちいいところを優しくすりすりしてくるのも堪らなくいい。


「あぁぁぁぁっ♡ カミルッ♡ いいっ♡ いいっ♡ 最高だっ♡」


 エドゥアルドは全身を震わせながら、大きく喘いだ。くにゅくにゅ弄られている乳首も、すりすりされている脇や臍、内腿も、にゅこにゅこと細い触手が出入りしている尿道も、腹の中の気持ちいいところをすりすりされるのも、最高に気持ちがいい。


「あぁっ♡ カミルッ♡ もっと♡ もっと太いのをくれっ♡ あっはぁ♡ あーーっ♡ 堪らんっ♡ いっぱいずこずこしてぇ♡」


 エドゥアルドのおねだりに応えるように、アナルの中に入っていた触手が抜け出て、もっと太い触手がずりゅうっと腹の奥深くまで一気に入ってきた。慣れるまでは痛かったところを抜け、腹の奥深くをトンットンッと突かれる。その度に、脳みそが痺れるような強烈な快感に襲われる。

 大きく喘ぐエドゥアルドの口内に、触手が一本入ってきた。喉奥の、喉ちんこの手前あたりを優しくすりすり擦られる。じわじわ気持ちよくなってきて、エドゥアルドは身体の中で暴れ回る快感が弾け飛ぶ予感に、大きく身体を震わせた。


「~~~~っ♡」


 エドゥアルドは声も出せずに、イッた。イッて敏感になっている身体を、更にカミルが愛でてくれる。にゅっこにゅっこと尿道を出入りしている細い触手の動きが更に激しくなり、アナルの中に入っている太い触手も、ずりゅっずりゅっと激しく抜き差しして、腹の奥深くのヤバいくらい気持ちいいところをごっすんごっすん刺激してくる。肥大した乳首に触手が吸いついてきて、ちゅーっと強めに乳首を引っ張られる。
 気持ちよ過ぎて、頭がどうにかなってしまいそうだ。

 エドゥアルドがカミルがもたらす快感に全身を震わせながら喘いでいると、部屋のドアが開いて、執事のヨハンが入ってきた。
 50代前半の伊達男であるヨハンが、ちょっと呆れたように眼鏡をくいっと上げた。


「エドゥアルド様。またカミルと遊んでいらしたのですか」

「おっ♡ あっ♡ あぁっ♡ いいっ♡ いぐっ♡ いいいいっくぅぅぅぅ♡」

「聞こえてませんね。これは。カミル」


 エドゥアルドがビックンビックン身体を震わせながらイッていると、カミルがゆっくりとエドゥアルドを床に近づけ、動かしていた触手の動きを止めた。
 エドゥアルドは、はぁはぁ荒い息を吐きながら、ヨハンを見た。


「なんだ。いたのか」

「おりましたとも。またカミルと遊んでいたのですか? 悪い子にはお仕置きいたしますよ」

「あっはぁ♡」


 カミルが、エドゥアルドの身体をヨハンに尻を向けるようにしたかと思えば、むっきりとした筋肉質な尻を、ヨハンがパァンッと叩いた。イッて敏感になっている尻を叩かれると、それすらも気持ちがいい。パァンッ、パァンッとヨハンに尻を叩かれて、エドゥアルドは涎を垂らして喘いだ。


「あぁっ♡ いいっ♡ もっとだ♡ もっとぶっ叩けっ♡ あっはぁ♡」

「これではお仕置きになりませんなぁ」

「ヨハンッ♡ ちんぽっ♡ ちんぽくれっ♡」

「やれやれ。仕方がありませんね」

「あぁぁぁぁっ♡ 生ちんぽっ♡ いいっ♡ カミルッ♡ 乳首とちんぽも弄ってくれっ♡ あーーーーっ♡ いいっ♡ いいっ♡」


 カミルの太い触手がアナルから出ていったかと思えば、くぽくぽひくつくアナルに熱くて硬いものが触れ、一気に腹の奥深くまで入ってきた。触手よりもずっと硬いペニスで腹の奥深くをずんずんずこずこ突きまくられると、いっそ気絶しそうなくらい気持ちがいい。

 ヨハンがエドゥアルドのがっしりした腰を掴み、パンパンパンパンッと肌同士がぶつかり合う音が響く程強く、下腹部をエドゥアルドの尻に打ちつけ、エドゥアルドの腹の奥深くをガンガン突き上げてくる。
 カミルが乳首を触手で弄りながら、尿道を細い触手でにゅっこにゅっこと弄ってくる。エドゥアルドは、過ぎた快感に吠えるように喘いだ。


「すっかり! 淫乱になってしまわれましたねっ!」

「あぅっ♡ おぅっ♡ あっはぁ♡ ごめんなはいぃぃ♡ ぎもぢいぃぃぃぃ♡」

「騎士団長を拝命してらっしゃるのに! このっ! 可愛い淫乱ちゃんめっ!」

「あぁぁぁぁっ♡ またっ♡ いぐぅ♡ いくいくいくいくぅぅぅぅ♡」

「お好きなだけっ、イキなさいっ!」

「あひぃんっ♡ あ、あ、あーーーーっ♡」


 ガンガン腹の奥深くを突き上げられながら、パァンッと尻を強く叩かれた。カミルも触手で容赦なく乳首や尿道、ペニス、陰嚢、会陰を責めてくる。エドゥアルドは、吠えるように喘いでから、過ぎた快感にガクッと意識を飛ばした。

 エドゥアルドが目覚めると、自分のベッドの上だった。まだ真夜中のようである。カミルの快感責めは年々巧みとなり、気絶することが増えてきた。

 エドゥアルドがのろのろと起き上がると、すっと水が入ったグラスを差し出された。グラスを差し出してくれたのは、ヨハンである。
 エドゥアルドはヨハンからグラスを受け取り、水を一気飲みした。いっぱい喘いで乾いていた喉が潤い、心地よく水が身体に染み込んでいく気がする。

 エドゥアルドは、ヨハンにグラスを渡すと、がばっと掛け布団を床に落とし、ベッドの側に立つヨハンに向かって、指でちょいちょいと誘った。


「ヨハンは一発しか出していないだろう? 物足りないんじゃないか?」

「私、もう一応50を過ぎたのですが」

「その割には元気だな」

「お陰様で、枯れている暇がございません故」

「ほら。来いよ」

「それでは、失礼いたします」


 ヨハンがきっちり着ていた執事服を脱ぎ始めた。ヨハンは痩せているが、年の割には締まった身体つきをしている。
 エドゥアルドはクックッと低く笑って膝立ちになり、ベッドの上に立ったヨハンの萎えていてもデカいペニスに頬ずりをした。

 ヨハンのペニスは竿が太くて長く、亀頭が大きい。皮はズル剥けで、赤黒い色をしている。エドゥアルドは、ヨハンのずっしりとした陰嚢を舐め始めた。陰嚢の皺を伸ばすように丁寧に優しく陰嚢を舐め回し、玉の片方を口に含んで、ちゅーぽっと優しく吸いながら口から出す。反対側の玉も同じようにして、玉と玉の間を舐め、陰嚢とペニスの境目から、つーっと裏筋を舐め上げる。

 ヨハンのペニスは、年の割に元気いっぱいな角度で勃起した。エドゥアルドがヨハンのペニスの亀頭を口に含み、ヨハンの太腿をペチペチ叩くと、ヨハンがエドゥアルドの頭を掴み、腰を振り始めた。喉奥をガンガン突かれると、それだけで気持ちがいい。


「~~っ♡ ~~っ♡」


 喉ちんこの手前をペニスでガンガン突かれまくって、カミルとの遊びで敏感になっている身体がすぐに限界を迎えた。エドゥアルドは、ビクンビクンと腰を震わせながら、触れてもいないペニスから派手に精液を飛ばした。
 ヨハンがずぼぉっとエドゥアルドの口からペニスを引き抜き、にっこりと笑った。


「尻をお出しなさい。これが欲しいでしょう?」

「欲しいっ♡」


 ヨハンに勃起したペニスで頬をペチペチ叩かれて、エドゥアルドは涎を垂らしながら、ヨハンに尻を向けて四つん這いになった。
 ひくひくしているのが自分でも分かるアナルに熱くて硬いものが触れ、一気に腹の奥深くまで突っ込まれる。腹の奥深くのヤバいところを強く刺激されて、エドゥアルドは大きく喘いだ。
 ヨハンがエドゥアルドの腰を掴み、パンパンパンパンッと激しく下腹部をエドゥアルドの尻に打ちつけ、腹の奥深くのヤバいところをガンガン突き上げてくる。


「あっあっあっあっ♡ いいっ♡ いいっ♡ ヨハンッ♡ もっとぉ♡」

「はいはい。好きなだけイッてくださいませ」

「おぉっ♡ あっはぁ♡ ひぃっ♡ いぐっ♡ またいぐぅぅぅぅっ♡」

「イッて、おしまいなさいっ!」

「あぁぁぁぁぁぁっ♡」


 エドゥアルドは、腹の奥深くのヤバいところをガン突きされまくって、早々と触れてもいないペニスからまた精液を吐き出した。ビクンビクンと全身を震わせるエドゥアルドの腹の中で、まだヨハンのペニスが暴れ回っている。
 ヨハンは遅漏気味である。長く楽しめるので、逆にいい。
 エドゥアルドは、ヨハンがエドゥアルドの中に射精するまで、何度も何度もイキまくった。

 ヨハンが射精すると、ヨハンがエドゥアルドの尻を撫で回しながら、声をかけてきた。


「出しますよ。いいと言うまで漏らさないでくださいませ」

「はぁ♡ はぁ♡ 出してくれっ♡」

「ふっ……はぁ……」

「んーーーーっ♡」


 腹の中に勢いよく熱い液体が入ってくる。ヨハンのおしっこである。熱い液体で腹の中が満たされる感覚に、エドゥアルドはぶるっと身体を震わせた。

 ヨハンのペニスがゆっくりと抜け出た。ヨハンの精液とおしっこを漏らさないように、きゅっとアナルに力を込める。
 ヨハンに言われて、のろのろと動いて仰向けになり、膝裏を持って足を大きく広げた。
 腹の中のものを出したくて仕方がない。

 ヨハンが眼鏡をくいっと上げて、口を開いた。


「出してもよろしいですよ」

「はぁぁぁぁぁぁっ♡」

「気持ちいいですか?」

「ぎもぢいぃぃぃぃ♡」


 びゅるるるるるるっと勢いよく腹の中の精液混じりのヨハンのおしっこをひり出す。不思議と気持ちよくて、酷く興奮する。はしたない姿をヨハンに見られているのにも興奮して仕方がない。

 ぴゅっ、ぴゅっ、と腹の中のヨハンのおしっこを出し切ると、エドゥアルドはだらしなくしょろしょろとおしっこを漏らした。


「おや。また漏らしましたね。しょうがない方ですねぇ」

「す、すまないっ♡ あ、あ、きもちいいぃぃ♡」

「粗相をしたお仕置きをいたしますね。お尻を出してください」

「は、はいっ♡」


 エドゥアルドは、また四つん這いになった。ヨハンから尻を何度も叩かれる。興奮して、気持ちよくて、またペニスが勃起する。
 お仕置きとして、エドゥアルドはまたヨハンのペニスを舐めて勃起させると、ヨハンがエドゥアルドの腹の中に射精するまで、何度も何度もイキ狂った。


 エドゥアルドは、はぁー、はぁー、と荒い息を吐きながら、ぐったりと寝転がっていた。流石にもう何も出ない。出さずにもイッたので、本当に何回イッたのか分からない。

 何気なく隣に座るヨハンを見上げれば、ヨハンの肌艶がつやつやとしていた。瞬き一つで、50代前半だったヨハンの姿が20代半ばになった。


「貴方の精気は本当に極上ですね。ご馳走様でした」

「それは何より」

「貴方が自然と死ぬまで、ずっとお側におりましょう」

「そうしてくれ。一人は寂しい」

「ふふっ。私とカミルがお側におりますれば」

「そうだな」

「愛しておりますよ。私の可愛いエドゥアルド」

「俺も愛している。死ぬまで俺を食い続けてくれ」

「はい。喜んで」


 ヨハンが美しい顔でにこっと笑った。
 ヨハンは淫魔だ。エドゥアルドが子供の頃に、道端に落ちていたところを拾った。空腹で倒れていたらしい。
 ヨハンはエドゥアルドの側使えとして働き、エドゥアルドが精通すると、たまに精気を食うようになった。気持ちがいいので、エドゥアルド的には大歓迎であった。

 エドゥアルドには、人間は怖がって誰も近寄ってこないが、ヨハンとカミルが側にいる。それだけで幸せなのだと思う。

 エドゥアルドがヨハンに声をかけると、ヨハンが優しいキスをしてくれた。
 人の道に外れている気がしないでもないが、これはこれで幸せだから構わないだろう。

 エドゥアルドの秘密の小部屋の扉は、きっと明日も開かれる。



(おしまい)

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