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21:二度目の春がきた
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ガランドラの街に来て、二度目の春がきた。ベルタは二年生に進級した。冬季休暇明けの試験は、それはもう頑張った。無事にシモンとカジョと同じ教室になれたので一安心である。シモンは今回もご褒美目標を達成した。ご褒美の力すごい。というか、まんこの魅力すごい。ベルタは、またシモンにこっそりまんこを見せて、まんこを舐められた。すごく気持ちよかったし、めちゃくちゃ興奮した。いけないことだとは分かっているが、どうにも癖になりそうである。
休日の朝に3人でいつものコースを走っていると、カジョが、『そういえば』と話しかけてきた。
「今更だけどさー。ベルタって、男ベースのふたなりなの? 女ベースのふたなりなの?」
「さぁ? まだ分かんないよ」
「え? 分かんないの?」
「うん。でも、おっぱいぺったんこだし、男ベースなんじゃない?」
「おっぱいぺったんこの女子って多いじゃん」
「10代後半にならないとハッキリしないのかな?」
「多分?」
「ベルタってスカート穿かないから、男ベースだと思ってたわ。俺」
「俺もー」
「あはは。僕がスカート穿かないのはあれだよ。反抗期」
「「反抗期」」
「『幸福の導き手』だからって、働かずにお嫁にいくのが当たり前ってのが、もう本っ当に嫌で。初等学校の頃まではスカート穿いて、髪も腰まで伸ばしてたけど、こっちに引っ越す時に、スカート全部捨てて、髪も自分でバッサリ切ったんだよね」
「おぉう……マジか」
「ベルタってさー、結構思い切りいいよねー」
「そうかな? 今の格好の方が、なんか自分らしい感じがして好きだし、男ベースなんじゃない? 多分」
「ふーん。あ、そうそう。話変わるんだけどさ」
「なに? カジョ」
「どうしたの?」
「ルシア先輩の誕生日が10日後なんだわ。なんか手作りのもんをあげたいんだけどさー、なんかアイデアない?」
「えー? 急に言われてもなぁ」
「んー。体験教室施設に行って作るとして……ルシア先輩、何を貰ったら嬉しいかな? あ、でも、ルシア先輩なら、カジョが作ったものなら何でも喜んでくれそうな気がする」
「ベルタに一票。ルシア先輩なら、そうだよなー」
「ねー。シモン」
「そうなんだけどー! だからこそ悩んでんじゃん! やっぱガチで喜んでくれるものを贈りたいじゃん!」
「まぁ、それもそうか」
「うーん。……あ」
「なになに? ベルタ」
「あれは? 絵を入るやつ。何だっけ……額縁?」
「おー! いいな! それ!!」
「それなら、体験教室施設の木工細工教室で作れるんじゃない?」
「マジか! シモン! よしっ! 次の休みは体験教室施設に行くぞっ!! 2人とも!」
「俺達もかよ」
「僕はいいよー」
「1人で行くの嫌だもん。2人とも付き合って!!」
「「いいよー」」
「よっしゃあ! 先輩が喜ぶような、なんかすげぇの作ってやんよぉ!」
「頑張れー。カジョ」
「すっごいの作ろうね。なんかすっごいの」
「おぅよ!」
話しながら走っていると、シモンの家に帰り着いた。シモンとカジョが素振りを始めたので、ベルタは庭の隅っこで筋トレをやる。
筋トレをしながら、改めて、自分の身体について考えてみる。ふたなりは、男ベースと女ベースがいる。ニルダとミレーラは男ベースだ。今年の春に卒業した学校の先輩は、女ベースだったらしい。ニルダから、ふたなりだけが参加できるお茶会があると聞いているが、行ったことはない。興味はあるが、知らない人だらけのお茶会に行くより、シモンとカジョと一緒に過ごす方が楽しい気がする。
自分は男ベースと女ベース、どちらのふたなりなのだろうか。おっぱいはぺったんこだし、骨格は、まだ成長途中なので、男にも女にも見える気がする。
ベルタは黙々と腕立て伏せをしながら、別にどちらでもいいけど、できれば男ベースがいいなぁと思った。男ベースの方が筋肉がついやすいだろうし、憧れのニルダのようになれそうな気がする。ニルダは、ベルタの憧れなのである。逞しい身体もすごいし、すごく優れた警邏隊隊員なのだそうだ。おまけに普段は優しくて、根気よく護身術などの指導をしてくれる。強くて、逞しくて、優しいだなんて、ニルダは最強だと思う。セベリノが惚れまくっているのも納得だ。何故か、そんなニルダは街の人からものすごーく恐れられているらしいが、ベルタにはその理由がよく分からない。確かに、初対面ではチビるかと思ったくらい顔が怖いが、ニルダは本当に優しい。ニルダの怖い顔も、すぐに見慣れた。
ベルタは、次に腹筋をしながら、仮にシモンと結婚したら、ニルダとセベリノが義理の両親になるんだな、とふと気づいた。なんだか、それはすごく素敵だ。ベルタは、ニルダのこともセベリノのことも大好きだ。2人ともすごく優しいし、素敵な夫婦だなぁと憧れている。シモンのことは好きだけど、まだ友達として好きなだけだ。シモンとは恋人だし、まんこを見せちゃって舐められちゃっているが、まだ恋とかよく分からない。
恋をするって、どんな感じなのだろうか。カジョとルシアを見ていると、なんだか、2人の周りの空気がぽわぽわと暖かい気がする。ルシアは相変わらずカジョしか見ていない。ベルタ達とも仲良くしてくれているが、カジョのことが大好きみたいだ。カジョも、ルシアのことが本当に好きみたいだ。きっと2人とも、お互いに恋をしているのだろう。
恋をしている2人が、なんだかちょっとだけベルタよりも大人みたいに感じる。ベルタだって、初夏がくれば14歳になる。大人にまた一歩近づくが、恋をしたら、それがもっと大人に近づくのだろうか。よく分からない。
ベルタは、ぼんやりと考え事をしながら、セベリノに呼ばれるまで、黙々と筋トレに励んだ。
次の休みに、カジョに付き合って、体験教室施設へ行った。木工細工教室で、カジョは小さめの額縁を頑張って作った。額縁の隅っこには、小さな猫っぽいものが彫られている。ルシアは猫が好きらしい。ベルタは、特に作りたいものがなかったので、思いつきで木彫りのペンダントを作って、シモンに渡した。彫り物が下手くそで不格好だが、シモンがすごく嬉しそうに笑った。シモンから、本立てを渡された。シモンは3人の中で一番手先が不器用だから、ガタガタで不格好な本立てだったが、ベルタは素直に嬉しかった。
自宅の自室で、その日の夜から早速本立てを使い始めた。ベルタは本立てを眺めて、へらっと笑った。本当に不思議になる程、シモンから貰ったのが嬉しい。隣で一生懸命作っていたのを知っている分、尚更嬉しくて、顔がだらしなくゆるんでしまう。
ベルタは、ふふーっと1人笑いながら、ご機嫌にベッドに上がり、布団に潜り込んだ。
ふっとシモンの顔が頭に思い浮かんで、連鎖的に、シモンにまんこを舐められたことを思い出した。自分で弄るよりも気持ちよかったことを思い出すと、まんこがうずうずしてくる。ついでに、ペニスもゆるく勃起してしまった。
ベルタは、布団の中でもぞもぞと寝間着のズボンとパンツを脱ぐと、膝を立てて足を広げ、自分のまんこに手を伸ばした。自分のまんこの肉の筋をつーっと指先でなぞれば、もう愛液でぬるぅっとしていた。
ベルタは、シモンの熱い舌の感触を思い出しながら自分のまんこを指で弄り、同時に、ペニスも弄った。何か理由をつくって、またシモンにまんこを舐めてもらいたい。シモンにまんこを舐められると、気持ちよくて、興奮して、なんだか堪らなくなる。
ベルタは、スッキリするまで自分のまんことペニスを弄りまくると、ティッシュでキレイに拭いてから、寝間着のズボンとパンツを穿き直し、寝る体勢になった。
明日も学校だ。新入生が入ってきて、ベルタ達にも後輩ができた。未だに、先輩や同学年、ついでに後輩から告白されることがあるが、シモンと付き合っているからと穏便に断れている。
明日も楽しい1日になるといい。ベルタは、朝までぐっすりと眠った。
休日の朝に3人でいつものコースを走っていると、カジョが、『そういえば』と話しかけてきた。
「今更だけどさー。ベルタって、男ベースのふたなりなの? 女ベースのふたなりなの?」
「さぁ? まだ分かんないよ」
「え? 分かんないの?」
「うん。でも、おっぱいぺったんこだし、男ベースなんじゃない?」
「おっぱいぺったんこの女子って多いじゃん」
「10代後半にならないとハッキリしないのかな?」
「多分?」
「ベルタってスカート穿かないから、男ベースだと思ってたわ。俺」
「俺もー」
「あはは。僕がスカート穿かないのはあれだよ。反抗期」
「「反抗期」」
「『幸福の導き手』だからって、働かずにお嫁にいくのが当たり前ってのが、もう本っ当に嫌で。初等学校の頃まではスカート穿いて、髪も腰まで伸ばしてたけど、こっちに引っ越す時に、スカート全部捨てて、髪も自分でバッサリ切ったんだよね」
「おぉう……マジか」
「ベルタってさー、結構思い切りいいよねー」
「そうかな? 今の格好の方が、なんか自分らしい感じがして好きだし、男ベースなんじゃない? 多分」
「ふーん。あ、そうそう。話変わるんだけどさ」
「なに? カジョ」
「どうしたの?」
「ルシア先輩の誕生日が10日後なんだわ。なんか手作りのもんをあげたいんだけどさー、なんかアイデアない?」
「えー? 急に言われてもなぁ」
「んー。体験教室施設に行って作るとして……ルシア先輩、何を貰ったら嬉しいかな? あ、でも、ルシア先輩なら、カジョが作ったものなら何でも喜んでくれそうな気がする」
「ベルタに一票。ルシア先輩なら、そうだよなー」
「ねー。シモン」
「そうなんだけどー! だからこそ悩んでんじゃん! やっぱガチで喜んでくれるものを贈りたいじゃん!」
「まぁ、それもそうか」
「うーん。……あ」
「なになに? ベルタ」
「あれは? 絵を入るやつ。何だっけ……額縁?」
「おー! いいな! それ!!」
「それなら、体験教室施設の木工細工教室で作れるんじゃない?」
「マジか! シモン! よしっ! 次の休みは体験教室施設に行くぞっ!! 2人とも!」
「俺達もかよ」
「僕はいいよー」
「1人で行くの嫌だもん。2人とも付き合って!!」
「「いいよー」」
「よっしゃあ! 先輩が喜ぶような、なんかすげぇの作ってやんよぉ!」
「頑張れー。カジョ」
「すっごいの作ろうね。なんかすっごいの」
「おぅよ!」
話しながら走っていると、シモンの家に帰り着いた。シモンとカジョが素振りを始めたので、ベルタは庭の隅っこで筋トレをやる。
筋トレをしながら、改めて、自分の身体について考えてみる。ふたなりは、男ベースと女ベースがいる。ニルダとミレーラは男ベースだ。今年の春に卒業した学校の先輩は、女ベースだったらしい。ニルダから、ふたなりだけが参加できるお茶会があると聞いているが、行ったことはない。興味はあるが、知らない人だらけのお茶会に行くより、シモンとカジョと一緒に過ごす方が楽しい気がする。
自分は男ベースと女ベース、どちらのふたなりなのだろうか。おっぱいはぺったんこだし、骨格は、まだ成長途中なので、男にも女にも見える気がする。
ベルタは黙々と腕立て伏せをしながら、別にどちらでもいいけど、できれば男ベースがいいなぁと思った。男ベースの方が筋肉がついやすいだろうし、憧れのニルダのようになれそうな気がする。ニルダは、ベルタの憧れなのである。逞しい身体もすごいし、すごく優れた警邏隊隊員なのだそうだ。おまけに普段は優しくて、根気よく護身術などの指導をしてくれる。強くて、逞しくて、優しいだなんて、ニルダは最強だと思う。セベリノが惚れまくっているのも納得だ。何故か、そんなニルダは街の人からものすごーく恐れられているらしいが、ベルタにはその理由がよく分からない。確かに、初対面ではチビるかと思ったくらい顔が怖いが、ニルダは本当に優しい。ニルダの怖い顔も、すぐに見慣れた。
ベルタは、次に腹筋をしながら、仮にシモンと結婚したら、ニルダとセベリノが義理の両親になるんだな、とふと気づいた。なんだか、それはすごく素敵だ。ベルタは、ニルダのこともセベリノのことも大好きだ。2人ともすごく優しいし、素敵な夫婦だなぁと憧れている。シモンのことは好きだけど、まだ友達として好きなだけだ。シモンとは恋人だし、まんこを見せちゃって舐められちゃっているが、まだ恋とかよく分からない。
恋をするって、どんな感じなのだろうか。カジョとルシアを見ていると、なんだか、2人の周りの空気がぽわぽわと暖かい気がする。ルシアは相変わらずカジョしか見ていない。ベルタ達とも仲良くしてくれているが、カジョのことが大好きみたいだ。カジョも、ルシアのことが本当に好きみたいだ。きっと2人とも、お互いに恋をしているのだろう。
恋をしている2人が、なんだかちょっとだけベルタよりも大人みたいに感じる。ベルタだって、初夏がくれば14歳になる。大人にまた一歩近づくが、恋をしたら、それがもっと大人に近づくのだろうか。よく分からない。
ベルタは、ぼんやりと考え事をしながら、セベリノに呼ばれるまで、黙々と筋トレに励んだ。
次の休みに、カジョに付き合って、体験教室施設へ行った。木工細工教室で、カジョは小さめの額縁を頑張って作った。額縁の隅っこには、小さな猫っぽいものが彫られている。ルシアは猫が好きらしい。ベルタは、特に作りたいものがなかったので、思いつきで木彫りのペンダントを作って、シモンに渡した。彫り物が下手くそで不格好だが、シモンがすごく嬉しそうに笑った。シモンから、本立てを渡された。シモンは3人の中で一番手先が不器用だから、ガタガタで不格好な本立てだったが、ベルタは素直に嬉しかった。
自宅の自室で、その日の夜から早速本立てを使い始めた。ベルタは本立てを眺めて、へらっと笑った。本当に不思議になる程、シモンから貰ったのが嬉しい。隣で一生懸命作っていたのを知っている分、尚更嬉しくて、顔がだらしなくゆるんでしまう。
ベルタは、ふふーっと1人笑いながら、ご機嫌にベッドに上がり、布団に潜り込んだ。
ふっとシモンの顔が頭に思い浮かんで、連鎖的に、シモンにまんこを舐められたことを思い出した。自分で弄るよりも気持ちよかったことを思い出すと、まんこがうずうずしてくる。ついでに、ペニスもゆるく勃起してしまった。
ベルタは、布団の中でもぞもぞと寝間着のズボンとパンツを脱ぐと、膝を立てて足を広げ、自分のまんこに手を伸ばした。自分のまんこの肉の筋をつーっと指先でなぞれば、もう愛液でぬるぅっとしていた。
ベルタは、シモンの熱い舌の感触を思い出しながら自分のまんこを指で弄り、同時に、ペニスも弄った。何か理由をつくって、またシモンにまんこを舐めてもらいたい。シモンにまんこを舐められると、気持ちよくて、興奮して、なんだか堪らなくなる。
ベルタは、スッキリするまで自分のまんことペニスを弄りまくると、ティッシュでキレイに拭いてから、寝間着のズボンとパンツを穿き直し、寝る体勢になった。
明日も学校だ。新入生が入ってきて、ベルタ達にも後輩ができた。未だに、先輩や同学年、ついでに後輩から告白されることがあるが、シモンと付き合っているからと穏便に断れている。
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