16 / 37
16:ご褒美が欲しいっ!!
しおりを挟む
冬本番になった。冬季休暇前の試験まであと一ヶ月である。
今日は、カジョは月一デートの日だ。カジョの彼女のルシアとは、弁当仲間として、普通に仲良くなった。カジョに彼女ができたと聞いた時は、『カジョを女にとられた!』と思ったが、ルシアは普通にいい人だし、カジョも月一デートの日以外は今まで通りシモンと一緒に剣の稽古に励んだり、ベルタと3人でわちゃわちゃお喋りをして楽しんだりしてくれるので、まぁいいかと思えるようになった。
今日はベルタと筋トレデートだ。その前に、鬼のベルタと勉強会があるが。シモンは初等学校の頃から勉強は嫌いだ。勉強するくらいなら、走り回ったり、剣の稽古をする方が余程楽しい。が、将来は警邏隊に入隊したいので、高等学校に進学しなくてはいけない。その為には、最低限勉強ができないといけないので、渋々ではあるが、勉強も一応シモンなりに頑張っている。
朝早くに走ってきたベルタと一緒に、シモンの部屋で、現在ベルタお手製の問題集を解いている。『頭と身体に叩き込もうね!』とにっこり笑ったベルタは、本当に鬼である。学校の宿題よりも多い問題集を、シモンは必死こいてやっている。
やっと数学の問題集が終わった。脳みそが悲鳴を上げている気がする。ベルタが採点をしてくれている間に、シモンはセベリノが焼いたクッキーをもそもそと食べた。
カジョがいる時は、単純に狭いから居間で勉強しているが、ベルタと2人の時は、シモンの部屋で勉強するようになった。シモンの部屋には、あまり使っていない勉強机とベッド、ちょっとした本棚しかなかったので、床に分厚いラグを敷き、低いテーブルを置くようにした。ニルダも休みの日に、ずっと居間を占拠しているのもどうかと思ったので、セベリノに相談して、シモンの部屋でもベルタと一緒に勉強できるようにしてもらった。
ニルダは、年越しの日前後の三ヶ月くらいは、仕事がすごく忙しい。ガランドラの街の年越しは、中央広場にいつも以上に屋台が立ち並び、楽団が夜通し音楽を奏でて、皆で歌ったり、踊ったりしながら、賑やかに新年を迎える。そのせいか、年越し前後は、騒動が起きやすかったり、浮かれた人々を狙った犯罪が激増するらしい。セベリノは、元々はニルダの副官をしていたそうだ。『もうね! 毎年死ぬ気でやらないと仕事が終わらなかったね!』と、以前話していた。
仕事が忙しい時期のニルダがのんびりできるようにと、シモンの部屋で勉強するようになった。ベルタは真面目で、勉強もできる子なので、シモンはかなりベルタに助けられている。
採点を終えたベルタが、にこっと笑った。
「正解率八割! まぁ、合格かな?」
「よっしゃ!」
「じゃあ、次は歴史ね」
「おぉう……」
「今日はあと三教科あるから、頑張って!」
「えぇーー!! キッツいよ! ベルタ! 半分にして!」
「シモン。今から本格的にやらないと、冬季休暇前試験に間に合わないからね? いやもうマジで。冬季休暇中の試合に出られるようになったんだから、赤点は絶対に回避しないとなんだから!」
「ごもっとも……えぇー! でも、いい加減しんどいわー! なんか! なんかご褒美が欲しいっ!! じゃないと頑張れない!!」
「頑張ったら試合に出られるじゃない」
「それ以外で! 何でもいいからご褒美欲しいーー!!」
「えー。ご褒美かぁ」
ベルタが、こてんと首を傾げて、何かを考えるように、宙を見上げた。本当に、何かご褒美がないと頑張れない。そもそも勉強は嫌いだし、覚えなきゃいけないことが多過ぎて、頭がパーンッとなりそうだ。
シモンが期待を込めてベルタを見つめていると、ベルタが『あっ』と手を叩いた。
「カジョに、またお兄さんからエロ本借りてきてもらうとか?」
「あーー。それはそれでありかも? エロ本なんて、まだ俺達には売ってもらえないし。興味津々、ちんこビンビンなお年頃なのに、ズリネタがちょー少ない」
「だよねー」
「『だよねー』って、もしかして、ベルタも一人遊びしてんの?」
「え? うん。普通に。精通きたし」
「へぇー。ちなみに、シコるだけ?」
「んーん。どっちもしてる」
「ふーん。ベルタさんや」
「なんだい。シモンさん」
「ぶっちゃけさ、まんこって気持ちいいの?」
「気持ちいいよー。ちんちん弄るのとは、ちょっと違う感じで」
「マジかー。なんか気持ちいいところが多いのって、ちょっと羨ましい」
「まだ初潮はきてないけど、初潮がきたら、割と面倒くさいらしいよ」
「マジかー」
「……あ。なんなら、見る?」
「何を?」
「ご褒美に、まんこ。僕のでよければ」
「はいっ!? いやいやいや。ベルタ。待って待って。そんなに軽々しく見せちゃ駄目なところだから」
「まぁ、そうだけど。シモンだし、別にいっかなーって。セックスするわけじゃないし」
「えぇーー。俺でも見せちゃ駄目でしょ」
「そうかな? 一応、恋人やってるし、別にいいんじゃない? 興味ない? 生まんこ」
「……興味がないと言えば嘘になります。はい」
「ですよね。興味津々なお年頃ですもんね。じゃあ、ご褒美は僕のまんこを見るってことで。それじゃあ、張り切って歴史の問題集をやろー!」
「うぇーい」
確かにご褒美は欲しいし、スケベなことに興味津々なお年頃な訳だが、ベルタのまんこを見せてもらうって、本当にいいのだろうか。見たいか、見たくないかの二択なら、ぶっちゃけめちゃくちゃ見たいのだが、友達のまんこを見ても本当にいいのか。
普段は、夏にカジョに読ませてもらったエロ本の中身を思い出しながらシコるのが多い。未成年はエロ本を買えないので、ズリネタに飢えているのも事実だ。まんこに興味津々なのも否定できない。
シモンは問題集を解きながら、暫しぐるぐると考えて、開き直ることにした。ベルタのまんこを見てみたい。ベルタは友達だが、多分、今後のズリネタになると思う。別にセックスをする訳ではないし、見るだけなら問題ない筈だ。多分。
シモンは、やる気がぎゅーんっと湧いてきて、必死こいて、ベルタお手製の問題集を解きまくった。ベルタから合格をもらえる頃には、脳みそを使い過ぎて、ぐったりしちゃうくらいだった。
採点を終えたベルタが、ニコニコ笑って、テーブルに懐いているシモンの頭をやんわりと撫でた。
「冬季休暇前の試験で、全教科七割とれたら、ご褒美あげるね」
「ご褒美のハードル高くないっ!?」
「どうせなら、しっかり点数とっとかないと。普段の授業態度が悪いんだから」
「うぅ……返す言葉がない……助けてー。カジョー」
「カジョも今頃ルシア先輩から勉強叩き込まれてるよ。『心を鬼にしてビシバシお願いします!』って言っといたし」
「わーぉ。頑張れ。カジョ」
「二年生になったら、教科も増えるし、今より内容も難しくなるからね。高等学校に進学したいなら、一年生で習う範囲は、一年生のうちにしっかり頭に叩き込んでおかないと」
「ごもっとも」
「ご褒美の為に頑張ろうね!」
「はぁーい」
にこやかな笑顔のベルタに、わしゃわしゃと頭を撫で回された。
今日の勉強が一応終わったので、昼食を食べたら、走り込みと筋トレをやる。ベルタと一緒に喋りながら走って、筋トレをするのも楽しいので、月一筋トレデートも割とありだ。
ベルタと付き合い始めた頃は、色々面倒くさいのに絡まれていたが、今はすっかり落ち着いている。カジョとルシアが付き合っていることも噂で広まっているからか、4人で弁当を一緒に食べても、変に絡まれたりはしない。
未だに告白してくる猛者は、たまーにいるが、概ね平和な日々を過ごしている。鬼のベルタとの勉強時間以外は、剣の稽古に集中できるし、ベルタと付き合って正解だったみたいだ。
シモンは、勉強に使ったものを片付けると、昼食を食べに、ベルタと一緒に階下の居間へと向かった。
今日は、カジョは月一デートの日だ。カジョの彼女のルシアとは、弁当仲間として、普通に仲良くなった。カジョに彼女ができたと聞いた時は、『カジョを女にとられた!』と思ったが、ルシアは普通にいい人だし、カジョも月一デートの日以外は今まで通りシモンと一緒に剣の稽古に励んだり、ベルタと3人でわちゃわちゃお喋りをして楽しんだりしてくれるので、まぁいいかと思えるようになった。
今日はベルタと筋トレデートだ。その前に、鬼のベルタと勉強会があるが。シモンは初等学校の頃から勉強は嫌いだ。勉強するくらいなら、走り回ったり、剣の稽古をする方が余程楽しい。が、将来は警邏隊に入隊したいので、高等学校に進学しなくてはいけない。その為には、最低限勉強ができないといけないので、渋々ではあるが、勉強も一応シモンなりに頑張っている。
朝早くに走ってきたベルタと一緒に、シモンの部屋で、現在ベルタお手製の問題集を解いている。『頭と身体に叩き込もうね!』とにっこり笑ったベルタは、本当に鬼である。学校の宿題よりも多い問題集を、シモンは必死こいてやっている。
やっと数学の問題集が終わった。脳みそが悲鳴を上げている気がする。ベルタが採点をしてくれている間に、シモンはセベリノが焼いたクッキーをもそもそと食べた。
カジョがいる時は、単純に狭いから居間で勉強しているが、ベルタと2人の時は、シモンの部屋で勉強するようになった。シモンの部屋には、あまり使っていない勉強机とベッド、ちょっとした本棚しかなかったので、床に分厚いラグを敷き、低いテーブルを置くようにした。ニルダも休みの日に、ずっと居間を占拠しているのもどうかと思ったので、セベリノに相談して、シモンの部屋でもベルタと一緒に勉強できるようにしてもらった。
ニルダは、年越しの日前後の三ヶ月くらいは、仕事がすごく忙しい。ガランドラの街の年越しは、中央広場にいつも以上に屋台が立ち並び、楽団が夜通し音楽を奏でて、皆で歌ったり、踊ったりしながら、賑やかに新年を迎える。そのせいか、年越し前後は、騒動が起きやすかったり、浮かれた人々を狙った犯罪が激増するらしい。セベリノは、元々はニルダの副官をしていたそうだ。『もうね! 毎年死ぬ気でやらないと仕事が終わらなかったね!』と、以前話していた。
仕事が忙しい時期のニルダがのんびりできるようにと、シモンの部屋で勉強するようになった。ベルタは真面目で、勉強もできる子なので、シモンはかなりベルタに助けられている。
採点を終えたベルタが、にこっと笑った。
「正解率八割! まぁ、合格かな?」
「よっしゃ!」
「じゃあ、次は歴史ね」
「おぉう……」
「今日はあと三教科あるから、頑張って!」
「えぇーー!! キッツいよ! ベルタ! 半分にして!」
「シモン。今から本格的にやらないと、冬季休暇前試験に間に合わないからね? いやもうマジで。冬季休暇中の試合に出られるようになったんだから、赤点は絶対に回避しないとなんだから!」
「ごもっとも……えぇー! でも、いい加減しんどいわー! なんか! なんかご褒美が欲しいっ!! じゃないと頑張れない!!」
「頑張ったら試合に出られるじゃない」
「それ以外で! 何でもいいからご褒美欲しいーー!!」
「えー。ご褒美かぁ」
ベルタが、こてんと首を傾げて、何かを考えるように、宙を見上げた。本当に、何かご褒美がないと頑張れない。そもそも勉強は嫌いだし、覚えなきゃいけないことが多過ぎて、頭がパーンッとなりそうだ。
シモンが期待を込めてベルタを見つめていると、ベルタが『あっ』と手を叩いた。
「カジョに、またお兄さんからエロ本借りてきてもらうとか?」
「あーー。それはそれでありかも? エロ本なんて、まだ俺達には売ってもらえないし。興味津々、ちんこビンビンなお年頃なのに、ズリネタがちょー少ない」
「だよねー」
「『だよねー』って、もしかして、ベルタも一人遊びしてんの?」
「え? うん。普通に。精通きたし」
「へぇー。ちなみに、シコるだけ?」
「んーん。どっちもしてる」
「ふーん。ベルタさんや」
「なんだい。シモンさん」
「ぶっちゃけさ、まんこって気持ちいいの?」
「気持ちいいよー。ちんちん弄るのとは、ちょっと違う感じで」
「マジかー。なんか気持ちいいところが多いのって、ちょっと羨ましい」
「まだ初潮はきてないけど、初潮がきたら、割と面倒くさいらしいよ」
「マジかー」
「……あ。なんなら、見る?」
「何を?」
「ご褒美に、まんこ。僕のでよければ」
「はいっ!? いやいやいや。ベルタ。待って待って。そんなに軽々しく見せちゃ駄目なところだから」
「まぁ、そうだけど。シモンだし、別にいっかなーって。セックスするわけじゃないし」
「えぇーー。俺でも見せちゃ駄目でしょ」
「そうかな? 一応、恋人やってるし、別にいいんじゃない? 興味ない? 生まんこ」
「……興味がないと言えば嘘になります。はい」
「ですよね。興味津々なお年頃ですもんね。じゃあ、ご褒美は僕のまんこを見るってことで。それじゃあ、張り切って歴史の問題集をやろー!」
「うぇーい」
確かにご褒美は欲しいし、スケベなことに興味津々なお年頃な訳だが、ベルタのまんこを見せてもらうって、本当にいいのだろうか。見たいか、見たくないかの二択なら、ぶっちゃけめちゃくちゃ見たいのだが、友達のまんこを見ても本当にいいのか。
普段は、夏にカジョに読ませてもらったエロ本の中身を思い出しながらシコるのが多い。未成年はエロ本を買えないので、ズリネタに飢えているのも事実だ。まんこに興味津々なのも否定できない。
シモンは問題集を解きながら、暫しぐるぐると考えて、開き直ることにした。ベルタのまんこを見てみたい。ベルタは友達だが、多分、今後のズリネタになると思う。別にセックスをする訳ではないし、見るだけなら問題ない筈だ。多分。
シモンは、やる気がぎゅーんっと湧いてきて、必死こいて、ベルタお手製の問題集を解きまくった。ベルタから合格をもらえる頃には、脳みそを使い過ぎて、ぐったりしちゃうくらいだった。
採点を終えたベルタが、ニコニコ笑って、テーブルに懐いているシモンの頭をやんわりと撫でた。
「冬季休暇前の試験で、全教科七割とれたら、ご褒美あげるね」
「ご褒美のハードル高くないっ!?」
「どうせなら、しっかり点数とっとかないと。普段の授業態度が悪いんだから」
「うぅ……返す言葉がない……助けてー。カジョー」
「カジョも今頃ルシア先輩から勉強叩き込まれてるよ。『心を鬼にしてビシバシお願いします!』って言っといたし」
「わーぉ。頑張れ。カジョ」
「二年生になったら、教科も増えるし、今より内容も難しくなるからね。高等学校に進学したいなら、一年生で習う範囲は、一年生のうちにしっかり頭に叩き込んでおかないと」
「ごもっとも」
「ご褒美の為に頑張ろうね!」
「はぁーい」
にこやかな笑顔のベルタに、わしゃわしゃと頭を撫で回された。
今日の勉強が一応終わったので、昼食を食べたら、走り込みと筋トレをやる。ベルタと一緒に喋りながら走って、筋トレをするのも楽しいので、月一筋トレデートも割とありだ。
ベルタと付き合い始めた頃は、色々面倒くさいのに絡まれていたが、今はすっかり落ち着いている。カジョとルシアが付き合っていることも噂で広まっているからか、4人で弁当を一緒に食べても、変に絡まれたりはしない。
未だに告白してくる猛者は、たまーにいるが、概ね平和な日々を過ごしている。鬼のベルタとの勉強時間以外は、剣の稽古に集中できるし、ベルタと付き合って正解だったみたいだ。
シモンは、勉強に使ったものを片付けると、昼食を食べに、ベルタと一緒に階下の居間へと向かった。
42
お気に入りに追加
59
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
黄色い水仙を君に贈る
えんがわ
BL
──────────
「ねぇ、別れよっか……俺たち……。」
「ああ、そうだな」
「っ……ばいばい……」
俺は……ただっ……
「うわああああああああ!」
君に愛して欲しかっただけなのに……
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
先輩に退部を命じられた僕を励ましてくれたアイドル級美少女の後輩マネージャーを成り行きで家に上げたら、なぜかその後も入り浸るようになった件
桜 偉村
恋愛
別にいいんじゃないんですか? 上手くならなくても——。
後輩マネージャーのその一言が、彼の人生を変えた。
全国常連の高校サッカー部の三軍に所属していた如月 巧(きさらぎ たくみ)は、自分の能力に限界を感じていた。
練習試合でも敗因となってしまった巧は、三軍キャプテンの武岡(たけおか)に退部を命じられて絶望する。
武岡にとって、巧はチームのお荷物であると同時に、アイドル級美少女マネージャーの白雪 香奈(しらゆき かな)と親しくしている目障りな存在だった。
だから、自信をなくしている巧を追い込んで退部させ、香奈と距離を置かせようとしたのだ。
そうすれば、香奈は自分のモノになると思っていたから。
武岡の思惑通り、巧はサッカー部を辞めようとしていた。
しかし、そこに香奈が現れる。
成り行きで香奈を家に上げた巧だが、なぜか彼女はその後も彼の家を訪れるようになって——。
「これは警告だよ」
「勘違いしないんでしょ?」
「僕がサッカーを続けられたのは、君のおかげだから」
「仲が良いだけの先輩に、あんなことまですると思ってたんですか?」
甘酸っぱくて、爽やかで、焦れったくて、クスッと笑えて……
オレンジジュース(のような青春)が好きな人必見の現代ラブコメ、ここに開幕!
※これより下では今後のストーリーの大まかな流れについて記載しています。
「話のなんとなくの流れや雰囲気を抑えておきたい」「ざまぁ展開がいつになるのか知りたい!」という方のみご一読ください。
【今後の大まかな流れ】
第1話、第2話でざまぁの伏線が作られます。
第1話はざまぁへの伏線というよりはラブコメ要素が強いので、「早くざまぁ展開見たい!」という方はサラッと読んでいただいて構いません!
本格的なざまぁが行われるのは第15話前後を予定しています。どうかお楽しみに!
また、特に第4話からは基本的にラブコメ展開が続きます。シリアス展開はないので、ほっこりしつつ甘さも補充できます!
※最初のざまぁが行われた後も基本はラブコメしつつ、ちょくちょくざまぁ要素も入れていこうかなと思っています。
少しでも「面白いな」「続きが気になる」と思った方は、ざっと内容を把握しつつ第20話、いえ第2話くらいまでお読みいただけると嬉しいです!
※基本は一途ですが、メインヒロイン以外との絡みも多少あります。
※本作品は小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しています。
愛され末っ子
西条ネア
BL
本サイトでの感想欄は感想のみでお願いします。全ての感想に返答します。
リクエストはTwitter(@NeaSaijou)にて受付中です。また、小説のストーリーに関するアンケートもTwitterにて行います。
(お知らせは本編で行います。)
********
上園琉架(うえぞの るか)四男 理斗の双子の弟 虚弱 前髪は後々左に流し始めます。髪の毛の色はご想像にお任せします。深い赤みたいなのアースアイ 後々髪の毛を肩口くらいまで伸ばしてゆるく結びます。アレルギー多め。その他の設定は各話で出てきます!
上園理斗(うえぞの りと)三男 琉架の双子の兄 琉架が心配 琉架第一&大好き 前髪は後々右に流します。髪の毛の色はご想像にお任せします。深い緑みたいなアースアイ 髪型はずっと短いままです。 琉架の元気もお母さんのお腹の中で取っちゃった、、、
上園静矢 (うえぞの せいや)長男 普通にサラッとイケメン。なんでもできちゃうマン。でも弟(特に琉架)絡むと残念。弟達溺愛。深い青色の瞳。髪の毛の色はご想像にお任せします。
上園竜葵(うえぞの りゅうき)次男 ツンデレみたいな、考えと行動が一致しないマン。でも弟達大好きで奮闘して玉砕する。弟達傷つけられたら、、、 深い青色の瞳。兄貴(静矢)と一個差 ケンカ強い でも勉強できる。料理は壊滅的
上園理玖斗(うえぞの りくと)父 息子達大好き 藍羅(あいら・妻)も愛してる 家族傷つけるやつ許さんマジ 琉架の身体が弱すぎて心配 深い緑の瞳。普通にイケメン
上園藍羅(うえぞの あいら) 母 子供達、夫大好き 母は強し、の具現化版 美人さん 息子達(特に琉架)傷つけるやつ許さんマジ。
てか普通に上園家の皆さんは顔面偏差値馬鹿高いです。
(特に琉架)の部分は家族の中で順列ができているわけではなく、特に琉架になる場面が多いという意味です。
琉架の従者
遼(はる)琉架の10歳上
理斗の従者
蘭(らん)理斗の10歳上
その他の従者は後々出します。
虚弱体質な末っ子・琉架が家族からの寵愛、溺愛を受ける物語です。
前半、BL要素少なめです。
この作品は作者の前作と違い毎日更新(予定)です。
できないな、と悟ったらこの文は消します。
※琉架はある一定の時期から体の成長(精神も若干)がなくなる設定です。詳しくはその時に補足します。
皆様にとって最高の作品になりますように。
※作者の近況状況欄は要チェックです!
西条ネア
目が覚めたら、カノジョの兄に迫られていた件
水野七緒
BL
ワケあってクラスメイトの女子と交際中の青野 行春(あおの ゆきはる)。そんな彼が、ある日あわや貞操の危機に。彼を襲ったのは星井夏樹(ほしい なつき)──まさかの、交際中のカノジョの「お兄さん」。だが、どうも様子がおかしくて──
※「目が覚めたら、妹の彼氏とつきあうことになっていた件」の続編(サイドストーリー)です。
※前作を読まなくてもわかるように執筆するつもりですが、前作も読んでいただけると有り難いです。
※エンドは1種類の予定ですが、2種類になるかもしれません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる