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わたしの帰る場所
239話 なんですかそれ
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アウスリゼで生活している中で、一番穏やかな時間が過ぎています。
わたしはまたカチカチのお仕事をしようと思って、ルミエラの交通局へあいさつに伺いました。そしたらお孫さんが七歳になったおじさんから「すまんねえ、君に仕事を振っちゃいけないって上から言われているんだよー」と宣告されました。なぜ。
なぜなのかはおじさんもよくわかっていないようでした。クッキーおいしかったです。家に帰ったら理由がわかりました。
「うわあああああ、カミーユさん!」
「ご無沙汰しております。お元気そうでよかった」
マディア公爵領から、リッカー=ポルカの領境を通ってルミエラへ戻るとき。変装していたわたしとオリヴィエ様に従者という体で警備をしてくださっていたシックスパックの女性です。結局わたしはあそこで福岡に飛ばされてしまったので、いっしょに過ごしたのって二日くらいではあったんですけれど。わたしの捜索隊に編入されてずっと探してくださっていたというのは、人づてに聞いていました。
レアさんとリビングでお茶をされていたその手を取ってぶんぶんと上下に振りました。わたしが積日の感謝と申し訳なさを述べると、カミーユさんは笑いながら「ご無事でいてくださるのが、一番です」とおっしゃいました。
「えーっと、いっしょに警護してくださっていた……ダミアンさんでしたっけ? お元気ですか?」
「はい。彼も今、グラス侯爵家の騎士団に所属しております」
「え? グラス侯爵家?」
なんでだろう、と首をひねると「ボーヴォワール宰相閣下に、引き抜いていただいたのです。わたしはあなたの騎士に任じられました」ととんでもないことをおっしゃいました。
「なんかすごいわねえ。愛されてるわよ、ソノコ」
「ちょっと待ってください状況が飲み込めませんが」
レアさんがお茶を口に運びつつたのしそうに言います。ちょっと待って。
「あなたの身辺警護のために、カミーユさんを直接雇用したってことよお。そうよねえ、もう立派なプルミエール・ダムだものねえ、ソノコは」
「なんですか、その偉そうな呼称」
「重要な役職にある男性の、伴侶っていう意味よ。これからは世の中の女性のお手本として仰がれるようになるわ」
「ぴょーーーーーーーーーー」
なにそれ勘弁してお願いプリーズ。わたしが頭を抱えてうずくまると、カミーユさんは「ご安心ください」とおっしゃいました。
「閣下は、あなたの身辺に気を配っていらっしゃいますが、行動を制限したいと考えてはいらっしゃいません。あなたらしく生活できるように、わたしがあてがわれたのです」
「わたしらしく生活……」
ちょっとの間考えて、それからカミーユさんへ向き直って「お仕事したいんですが」と言いました。カミーユさんはあからさまに目をそらして「それはムリだと思います」とおっしゃいました。あれ……行動を制限し……?
つっこもうか迷っていたらドアベルが鳴りました。いつも通りアシモフたんが風のように飛んで行きます。わたしが立ち上がると「わたしが参ります」とカミーユさんがさっそうと向かわれました。えっ、騎士ってそういうこともするの。
「――ピエロという男が来たのですが」
「あっはい。怪しいけど怪しくない人です」
中へ入っていただくと、いかにも挙動不審でとても怪しかったです。はい。カミーユさんは壁際に控えて。ピエロさんは先ほどカミーユさんが座っていたソファに座りました。
「――女神よ。どうか導きを」
「女神じゃないです。どうしたんですか?」
「これでいいのかわからないのです。見ていただけますか」
そして、紙束をわっさー。そのバッグ収納率最高だね。出してくださったのは、この前みたいな絵の練習とかの、見るからにお試しというものではなく――
「――ネーム、だと……?」
「いかがですか、わが女神⁉」
お茶を持ってきたレアさんが覗き込みます。カミーユさんも近づいて来ました。全員無言になり、アシモフたんがピエロさんの頭をわふわふしている音だけが響きました。
「――なるほど」
ページ数にして、四十二。すばらしい大作です。そして内容も起承転結がついていてすばらしい。元々お話を作る力がある方なんでしょう。が、しかし。
「目が、滑ります」
「なん……だと……」
「たとえばこのページ」
四ページ目を開いて提示しました。みんな頭を寄せるようにそれを見て、アシモフたんも加わりました。
「表現したいこと、伝えたいことをセリフに依存し過ぎです。だからこんなに文字ばかり、吹き出しばかりになる」
「――ああ、ああ、その通りです」
絶望したような、けれどたのしそうな、なんとも言えない表情でピエロさんが食いつきます。わたしは「一度、文字情報だけを書き出して整頓してみましょう。最初からマンガの形に落とし込むのは、無謀です」と言いました。
「文字情報だけ……」
「たとえば、ピエロさんは新聞記者さんなんですし、事実を規定の文字数に収めて文章を書くのはお手の物だと思います」
「それはもう、任せてください」
「まずは、このお話そのものに、それをやってみましょう。書きたいことを整理して……いわば、マンガの設計図を作るんです」
レアさんは「なんかよくわかんないわ」とつぶやいてお茶を口に運びました。カミーユさんは理解しかねる、といった顔でじっとネームを見ています。アシモフたんはわたしに「かまえ!」とわふっとしてきました。
「なるほど……たしかに、最初からマンガにするのは難しい……」
「はい。今日お持ちいただいたこれは『ネーム』と呼ばれています。絵やセリフの構成を実際に配置したものですね。その前段階で情報そのものを整理したのを『プロット』と言って――」
がっつりまた創作論議になりました。はい。夕刊が配達されて来たときにわたしが「そういえばピエロさん、お仕事は?」と言ったら「抜けて来ました」とさわやかにおっしゃったので追い返しました。はい。
「……あの男は、ソノコ様の弟子かなにかですか?」
カミーユさんが必死に解釈した感じで尋ねてくださいました。いえ、あんな弟子いません。え、でも布教したなマンガ。弟子か。弟子なのか。
様付けやめてほしい、とお願いしたんですが「それではけじめがつきませんので」と譲ってくれませんでした。うーん。
カミーユさんは通り沿い向かい側のマンションに仮住まいされていて、そこからいつでもわたしのところへ駆けつけられる体制でいるそうです。そして日中はずっとわたしに着いているんだそうで。ごはんとかはいっしょに食べようねーということになりました。レアさんも食べる人たくさんの方がうれしそうだし。
お仕事ができないので、正直時間を持て余してしまいます。基本的にわたし、いっつも動いていたい人間なんですよね。カミーユさんへ「お仕事……」と言ったら「ダメです」と即答される日が何日か続きました。
リッカー=ポルカのコラニーさんとマダムたちへお手紙を書きました。あと、旅籠メゾン・デ・デュの大女将ベリテさんにも。来月、結婚式に合わせてレテソルへ行きます。どこかのタイミングでお目にかかれたらうれしいですって。
あと、トビくん。それに妹のオレリーちゃん。二人になにか進学のお祝いを贈りたいなと思って、カミーユさんと百貨店へ行きました。この前のお披露目会、参加者とそのパートナーへお土産があったんですが、それが万年筆だったんですね。すごく重宝していて。あれなら、ずっと使えて勉強の助けにもなるし。いいよね。カミーユさんも「ステキだと思います」って言ってくれました。
オレリーちゃんには、花の柄が入ったやつ。トビくんには木目のかっこいいのにしました。はい。よろこんでくれるといいな。
お家を知らないのでラ・リバティ社へ尋ねに行きました。ピエロさんには捕まらないように隠密行動で。そしたら、上から二番目にエラいヤニックさんとひさしぶりに遭遇しました。
「うっわー、おひさしぶりです、ヤニックさん!」
「おおー、なつかしいなあ!」
近況話し合って、トビくんと連絡取れるか尋ねました。そしたら「あー、あれ。あさっての式、あいつ出るぞ」と言われました。はい。
わたしはまたカチカチのお仕事をしようと思って、ルミエラの交通局へあいさつに伺いました。そしたらお孫さんが七歳になったおじさんから「すまんねえ、君に仕事を振っちゃいけないって上から言われているんだよー」と宣告されました。なぜ。
なぜなのかはおじさんもよくわかっていないようでした。クッキーおいしかったです。家に帰ったら理由がわかりました。
「うわあああああ、カミーユさん!」
「ご無沙汰しております。お元気そうでよかった」
マディア公爵領から、リッカー=ポルカの領境を通ってルミエラへ戻るとき。変装していたわたしとオリヴィエ様に従者という体で警備をしてくださっていたシックスパックの女性です。結局わたしはあそこで福岡に飛ばされてしまったので、いっしょに過ごしたのって二日くらいではあったんですけれど。わたしの捜索隊に編入されてずっと探してくださっていたというのは、人づてに聞いていました。
レアさんとリビングでお茶をされていたその手を取ってぶんぶんと上下に振りました。わたしが積日の感謝と申し訳なさを述べると、カミーユさんは笑いながら「ご無事でいてくださるのが、一番です」とおっしゃいました。
「えーっと、いっしょに警護してくださっていた……ダミアンさんでしたっけ? お元気ですか?」
「はい。彼も今、グラス侯爵家の騎士団に所属しております」
「え? グラス侯爵家?」
なんでだろう、と首をひねると「ボーヴォワール宰相閣下に、引き抜いていただいたのです。わたしはあなたの騎士に任じられました」ととんでもないことをおっしゃいました。
「なんかすごいわねえ。愛されてるわよ、ソノコ」
「ちょっと待ってください状況が飲み込めませんが」
レアさんがお茶を口に運びつつたのしそうに言います。ちょっと待って。
「あなたの身辺警護のために、カミーユさんを直接雇用したってことよお。そうよねえ、もう立派なプルミエール・ダムだものねえ、ソノコは」
「なんですか、その偉そうな呼称」
「重要な役職にある男性の、伴侶っていう意味よ。これからは世の中の女性のお手本として仰がれるようになるわ」
「ぴょーーーーーーーーーー」
なにそれ勘弁してお願いプリーズ。わたしが頭を抱えてうずくまると、カミーユさんは「ご安心ください」とおっしゃいました。
「閣下は、あなたの身辺に気を配っていらっしゃいますが、行動を制限したいと考えてはいらっしゃいません。あなたらしく生活できるように、わたしがあてがわれたのです」
「わたしらしく生活……」
ちょっとの間考えて、それからカミーユさんへ向き直って「お仕事したいんですが」と言いました。カミーユさんはあからさまに目をそらして「それはムリだと思います」とおっしゃいました。あれ……行動を制限し……?
つっこもうか迷っていたらドアベルが鳴りました。いつも通りアシモフたんが風のように飛んで行きます。わたしが立ち上がると「わたしが参ります」とカミーユさんがさっそうと向かわれました。えっ、騎士ってそういうこともするの。
「――ピエロという男が来たのですが」
「あっはい。怪しいけど怪しくない人です」
中へ入っていただくと、いかにも挙動不審でとても怪しかったです。はい。カミーユさんは壁際に控えて。ピエロさんは先ほどカミーユさんが座っていたソファに座りました。
「――女神よ。どうか導きを」
「女神じゃないです。どうしたんですか?」
「これでいいのかわからないのです。見ていただけますか」
そして、紙束をわっさー。そのバッグ収納率最高だね。出してくださったのは、この前みたいな絵の練習とかの、見るからにお試しというものではなく――
「――ネーム、だと……?」
「いかがですか、わが女神⁉」
お茶を持ってきたレアさんが覗き込みます。カミーユさんも近づいて来ました。全員無言になり、アシモフたんがピエロさんの頭をわふわふしている音だけが響きました。
「――なるほど」
ページ数にして、四十二。すばらしい大作です。そして内容も起承転結がついていてすばらしい。元々お話を作る力がある方なんでしょう。が、しかし。
「目が、滑ります」
「なん……だと……」
「たとえばこのページ」
四ページ目を開いて提示しました。みんな頭を寄せるようにそれを見て、アシモフたんも加わりました。
「表現したいこと、伝えたいことをセリフに依存し過ぎです。だからこんなに文字ばかり、吹き出しばかりになる」
「――ああ、ああ、その通りです」
絶望したような、けれどたのしそうな、なんとも言えない表情でピエロさんが食いつきます。わたしは「一度、文字情報だけを書き出して整頓してみましょう。最初からマンガの形に落とし込むのは、無謀です」と言いました。
「文字情報だけ……」
「たとえば、ピエロさんは新聞記者さんなんですし、事実を規定の文字数に収めて文章を書くのはお手の物だと思います」
「それはもう、任せてください」
「まずは、このお話そのものに、それをやってみましょう。書きたいことを整理して……いわば、マンガの設計図を作るんです」
レアさんは「なんかよくわかんないわ」とつぶやいてお茶を口に運びました。カミーユさんは理解しかねる、といった顔でじっとネームを見ています。アシモフたんはわたしに「かまえ!」とわふっとしてきました。
「なるほど……たしかに、最初からマンガにするのは難しい……」
「はい。今日お持ちいただいたこれは『ネーム』と呼ばれています。絵やセリフの構成を実際に配置したものですね。その前段階で情報そのものを整理したのを『プロット』と言って――」
がっつりまた創作論議になりました。はい。夕刊が配達されて来たときにわたしが「そういえばピエロさん、お仕事は?」と言ったら「抜けて来ました」とさわやかにおっしゃったので追い返しました。はい。
「……あの男は、ソノコ様の弟子かなにかですか?」
カミーユさんが必死に解釈した感じで尋ねてくださいました。いえ、あんな弟子いません。え、でも布教したなマンガ。弟子か。弟子なのか。
様付けやめてほしい、とお願いしたんですが「それではけじめがつきませんので」と譲ってくれませんでした。うーん。
カミーユさんは通り沿い向かい側のマンションに仮住まいされていて、そこからいつでもわたしのところへ駆けつけられる体制でいるそうです。そして日中はずっとわたしに着いているんだそうで。ごはんとかはいっしょに食べようねーということになりました。レアさんも食べる人たくさんの方がうれしそうだし。
お仕事ができないので、正直時間を持て余してしまいます。基本的にわたし、いっつも動いていたい人間なんですよね。カミーユさんへ「お仕事……」と言ったら「ダメです」と即答される日が何日か続きました。
リッカー=ポルカのコラニーさんとマダムたちへお手紙を書きました。あと、旅籠メゾン・デ・デュの大女将ベリテさんにも。来月、結婚式に合わせてレテソルへ行きます。どこかのタイミングでお目にかかれたらうれしいですって。
あと、トビくん。それに妹のオレリーちゃん。二人になにか進学のお祝いを贈りたいなと思って、カミーユさんと百貨店へ行きました。この前のお披露目会、参加者とそのパートナーへお土産があったんですが、それが万年筆だったんですね。すごく重宝していて。あれなら、ずっと使えて勉強の助けにもなるし。いいよね。カミーユさんも「ステキだと思います」って言ってくれました。
オレリーちゃんには、花の柄が入ったやつ。トビくんには木目のかっこいいのにしました。はい。よろこんでくれるといいな。
お家を知らないのでラ・リバティ社へ尋ねに行きました。ピエロさんには捕まらないように隠密行動で。そしたら、上から二番目にエラいヤニックさんとひさしぶりに遭遇しました。
「うっわー、おひさしぶりです、ヤニックさん!」
「おおー、なつかしいなあ!」
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