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わたしの帰る場所
233話 わたしも眠い
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わたしは、なんて言えたでしょう。ただ、今このときを逃したら、もうコップとは会えない予感に焦りました。破れかぶれではなくて、満足しているのが伝わってきます。成し遂げた、やり遂げた、という、気持ち。
わたしは「あなたが、キングレシリーズを使ってまで成し遂げたかったことは、あなたが必要なくなることなのですか?」と尋ねました。
「そう。いや、用済みだからこそゲームを作ったんだよ。二人を選出すれば、あの流れになるのはわかりきっていた」
述べるべき言葉はすでにそこにあって、それを思い出すかのように、ゆっくりと王杯は言います。わたしは急かすことなくその話に耳を傾けました。王杯は、アルバムをめくるときのブランディーヌお母様みたいに、なにかを惜しむ瞳をしていました。
「――僕は、知恵の象徴だった。野ざらしの荒野に根を張った人間たちは、今や僕の介入を必要としない存在になった。けれど、求めるんだ。僕がいる限り」
「……それじゃ、だめなんですか」
「人間はね、とても愚かなんだ。知識を得ても、知恵は経験からしか学べない。愚かで、愛らしい。僕は、王杯。王を定める器」
王杯はわたしを見ました。わたしはその、輝く金色の瞳を見返しました。とてもキレイだと思いました。王杯はわたしへ「君は、ゲームをやり込んだからわかるでしょう。あれは、人間が選択をするゲームだ。そして生じた結果を見て、さらに選択をする」と言いました。わたしは「はい」とうなずきます。
「最善はなにかを、絶えず模索する。ただ漫然と流されるのではなく、必ず選択をするんだ。そこに必要なのは正しさではない。人間の正しさの基準は時代によって変わるから。求められているのは、出た結果を受け入れること」
わたしは、遺言を聞いている気分になりました。引き留めたい気持ちと、たぶんそれはムリなんだろうという確信とが行ったり来たりします。
「――あのゲームの結果、王が選出される。選ぶんだ。選べるんだよ。僕はもう、必要ないんだ」
そのほほ笑みは、幸せそうでした。だからわたしは、泣きそうな気持ちになりました。
「行かないでくださいコップ」
「君その呼び方失礼だと思わないかい」
「言ったじゃないですか。みんな、バカですよ。きっとコップがいないとバカなことする」
「その結果も含めて――愛らしいよ。人間は」
わたしは、少し考えて「あなたが導きたかったのは『自治』なんですね」と言いました。王杯はちょっと笑って「僕がそなえられた理由だね」と言いました。
「こうなる予定だった。最初から。時が来れば僕は用済み。それが待ち遠しかった」
わたしがすがったって、どうにもならないことだってわかります。でも「そんなの嫌です」と言ってみました。王杯はわたしを見ながらもここじゃないどこかを見ていて、とても幸せそうでした。
「他に聞きたいことあるなら聞きなよ。答えとくから」
「そのあからさまな『これが最後です』ムーブやめてくださいよ」
「最後だよ。やっと」
また、あくびをひとつ。わたしは焦って「モアイこけしってなんなんですか」と口走りました。なんか他に聞くことないのかよと思いました。王杯は「あれは、君の様子を見るために僕が力を分け与えた子。君の記憶の中に印象深く残っていた象徴物を模した」と言いました。そうね。モアイ。わたしの人生の中でもひときわ印象深いものです。はい。
「あ、あと。『選ばない』じゃなくて『二人選ぶ』にしたのってどうしてですか」
「僕が壊れたってことにしなきゃ、ずっと選定待っちゃうだろ、あの子たち。それに、あの子に必要なのは挫折だった」
あの子ってだれ。白いもやが濃くなって来ました。わたしはどうにか引き留めたい気持ちから、なにか言わなきゃと焦ります。
「なんで、ゲーム作ってまで他の国……ここじゃないところの人を呼んだんですか」
「――知ってもらいたかったから」
幸せそうなほほ笑みは、少しいたずらめいた笑顔になりました。
「僕が、ずっと見守ってきた子たちは、ここまで大きくなったんだ。かわいいだろ? それを、だれかに知ってもらいたかった」
わたしは「みんな、知ってます。すんごく知ってます」と力を込めて言いました。
そして、もうひとつ。
「わたしは……あなたの役に立てましたか」
王杯はまた笑って「じゃなきゃ、招かないよ」と言いました。
――わたしは、手にしたカップの透明なお茶を、一気に飲み干しました。
真っ白な中――最後に見えた顔は、本当に幸せそうで。ひとこと「ありがとう」と聞こえました。
はっと目を上げると、わたしはどこかの広い部屋にいました。でも灯りが、背中の方向から漏れ入って来るものしかなくてほぼ真っ暗です。
リシャールの声で「――光を」と聞こえました。だれかが動く音がして、数分かけて天井に吊り下がっているガス燈に火が灯って行きました。
「――王杯が‼」
悲鳴のような男声があがりました。わたしはその声の主である白服さんをちょっと見て、その驚いた表情の視線の先を追いました。
部屋の奥に、白い演壇があって。
「……変色、しているね」
そうつぶやいて、リシャールはすたすたと演壇へ歩いて行きます。わたしもそれに続きました。オリヴィエ様とミュラさんも。
リシャールが懐からすっとハンカチを出して、王杯らしきものを包み、持ち上げました。手首をくりくり動かしていろいろな角度で見てから、リシャールはわたしを見て王杯を差し出しました。
「はい。会いたがってた王杯」
「えっ、あっ、どうも」
「いやいやいや、いやいやいや」
ミュラさんが語彙力ないつっこみをしました。それはそう。これわたし持っちゃいけないでしょ、国宝でしょうが。
形は、ゴブレットとかいう名前のやつだと思います。ワイングラスっぽいけど、グラス部分が深くて足が短く、しっかり立つやつ。たぶんキレイな金色だったんでしょうが、全体的に黒ずんでしまっています。これ漂白したら取れるかな。包んでいるハンカチでちょっと拭ってみようとしましたけど、だめでした。
わたしは、その抜け殻みたいな重みが、少し悲しくて。でも、心から「おつかれ。おやすみ」と声をかけました。
リシャールへ「ありがとうございました」と言って返しました。こともなげに受け取って、元あった場所に戻します。そしてリシャールはあっけらかんと「どうしようねえ? 使えなくなったってどう発表しようか?」と言いました。
オリヴィエ様が「使えなくなった、とは?」と質問します。
「……叱られたよ。もっとしっかりしろってさ」
――王杯は、リシャールにも会いに行ったんですね。ガワは美ショタ様だったんでしょうか。微妙に気になります。
わたしは立っている王杯を見て、なんとなく「あの。よかったら、寝かせてあげてくれませんか」と言いました。
「ずっと……立っていたから。休ませてあげて、ほしいです」
わたしの言葉を、否定する人はそこにいませんでした。きっと、みんな、なにかを受け取ったのだと思います。
リシャールは、演壇の裏をごそごそして「これちょうどいいんじゃない」と小さい豪華なクッションみたいのを出しました。えんじ色のびろうど生地に、金色の房飾りが着いているやつ。それに寝かせて。ハンカチを、かけて。
リシャールは「良い夢を」と言いました。ちょっと泣けたけど、がまんしました。
部屋から出て。とりあえず鍵をかけて、白服の見張りさん二人には、そのまま業務に着いてもらったまま、今後のことはまた後日考えようってことになりました。もう夜遅いしね。
リシャールはわたしへ「君が王杯に会いたいって言ってくれてよかったよ。送ってやれた」と言いました。
わたしは「なにを言われたんですか?」と聞いてみました。
「いろいろ。孫の進路を心配する小うるさいじいさんみたいだった」
「なにそれ笑う」
「君は? なにを言われたの?」
わたしにも現れたことを確信している口調でリシャールは問いました。オリヴィエ様とミュラさんが、リシャールを見て、わたしを見ました。
「――いろいろ。昔を懐かしんで、子どもたちの成長をよろこぶおじいちゃんみたいでした」
やっぱり、ちょっとだけ泣いて。わたしがそう言うと、リシャールは「そっか」と言いました。
――おやすみ。王杯。
わたしは「あなたが、キングレシリーズを使ってまで成し遂げたかったことは、あなたが必要なくなることなのですか?」と尋ねました。
「そう。いや、用済みだからこそゲームを作ったんだよ。二人を選出すれば、あの流れになるのはわかりきっていた」
述べるべき言葉はすでにそこにあって、それを思い出すかのように、ゆっくりと王杯は言います。わたしは急かすことなくその話に耳を傾けました。王杯は、アルバムをめくるときのブランディーヌお母様みたいに、なにかを惜しむ瞳をしていました。
「――僕は、知恵の象徴だった。野ざらしの荒野に根を張った人間たちは、今や僕の介入を必要としない存在になった。けれど、求めるんだ。僕がいる限り」
「……それじゃ、だめなんですか」
「人間はね、とても愚かなんだ。知識を得ても、知恵は経験からしか学べない。愚かで、愛らしい。僕は、王杯。王を定める器」
王杯はわたしを見ました。わたしはその、輝く金色の瞳を見返しました。とてもキレイだと思いました。王杯はわたしへ「君は、ゲームをやり込んだからわかるでしょう。あれは、人間が選択をするゲームだ。そして生じた結果を見て、さらに選択をする」と言いました。わたしは「はい」とうなずきます。
「最善はなにかを、絶えず模索する。ただ漫然と流されるのではなく、必ず選択をするんだ。そこに必要なのは正しさではない。人間の正しさの基準は時代によって変わるから。求められているのは、出た結果を受け入れること」
わたしは、遺言を聞いている気分になりました。引き留めたい気持ちと、たぶんそれはムリなんだろうという確信とが行ったり来たりします。
「――あのゲームの結果、王が選出される。選ぶんだ。選べるんだよ。僕はもう、必要ないんだ」
そのほほ笑みは、幸せそうでした。だからわたしは、泣きそうな気持ちになりました。
「行かないでくださいコップ」
「君その呼び方失礼だと思わないかい」
「言ったじゃないですか。みんな、バカですよ。きっとコップがいないとバカなことする」
「その結果も含めて――愛らしいよ。人間は」
わたしは、少し考えて「あなたが導きたかったのは『自治』なんですね」と言いました。王杯はちょっと笑って「僕がそなえられた理由だね」と言いました。
「こうなる予定だった。最初から。時が来れば僕は用済み。それが待ち遠しかった」
わたしがすがったって、どうにもならないことだってわかります。でも「そんなの嫌です」と言ってみました。王杯はわたしを見ながらもここじゃないどこかを見ていて、とても幸せそうでした。
「他に聞きたいことあるなら聞きなよ。答えとくから」
「そのあからさまな『これが最後です』ムーブやめてくださいよ」
「最後だよ。やっと」
また、あくびをひとつ。わたしは焦って「モアイこけしってなんなんですか」と口走りました。なんか他に聞くことないのかよと思いました。王杯は「あれは、君の様子を見るために僕が力を分け与えた子。君の記憶の中に印象深く残っていた象徴物を模した」と言いました。そうね。モアイ。わたしの人生の中でもひときわ印象深いものです。はい。
「あ、あと。『選ばない』じゃなくて『二人選ぶ』にしたのってどうしてですか」
「僕が壊れたってことにしなきゃ、ずっと選定待っちゃうだろ、あの子たち。それに、あの子に必要なのは挫折だった」
あの子ってだれ。白いもやが濃くなって来ました。わたしはどうにか引き留めたい気持ちから、なにか言わなきゃと焦ります。
「なんで、ゲーム作ってまで他の国……ここじゃないところの人を呼んだんですか」
「――知ってもらいたかったから」
幸せそうなほほ笑みは、少しいたずらめいた笑顔になりました。
「僕が、ずっと見守ってきた子たちは、ここまで大きくなったんだ。かわいいだろ? それを、だれかに知ってもらいたかった」
わたしは「みんな、知ってます。すんごく知ってます」と力を込めて言いました。
そして、もうひとつ。
「わたしは……あなたの役に立てましたか」
王杯はまた笑って「じゃなきゃ、招かないよ」と言いました。
――わたしは、手にしたカップの透明なお茶を、一気に飲み干しました。
真っ白な中――最後に見えた顔は、本当に幸せそうで。ひとこと「ありがとう」と聞こえました。
はっと目を上げると、わたしはどこかの広い部屋にいました。でも灯りが、背中の方向から漏れ入って来るものしかなくてほぼ真っ暗です。
リシャールの声で「――光を」と聞こえました。だれかが動く音がして、数分かけて天井に吊り下がっているガス燈に火が灯って行きました。
「――王杯が‼」
悲鳴のような男声があがりました。わたしはその声の主である白服さんをちょっと見て、その驚いた表情の視線の先を追いました。
部屋の奥に、白い演壇があって。
「……変色、しているね」
そうつぶやいて、リシャールはすたすたと演壇へ歩いて行きます。わたしもそれに続きました。オリヴィエ様とミュラさんも。
リシャールが懐からすっとハンカチを出して、王杯らしきものを包み、持ち上げました。手首をくりくり動かしていろいろな角度で見てから、リシャールはわたしを見て王杯を差し出しました。
「はい。会いたがってた王杯」
「えっ、あっ、どうも」
「いやいやいや、いやいやいや」
ミュラさんが語彙力ないつっこみをしました。それはそう。これわたし持っちゃいけないでしょ、国宝でしょうが。
形は、ゴブレットとかいう名前のやつだと思います。ワイングラスっぽいけど、グラス部分が深くて足が短く、しっかり立つやつ。たぶんキレイな金色だったんでしょうが、全体的に黒ずんでしまっています。これ漂白したら取れるかな。包んでいるハンカチでちょっと拭ってみようとしましたけど、だめでした。
わたしは、その抜け殻みたいな重みが、少し悲しくて。でも、心から「おつかれ。おやすみ」と声をかけました。
リシャールへ「ありがとうございました」と言って返しました。こともなげに受け取って、元あった場所に戻します。そしてリシャールはあっけらかんと「どうしようねえ? 使えなくなったってどう発表しようか?」と言いました。
オリヴィエ様が「使えなくなった、とは?」と質問します。
「……叱られたよ。もっとしっかりしろってさ」
――王杯は、リシャールにも会いに行ったんですね。ガワは美ショタ様だったんでしょうか。微妙に気になります。
わたしは立っている王杯を見て、なんとなく「あの。よかったら、寝かせてあげてくれませんか」と言いました。
「ずっと……立っていたから。休ませてあげて、ほしいです」
わたしの言葉を、否定する人はそこにいませんでした。きっと、みんな、なにかを受け取ったのだと思います。
リシャールは、演壇の裏をごそごそして「これちょうどいいんじゃない」と小さい豪華なクッションみたいのを出しました。えんじ色のびろうど生地に、金色の房飾りが着いているやつ。それに寝かせて。ハンカチを、かけて。
リシャールは「良い夢を」と言いました。ちょっと泣けたけど、がまんしました。
部屋から出て。とりあえず鍵をかけて、白服の見張りさん二人には、そのまま業務に着いてもらったまま、今後のことはまた後日考えようってことになりました。もう夜遅いしね。
リシャールはわたしへ「君が王杯に会いたいって言ってくれてよかったよ。送ってやれた」と言いました。
わたしは「なにを言われたんですか?」と聞いてみました。
「いろいろ。孫の進路を心配する小うるさいじいさんみたいだった」
「なにそれ笑う」
「君は? なにを言われたの?」
わたしにも現れたことを確信している口調でリシャールは問いました。オリヴィエ様とミュラさんが、リシャールを見て、わたしを見ました。
「――いろいろ。昔を懐かしんで、子どもたちの成長をよろこぶおじいちゃんみたいでした」
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――おやすみ。王杯。
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