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グラス侯爵領編
218話 あいどんあんだすたんわっゆあせいいん
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「ええ……っと、あの、オリヴィエ様?」
ずんずん奥の方へ。あの、哀悼に来られた方たちのお部屋をスルーしてしまいましたがいいんですかね……。ブランディーヌお母様と行きあって「どうしました、オリヴィエ?」と声をかけられました。
「哀悼客の相手は任せました、母さん」
「――来ましたか」
「ええ」
すれ違うときにブランディーヌお母様の表情がすっと抜け落ちました。怖。美人の無表情怖。ちょっと話が見えませんが、先ほど見えた哀悼客のみなさまのことでなにか問題があるようです。そうですね、みなさん問題たくさんっぽかったですものね!
二階にある応接室のひとつへと連れて来られました。すぐに哀悼腕章をしたメイドさんがいらして、お茶の用意をしてくださいます。わたしはオリヴィエ様が座ったソファの隣に座らされました。手を引かれていたので自動的にそうなったんですけれど。そしてオリヴィエ様は少し逡巡して「ソノコ」とわたしへと向き直られました。
「――最後に来た女性……のことですが」
「はい」
「……どんな言葉が、ふさわしいのかわからないが。……少なくともここ十年ほど――ブリアックと深い親交のあった女性です」
「えっ……あっ」
彼女さん……? だったらこんな言い方、しないかな? 歯切れがいいとは言えない感じ。それに彼女さんだったら、なんかこう、もっと悲しそうだったりしないものなんだろうか。彼氏が亡くなったとか。カレカノ関係ってどんなもんかわかんないのでわからん。
で、ちょっと思いついたことがあって、聞いてみました。
「もしかして、ジゼルさんっておっしゃる方ですか?」
「――なぜ知っているのソノコ」
かぶせるように言われました。えっ、オリヴィエ様目が怖い。わたしが「えーっと……来るかもしれない人の名簿に、お名前が載っていて……」と言うと「それだけ?」とさらに重ねられました。はい。
「……えー、あの、ジゼルってなんか、キレイでかっこいい名前だなーって思って。それでマチルドさんにそれを言ったら、わたしが知る必要のない人だ、みたいに言われて」
「越権行為だな。それ以外なにか聞いた?」
「えっ、マチルドさんなんか怒られます?」
「なにか聞いた?」
「いえ、なにも」
「本当?」
「はい」
オリヴィエ様はわたしをぎゅっと抱き寄せられて、深い息をつかれました。ふぎゃあああああああああああああ。刺激強すぎるので離してえええええええええええええ。
わたしの心の叫びが届いたのか、一度腕に力を込められてから、オリヴィエ様は放してくださいました。そのタイミングですっとテーブルへ出されたカップに手を伸ばし、口へ運ばれます。わたしもいただこう。クッキーもあるよ。
ちょっとの間無言の時間が過ぎました。わたしがクッキーを食べる音だけがします。なんとなく、オリヴィエ様がわたしへなにかを伝えようとされているのがわかりました。なので、わたしはそれに気づいていないような素振りで、三個目のクッキーへ手を伸ばしました。
「――ソノコ」
「はい、なんでしょう」
「あなたの初恋は、だれ?」
ぐふっと吹き出しそうになって口を押さえました。突然すぎやしないでしょうかその質問。いつ? ではなくて、だれ? って聞かれるんですか? えっと、それこれまでの人生で恋愛らしい恋愛をしていない喪女への質問として妥当ですか? ぐるぐると頭の中でいろんな言葉が回ります。とりあえずお茶に口をつけて、クッキーを飲み下しました。
……えー。えー。わたしの初恋のようなものはー。はいー。グレⅡのオリヴィエ様なんですがそれはー。
なんて説明すればいいんでしょうか。当時は次元の壁越しにお慕いしていたわけですが。それでも初恋カウントされますか。そういや鞍手町に住んでいたころ、クラスメイトの紗央里ちゃんのお母さんが「初恋はスナフキンだった」っておっしゃってたな。めっちゃムーミングッズたくさんあったの、紗央里ちゃんのおうち。……アリか。アリなのか。
――でも言えるわけねえよなああああああああ! わたしの初恋はオリヴィエ様です、とかさあああああああああ!
「……ソノコ?」
……だけど、不安そうで。オリヴィエ様が、泣きそうな顔をされていて。なにかとりあえず言わなきゃと思って、わたしは「あの、正直に言いますね!」と声を張り上げました。
「――わたし、この年に至るまで、そういうことにとても疎くて! その、恋愛とか、まともにしたことがなくて! なので……」
なので、なんなのさ? 顔に熱が上ったのを感じました。まごまごしていたら、オリヴィエ様がほっとしたような、でもやっぱりちょっと泣きそうな顔でほほえみました。わたしの手を取って、指先に口づけられます。そしてとんでもないことをおっしゃいました。
「――……私は、醜い人間だな」
「えええええええええええ⁉」
オリヴィエ様のつぶやきに、腰が浮くほどびびりました。みにくい⁉ どこが⁉ オリヴィエ教信者としてさすがにそれは聞き逃すことができず、わたしは「なんてことおっしゃるんですかああああああああああ!!!!!」と叫びました。
「オリヴィエ様は、この世の至宝であり世界の中心であり神のみ業のファーストフラッシュですよ! たとえオリヴィエ様であってもそんな風にオリヴィエ様を貶すようなことは言ってはいけません! いいですか⁉」
「えっ、うん?」
「復誦してください、『オリヴィエ様はこの世の至宝』!」
「ええ?」
笑ってくださいました。いや笑いごとじゃないんですが。こちとら大真面目に約十五年間オリヴィエ様を仰いで尊しなんですが。遊びじゃねえんだよ。そんな気持ちが伝わったのか、オリヴィエ様は「……うん、わかった」とおっしゃいました。
「――あなたは、きれいだね」
「……哀悼日終わったらメガネ新調されません?」
「私の目には、まぶしいくらいにきれいだよ、ソノコ」
……飛蚊症? これはメガネの問題ではないかもしれない、と心配し始めたときに、オリヴィエ様はすっと席を立たれました。
「――少し、頭を冷やして来ます。あなたは、哀悼客の控室に、近づかないで、ソノコ」
「あっ、はい。承知しました」
すっと長いおみ足で歩いてオリヴィエ様は部屋を出て行かれました。とりあえずわたしは出してくださったクッキーとお茶をたいらげました。もったいないからね!
お部屋に戻っても取り立ててすることがないので、アシモフたんはどうしているかなーと様子見へ行くことにしました。アシモフたんは、お屋敷の東側にあるお庭と行き来がしやすい一階のお部屋に滞在しています。正面玄関を通らなくても行けるし、夕飯までの時間つぶしにもなるし。
アシモフたんを預かってくださっているのは、お庭のお手入れとかお馬の世話とかをされているジョアキムさん。まだお若い方なのにいろんなことができてすごいなーと思っています。はい。部屋にはアシモフたんがいなかったので、きっとジョアキムさんのお仕事に着いて回っているんだろうとお庭へ出ました。ちょっと姿は見えませんでしたが、アシモフたんの声が遠くで聞こえました。なにはしゃいでるんだろうね。
馬屋まで行こうかなあ、と考えていたら、後ろから「こんにちは、お嬢さん。ごあいさつしていいかな?」と声をかけられました。振り向いたら、さっきいらしたブリアックの友だちさんでした。ちゃんと哀悼あいさつをしてくださった方。おう。これはまずい、オリヴィエ様に怒られるパターン。
「――こんにちは! ではさようなら!」
「えっ、なにそれ」
また振り返って馬屋の方へ小走りしたら、すっと回り込まれて通せんぼされてしまいました。リーチ差のハンデで五分くらい待ってくれてもいいんじゃないかと思います。お友だちさんは右手を胸に当てて笑顔で「はじめまして、ノエル・ビュファンと申します。ノエルと呼んでくださいね。お嬢さんのお名前を伺えますか?」とおっしゃいました。
えーっと。名乗られたら名乗り返さなきゃとか、なんかそんな感じのお作法があった気もします。が、わたしの勘が今すぐ逃げろと言っています。はい。よってまた後ろを向いたんですが、今度は手首をつかまれてしまいました。
「……うーん、傷つくな。これでも初対面の女性からのウケはいい方だと思っていたんだけれど」
「放してください」
「質問に答えてくれるくらいはいいでしょう? あなたは、オリヴィエの右にいたけれど、彼の婚約者?」
「そうです」
「そう。では知ってる? 彼と、ブリアック。そして私たちの後に来た女の関係」
「は?」
思わず振り返ってしまいました。わたしってバカ。ノエルさんはとてもやさしげな笑顔でわたしをご覧になって「あの女のことは、なんて聞いてる?」とお尋ねになりました。
「……ブリアックさんの、彼女さん、と」
「はははっ」
たのしそうでした。悪意なんかなにもないって顔で、ノエルさんはわたしの腕を引き、耳元へ口を寄せてささやきました。
「――そうだよ。ブリアックの情婦だった。そしてその前は……オリヴィエの」
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「哀悼客の相手は任せました、母さん」
「――来ましたか」
「ええ」
すれ違うときにブランディーヌお母様の表情がすっと抜け落ちました。怖。美人の無表情怖。ちょっと話が見えませんが、先ほど見えた哀悼客のみなさまのことでなにか問題があるようです。そうですね、みなさん問題たくさんっぽかったですものね!
二階にある応接室のひとつへと連れて来られました。すぐに哀悼腕章をしたメイドさんがいらして、お茶の用意をしてくださいます。わたしはオリヴィエ様が座ったソファの隣に座らされました。手を引かれていたので自動的にそうなったんですけれど。そしてオリヴィエ様は少し逡巡して「ソノコ」とわたしへと向き直られました。
「――最後に来た女性……のことですが」
「はい」
「……どんな言葉が、ふさわしいのかわからないが。……少なくともここ十年ほど――ブリアックと深い親交のあった女性です」
「えっ……あっ」
彼女さん……? だったらこんな言い方、しないかな? 歯切れがいいとは言えない感じ。それに彼女さんだったら、なんかこう、もっと悲しそうだったりしないものなんだろうか。彼氏が亡くなったとか。カレカノ関係ってどんなもんかわかんないのでわからん。
で、ちょっと思いついたことがあって、聞いてみました。
「もしかして、ジゼルさんっておっしゃる方ですか?」
「――なぜ知っているのソノコ」
かぶせるように言われました。えっ、オリヴィエ様目が怖い。わたしが「えーっと……来るかもしれない人の名簿に、お名前が載っていて……」と言うと「それだけ?」とさらに重ねられました。はい。
「……えー、あの、ジゼルってなんか、キレイでかっこいい名前だなーって思って。それでマチルドさんにそれを言ったら、わたしが知る必要のない人だ、みたいに言われて」
「越権行為だな。それ以外なにか聞いた?」
「えっ、マチルドさんなんか怒られます?」
「なにか聞いた?」
「いえ、なにも」
「本当?」
「はい」
オリヴィエ様はわたしをぎゅっと抱き寄せられて、深い息をつかれました。ふぎゃあああああああああああああ。刺激強すぎるので離してえええええええええええええ。
わたしの心の叫びが届いたのか、一度腕に力を込められてから、オリヴィエ様は放してくださいました。そのタイミングですっとテーブルへ出されたカップに手を伸ばし、口へ運ばれます。わたしもいただこう。クッキーもあるよ。
ちょっとの間無言の時間が過ぎました。わたしがクッキーを食べる音だけがします。なんとなく、オリヴィエ様がわたしへなにかを伝えようとされているのがわかりました。なので、わたしはそれに気づいていないような素振りで、三個目のクッキーへ手を伸ばしました。
「――ソノコ」
「はい、なんでしょう」
「あなたの初恋は、だれ?」
ぐふっと吹き出しそうになって口を押さえました。突然すぎやしないでしょうかその質問。いつ? ではなくて、だれ? って聞かれるんですか? えっと、それこれまでの人生で恋愛らしい恋愛をしていない喪女への質問として妥当ですか? ぐるぐると頭の中でいろんな言葉が回ります。とりあえずお茶に口をつけて、クッキーを飲み下しました。
……えー。えー。わたしの初恋のようなものはー。はいー。グレⅡのオリヴィエ様なんですがそれはー。
なんて説明すればいいんでしょうか。当時は次元の壁越しにお慕いしていたわけですが。それでも初恋カウントされますか。そういや鞍手町に住んでいたころ、クラスメイトの紗央里ちゃんのお母さんが「初恋はスナフキンだった」っておっしゃってたな。めっちゃムーミングッズたくさんあったの、紗央里ちゃんのおうち。……アリか。アリなのか。
――でも言えるわけねえよなああああああああ! わたしの初恋はオリヴィエ様です、とかさあああああああああ!
「……ソノコ?」
……だけど、不安そうで。オリヴィエ様が、泣きそうな顔をされていて。なにかとりあえず言わなきゃと思って、わたしは「あの、正直に言いますね!」と声を張り上げました。
「――わたし、この年に至るまで、そういうことにとても疎くて! その、恋愛とか、まともにしたことがなくて! なので……」
なので、なんなのさ? 顔に熱が上ったのを感じました。まごまごしていたら、オリヴィエ様がほっとしたような、でもやっぱりちょっと泣きそうな顔でほほえみました。わたしの手を取って、指先に口づけられます。そしてとんでもないことをおっしゃいました。
「――……私は、醜い人間だな」
「えええええええええええ⁉」
オリヴィエ様のつぶやきに、腰が浮くほどびびりました。みにくい⁉ どこが⁉ オリヴィエ教信者としてさすがにそれは聞き逃すことができず、わたしは「なんてことおっしゃるんですかああああああああああ!!!!!」と叫びました。
「オリヴィエ様は、この世の至宝であり世界の中心であり神のみ業のファーストフラッシュですよ! たとえオリヴィエ様であってもそんな風にオリヴィエ様を貶すようなことは言ってはいけません! いいですか⁉」
「えっ、うん?」
「復誦してください、『オリヴィエ様はこの世の至宝』!」
「ええ?」
笑ってくださいました。いや笑いごとじゃないんですが。こちとら大真面目に約十五年間オリヴィエ様を仰いで尊しなんですが。遊びじゃねえんだよ。そんな気持ちが伝わったのか、オリヴィエ様は「……うん、わかった」とおっしゃいました。
「――あなたは、きれいだね」
「……哀悼日終わったらメガネ新調されません?」
「私の目には、まぶしいくらいにきれいだよ、ソノコ」
……飛蚊症? これはメガネの問題ではないかもしれない、と心配し始めたときに、オリヴィエ様はすっと席を立たれました。
「――少し、頭を冷やして来ます。あなたは、哀悼客の控室に、近づかないで、ソノコ」
「あっ、はい。承知しました」
すっと長いおみ足で歩いてオリヴィエ様は部屋を出て行かれました。とりあえずわたしは出してくださったクッキーとお茶をたいらげました。もったいないからね!
お部屋に戻っても取り立ててすることがないので、アシモフたんはどうしているかなーと様子見へ行くことにしました。アシモフたんは、お屋敷の東側にあるお庭と行き来がしやすい一階のお部屋に滞在しています。正面玄関を通らなくても行けるし、夕飯までの時間つぶしにもなるし。
アシモフたんを預かってくださっているのは、お庭のお手入れとかお馬の世話とかをされているジョアキムさん。まだお若い方なのにいろんなことができてすごいなーと思っています。はい。部屋にはアシモフたんがいなかったので、きっとジョアキムさんのお仕事に着いて回っているんだろうとお庭へ出ました。ちょっと姿は見えませんでしたが、アシモフたんの声が遠くで聞こえました。なにはしゃいでるんだろうね。
馬屋まで行こうかなあ、と考えていたら、後ろから「こんにちは、お嬢さん。ごあいさつしていいかな?」と声をかけられました。振り向いたら、さっきいらしたブリアックの友だちさんでした。ちゃんと哀悼あいさつをしてくださった方。おう。これはまずい、オリヴィエ様に怒られるパターン。
「――こんにちは! ではさようなら!」
「えっ、なにそれ」
また振り返って馬屋の方へ小走りしたら、すっと回り込まれて通せんぼされてしまいました。リーチ差のハンデで五分くらい待ってくれてもいいんじゃないかと思います。お友だちさんは右手を胸に当てて笑顔で「はじめまして、ノエル・ビュファンと申します。ノエルと呼んでくださいね。お嬢さんのお名前を伺えますか?」とおっしゃいました。
えーっと。名乗られたら名乗り返さなきゃとか、なんかそんな感じのお作法があった気もします。が、わたしの勘が今すぐ逃げろと言っています。はい。よってまた後ろを向いたんですが、今度は手首をつかまれてしまいました。
「……うーん、傷つくな。これでも初対面の女性からのウケはいい方だと思っていたんだけれど」
「放してください」
「質問に答えてくれるくらいはいいでしょう? あなたは、オリヴィエの右にいたけれど、彼の婚約者?」
「そうです」
「そう。では知ってる? 彼と、ブリアック。そして私たちの後に来た女の関係」
「は?」
思わず振り返ってしまいました。わたしってバカ。ノエルさんはとてもやさしげな笑顔でわたしをご覧になって「あの女のことは、なんて聞いてる?」とお尋ねになりました。
「……ブリアックさんの、彼女さん、と」
「はははっ」
たのしそうでした。悪意なんかなにもないって顔で、ノエルさんはわたしの腕を引き、耳元へ口を寄せてささやきました。
「――そうだよ。ブリアックの情婦だった。そしてその前は……オリヴィエの」
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