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領境の街・リッカー=ポルカ
73話 とりあえず言い訳は寝て考えます
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「離婚だって言われたわあ」
「うちもー」
「あらー、うちもうちもー」
なんでもないことのようにみなさんおっしゃってますけど、笑顔が作れていないのはひと目でわかります。きっとみんなおんなじ状況だ、ということで気持ちを保てているんじゃないかな。どうしたらいいだろう。わたしが焚き付けちゃったこと。責任感じるなっていう方がむりです。着られてうれしかったかわいい服も、なんだか重たく感じてきました。
「――理由がどうあれ、女に手を上げた時点でそいつは最低男よ」
レアさんが吐き捨てるようにおっしゃって、カウンター席に着きました。「胸くそ悪いわね。ママ、うんと強いのちょうだい」と言ったレアさんに、「わかったわ。ちょっと待って」とコラリーさんがカウンター内に戻ってお仕事を始めました。わたしは、マダムたちとおじいちゃんが座っているボックス席に行って、コラリーさんが座っていたひとりがけ椅子に座ります。座る場所がなかったので、サルちゃんはカウンター席へ。
「あの…………ごめんなさい」
他に言葉がみつかりません。みなさん一瞬しんとなってから、口々に「ソナコが謝る必要ないわ」「そうよ、うちのじじいが最低男なだけよ」「そうそう、うちのも」とおっしゃいました。
「でも、わたし、考えなしにみなさんといっしょにお出かけしてしまいました。かわいい服も、蒸気バスも、いい気持ちで受け止めてもらえないかもって、わかってたのに」
「あのね、そこであんたがへこむのはおかしいよ。あたしらはね、あたしらの判断で、着て、乗ったんだ」
赤毛丸顔のマダムがきっぱりとおっしゃいました。黒髪長身マダムもうなずいて、「半分、こうなるかもなあ、て思っていたしね」と眉を八の字にしました。
「半分……どうにかならないかなあって、期待もしてはいたけれど」
白髪マダムが頬を冷やしながらつぶやいて、みなさん諦めたような笑顔を浮かべました。それぞれのご家庭のことだから、もちろんわたしが踏み込めるようなことじゃないです。それに、なにかお手伝いできるようなことも思いつきません。どうしたらいいんでしょうか。どうしたら。
コラリーさんがお盆にみんなの分のドリンクを乗せて持ってきてくれました。わたしの前にはオレンジジュース。頭を下げて受け取って、口に運びました。甘いけど、少しだけ苦く感じました。
「……みなさん、これからどうされるんですか?」
聞いていいのかわからなかったけれど、お尋ねしました。わたし、ここの住人ではないから、なにかお手伝いできる期間だってあと一カ月もないんです。幸いお金だけはたくさんあるので……ほとんどレテソルのお家に置いてきちゃいましたけど、なんかカヤお嬢様の一件でもらっちゃった、日本円で三千万くらいのリゼが。なので、もしその方向で不安があるならこっそり必要分くらいお渡ししちゃだめかなって考えました。今の手持ちがなくなっても平気ですし。お金の使い道って他によくわかりませんし。わたしが持ってて、いいお金にも思えませんし。――でも、問題の根本ってそこじゃないんですよね。
まさか、リッカー=ポルカまできて、他人様のお宅の離婚問題に関わることになるなんて思いもしませんでした……。
「うちは……まあ。離婚、かなあ……」
黒髪マダムが、たぶんお家の方角を眺めながらおっしゃいました。びっくりして、ショックで、わたしはその顔を見ます。感情が抜け落ちたような表情で、マダムは言葉を続けました。
「もうさ。会話だってずっとないような夫婦だったんよ。嫁に行った娘もね、母さんよくいっしょにいられるね、ってずっと言ってた。普段こっちになんの関心もないくせに、我だけは通したいっていう。いやになっちゃうわ。いい機会」
「そうねー。アネちゃんとこ、ケンカもしないって言ってたもんねー」
「そうそう。それが突然怒鳴ってメンツがどーのこーの。あの人の声たぶん十年ぶりで聞いたわー。話せたのねー」
もう気持ちが固まっているのでしょうか。わたしは自分で話を振っておきながら、なにも言えなかったです。黒髪マダムが赤髪丸顔マダムへ、「リっちゃんとこはどうなん」と尋ねました。
「豚がみっともないことするな! だってよ!」
「はああああああ⁉」
「ひどーい! なにそれー!」
「ひっどーい!」
腕を組んで鼻を鳴らしながら、赤髪マダムはおっしゃって、わたしも思わず声を上げてしまいました。
「だいたい、二十三のときに『いっぱい食べる君が好き』ってプロポーズしてきたのはあっちなのにさ。ここまで育てておきながらなに言ってるんだって話よ」
「リっちゃんの旦那、ほっそいもんねえ」
「そうよ、あれであたしと同じくらい食べるんよ。ふざけんなってえ話よね。ムカついたし、おん出て来てやったわ!」
赤髪マダムは、「どうせあたしがいないと家のことなんにもできない人。そのうち泣きついてくる」とおっしゃって、「コリちゃん、それまで世話になってもいいかい?」とおっしゃいました。
「当然じゃないの。みんな、うちで養うわよ。そのくらいの甲斐性はあるつもり」
コラリーさん、かっこいい……。「たのもしい!」「いいねえ、女四人でいっしょに住んじゃう⁉」と、黒髪マダムと赤髪マダムが盛り上がります。白髪マダムはどこか心ここにあらずで、ただじーっと頬にタオルを当てていました。
「シューちゃん。ほら、新しいタオル。もうぬるいでしょ、それ」
コラリーさんがしぼったタオルを差し出しました。白髪マダムははっとしてそれを受け取りました。
「シューちゃん。どうするんだい」
コラリーさんが、しゃがんで顔を見て、そう尋ねました。白髪マダムのシューちゃんさんは、揺れる瞳をコラリーさんに向けて、おびえたような声で「――わっ……わかんない、わかんない」とおっしゃいました。
「……わかったよ。シューちゃん、今日はもう休もう。上に寝床作るから、ゆっくり休んで。……立てる?」
コラリーさんが手を引いて、シューちゃんさんをカウンター奥の扉向こうへ連れて行きました。お店の中は静まり返って、黒髪マダムが「……シューちゃんは、べた惚れだからねえ」とつぶやきました。
「覚えてるよお。かっこよかったもんなあ、木こりのバラケの長男シモン」
「今や頭髪に逃げられた頑固ジジイだけどねえ」
「シューちゃんの目には、まだあんときのままなんだろうさ。……うらやましいよ、ホントさ」
「あたしらの旦那のグチにも、きっとノリを合わせてくれてたんだろうねえ。シューちゃんが旦那にたてつくとこなんか、見たことも聞いたこともない」
「あっはっは、ないない。……きっと今回が、初めてだったんじゃないかい」
マダムたちはちょっと悲しそうな表情で、渡されたグラスを口に運びました。
「酒なんてひさしぶりだわ。家じゃ飲まない」
「あたしもだよ」
「じゃあ、今日は飲むかー!」
「のものもー!」
「ほらソナコも!」
「あっはいいただいてます!」
マダムスパワーで、その日はわたしへのサルちゃんレアさんによる詰めが実施されなかったことをお伝えします。はい。
「うちもー」
「あらー、うちもうちもー」
なんでもないことのようにみなさんおっしゃってますけど、笑顔が作れていないのはひと目でわかります。きっとみんなおんなじ状況だ、ということで気持ちを保てているんじゃないかな。どうしたらいいだろう。わたしが焚き付けちゃったこと。責任感じるなっていう方がむりです。着られてうれしかったかわいい服も、なんだか重たく感じてきました。
「――理由がどうあれ、女に手を上げた時点でそいつは最低男よ」
レアさんが吐き捨てるようにおっしゃって、カウンター席に着きました。「胸くそ悪いわね。ママ、うんと強いのちょうだい」と言ったレアさんに、「わかったわ。ちょっと待って」とコラリーさんがカウンター内に戻ってお仕事を始めました。わたしは、マダムたちとおじいちゃんが座っているボックス席に行って、コラリーさんが座っていたひとりがけ椅子に座ります。座る場所がなかったので、サルちゃんはカウンター席へ。
「あの…………ごめんなさい」
他に言葉がみつかりません。みなさん一瞬しんとなってから、口々に「ソナコが謝る必要ないわ」「そうよ、うちのじじいが最低男なだけよ」「そうそう、うちのも」とおっしゃいました。
「でも、わたし、考えなしにみなさんといっしょにお出かけしてしまいました。かわいい服も、蒸気バスも、いい気持ちで受け止めてもらえないかもって、わかってたのに」
「あのね、そこであんたがへこむのはおかしいよ。あたしらはね、あたしらの判断で、着て、乗ったんだ」
赤毛丸顔のマダムがきっぱりとおっしゃいました。黒髪長身マダムもうなずいて、「半分、こうなるかもなあ、て思っていたしね」と眉を八の字にしました。
「半分……どうにかならないかなあって、期待もしてはいたけれど」
白髪マダムが頬を冷やしながらつぶやいて、みなさん諦めたような笑顔を浮かべました。それぞれのご家庭のことだから、もちろんわたしが踏み込めるようなことじゃないです。それに、なにかお手伝いできるようなことも思いつきません。どうしたらいいんでしょうか。どうしたら。
コラリーさんがお盆にみんなの分のドリンクを乗せて持ってきてくれました。わたしの前にはオレンジジュース。頭を下げて受け取って、口に運びました。甘いけど、少しだけ苦く感じました。
「……みなさん、これからどうされるんですか?」
聞いていいのかわからなかったけれど、お尋ねしました。わたし、ここの住人ではないから、なにかお手伝いできる期間だってあと一カ月もないんです。幸いお金だけはたくさんあるので……ほとんどレテソルのお家に置いてきちゃいましたけど、なんかカヤお嬢様の一件でもらっちゃった、日本円で三千万くらいのリゼが。なので、もしその方向で不安があるならこっそり必要分くらいお渡ししちゃだめかなって考えました。今の手持ちがなくなっても平気ですし。お金の使い道って他によくわかりませんし。わたしが持ってて、いいお金にも思えませんし。――でも、問題の根本ってそこじゃないんですよね。
まさか、リッカー=ポルカまできて、他人様のお宅の離婚問題に関わることになるなんて思いもしませんでした……。
「うちは……まあ。離婚、かなあ……」
黒髪マダムが、たぶんお家の方角を眺めながらおっしゃいました。びっくりして、ショックで、わたしはその顔を見ます。感情が抜け落ちたような表情で、マダムは言葉を続けました。
「もうさ。会話だってずっとないような夫婦だったんよ。嫁に行った娘もね、母さんよくいっしょにいられるね、ってずっと言ってた。普段こっちになんの関心もないくせに、我だけは通したいっていう。いやになっちゃうわ。いい機会」
「そうねー。アネちゃんとこ、ケンカもしないって言ってたもんねー」
「そうそう。それが突然怒鳴ってメンツがどーのこーの。あの人の声たぶん十年ぶりで聞いたわー。話せたのねー」
もう気持ちが固まっているのでしょうか。わたしは自分で話を振っておきながら、なにも言えなかったです。黒髪マダムが赤髪丸顔マダムへ、「リっちゃんとこはどうなん」と尋ねました。
「豚がみっともないことするな! だってよ!」
「はああああああ⁉」
「ひどーい! なにそれー!」
「ひっどーい!」
腕を組んで鼻を鳴らしながら、赤髪マダムはおっしゃって、わたしも思わず声を上げてしまいました。
「だいたい、二十三のときに『いっぱい食べる君が好き』ってプロポーズしてきたのはあっちなのにさ。ここまで育てておきながらなに言ってるんだって話よ」
「リっちゃんの旦那、ほっそいもんねえ」
「そうよ、あれであたしと同じくらい食べるんよ。ふざけんなってえ話よね。ムカついたし、おん出て来てやったわ!」
赤髪マダムは、「どうせあたしがいないと家のことなんにもできない人。そのうち泣きついてくる」とおっしゃって、「コリちゃん、それまで世話になってもいいかい?」とおっしゃいました。
「当然じゃないの。みんな、うちで養うわよ。そのくらいの甲斐性はあるつもり」
コラリーさん、かっこいい……。「たのもしい!」「いいねえ、女四人でいっしょに住んじゃう⁉」と、黒髪マダムと赤髪マダムが盛り上がります。白髪マダムはどこか心ここにあらずで、ただじーっと頬にタオルを当てていました。
「シューちゃん。ほら、新しいタオル。もうぬるいでしょ、それ」
コラリーさんがしぼったタオルを差し出しました。白髪マダムははっとしてそれを受け取りました。
「シューちゃん。どうするんだい」
コラリーさんが、しゃがんで顔を見て、そう尋ねました。白髪マダムのシューちゃんさんは、揺れる瞳をコラリーさんに向けて、おびえたような声で「――わっ……わかんない、わかんない」とおっしゃいました。
「……わかったよ。シューちゃん、今日はもう休もう。上に寝床作るから、ゆっくり休んで。……立てる?」
コラリーさんが手を引いて、シューちゃんさんをカウンター奥の扉向こうへ連れて行きました。お店の中は静まり返って、黒髪マダムが「……シューちゃんは、べた惚れだからねえ」とつぶやきました。
「覚えてるよお。かっこよかったもんなあ、木こりのバラケの長男シモン」
「今や頭髪に逃げられた頑固ジジイだけどねえ」
「シューちゃんの目には、まだあんときのままなんだろうさ。……うらやましいよ、ホントさ」
「あたしらの旦那のグチにも、きっとノリを合わせてくれてたんだろうねえ。シューちゃんが旦那にたてつくとこなんか、見たことも聞いたこともない」
「あっはっは、ないない。……きっと今回が、初めてだったんじゃないかい」
マダムたちはちょっと悲しそうな表情で、渡されたグラスを口に運びました。
「酒なんてひさしぶりだわ。家じゃ飲まない」
「あたしもだよ」
「じゃあ、今日は飲むかー!」
「のものもー!」
「ほらソナコも!」
「あっはいいただいてます!」
マダムスパワーで、その日はわたしへのサルちゃんレアさんによる詰めが実施されなかったことをお伝えします。はい。
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