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第二部
その420 暗躍
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「ノックはしてくれと言ったはずなんだがな」
「約束してはいなかったでしょう?」
俺が微笑みながら法王クルスに言うと、アリスが小首を傾げて言った。
「いつそんなお話をしたのですか?」
「あぁ、そういえばアリスさんは知りませんでしたね。実は私【テレパシー】が使えるんですよ」
俺がそう言うと、アリスはジトっとした目を俺に向けて来た。
「だったら始めから私を連れてく事を法王陛下に連絡すればよかったのでは?」
何だ、この子は? 天才か?
「ふっ、流石は音に聞く聖女アリス。その慧眼恐れ入った」
「いえ、どう考えても普通ですよ」
「ハハハ、謙虚な聖女だね♪」
「その胡散臭い笑顔、どうにかなりません?」
そんなやり取りを楽しそうに見る男が一人。
法王クルスはクスクスと笑いながらアリスに言った。
「ふふふ、仲が良いようで何よりだ」
不服そうなアリスだが、相手が法王クルスでは膨れる以外の反抗は出来ないようだ。さて、そろそろ本題に入るか。
「それで、あの水晶の出所はどこです?」
すると、アリスが小首を傾げ聞いてきた。
「あの水晶って……あ、さっきリィたんさんが壊してしまった魔力鑑定の水晶ですか?」
「そうです。ギルド通信の水晶とまったく同じ水晶でした。冒険者ギルドの性質上、あの水晶の出所は口外しないでしょうが、クルス殿があれを持って来たという事は、今回の目的はあれを私に見せる事でしょう?」
「あのギルド通信と同じ水晶だと何か問題なんですか?」
俺が法王クルスにアイコンタクトを送ると、彼は一つ頷いて同意を見せた。
「過去、ギルド水晶には盗聴の仕組みが施されていました」
「っ!!」
「ミケラルド商店が別途提供した【テレフォン】で、ギルド通信が一新しましたが、これまで使っていた水晶となると、似たような仕掛けがあると考えるのが普通でしょう」
「そんな、冒険者ギルドの情報網を……盗み聞きしていた存在がいるなんて……」
驚きを隠せない様子のアリス。
すると、法王クルスが闇魔法【闇空間】を発動した。
「闇魔法を保有してるとは驚きです」
「魔導書から覚えただけだ。ヒルダに頼んでな」
SSの冒険者――魔皇ヒルダ……か。
先代勇者パーティ【聖なる翼】のメンバーの中で、彼女だけにはまだ会っていない。ヒルダもアイビスもそうだが、俺の身体が先代勇者【レックス】の肉体で出来ていると知ったら、彼女たちは一体どう思うのだろうか。
そんな事を考えていると、法王クルスが闇空間の中から何か取り出した。それは、先程と同じ魔力鑑定用の水晶だった。
「予備の水晶だ」
そう言って、テーブルにソレを置いた法王クルス。
なるほど、もう一つあったのか。
「ミックに是非視てもらいたい」
「……ご存知でしたか」
「いや? 状況から考察した時、ミックにソレが使えないとおかしい事になるからな」
そのやり取りを聞いていたアリスが、法王クルスに聞く。
「……ソレ、とは何でしょう?」
「【解析】だよ、アリス」
「んなっ!?」
咄嗟に自らの口を塞ぐアリス。
「ミケラルドさんが……光魔法【解析】を……?」
「俄かには信じられないがな」
両肩を竦め、法王クルスが言った。
まぁ、この二人には隠す必要もないんだけど、黙っておくべき事もまだある。
見せるくらいなら問題ないだろう。それに、俺もそろそろ世界の情報を牛耳っていた存在に挨拶の一つくらいかましたいからな。
「さぁ、おじさんに全て見せてちょうだいな~」
「とても【解析】が使えるような人には見えません……」
嘆くアリスの言葉をよそに、俺は【解析】を発動した。
展開される膨大な情報。俺はそれを読み込みながら、いつぞやネムの前で言ったような言葉を漏らした。
「……うわぁ」
「何が視えた?」
法王クルスが聞くと、俺は渋くなってるであろう顔をしながら言った。
「透視、いや遠視っていうんですかね。測定された者の魔力から身体的特徴、使用可能魔法なんかがわかるような仕掛けが施されてますね」
「「っ!?」」
一体どういうつもりだ?
歴代聖騎士団全員の情報を網羅している事になるぞ?
これだけの情報を集め、この水晶の作成者は一体何がしたい?
「クルス殿、教えてください。この水晶は誰からもたらされた物なのか」
俺がそう言うと、法王クルスは自身の顎を揉みながら過去を振り返るように言った。
「……ギルド通信が古の技術だという事は知っているな?」
俺とアリスが頷く。
「つまり、我々の知る時代には製作者がいないという事だ」
「なるほど、この水晶も古に作られたものだと」
「そういう事だ」
「しかし冒険者ギルドはギルド通信のレンタル料として誰かに多額に費用を支払い続けていました。それは一体誰に?」
「それがわかれば苦労はしない」
「どういう事です? 法王という肩書でも冒険者ギルドはそれを開示しないと?」
「いや、冒険者ギルドも誰に金銭を支払っているのか知らないのだ」
「へ? それは一体……?」
俺の質問に、法王クルスは歯切れの悪そうに答えた。
「冒険者ギルドは過去の盟約に従い、金銭を毎月所定の場所へ届けていた」
確かに、ネットバンキングに振込って訳にもいかない世界だしな。
しかし、過去の盟約って何だ?
すると、アリスがその疑問を解消してくれた。
「過去の盟約ってもしかして、古の賢者様との約束ですか?」
盗聴して透視して多額の金をせびる賢者って……俺以上に胡散臭いのでは?
「約束してはいなかったでしょう?」
俺が微笑みながら法王クルスに言うと、アリスが小首を傾げて言った。
「いつそんなお話をしたのですか?」
「あぁ、そういえばアリスさんは知りませんでしたね。実は私【テレパシー】が使えるんですよ」
俺がそう言うと、アリスはジトっとした目を俺に向けて来た。
「だったら始めから私を連れてく事を法王陛下に連絡すればよかったのでは?」
何だ、この子は? 天才か?
「ふっ、流石は音に聞く聖女アリス。その慧眼恐れ入った」
「いえ、どう考えても普通ですよ」
「ハハハ、謙虚な聖女だね♪」
「その胡散臭い笑顔、どうにかなりません?」
そんなやり取りを楽しそうに見る男が一人。
法王クルスはクスクスと笑いながらアリスに言った。
「ふふふ、仲が良いようで何よりだ」
不服そうなアリスだが、相手が法王クルスでは膨れる以外の反抗は出来ないようだ。さて、そろそろ本題に入るか。
「それで、あの水晶の出所はどこです?」
すると、アリスが小首を傾げ聞いてきた。
「あの水晶って……あ、さっきリィたんさんが壊してしまった魔力鑑定の水晶ですか?」
「そうです。ギルド通信の水晶とまったく同じ水晶でした。冒険者ギルドの性質上、あの水晶の出所は口外しないでしょうが、クルス殿があれを持って来たという事は、今回の目的はあれを私に見せる事でしょう?」
「あのギルド通信と同じ水晶だと何か問題なんですか?」
俺が法王クルスにアイコンタクトを送ると、彼は一つ頷いて同意を見せた。
「過去、ギルド水晶には盗聴の仕組みが施されていました」
「っ!!」
「ミケラルド商店が別途提供した【テレフォン】で、ギルド通信が一新しましたが、これまで使っていた水晶となると、似たような仕掛けがあると考えるのが普通でしょう」
「そんな、冒険者ギルドの情報網を……盗み聞きしていた存在がいるなんて……」
驚きを隠せない様子のアリス。
すると、法王クルスが闇魔法【闇空間】を発動した。
「闇魔法を保有してるとは驚きです」
「魔導書から覚えただけだ。ヒルダに頼んでな」
SSの冒険者――魔皇ヒルダ……か。
先代勇者パーティ【聖なる翼】のメンバーの中で、彼女だけにはまだ会っていない。ヒルダもアイビスもそうだが、俺の身体が先代勇者【レックス】の肉体で出来ていると知ったら、彼女たちは一体どう思うのだろうか。
そんな事を考えていると、法王クルスが闇空間の中から何か取り出した。それは、先程と同じ魔力鑑定用の水晶だった。
「予備の水晶だ」
そう言って、テーブルにソレを置いた法王クルス。
なるほど、もう一つあったのか。
「ミックに是非視てもらいたい」
「……ご存知でしたか」
「いや? 状況から考察した時、ミックにソレが使えないとおかしい事になるからな」
そのやり取りを聞いていたアリスが、法王クルスに聞く。
「……ソレ、とは何でしょう?」
「【解析】だよ、アリス」
「んなっ!?」
咄嗟に自らの口を塞ぐアリス。
「ミケラルドさんが……光魔法【解析】を……?」
「俄かには信じられないがな」
両肩を竦め、法王クルスが言った。
まぁ、この二人には隠す必要もないんだけど、黙っておくべき事もまだある。
見せるくらいなら問題ないだろう。それに、俺もそろそろ世界の情報を牛耳っていた存在に挨拶の一つくらいかましたいからな。
「さぁ、おじさんに全て見せてちょうだいな~」
「とても【解析】が使えるような人には見えません……」
嘆くアリスの言葉をよそに、俺は【解析】を発動した。
展開される膨大な情報。俺はそれを読み込みながら、いつぞやネムの前で言ったような言葉を漏らした。
「……うわぁ」
「何が視えた?」
法王クルスが聞くと、俺は渋くなってるであろう顔をしながら言った。
「透視、いや遠視っていうんですかね。測定された者の魔力から身体的特徴、使用可能魔法なんかがわかるような仕掛けが施されてますね」
「「っ!?」」
一体どういうつもりだ?
歴代聖騎士団全員の情報を網羅している事になるぞ?
これだけの情報を集め、この水晶の作成者は一体何がしたい?
「クルス殿、教えてください。この水晶は誰からもたらされた物なのか」
俺がそう言うと、法王クルスは自身の顎を揉みながら過去を振り返るように言った。
「……ギルド通信が古の技術だという事は知っているな?」
俺とアリスが頷く。
「つまり、我々の知る時代には製作者がいないという事だ」
「なるほど、この水晶も古に作られたものだと」
「そういう事だ」
「しかし冒険者ギルドはギルド通信のレンタル料として誰かに多額に費用を支払い続けていました。それは一体誰に?」
「それがわかれば苦労はしない」
「どういう事です? 法王という肩書でも冒険者ギルドはそれを開示しないと?」
「いや、冒険者ギルドも誰に金銭を支払っているのか知らないのだ」
「へ? それは一体……?」
俺の質問に、法王クルスは歯切れの悪そうに答えた。
「冒険者ギルドは過去の盟約に従い、金銭を毎月所定の場所へ届けていた」
確かに、ネットバンキングに振込って訳にもいかない世界だしな。
しかし、過去の盟約って何だ?
すると、アリスがその疑問を解消してくれた。
「過去の盟約ってもしかして、古の賢者様との約束ですか?」
盗聴して透視して多額の金をせびる賢者って……俺以上に胡散臭いのでは?
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