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19.魔の森での生活
龍との接触
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ある日クロウが言い出した。
「ラウール? 我友達が出来た! 一緒に行こう!」
急に言われて言葉が出てこない僕に、クロウは話をつづけた。
「我が散歩しているときに、強い気配がした。そっちに行くと、強い魔物がいた。戦ってみたけど強かった。その後我にその魔物が言った。友になろうって。どんな姿か今は内緒! 行こうラウール!」
「その魔物は僕が行くことを知っているの?」
「知ってる! 暇な時に一緒に来い! そう言った。」
「僕だけのほうが良い? みんなで行く?」
「一度みんなで! 後はまかせる!」
クロウに言われた僕たちは、その友達がいるという所に行くことにした。
クロウが言うには、念話でなく、言葉も話せると言う。
その魔物はこの森で長いこと生活していて、僕たちがこの森で活動しているのも知っていたそうだ。
特別自分に害もないし、近くにも来なかったので何もしなかったが、クロウが行ってみたところで力試しをされたそうだ。
このクロウが引き分けたと言う力の持ち主・・・。
僕達全員で戦って勝てる魔物だろうか・・・?
戦わなくていいのだろうが、相手は魔物・・・、考えてしまう。
~~~~~
クロウに言われて、拠点から南西に迎い進んだ。
魔力を抑えているので途中で魔物にも襲われるが、一思いに首を切り落とす。
いずれ街に行った時に売ることもできる素材として。
道中で魔物を狩りながら考えていたが、これ以上お金は必要か?
今あるお金だけでも、死ぬまで生活できるのではないか?
しかし倒した魔物をずっと死蔵しておくのももったいない。
いつまでも貧乏性だなと一人で苦笑いしていた。
一人で考え事をしているうちに、もう強い気配のするところへ到着した。
しかし気配はするが姿が見えない。
これくらい強い魔物は、クロウでないのだから隠れることはできないと思うのだが?
僕が周りを見渡していると、気配がする方向の木の後ろから声が聞こえた。
「クロウ! その者たちがお前の仲間か! ちょっと待て、今変化を解く!」
そう言うと、目の前に・・・龍が現れた。
今までのドラゴンが西洋竜、ドラゴンなら、目の前にいる魔物は東洋龍・・・。
某、球を集める有名アニメに出てきていたような龍だった。
「おう! クロウの仲間はさすがに強そうだな! 俺は緑龍だ! 宜しく!」
ん~、この世界のテンションが分からない・・・。
龍と言えば丁寧な対応と思ってしまって違和感が・・・。
「ラウールとサクラ、ソフィア。我の仲間だよ! 緑龍も元気だった!?」
「おう! 元気だったぜ! クロウと戦った時の傷も治ってるぞ。お前は無傷だったがな・・・。」
新たな事実・・・。龍相手に無傷・・・。やっぱりクロウは何者?
僕の従魔だけど・・・。
「緑龍! お前も強かったぞ!」
龍相手にも・・・。
「おうラウールとサクラ、ソフィア。今後もよろしくな! 時々クロウを借りるぜ! 俺に傷を負わせる奴なんて、もうどれくらい昔だったろう? この数百年はいなかったか? 同じ龍では千年に一度くらいしか戦わないしな。」
僕はその言葉を聞いて驚いた。
そんなに強い魔物を相手にクロウは戦える。
もしかして僕たちもそのレベルにいるのか?
頭の中を俺TUEEEが駆け巡り、サクラを見た。
サクラも同じようなことを考えていたのか、僕と目が合って苦笑いした。
「そんなに強いのに、クロウにはかなわないの?」
「どうだろうな? 本当の本当に全力で戦った時には、この森は崩壊しているだろうな! あの時も、俺の防御結界が壊れない程度で戦っていたからな。クロウも全力ではなかったしな。」
「我余裕だったよ! ラウールの方が強い!」
「まだ言うか! クロウは自分よりラウールとサクラの方が強いと言ってな! だから!」
そう言うと緑龍から殺気が向けられた。
殺気を向けられた僕はすぐさま緑龍に対して詰め寄ると、鱗を一枚はぎ取った。
サクラも動いており、他の部分の鱗をロマンの大鎌で三枚ほどはぎ取っていた。
「痛い!!」
緑龍はふいに訪れた痛みだったのか、涙目になり叫んだ。
龍も涙目になるんだな? と別のところで感心してしまった。
「・・・なるほどな。強いな二人とも・・・。俺より強いかはわからないが・・・。まだ俺の方が強いかな?」
「さすがに全力でお互いに戦えないしね? それでも緑龍というからには、かなり強いんでしょ?」
「強いぞ! 神の遣わす勇者が育ち切った場合は別として、負けることはないかな? 魔王にも負けないとは思うが、俺は戦ったことはないな。他の龍が戦った時は、相性次第では厄介だと言っていたがな。」
魔王のいる世界。
未だに魔王の魔の字出てきていないけどいるんだね。
それに勇者、他の龍。
戦いたくないけど、見てみたいな。
「へ~、やっぱり勇者とか魔王は強いんだ? それに他にも龍がいるんだね?」
「いるぜ! 魔王は今はまだいないな。ただもしかしたらそろそろ一度は出現するかもしれない。どれくらい前かに一度整った世界が、最近またバランスを崩しているようだ。今までにないことだな。そういう時には魔王が出現して、勇者が現れるか呼ばれる。」
バランスが崩れた?
僕が来たことでバランスが一度整った・・・。そのバランスが不自然に壊れた?
神が行ったことを崩せるのは神?
「他の龍もいるぞ! この世の中には色があるだろ? 魔力によっても色々な色が出るだろ? その色にちなんだ龍が産まれる。なぜと言われても自然の摂理としか言えないが・・・。一色につき一匹の龍がいる。時々混じりもいるがな!」
「混じり?」
「混じりとは、赤と青を合わせると紫になるだろ? いくつかの色の特徴を持った龍もいるという事だ!」
それから龍の属性なんかも教えてもらい、その場を後にした。
時々遊びに来て戦おうと言われたが・・・。
しかし不吉な話を聞いてしまった・・・。
なんとなく生活できると思っていたが、ここにきて不穏な気配が・・・。
出来る限り人任せにして行きたいと考えたが、巻き込まれる未来が見えてしまったラウールだった。
「ラウール? 我友達が出来た! 一緒に行こう!」
急に言われて言葉が出てこない僕に、クロウは話をつづけた。
「我が散歩しているときに、強い気配がした。そっちに行くと、強い魔物がいた。戦ってみたけど強かった。その後我にその魔物が言った。友になろうって。どんな姿か今は内緒! 行こうラウール!」
「その魔物は僕が行くことを知っているの?」
「知ってる! 暇な時に一緒に来い! そう言った。」
「僕だけのほうが良い? みんなで行く?」
「一度みんなで! 後はまかせる!」
クロウに言われた僕たちは、その友達がいるという所に行くことにした。
クロウが言うには、念話でなく、言葉も話せると言う。
その魔物はこの森で長いこと生活していて、僕たちがこの森で活動しているのも知っていたそうだ。
特別自分に害もないし、近くにも来なかったので何もしなかったが、クロウが行ってみたところで力試しをされたそうだ。
このクロウが引き分けたと言う力の持ち主・・・。
僕達全員で戦って勝てる魔物だろうか・・・?
戦わなくていいのだろうが、相手は魔物・・・、考えてしまう。
~~~~~
クロウに言われて、拠点から南西に迎い進んだ。
魔力を抑えているので途中で魔物にも襲われるが、一思いに首を切り落とす。
いずれ街に行った時に売ることもできる素材として。
道中で魔物を狩りながら考えていたが、これ以上お金は必要か?
今あるお金だけでも、死ぬまで生活できるのではないか?
しかし倒した魔物をずっと死蔵しておくのももったいない。
いつまでも貧乏性だなと一人で苦笑いしていた。
一人で考え事をしているうちに、もう強い気配のするところへ到着した。
しかし気配はするが姿が見えない。
これくらい強い魔物は、クロウでないのだから隠れることはできないと思うのだが?
僕が周りを見渡していると、気配がする方向の木の後ろから声が聞こえた。
「クロウ! その者たちがお前の仲間か! ちょっと待て、今変化を解く!」
そう言うと、目の前に・・・龍が現れた。
今までのドラゴンが西洋竜、ドラゴンなら、目の前にいる魔物は東洋龍・・・。
某、球を集める有名アニメに出てきていたような龍だった。
「おう! クロウの仲間はさすがに強そうだな! 俺は緑龍だ! 宜しく!」
ん~、この世界のテンションが分からない・・・。
龍と言えば丁寧な対応と思ってしまって違和感が・・・。
「ラウールとサクラ、ソフィア。我の仲間だよ! 緑龍も元気だった!?」
「おう! 元気だったぜ! クロウと戦った時の傷も治ってるぞ。お前は無傷だったがな・・・。」
新たな事実・・・。龍相手に無傷・・・。やっぱりクロウは何者?
僕の従魔だけど・・・。
「緑龍! お前も強かったぞ!」
龍相手にも・・・。
「おうラウールとサクラ、ソフィア。今後もよろしくな! 時々クロウを借りるぜ! 俺に傷を負わせる奴なんて、もうどれくらい昔だったろう? この数百年はいなかったか? 同じ龍では千年に一度くらいしか戦わないしな。」
僕はその言葉を聞いて驚いた。
そんなに強い魔物を相手にクロウは戦える。
もしかして僕たちもそのレベルにいるのか?
頭の中を俺TUEEEが駆け巡り、サクラを見た。
サクラも同じようなことを考えていたのか、僕と目が合って苦笑いした。
「そんなに強いのに、クロウにはかなわないの?」
「どうだろうな? 本当の本当に全力で戦った時には、この森は崩壊しているだろうな! あの時も、俺の防御結界が壊れない程度で戦っていたからな。クロウも全力ではなかったしな。」
「我余裕だったよ! ラウールの方が強い!」
「まだ言うか! クロウは自分よりラウールとサクラの方が強いと言ってな! だから!」
そう言うと緑龍から殺気が向けられた。
殺気を向けられた僕はすぐさま緑龍に対して詰め寄ると、鱗を一枚はぎ取った。
サクラも動いており、他の部分の鱗をロマンの大鎌で三枚ほどはぎ取っていた。
「痛い!!」
緑龍はふいに訪れた痛みだったのか、涙目になり叫んだ。
龍も涙目になるんだな? と別のところで感心してしまった。
「・・・なるほどな。強いな二人とも・・・。俺より強いかはわからないが・・・。まだ俺の方が強いかな?」
「さすがに全力でお互いに戦えないしね? それでも緑龍というからには、かなり強いんでしょ?」
「強いぞ! 神の遣わす勇者が育ち切った場合は別として、負けることはないかな? 魔王にも負けないとは思うが、俺は戦ったことはないな。他の龍が戦った時は、相性次第では厄介だと言っていたがな。」
魔王のいる世界。
未だに魔王の魔の字出てきていないけどいるんだね。
それに勇者、他の龍。
戦いたくないけど、見てみたいな。
「へ~、やっぱり勇者とか魔王は強いんだ? それに他にも龍がいるんだね?」
「いるぜ! 魔王は今はまだいないな。ただもしかしたらそろそろ一度は出現するかもしれない。どれくらい前かに一度整った世界が、最近またバランスを崩しているようだ。今までにないことだな。そういう時には魔王が出現して、勇者が現れるか呼ばれる。」
バランスが崩れた?
僕が来たことでバランスが一度整った・・・。そのバランスが不自然に壊れた?
神が行ったことを崩せるのは神?
「他の龍もいるぞ! この世の中には色があるだろ? 魔力によっても色々な色が出るだろ? その色にちなんだ龍が産まれる。なぜと言われても自然の摂理としか言えないが・・・。一色につき一匹の龍がいる。時々混じりもいるがな!」
「混じり?」
「混じりとは、赤と青を合わせると紫になるだろ? いくつかの色の特徴を持った龍もいるという事だ!」
それから龍の属性なんかも教えてもらい、その場を後にした。
時々遊びに来て戦おうと言われたが・・・。
しかし不吉な話を聞いてしまった・・・。
なんとなく生活できると思っていたが、ここにきて不穏な気配が・・・。
出来る限り人任せにして行きたいと考えたが、巻き込まれる未来が見えてしまったラウールだった。
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