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第三章 上を目指して
第八十五話 弱者救済と……
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「あーー怪しくないよ。ほら!」と話している男が冒険者プレートを見せてきた。
うん、確かに冒険者ジャックだな。
「うんジャックだね。だけどそれだけで何が証拠に?」
そう言われた冒険者パーティー?は皆で相談している。その姿は人攫いには見えないけど……
……
「じゃあ順番に俺達の冒険者プレートを見せるから! 俺達はただ次の世代の君達に生き残ってほしいんだよ!」とジャックが言うと、皆が冒険者プレートを見せてきた。
先ずはさっき見たジャック。
次がシャック……
更にキュック……
そしてサックン……
最後にボランコ……
「家族? なにその似たような名前は……。んーー証拠にはならないけど、一寸だけは信じるよ。んーーじゃあ僕も見せるよ。」
僕は自分の冒険者プレートを弱者救済に見せた。
その冒険者プレートを見た弱者救済は動きが止まった。
……
……
「……嘘だよね……私達よりランクが高いなんて……だって……私達のいくつ年下よ……」
「俺も疑うぞ……だが冒険者プレートは……偽造出来ない……」
「だーかーらー、ラウールがちゃんと言ってるでしょ! 私達はBランクの冒険者なの! 勝手に守られなくても、あなた達より強いの!」
流石にサクラも切れた!
「そうだよーー。僕達はまだ幼いかもしれないけど、十分にゴブリン程度は狩れるの! だって苦戦していたのもわざとだし!」
僕達がそう言うとようやく信じたようだ。そしてここまでのやり取りでソフィアからの良い人認定が弱者救済におりて、僕達はきちんと話をした。
……
僕達は大物の事は内緒にして、十分な戦闘力あることを伝えた。何となくサーマンの名前も出してみた。
すると流石Sランク冒険者! サーマンの名前は弱者救済の皆も知っていた。
そのサーマンと一緒に戦ったと言うと、弱者救済は疑いの目を向けてきたが、流石にサクラが殺気を飛ばしていた……
……
……
弱者救済がようやく納得すると素直に遠くまで移動していた。特に怪しい気配もなく、僕達が警戒しすぎていただけだったようだ。
……
それから何かダンジョンの様子見もしたくなくなり……それでも一応五階まで進み帰還陣まで到着した。
……で転移の魔法も試してみたが……使えた……。これで僕達はおそらく攻略済みの階には進めるだろう。
そんな実験後、帰還陣で一階に戻った。
帰還陣の転移先にも冒険者ギルドから派遣されているのか、ギルド職員らしき人がいた。
「お帰りなさい! では冒険者プレートをかざしてください!」
そう言われ反射的に謎装置に冒険者プレートをかざした。
「おーー、君達! その歳でやるじゃないか! 五階まで到達おめでとう!」
……謎装置は到達階がわかるのか。
だったら目立たないように気を付けないといけな……って入った形跡がないと、出てくるのも不自然か……
そして逆も……
んーーまー良いか。
ただ普通にしていよう。
……
僕達は今日の収穫はすぐに提出しなくても良いと思い、宿に戻り休んだ。
食事はまー適当に済まし、宿で! 休んだ。
……
そして次の日もダンジョンに入ってすぐに人がいない場所に移動し、転移の魔法を使った。
するときちんと五階まで移動することが出来た。
……ゴメンチートだよ他の冒険者……
「さあ心の中で他の冒険者に謝ったから、サクラ! 今日も頑張ろうね!」
「ええ、ええそうね……私も疲れたけど元気よ……。じゃあ頑張ろうね!」
サクラは赤くなった。
「我恥ずかしいよソフィア!」
「それは私もですよ……」
……
今日も順調にダンジョンを上っていく。
今はもう九階まで進んでしまった。ここまで来ると人の気配が少なくなる。やはり転移ではなく帰還の魔方陣だと攻略は難しくなるようだ。
だからこそ上に行くほどに本当に実力がある人が多くなるだろう。
これは貴族などが寄生していると、ある程度までしか進めないだろう。
初めの三階は魔物が弱かったのが嘘かのように、九階まで進むとオーク程度なら集団で出現するし、オークの上位種もいる。
ここでもステータスで言うと、個人なら平均で五百はないと先には進めないだろう。
このペースなら最高到達階まで進んだ冒険者はどれくらい強いんだろう。
今度ピップギルマスに聞いてみよう。
僕は少し楽しみが出来てきた。
ファンフート王国での出来事のストレスが軽減していく……
……
まーー今日はこれくらいでダンジョンを許してやろうか?
と思いながらも十階まで進んでダンジョンから帰還した。
ちなみに十階はダンジョンボスがいた。中ボス? 小ボス? まーーボスがいた。
相手はリザードマンソルジャーが三匹だった……
これはAランク冒険者パーティーでないと無理じゃないか?
依頼が十階以上のものが多い理由が僕の考えと違った。
このボリュームゾーンが稼ぎ場所なのではなくて、ここまで到達できる冒険者が少なくてそれで依頼が多く残っているのだろう。
だったら僕達がAランクになるための糧になれ!
……ってどんなテンションだ……
……
まーーリザードマンソルジャーはクロウが暇だったからと遊んで倒した。
途中からはソフィアも出番がないと張り切っていた。
この二人は強すぎるから、これぐらいがこの階では丁度良いんだろうな。
僕と僕以外の人のためにも強敵を求めてダンジョンを上って行こうと思う……明日から……
うん、確かに冒険者ジャックだな。
「うんジャックだね。だけどそれだけで何が証拠に?」
そう言われた冒険者パーティー?は皆で相談している。その姿は人攫いには見えないけど……
……
「じゃあ順番に俺達の冒険者プレートを見せるから! 俺達はただ次の世代の君達に生き残ってほしいんだよ!」とジャックが言うと、皆が冒険者プレートを見せてきた。
先ずはさっき見たジャック。
次がシャック……
更にキュック……
そしてサックン……
最後にボランコ……
「家族? なにその似たような名前は……。んーー証拠にはならないけど、一寸だけは信じるよ。んーーじゃあ僕も見せるよ。」
僕は自分の冒険者プレートを弱者救済に見せた。
その冒険者プレートを見た弱者救済は動きが止まった。
……
……
「……嘘だよね……私達よりランクが高いなんて……だって……私達のいくつ年下よ……」
「俺も疑うぞ……だが冒険者プレートは……偽造出来ない……」
「だーかーらー、ラウールがちゃんと言ってるでしょ! 私達はBランクの冒険者なの! 勝手に守られなくても、あなた達より強いの!」
流石にサクラも切れた!
「そうだよーー。僕達はまだ幼いかもしれないけど、十分にゴブリン程度は狩れるの! だって苦戦していたのもわざとだし!」
僕達がそう言うとようやく信じたようだ。そしてここまでのやり取りでソフィアからの良い人認定が弱者救済におりて、僕達はきちんと話をした。
……
僕達は大物の事は内緒にして、十分な戦闘力あることを伝えた。何となくサーマンの名前も出してみた。
すると流石Sランク冒険者! サーマンの名前は弱者救済の皆も知っていた。
そのサーマンと一緒に戦ったと言うと、弱者救済は疑いの目を向けてきたが、流石にサクラが殺気を飛ばしていた……
……
……
弱者救済がようやく納得すると素直に遠くまで移動していた。特に怪しい気配もなく、僕達が警戒しすぎていただけだったようだ。
……
それから何かダンジョンの様子見もしたくなくなり……それでも一応五階まで進み帰還陣まで到着した。
……で転移の魔法も試してみたが……使えた……。これで僕達はおそらく攻略済みの階には進めるだろう。
そんな実験後、帰還陣で一階に戻った。
帰還陣の転移先にも冒険者ギルドから派遣されているのか、ギルド職員らしき人がいた。
「お帰りなさい! では冒険者プレートをかざしてください!」
そう言われ反射的に謎装置に冒険者プレートをかざした。
「おーー、君達! その歳でやるじゃないか! 五階まで到達おめでとう!」
……謎装置は到達階がわかるのか。
だったら目立たないように気を付けないといけな……って入った形跡がないと、出てくるのも不自然か……
そして逆も……
んーーまー良いか。
ただ普通にしていよう。
……
僕達は今日の収穫はすぐに提出しなくても良いと思い、宿に戻り休んだ。
食事はまー適当に済まし、宿で! 休んだ。
……
そして次の日もダンジョンに入ってすぐに人がいない場所に移動し、転移の魔法を使った。
するときちんと五階まで移動することが出来た。
……ゴメンチートだよ他の冒険者……
「さあ心の中で他の冒険者に謝ったから、サクラ! 今日も頑張ろうね!」
「ええ、ええそうね……私も疲れたけど元気よ……。じゃあ頑張ろうね!」
サクラは赤くなった。
「我恥ずかしいよソフィア!」
「それは私もですよ……」
……
今日も順調にダンジョンを上っていく。
今はもう九階まで進んでしまった。ここまで来ると人の気配が少なくなる。やはり転移ではなく帰還の魔方陣だと攻略は難しくなるようだ。
だからこそ上に行くほどに本当に実力がある人が多くなるだろう。
これは貴族などが寄生していると、ある程度までしか進めないだろう。
初めの三階は魔物が弱かったのが嘘かのように、九階まで進むとオーク程度なら集団で出現するし、オークの上位種もいる。
ここでもステータスで言うと、個人なら平均で五百はないと先には進めないだろう。
このペースなら最高到達階まで進んだ冒険者はどれくらい強いんだろう。
今度ピップギルマスに聞いてみよう。
僕は少し楽しみが出来てきた。
ファンフート王国での出来事のストレスが軽減していく……
……
まーー今日はこれくらいでダンジョンを許してやろうか?
と思いながらも十階まで進んでダンジョンから帰還した。
ちなみに十階はダンジョンボスがいた。中ボス? 小ボス? まーーボスがいた。
相手はリザードマンソルジャーが三匹だった……
これはAランク冒険者パーティーでないと無理じゃないか?
依頼が十階以上のものが多い理由が僕の考えと違った。
このボリュームゾーンが稼ぎ場所なのではなくて、ここまで到達できる冒険者が少なくてそれで依頼が多く残っているのだろう。
だったら僕達がAランクになるための糧になれ!
……ってどんなテンションだ……
……
まーーリザードマンソルジャーはクロウが暇だったからと遊んで倒した。
途中からはソフィアも出番がないと張り切っていた。
この二人は強すぎるから、これぐらいがこの階では丁度良いんだろうな。
僕と僕以外の人のためにも強敵を求めてダンジョンを上って行こうと思う……明日から……
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