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1章3部アラビア海航海編ーインド・ヴァルダナ王朝ー
第四十二話 嘘も方便
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「うむ、四ルピーと残りのルピー、十四ルピー確かに受け取った。」
若者六人は語部優と老人に「ありがとう、またいつか恩返しするよ!」と感謝をして若者六人らは再び旅に出た。
「おじいさんありがとうございます。」
「ホホホ、堅苦しいのう礼なんて要らんよ。」
礼を言う語部優に笑いながら言った。すると老人は「これを主にもやろう」と先程若者六人から受け取ったルピーを貰った。それに四ルピーもだ。
「こんなに…僕は四ルピーもいりません。おじいさんが使ってください。それにこの資金はおじいさんの報酬金ですよ。」
老人の活躍で稼いだルピーの受け取りを拒む。すると老人は「心配するな、この四ルピーは若者六人から余分に騙し取ったものでな儂のルピーはちゃんと十四ルピーある。」
まさに嘘八百、真実一つもない嘘を老人は若者六人につき十四ルピーの所を十八ルピーも稼いだ。
「…あ、ありがとうございます。」
語部優は礼を言って悪行で稼いだルピーを渋々受け取る。その嘘つき老人にアウロラは「どうしよもない嘘つきジジイだ、神の裁きだったらその場で殺してもいいレベルだ。」と言い続けて「少年、主も罪に関与している。」と語部優にもキツイ口調で言い放った。
「すみません神様…。」
その後老人は反対方向へ足を進める際振り返り言った。
「またいつか会いましょう倅。」
「あ、はい。ありがとうございます。」
語部優は軽く会釈して礼を言う。
その後老人と別れた語部優は何も無い切り開かれた農道を歩いていた。
アリババやモルジアナらと離れてから何時間経ったのか落陽していて蜜柑色に空は染まっていた。
「もう夜も近いですね…。」
「この近辺には宿場はない。探すか?」
「はい、このまま歩いてみていい拠点になる場所があれば休みましょう。」
と、話していると大きな谷が目の前に聳えたっていた。
「おお。すごい迫力ですね。」
それは後ろへ後退りしてしまいそうなる程大きく立派な渓谷である。そして谷の向こう側巨大な山がある。その山に向け歩めば何か物語の発展に繋がるかもしれない。
語部優は深呼吸をして谷間を歩き出した。
若者六人は語部優と老人に「ありがとう、またいつか恩返しするよ!」と感謝をして若者六人らは再び旅に出た。
「おじいさんありがとうございます。」
「ホホホ、堅苦しいのう礼なんて要らんよ。」
礼を言う語部優に笑いながら言った。すると老人は「これを主にもやろう」と先程若者六人から受け取ったルピーを貰った。それに四ルピーもだ。
「こんなに…僕は四ルピーもいりません。おじいさんが使ってください。それにこの資金はおじいさんの報酬金ですよ。」
老人の活躍で稼いだルピーの受け取りを拒む。すると老人は「心配するな、この四ルピーは若者六人から余分に騙し取ったものでな儂のルピーはちゃんと十四ルピーある。」
まさに嘘八百、真実一つもない嘘を老人は若者六人につき十四ルピーの所を十八ルピーも稼いだ。
「…あ、ありがとうございます。」
語部優は礼を言って悪行で稼いだルピーを渋々受け取る。その嘘つき老人にアウロラは「どうしよもない嘘つきジジイだ、神の裁きだったらその場で殺してもいいレベルだ。」と言い続けて「少年、主も罪に関与している。」と語部優にもキツイ口調で言い放った。
「すみません神様…。」
その後老人は反対方向へ足を進める際振り返り言った。
「またいつか会いましょう倅。」
「あ、はい。ありがとうございます。」
語部優は軽く会釈して礼を言う。
その後老人と別れた語部優は何も無い切り開かれた農道を歩いていた。
アリババやモルジアナらと離れてから何時間経ったのか落陽していて蜜柑色に空は染まっていた。
「もう夜も近いですね…。」
「この近辺には宿場はない。探すか?」
「はい、このまま歩いてみていい拠点になる場所があれば休みましょう。」
と、話していると大きな谷が目の前に聳えたっていた。
「おお。すごい迫力ですね。」
それは後ろへ後退りしてしまいそうなる程大きく立派な渓谷である。そして谷の向こう側巨大な山がある。その山に向け歩めば何か物語の発展に繋がるかもしれない。
語部優は深呼吸をして谷間を歩き出した。
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