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1章2部 ペルシャ湾航海編
第十四話 人殺し
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あれから何十分寝たのか既に治療は終わりモルジアナの耳元で「語部さん治療終わりましたよ。」囁く声で目が覚める。語部優は眠たい目を擦りゆっくりと体を起こした。
「おはようございます。」
「おはようございます。ぐっすり寝ていましたね。治療はもう終わりましたよ。」
眠たそうに挨拶する語部優にモルジアナも挨拶した後治療が終わった事を語部優の目を見て言った。
「先ほど治療されていた時腰が暖かく気持ち良かったのですがあれは…」
語部優はモルジアナに聞いた。するとモルジアナは答えた。
「お灸です。」
「お灸?」
語部優は聞き返す。
「はい、こちらも極東から流れてきた言い伝えです。」
モルジアナは語部優に語った。すると廊下の奥からノック音がコンコンと鳴り響く。玄関からノック音が聞こえ誰かが訪問してきたらしい。
そして再びコンコンと二度目のノック音。
「僕が出てきます。」
アリババはそう語部優とモルジアナに言って玄関へ向かった。
「誰ですかね。」
語部優が言うとアウロラが忠告した。
「少年。逃げる準備をしておいた方がいいぞ。」
「え?なぜですか?神様」
語部優がアウロラに聞いたその直後、玄関から揉め事とアリババとは違う男の声が聞こえてきた。
「いい加減白状しろッ!人殺しめッ!」
急な男の怒鳴り声に慌てて語部優とモルジアナも玄関の方へ向かった。
すると語部優とモルジアナの見た先にはアリババを問い詰める赤のクルタの上に銀の胸当てにラクダの皮でできた腹巻を巻き銀のとんがりヘルメットとその額辺りには白の麻のタスキを巻き、腰には湾刀、左手には脇腹から太もも半分ぐらいの大きな大円の銀の盾を付けた八人の中東兵士の一人が右手に紙を見せていた。
すると一人の兵士が語部優と目が合った途端、その兵士が叫んだ。
「お前か人殺しの異邦人とは!!」
「え?人殺し?」
「とぼけても無駄だ!お前は逮捕状が国王サーサーン王朝から直接出ている!一緒に来てもらうぞッ!」
兵士らは無理やり屋敷へ入ろうと詰め寄る。するとアリババは兵士らに言った。
「待ってください!語部さんは悪くわないし人殺しもしていない!だから語部さんを連れて行かないでください!。」
しかし兵士は歯向かうアリババに「我々国家サーサーン朝ペルシャ近衛兵だぞッ!もしそれ以上抗うならこの場で討ってやる!」抗い腰から湾刀を引き抜いた。
その時だったアウロラが語部優に言った。
「少年、少し体を借りるぞ。」
「ちょ、神様一体何を…?!」
アウロラは語部優の左手を操りペルシャ近衛兵ら八人に腕を伸ばした。そしてアウロラは呪文を唱えた。
『Destruction and decomposition, twodimension』
するとペルシヤ近衛兵の手に取っていた湾刀を破壊、分解し全ての部品が地面に散らばった。
「おはようございます。」
「おはようございます。ぐっすり寝ていましたね。治療はもう終わりましたよ。」
眠たそうに挨拶する語部優にモルジアナも挨拶した後治療が終わった事を語部優の目を見て言った。
「先ほど治療されていた時腰が暖かく気持ち良かったのですがあれは…」
語部優はモルジアナに聞いた。するとモルジアナは答えた。
「お灸です。」
「お灸?」
語部優は聞き返す。
「はい、こちらも極東から流れてきた言い伝えです。」
モルジアナは語部優に語った。すると廊下の奥からノック音がコンコンと鳴り響く。玄関からノック音が聞こえ誰かが訪問してきたらしい。
そして再びコンコンと二度目のノック音。
「僕が出てきます。」
アリババはそう語部優とモルジアナに言って玄関へ向かった。
「誰ですかね。」
語部優が言うとアウロラが忠告した。
「少年。逃げる準備をしておいた方がいいぞ。」
「え?なぜですか?神様」
語部優がアウロラに聞いたその直後、玄関から揉め事とアリババとは違う男の声が聞こえてきた。
「いい加減白状しろッ!人殺しめッ!」
急な男の怒鳴り声に慌てて語部優とモルジアナも玄関の方へ向かった。
すると語部優とモルジアナの見た先にはアリババを問い詰める赤のクルタの上に銀の胸当てにラクダの皮でできた腹巻を巻き銀のとんがりヘルメットとその額辺りには白の麻のタスキを巻き、腰には湾刀、左手には脇腹から太もも半分ぐらいの大きな大円の銀の盾を付けた八人の中東兵士の一人が右手に紙を見せていた。
すると一人の兵士が語部優と目が合った途端、その兵士が叫んだ。
「お前か人殺しの異邦人とは!!」
「え?人殺し?」
「とぼけても無駄だ!お前は逮捕状が国王サーサーン王朝から直接出ている!一緒に来てもらうぞッ!」
兵士らは無理やり屋敷へ入ろうと詰め寄る。するとアリババは兵士らに言った。
「待ってください!語部さんは悪くわないし人殺しもしていない!だから語部さんを連れて行かないでください!。」
しかし兵士は歯向かうアリババに「我々国家サーサーン朝ペルシャ近衛兵だぞッ!もしそれ以上抗うならこの場で討ってやる!」抗い腰から湾刀を引き抜いた。
その時だったアウロラが語部優に言った。
「少年、少し体を借りるぞ。」
「ちょ、神様一体何を…?!」
アウロラは語部優の左手を操りペルシャ近衛兵ら八人に腕を伸ばした。そしてアウロラは呪文を唱えた。
『Destruction and decomposition, twodimension』
するとペルシヤ近衛兵の手に取っていた湾刀を破壊、分解し全ての部品が地面に散らばった。
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