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1章1部 プロローグ編
第三話 石の扉
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語部優は山道から獣道を駆けてアリババの来る前に先回りをした。
そして巨大な石の扉にたどり着いた。
「この巨大な扉が四十人の盗賊のみが知る宝石を隠す場所。」
「少年。身を隠した方がいい。盗賊が来た。」
語部優は草陰にを潜めた。そして遠くから四十人の盗賊が馬に乗り大量の金や宝石を持ち現れた。
盗賊は筆頭が巨大な扉の前に立つと聞いた事のない呪文を唱えた。
「シムシム、我が言葉の元、扉を開けてたまえ。」
その時扉はゆっくりと雷鳴のような轟音が轟き扉が開く。完全に扉が開き終えてから盗賊らは宝を貯める洞窟へ入って行った。
「どうする少年。偵察するか?それと見届ける?この物語の選択肢は少年の判断で決定する。」
「……」
語部優は無言で見届ける判断を選択した。その時だった、洞窟の中から盗賊が数人出てきた。
「なんだろう…。」
語部優は盗賊らの様子を見た、盗賊らは逃げ惑う様子で服装には至る所に血痕が付いていた。
「?!」
その時だった、洞窟の中からすごい速さで何かが飛び出し盗賊の体や首を吹き飛ばした。あまりにもショッキングな人の死に驚きに声の出せないでいると洞窟の中から黒い人影が現れた。
その人影はこの物語には到底似合わない黒スーツのサングラスをかけた髪は金髪で長く耳はエルフか妖精のように耳は尖った男が手には小石を持ちながら歩いて出てきた。その男は約四十人単位の同じ黒スーツを率いていた。
「誰あれ…」
「もうここまで来ていたか」
何かを知っているげに語るアウロラに語部とは問う。
「あの団体を知ってるの?」
アウロラは語部優の声に応えた。
「ああ。奴は八番隊長のヘリヤだ。組織集団無名所属する者。反正規派の班長の一人。」
アウロラが説明していると班長ヘリヤが周りに居る黒スーツの男らに命令出した。
すると黒スーツの男らは殺した四十人の盗賊に手を当てて死体を体に吸収しそして黒スーツの団体は四十人の盗賊になりすました。その後本来盗賊の乗っていた馬に跨りヘリヤの指示する方向へ団体は走り出した。
「本当になんなんだ…」
語部優は異様な光景に思わず声を漏らした。
「これが真実の裏は嘘。真実を塗り替えるカビと清の潰し合い。」
「どう意味?カビ?」
その時森の奥、草の茂みから二人の影が蠢き出した。
「敵?」
茂みから出てきたのは、だいぶ前、蓬の葉をくれたアリババともう一人知らない人物が隣に驢馬を連れ歩いていた。
既に千夜一夜物語を把握している語部優は言った。
「あれはアリババさんと兄のカシムさん?」
「そうね。この物語の選択肢は…」
「僕にある…でしょ。僕はアリババさんとカシムさんを助ける。」
語部優は山を駆け下りた。
そして巨大な石の扉にたどり着いた。
「この巨大な扉が四十人の盗賊のみが知る宝石を隠す場所。」
「少年。身を隠した方がいい。盗賊が来た。」
語部優は草陰にを潜めた。そして遠くから四十人の盗賊が馬に乗り大量の金や宝石を持ち現れた。
盗賊は筆頭が巨大な扉の前に立つと聞いた事のない呪文を唱えた。
「シムシム、我が言葉の元、扉を開けてたまえ。」
その時扉はゆっくりと雷鳴のような轟音が轟き扉が開く。完全に扉が開き終えてから盗賊らは宝を貯める洞窟へ入って行った。
「どうする少年。偵察するか?それと見届ける?この物語の選択肢は少年の判断で決定する。」
「……」
語部優は無言で見届ける判断を選択した。その時だった、洞窟の中から盗賊が数人出てきた。
「なんだろう…。」
語部優は盗賊らの様子を見た、盗賊らは逃げ惑う様子で服装には至る所に血痕が付いていた。
「?!」
その時だった、洞窟の中からすごい速さで何かが飛び出し盗賊の体や首を吹き飛ばした。あまりにもショッキングな人の死に驚きに声の出せないでいると洞窟の中から黒い人影が現れた。
その人影はこの物語には到底似合わない黒スーツのサングラスをかけた髪は金髪で長く耳はエルフか妖精のように耳は尖った男が手には小石を持ちながら歩いて出てきた。その男は約四十人単位の同じ黒スーツを率いていた。
「誰あれ…」
「もうここまで来ていたか」
何かを知っているげに語るアウロラに語部とは問う。
「あの団体を知ってるの?」
アウロラは語部優の声に応えた。
「ああ。奴は八番隊長のヘリヤだ。組織集団無名所属する者。反正規派の班長の一人。」
アウロラが説明していると班長ヘリヤが周りに居る黒スーツの男らに命令出した。
すると黒スーツの男らは殺した四十人の盗賊に手を当てて死体を体に吸収しそして黒スーツの団体は四十人の盗賊になりすました。その後本来盗賊の乗っていた馬に跨りヘリヤの指示する方向へ団体は走り出した。
「本当になんなんだ…」
語部優は異様な光景に思わず声を漏らした。
「これが真実の裏は嘘。真実を塗り替えるカビと清の潰し合い。」
「どう意味?カビ?」
その時森の奥、草の茂みから二人の影が蠢き出した。
「敵?」
茂みから出てきたのは、だいぶ前、蓬の葉をくれたアリババともう一人知らない人物が隣に驢馬を連れ歩いていた。
既に千夜一夜物語を把握している語部優は言った。
「あれはアリババさんと兄のカシムさん?」
「そうね。この物語の選択肢は…」
「僕にある…でしょ。僕はアリババさんとカシムさんを助ける。」
語部優は山を駆け下りた。
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