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第2章 北方で大規模対人戦
第19話「血のバレンタイン」
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敵対勢力のプレイヤーを撃破する。北方での対人戦の楽しみは、突き詰めるとこの一言に尽きる。でも対人戦を幾度も経験していると、戦っている相手が中身のあるプレイヤーだと言う事を、いつしか忘れてしまうようだ。
ついにやって来たゲーム内イベント"愛と平和のバレンタイン大作戦!"。現在そのイベントに参加するため、<聖霊騎士団>メンバーと黒の国首都で開始時間まで待機しているところだ。何でも今回イベントは、北方で主にプレイしている人と、南方で主にプレイしている人が協力することで進行するものらしい。ゲーム内イベントは普段とは一味違ったプレイができるので、今から楽しみだ。因みに彼は、折角のイベントなのに今日は遅番なので間に合わないそうだ。勿体ない。
それにしても、イベント詳細は公式サイトにも載ってなかったが、一体何をするんだろうか。
「バレンタインか……」
そう言えばリアルでもそろそろバレンタインだなぁ……
「マグはチョコをあげるとしたら誰にあげる?やっぱゴッドフリー?」
なっ……!
「何で私があんな豚に!」
あげる理由が無い。全く無い!
そんな話をしていると、いよいよイベント開始時間になり、それと同時にGMレッドライダーからのアナウンスが流れた。
『本日はお集まりいただきありがとうございます。これより、ゲーム内イベント"愛と平和のバレンタイン大作戦!"を開始します』
待ってました。それでイベント内容は?
『本イベントは、北方と南方の融和を目指しており……緊急連絡が入りました。しばしお待ち下さい』
緊急連絡って何よ。携帯なら電源切っとかないと。
『皆さん大変です!今入った連絡によりますと、メギドの村から大量の流民がこの北方に渡ってきており、真っ直ぐ各勢力首都のアイテムボックスに向かって来てるそうです!その数は相当数に上るとの事!』
マジか。ほのぼのイベントじゃ無いのか。
『一体アイテムボックスにどうしようと言うのでしょうか!各勢力の皆さんは接触を試みて下さい!』
アイテムボックス?イベントに合わせて首都中央に設置されたこれか。南方からプレイヤーが大挙してこれを目指してやってくる。それってつまり侵略では?GMレッドライダーのアナウンスを聞き、私と同じように不安に駆られたプレイヤー達が勢力チャンネルで発言し始めた。
『取り敢えずアイテムボックスを防衛しないといけないってことかな』
『南方民は対人戦初心者が多いだろうけど、数は北方民より相当より多いはずだぞ』
『結構やり込んでるプレイヤーも多いはず(>人<;)」
『バレンタインのチョコは自ら勝ち取れって事か』
対人戦初心者でも、圧倒的な数のプレイヤーが南方にはいるはずなので、総力で攻められたら各国に分散してる北方民なんてひとたまりも無いはずだ。
『話は分かりました!軍団長ポーラが指揮します!黒の国所属プレイヤーは正門前に集合!』
私達旅団の砦所有を認めてくれ、そして彼を師団長に任命したStaleさんは悪い人では無かったが、時代の流れには勝てず、最近行われた軍団長選挙により新軍団長にはポーラさんが就任した。就任したてだけあって、やる気に満ちているようだ。
『南方民は多数。籠城していてはジリ貧なので、こちらから一気に攻めます!』
『皆さん頑張りましょう!><』
『ぬるま湯育ちなんて蹴散らしてやろうぜ』
しかし、ポーラさんが軍団長となったことで、ぽららさんやオジンが活気付くのは少し嫌だな。
北方民は数が少なく、一致団結しないと勝ち目は無いという思いが全員の共通認識としてあったため、私達はポーラさんの指示どおり正門前に集まり、南方民との決戦の為、前進を始めた。
勢力に属していないプレイヤーのメギドの村からの転送先は、中央山脈中心部にある、廃墟聖堂となる。私達黒の国本隊は、その廃墟聖堂を最終目的地にし、まずは中央山脈山道入り口を目指した。そこに早速偵察から報告が入った。
『中央山脈山道2付近に無所属プレイヤー多数』
遂に来たか。すかさずポーラさんの指示が流れた。
『全軍突撃!』
『皆さん、私達の手で北方を守りましょう><』
南方民は圧倒的多数と聞くが、対人戦歴はこちらの方が上のはず。なら勝機はあるはずだ。
接敵後、1人の敵に早速私は矢を射かけたが、回避行動もせずに背を向けてデタラメな方向に逃げ始めた。
いきなり逃げるか!
初期装備な辺り、この敵は金をケチったな。トドメを刺すため追跡したところ、マップの際に追い詰められ観念したのか、その敵はこちらに向き直った。
ようやく戦う気になったか!
私は、すかさず二の矢を放ち、その敵を撃破した。しかし、最期にエモートをしようとしてたように見えたが、気のせいかな。
周りの敵は離れてるし、どんな装備を持ってるのかと思い、その敵の死体をルートして私は愕然とした。なんと、その敵のルート枠には、初期装備のコットン服上下とチョコレートしか無かったのだ。死亡時にドロップするアイテムは4つ。なのに3つしか落として無いということは、この敵……いやプレイヤーは正真正銘全くの非武装だったという事だ。
よくよく周りを見渡してみると、無所属プレイヤー全てが同じ初期装備。黒の国本隊の攻撃に対し反撃どごろか、みんな悲鳴を上げながら逃げ回っている。そこに、とある無所属プレイヤーのシャウトが流れて来た。
『私達はただチョコレートを届けに来ただけなのに……』
その一言で全て理解してしまった。アナウンスしていたGMは一言も、"南方から流民が攻めて来た"とは言ってなかった。このイベントの趣旨はきっと、北方民が南方民を各首都に迎え入れ、アイテムボックスに届けられたチョコレートの数を各勢力間で競うイベントだったんだ……
勘違い、知らなかった、説明不足、どんなに言い訳しようとも自ら進んで虐殺に加担してしまった私は絶望し、阿鼻叫喚の戦場から、逃げるように首都を経由しメギドの村まで戻った。
『チョコ10個目ゲット!<1stSSF>所属メンバーは集めたチョコの数で昇進させるぞ!』
『私のスキル構成で無双している件><』
『南方民を廃墟聖堂に追い詰めました!皆さん総攻撃用意!』
「8個目!<聖霊騎士団>でもチョコレースしようぜ!」
流れてくる発言を見ているだけで気持ち悪くなってきた私は、すぐに勢力チャンネルを抜け、ファリスらの発言も流れて来ないようPTも抜けた。しかし、エモート……きっと命乞いの意味がある土下座をしてきたプレイヤーを、なんの躊躇い無く射ち殺した真新しい記憶が頭の中に何度もリピートされるのを、止める手立ては私には無かった。
私はGMの指示に従っただけ……私は軍団長の指揮に従っただけ……でも実際に弓を引いたのは私自身……そんな終わりの無い自問自答をどれくらいだろうか、とにかくかなりの時間メギドの村でしていたら、不意に呼び掛けられた。
「マグりんばんちわー。イベント終わっちゃったん?」
彼だ。
「ゴッでウワアァァァあああん!」
彼を見た途端、心の底に押し込めようとしていたものが、一気に吹き出した。
「ぬおお!いきなりどうしたん!?」
罪の意識に押し潰されかけていた私は、彼に全てを話した。
「キャラを殺してしまったのが、こんなにも心に刺さるなんて……」
これで私も異常者の仲間入りか。
「でも、殺すと言うか撃破するなんて北方ではそれこそ日常茶飯事なんじゃないん?」
確かにそうだ。でも今までとは大きな違いがある。
「非武装で無抵抗で命乞いをするのを撃破した事は流石に無いよ……」
こちらを向いて、土下座エモートをしようとするあのキャラが未だに頭から離れない。
「なんで中にプレイヤーがいる点では同じなのに、武装か非武装かの違いで今回こんなにも後悔すると考えるん?」
なんでって……
「それは、その、私は今までそんな卑怯な事した事無かったから……無かったと思うから……」
そうだ。私はいつだって自分に恥じることなく戦ってきてたはずだ。少なくとも自分ではそう思ってる。
「なら今回のを機に、これまで以上にマグりんらしく真っ向から真剣に戦えばいいんだよ。いつだって相手は生きたプレイヤー、人間だと思えばそれはできるさ」
うん……うんっ。真剣にか、きっと私にも出来るはずだ。
「明日の事を思い煩うな、明日の事は明日の自分が思い煩うってね」
相変わらず彼の言う事はお気楽だ。でも私にはもう、後に血のバレンタインと呼ばれるこの出来事での罪を背負って前に進むしか無いのも、また事実なんだ。
ついにやって来たゲーム内イベント"愛と平和のバレンタイン大作戦!"。現在そのイベントに参加するため、<聖霊騎士団>メンバーと黒の国首都で開始時間まで待機しているところだ。何でも今回イベントは、北方で主にプレイしている人と、南方で主にプレイしている人が協力することで進行するものらしい。ゲーム内イベントは普段とは一味違ったプレイができるので、今から楽しみだ。因みに彼は、折角のイベントなのに今日は遅番なので間に合わないそうだ。勿体ない。
それにしても、イベント詳細は公式サイトにも載ってなかったが、一体何をするんだろうか。
「バレンタインか……」
そう言えばリアルでもそろそろバレンタインだなぁ……
「マグはチョコをあげるとしたら誰にあげる?やっぱゴッドフリー?」
なっ……!
「何で私があんな豚に!」
あげる理由が無い。全く無い!
そんな話をしていると、いよいよイベント開始時間になり、それと同時にGMレッドライダーからのアナウンスが流れた。
『本日はお集まりいただきありがとうございます。これより、ゲーム内イベント"愛と平和のバレンタイン大作戦!"を開始します』
待ってました。それでイベント内容は?
『本イベントは、北方と南方の融和を目指しており……緊急連絡が入りました。しばしお待ち下さい』
緊急連絡って何よ。携帯なら電源切っとかないと。
『皆さん大変です!今入った連絡によりますと、メギドの村から大量の流民がこの北方に渡ってきており、真っ直ぐ各勢力首都のアイテムボックスに向かって来てるそうです!その数は相当数に上るとの事!』
マジか。ほのぼのイベントじゃ無いのか。
『一体アイテムボックスにどうしようと言うのでしょうか!各勢力の皆さんは接触を試みて下さい!』
アイテムボックス?イベントに合わせて首都中央に設置されたこれか。南方からプレイヤーが大挙してこれを目指してやってくる。それってつまり侵略では?GMレッドライダーのアナウンスを聞き、私と同じように不安に駆られたプレイヤー達が勢力チャンネルで発言し始めた。
『取り敢えずアイテムボックスを防衛しないといけないってことかな』
『南方民は対人戦初心者が多いだろうけど、数は北方民より相当より多いはずだぞ』
『結構やり込んでるプレイヤーも多いはず(>人<;)」
『バレンタインのチョコは自ら勝ち取れって事か』
対人戦初心者でも、圧倒的な数のプレイヤーが南方にはいるはずなので、総力で攻められたら各国に分散してる北方民なんてひとたまりも無いはずだ。
『話は分かりました!軍団長ポーラが指揮します!黒の国所属プレイヤーは正門前に集合!』
私達旅団の砦所有を認めてくれ、そして彼を師団長に任命したStaleさんは悪い人では無かったが、時代の流れには勝てず、最近行われた軍団長選挙により新軍団長にはポーラさんが就任した。就任したてだけあって、やる気に満ちているようだ。
『南方民は多数。籠城していてはジリ貧なので、こちらから一気に攻めます!』
『皆さん頑張りましょう!><』
『ぬるま湯育ちなんて蹴散らしてやろうぜ』
しかし、ポーラさんが軍団長となったことで、ぽららさんやオジンが活気付くのは少し嫌だな。
北方民は数が少なく、一致団結しないと勝ち目は無いという思いが全員の共通認識としてあったため、私達はポーラさんの指示どおり正門前に集まり、南方民との決戦の為、前進を始めた。
勢力に属していないプレイヤーのメギドの村からの転送先は、中央山脈中心部にある、廃墟聖堂となる。私達黒の国本隊は、その廃墟聖堂を最終目的地にし、まずは中央山脈山道入り口を目指した。そこに早速偵察から報告が入った。
『中央山脈山道2付近に無所属プレイヤー多数』
遂に来たか。すかさずポーラさんの指示が流れた。
『全軍突撃!』
『皆さん、私達の手で北方を守りましょう><』
南方民は圧倒的多数と聞くが、対人戦歴はこちらの方が上のはず。なら勝機はあるはずだ。
接敵後、1人の敵に早速私は矢を射かけたが、回避行動もせずに背を向けてデタラメな方向に逃げ始めた。
いきなり逃げるか!
初期装備な辺り、この敵は金をケチったな。トドメを刺すため追跡したところ、マップの際に追い詰められ観念したのか、その敵はこちらに向き直った。
ようやく戦う気になったか!
私は、すかさず二の矢を放ち、その敵を撃破した。しかし、最期にエモートをしようとしてたように見えたが、気のせいかな。
周りの敵は離れてるし、どんな装備を持ってるのかと思い、その敵の死体をルートして私は愕然とした。なんと、その敵のルート枠には、初期装備のコットン服上下とチョコレートしか無かったのだ。死亡時にドロップするアイテムは4つ。なのに3つしか落として無いということは、この敵……いやプレイヤーは正真正銘全くの非武装だったという事だ。
よくよく周りを見渡してみると、無所属プレイヤー全てが同じ初期装備。黒の国本隊の攻撃に対し反撃どごろか、みんな悲鳴を上げながら逃げ回っている。そこに、とある無所属プレイヤーのシャウトが流れて来た。
『私達はただチョコレートを届けに来ただけなのに……』
その一言で全て理解してしまった。アナウンスしていたGMは一言も、"南方から流民が攻めて来た"とは言ってなかった。このイベントの趣旨はきっと、北方民が南方民を各首都に迎え入れ、アイテムボックスに届けられたチョコレートの数を各勢力間で競うイベントだったんだ……
勘違い、知らなかった、説明不足、どんなに言い訳しようとも自ら進んで虐殺に加担してしまった私は絶望し、阿鼻叫喚の戦場から、逃げるように首都を経由しメギドの村まで戻った。
『チョコ10個目ゲット!<1stSSF>所属メンバーは集めたチョコの数で昇進させるぞ!』
『私のスキル構成で無双している件><』
『南方民を廃墟聖堂に追い詰めました!皆さん総攻撃用意!』
「8個目!<聖霊騎士団>でもチョコレースしようぜ!」
流れてくる発言を見ているだけで気持ち悪くなってきた私は、すぐに勢力チャンネルを抜け、ファリスらの発言も流れて来ないようPTも抜けた。しかし、エモート……きっと命乞いの意味がある土下座をしてきたプレイヤーを、なんの躊躇い無く射ち殺した真新しい記憶が頭の中に何度もリピートされるのを、止める手立ては私には無かった。
私はGMの指示に従っただけ……私は軍団長の指揮に従っただけ……でも実際に弓を引いたのは私自身……そんな終わりの無い自問自答をどれくらいだろうか、とにかくかなりの時間メギドの村でしていたら、不意に呼び掛けられた。
「マグりんばんちわー。イベント終わっちゃったん?」
彼だ。
「ゴッでウワアァァァあああん!」
彼を見た途端、心の底に押し込めようとしていたものが、一気に吹き出した。
「ぬおお!いきなりどうしたん!?」
罪の意識に押し潰されかけていた私は、彼に全てを話した。
「キャラを殺してしまったのが、こんなにも心に刺さるなんて……」
これで私も異常者の仲間入りか。
「でも、殺すと言うか撃破するなんて北方ではそれこそ日常茶飯事なんじゃないん?」
確かにそうだ。でも今までとは大きな違いがある。
「非武装で無抵抗で命乞いをするのを撃破した事は流石に無いよ……」
こちらを向いて、土下座エモートをしようとするあのキャラが未だに頭から離れない。
「なんで中にプレイヤーがいる点では同じなのに、武装か非武装かの違いで今回こんなにも後悔すると考えるん?」
なんでって……
「それは、その、私は今までそんな卑怯な事した事無かったから……無かったと思うから……」
そうだ。私はいつだって自分に恥じることなく戦ってきてたはずだ。少なくとも自分ではそう思ってる。
「なら今回のを機に、これまで以上にマグりんらしく真っ向から真剣に戦えばいいんだよ。いつだって相手は生きたプレイヤー、人間だと思えばそれはできるさ」
うん……うんっ。真剣にか、きっと私にも出来るはずだ。
「明日の事を思い煩うな、明日の事は明日の自分が思い煩うってね」
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