モーレツ熊

文字の大きさ
上 下
17 / 22

17 ★R-18★かなり有り※苦手な方18歳未満はご遠慮ください。

しおりを挟む

ラトヤは廻の顎を優しく掴み、深くくちづけた。

歯列から上顎をねぶられると、廻はぞくぞくとしたくすぐったさと、背中から下半身にかけてジクジクと疼く感覚が這い上がってきた。

舌を捉えられ、強く吸われると唾液が溢れて口の端から垂れた。
性急に、いやらしくラトヤの舌が廻の舌へ快感を促す。
慣れていない舌の動きで、ラトヤの舌に絡みつければ、たっぷりの唾液が廻の中へ流れていき、飲み下すしかなかった。

「あ、っあ、ん」

ぷちゅ、くちゅ、と角度を変えると、舌を離さないように絡まるから、音がでた。

「ん、ん」

廻が必死にラトヤの愛撫に応えていると、下半身の布を持ち上げる変化に羞恥した。

布越しにラトヤが廻の下半身を触ると、ビクンと身体が跳ねた。

「あ、や、や、だめ!」

「なら、ここは?」

長衣が肩から脱がされ、ハイネックのカットソーを捲られて、腹から手をいれ脇腹やヘソを撫で回された。

「ん、ん、」

初めて自分じゃない手に触れられると、ぞくぞくとした快感がゆっくりと広がっていった。

舌は、いやらしく廻の舌を、唇を蹂躙したまま、ラトヤの手は這い上がりながら、小さな突起をギュッと摘み上げた。

「!!んっ!い、ぁ!」

塞がれてる口から、声が漏れた。

「あぁ、ここも、めぐは気持ち良いんだね」

口をあまり離さないまま、喋るラトヤが淫靡な笑みを作りながら、摘み上げた廻の乳首を見た。

「ちが、痛いの、やだ」

「なら舐めて、優しく吸って、廻が気持ち良くて泣いちゃうまで、弄ってあげるね」

薄い身体に胸筋なんてほとんどなく、乳輪を寄せて乳首を舐め、固くなると強弱をつけて吸った。
強く吸われた時、廻の腰が揺れるのがわかっあ。
溢れた唾液と、蕩けた口元から見える赤い舌が、幼さと相まって扇状的だった。

「口が寂しいね」

ラトヤは左手の長い指を2本口に含ませた。
痺れるような快感で、廻は無意識にその指に舌を這わせた。
長い指をぴちゃぴちゃと、溢れる唾液でふやけそうなほと、しゃぶっていた。

「ん、ん、う、ん、あぁ、ん!
 あん、あぁ、もぅ、だ、めぇぇ!!」

初めての刺激は、廻には強すぎたのか、目をぎゅぅっと瞑って、果ててしまった。

「う、ふぅ、ふぅ、ん」

びくんびくんと、出してしまったのが、腰に絡まってる長衣まで濡れたのでわかった。

「上手にいけたね。」

良い子だ、と褒めながら廻の頭を撫で、気持ち悪いだろうと、すべてを脱がした。

イッたばかりで、茫然としてる間に、ラトヤに全てを晒してしまっていた。

濡れた股間には、まだ、熱を含んだ可愛らしく、桜色したペニスが、ピクンと時折跳ねた。

グッタリと力が抜けている間に、ラトヤは廻の片足を持ち上げて、その際奥に指を這わした。
廻が先ほど濡らしてくれた指を充てがうと、ゆっくりと、傷つけないように侵入させた。

「あ、あ、あ、」

「いやか?」

問えば、廻は必死に首を振り、ラトヤの首に腕を回して抱きついた。
その仕草が可愛くて、煽られて、ゆっくりほぐすのが拷問のようだった。

初めてでラトヤのモノを受け入れるのは難しいだろうから、今夜はここまでにしようと、身体を離そうとした。

「やだ!
 やめないでよ!
 僕は、僕はラトヤ様のもので、ラトヤ様は僕のものでいいんでしょ?
 汚いから、僕の身体が傷痕で汚いから?」

「!何を!
 傷痕なんか関係ないと何度言えばわかる?
 めぐの身体はこんなに細くて、折れてしまいそうだから、ゆっくり時間をかけたいだけだ。」

「初めてを、あげたいんだ。
 じゃないと、怖いから。」

「貰うに決まってる!
 当たり前だ。
 初めても、その先も、最初で最後の男だ!」

「僕にも、させて。」

知識で知っている。
ラトヤの勃起したペニスは確かに凶器だった。
手で擦り、躊躇いながら口に含んだ。

「う、ん」

チロチロと、赤い舌が見え隠れする。
廻の口に弄ばれてると思うだけで、ラトヤは爆発寸前だった。

舐めて、吸って、カリ首を唇で擦り、鈴口に舌を差し入れたりしてみた。

唾液が溢れて、ぢゅるぢゅると音がでる。
その動きと視覚で、まるで童貞の様にすぐイキそうだった。

我慢できるわけなかった。
挿れないと、治るわけ無い熱に、とうとう、廻の小さな尻穴に、指をいれてほぐし始めた。

「んむぅ、うれひぃ、」

口に含んだまま喋る破壊力に理性は跳んだ。

「わかった、そのまましゃぶって、口から離しちゃダメだからね」

軽々と廻の腰を持ち上げて、自分の目の前に尻穴とペニスを向けさせた。

グッと人差し指を突き入れて中を擦る。
指を入れたまま、穴の周囲を舐め始めた。

「あ、っあっあっん!」

ラトナのカリ首を含んだまま、嬌声をあげるので、くぐもった声になる。

指を2本に増やすと、少しだけ拡げて中に舌を差し入れたりした。
中も濡らそうと、たっぷりの唾液を入れる。

「んむ、ん、ん、ん、あ、あん」

不規則に、指を動かして柔らかくなって行くのを確かめた。
でも、まだまだ。

「ら、にゃさま、ぼふ、いにゃいに、いれにゃいね、ね」

————ラトヤさま、ぼくいがいに、いれないでね———


爆発する。

尻を両手で掻き広げて、一気に指で穴を拡げると、中に舌をがむしゃらに差し込んでは舐め、指を2本、3本と増やして、とうとう、4本がぐずぐずと入るまでふやかした。

その間、廻は言われた通り、ラトヤのペニスから、口を離すことはなかった。

虐待の名残を見せつけられたようだった。

『くそ、なんで。
 強要させるつもりはなかったのに』

「らーにゃさま?」

「めぐに、無理をさせたかったわけじゃないんだ。
 口から離すな、なんて言うんじゃなかった。」

「むは、ちがうよ、僕がしたかったんだよ?
 気持ちよくしてあげたかったから、
 だから、わがままを言ったの。
 僕以外に、入れないでって。」

お尻をラトヤに向けたまま、口からペニスを抜いて話した。

「トラウマが無いとは言わないけど、
 ラトヤ様には、わがままも、甘えても、泣いても、笑ってもいいんだって、ちゃんとわかったから。」

目元を桜色に染めて、恥ずかしげに微笑んだ。

「なら、遠慮はしない。
 私の下で、愛される喜びに泣いてくれ」

うつ伏せて、尻を高く持ち上げさせた。
雌猫の発情のように。

その下に、廻の桜色したペニスは硬さを取り戻し、透明な先走りで糸を引いていた。

「僕、だけにしてね。」

「当たり前だ、めぐしか欲しく無いし、反応もしない。」

もう一度、尻穴をぐちゅっと舐めてから、ラトヤのペニスを充てがった。

ぐっちゅん! と一息に挿し込んだ。

「あー!!!」

廻の中がその質量に慣れるのを待っていると、中が、くにゅくにゅと締め付け形を確認する様に蠢いた。

「めぐ、中が動いてるぞ
 私のペニスは美味いか?」

「あ、あ、んん
 お、いしい、ラトヤさまをたべ、てる」

獣がつがう時のように、ラトヤは廻の尻に腰骨を打ちつけた。

「あっあっあっあっあん、んっんっんっんっんっ、あん!あん!あん!」

廻の喘ぎ声が段々と甲高く、大きくなっていった。

「め、ぐ、気持ちいいと、言って、ごらん」

激しく腰を打ちつけながら、促した。

「んっん、き、もち、いい、んっ
 あっああああ、あん!あん!
 気持ち、いいよー!あん!あっ!あっ!ん!」

口に出すと、この拐われそうな快感が、より一層、気持ちよく感じた。
これが、気持ちいいって事なんだ。
愛し合うって、幸せなんだ、とペニスが入ってるお腹から暖かくなった。

「らーにゃ、さ、ま
 抱きしめ、て」 

ラトヤは、胡座をかいて座るとその上に、廻を向き合うように座らせた。
当然、ペニスを迎え入れさせて。

抱きしめながら、下から突き上げると、また、可愛く淫靡に喘ぎ始めた。

「んっんっ、はぁ、あん!あん!」

ラトヤの腹に、硬くなったペニスがこすりつけられる。

くちづけをしながら、突き上げると、嬉しそうに廻の舌が絡んでくる。

ラトヤが、鏡がある事を思い出し、そちら側に身体を向けた。

「めぐ、見て、私のペニスがお尻の穴にしっかり入って、食べちゃってるよ」

「ぅん?」
 
後ろを見ようとして、鏡が目に入った

「めぐのこの痕も、薄く赤くなって、花が咲いてるようだ。
 綺麗だよ。
 めぐ、私が愛すると、こんなに綺麗になるんだね」

上気した身体の熱で、ほんのり、赤くなっている傷痕が、花びらを散らしたように色づいていた。

お尻には、ラトヤのペニスが入り、醜い傷痕もラトヤは綺麗だと言う。

「幸せ、だ。
 愛してる。
 旦那様だね。」

金色の目元が、薄紅色に染まり、光を散らすように微笑んだ。

廻の周りに、光の粒が現れ、祝福する様二人を包み込んだ。

『唯一無二の繋がり、ここに成ずしたのを見届けた。
 理からの祝福を』


誰もの頭に、誰かの声が響いた。  


「祝福されたね」

「ふふふ、ラトヤ様、もっと、愛して下さい」

「もちろんだ。」

廻をベッドに押し倒すと、再び、抽送を始めた。
首に、背中に廻の腕が絡みつき、時折、爪を立てられた。
それすら甘い快感だった。

「あ、あ、あ、!」

薄い腰をしっかり固定して打ち付け、廻のペニスは白い精液を吐き出したが、ラトヤは止まらない。

イッてるから止めて欲しいのに、敏感になりすぎてる中も、ペニスも、また、与えられた激しい快感に、ちがう波を感じた。

「あ、だめ!だめ!だめ!だめ!!!」

「イク、ぞ」

一際深く、強く打ち付けられて、廻は精液ではない透明な液体をぷしゃっと吐き出した。

ショロショロと止まらない。

中はラトヤのペニスが痙攣し、前はビクンビクンと跳ねながら、漏らした。

「やあ、やだあ、だめっていったのに!」

「めぐ、漏らしちゃったね。
 可愛い」

甘く笑いながら、その泣き顔に何度もあやすようにくちづけた。

繋がったまま、濡れそぼったまま、廻を抱きしめ、眠りに落ちた。

明日の掃除なんか、考える気も無かった。



-..-..-.-.-.-.-.-..-.-.-..-.-..-.-.-.-.-..-..-

エロも、愛があると、長丁場ですな。

甘々を発動します。










しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

隣の親父

むちむちボディ
BL
隣に住んでいる中年親父との出来事です。

ガテンの処理事情

BL
高校中退で鳶の道に進まざるを得なかった近藤翔は先輩に揉まれながらものしあがり部下を5人抱える親方になった。 ある日までは部下からも信頼される家族から頼られる男だと信じていた。

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

カテーテルの使い方

真城詩
BL
短編読みきりです。

放課後教室

Kokonuca.
BL
ある放課後の教室で彼に起こった凶事からすべて始まる

処理中です...