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第42話 女商人とデート
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最低限の自衛の準備をしようと買い物に出かけようとするとフー姉がついてきた。
「このままデートにしましょう」
「いやそれは悪いよ。用事のついでみたいになるでしょ」
「いいのよ。デートは1回しかできないわけじゃないわ。今度は素敵なところに連れてってね」
「……うん、わかった」
交際経験がほぼないのでこういうフォローをしてくれるのは本当に助かる。俺も甘えてばかりではいられないので良いところがないか探しておかないとなぁ。ゲームだし何もないってことはないだろう。
まず始めに雑貨屋に向かう。ここでは回復アイテムなどの消耗品を購入するために来た。
「うーん、切り傷程度しか治らない傷薬はこれからのことを考えると微妙ね。もっといいのはないのかしら」
「ウチにはこれ以上のは置いてないね。薬を専門的に扱ってる人がこの村にいないから行商人から仕入れてるけどこれよりいいのは採算合わなくなるからね」
「そうなのね。精霊の件は聞いているわよね?今後やってくるハンター協会の方に必要となってくるのではないかしら?」
「ハンター協会は専属の薬師いるだろうからウチは当てにされないだろうね。あ、食品は買いに来るだろうからコウタ頼んだよ!」
「はい、村長にもそこは頼まれました」
現状の生産量で問題ないので引き続きよろしく頼むと言われている。また、今後の状況次第で人口が増えるのであれば生産量を増やすように頼むかもしれないとも言われた。ただそれに関しては今すぐどうこうではないこと、無理なら行商人からの仕入れを増やすから気負わなくてもいいとも言われている。
それから効果としては最低限だが無いよりはマシということで傷薬や軽めの状態異常を治す薬をいくつか購入し雑貨屋をあとにした。次に向かったのは鍛冶屋である。
「武器になるのはナイフ、弓、斧、ハンマー、あと一応農具と包丁もかしら」
「武器として使うならナイフ、弓だな。ほかは武器としての使い方を想定していないから壊れやすいぞ」
そう答えるのはこの鍛冶屋の主人であるゴードンさん。彼は金髪でもじゃもじゃした髭が特徴の筋骨隆々な男性である。
「防具はないのかしら」
「ないな。今まで必要なかったしな。武器も狩りに使うくらいだからナイフと弓しか置いてない」
「今後は武器を作ってく予定はあるかしら」
「あー、精霊の件だな。状況次第だな。ハンター協会が鍛冶師を連れてくるなら俺はするつもりはない」
「えーー!作ろうぜ、おやじ!」
ゴードンさんの考えに反対の声をあげたのはゴードンさんの娘兼弟子のカレンさん。彼女は金髪に吊り目の女性である。
「俺は機械を作るほうが好きなんだよ」
「かっこいい武器の方がいいだろ!」
なにやら親子で言い合いを始めてしまった。
「とりあえずナイフ2本でいいか。ペリカも得意なのは短剣だったし」
「そうね。本当は直剣とかあればよかったのだけど」
「まぁ前の世界のように戦えるわけじゃないから今は良いんじゃないかな」
「そこが少し不安なのよね」
そこはゲームが違うのでしょうがない。弓はいままでゲームで扱えたためしがないので選択肢にはなく、武器はナイフとなった。
「あら、薬を作成できる機械もあるのね」
「おう調合台だな。150,000Gだぞ」
調合台ね。俺もそのうち欲しいなぁとは思っていた。すぐに欲しいわけじゃないから後回しにしてたけど。フー姉は調合台が気になっているようだね。元々FWOではポーションなどの薬も扱っていた商会の商会長だったわけだし興味があるのだろうか。
「フー姉、調合に興味あるの?」
「ええ、そうね。元々私のところの商会のはじまりって薬屋でしたからね」
それは初耳だった。薬屋から徐々に日用品とかに手広くなってあの規模の商会になったのか。
「購入しようか。元々俺も興味あったし、資金も余裕はあるから」
調合台を買ってもこのあとの中級魔法はまだ買えるだけの資金はある。
「調合台を置くスペースってあったかしら」
「あー……このあと増築の依頼もしておこう」
部屋のことを忘れてた。1室くらいならまだ何とかなる。
それから調合台は増築後にまた購入しにくることにして鍛冶屋をあとにした。そして大工屋に増築のことを依頼し、広場に向かう。
「おうコウタ。今日は何の用だ?」
「リック、今日は中級魔法を買おうと思ってね」
「中級魔法なら前に伝えた通り取得者登録に50,000G、各種の魔法書150,000Gだよ」
「コウちゃんは何の魔法にするのかしら」
「うーん、水か土かな?火だと森で火事になると困るし、普段の農作業で初級がそれなりのレベルだからね」
両方は出費が痛いな。それに中級魔法がどんな感じか知らないからまず一つ試してから他の属性を考えてもいいかなって思うし。
「リックさん。中級魔法というのはどういったものか教えてくださるかしら」
「ああ、いいよ。中級魔法は武器などの形を模して動かすことができるようになる。そして動かし方も速度を早くしたり回転させたりとできることが増える」
なるほど。初級はただ水や土を出して移動させることができる。レベルが上がってもそれの規模が大きくなるだけで勢いよく噴出させたり特定の形に変えることはできなかった。中級になるとそういったことができるということか。
「魔法で出したものが消えないのは中級も一緒?」
「ああ、一緒だ。中級を覚えると初級のレベル次第では、初級だけを覚えてる時と比べて規模がさらにでかくなるから扱いには気を付けてくれよ」
ああ、水や土を出せる規模もさらに増えるのか。その辺に適当に土を大量に出すだけですごい迷惑になるよね。だからこそ取得者登録させたり値段が高くしているんだろうね。
「だったら水のほうがいいのかな。水なら地面に染み込むだけだし扱いやすそう」
「でもコウちゃん、水だと咄嗟の守りとして不安があるわよ。土だったら壁を作ったりできるから身を守りやすそうじゃないかしら」
たしかに水だと壁を作ってもすり抜けてくるよね。森で戦うなら土の方が良いのかな。本格的に戦うわけではなく自衛がしたいだけだしそれを考えると土の方が自衛に向いているのか。
「それじゃあ中級土魔法を買うよ」
「取得者登録はコウタでいいのか?」
「うん、それでよろしく」
「それじゃあこの金属板に手を置いてくれ」
俺は差し出された黒い金属板に手を置く。ちょっとひんやりとしている。リックはそれを確認すると手元でなにかの機械を操作している。
「それは何をしているか聞いていい?」
「ああ、これは魔法管理局にコウタの情報を送っているんだ。……よし登録完了。これでコウタは中級魔法を使えるよ」
「ありがとう」
それから他の商品を見ていくつか購入した。
「準備はこれで終わりだね。あそこのベンチで少し休まない?」
「ええ、いいわよ」
俺たちは広場にあるベンチに座って休むことにした。
「このままデートにしましょう」
「いやそれは悪いよ。用事のついでみたいになるでしょ」
「いいのよ。デートは1回しかできないわけじゃないわ。今度は素敵なところに連れてってね」
「……うん、わかった」
交際経験がほぼないのでこういうフォローをしてくれるのは本当に助かる。俺も甘えてばかりではいられないので良いところがないか探しておかないとなぁ。ゲームだし何もないってことはないだろう。
まず始めに雑貨屋に向かう。ここでは回復アイテムなどの消耗品を購入するために来た。
「うーん、切り傷程度しか治らない傷薬はこれからのことを考えると微妙ね。もっといいのはないのかしら」
「ウチにはこれ以上のは置いてないね。薬を専門的に扱ってる人がこの村にいないから行商人から仕入れてるけどこれよりいいのは採算合わなくなるからね」
「そうなのね。精霊の件は聞いているわよね?今後やってくるハンター協会の方に必要となってくるのではないかしら?」
「ハンター協会は専属の薬師いるだろうからウチは当てにされないだろうね。あ、食品は買いに来るだろうからコウタ頼んだよ!」
「はい、村長にもそこは頼まれました」
現状の生産量で問題ないので引き続きよろしく頼むと言われている。また、今後の状況次第で人口が増えるのであれば生産量を増やすように頼むかもしれないとも言われた。ただそれに関しては今すぐどうこうではないこと、無理なら行商人からの仕入れを増やすから気負わなくてもいいとも言われている。
それから効果としては最低限だが無いよりはマシということで傷薬や軽めの状態異常を治す薬をいくつか購入し雑貨屋をあとにした。次に向かったのは鍛冶屋である。
「武器になるのはナイフ、弓、斧、ハンマー、あと一応農具と包丁もかしら」
「武器として使うならナイフ、弓だな。ほかは武器としての使い方を想定していないから壊れやすいぞ」
そう答えるのはこの鍛冶屋の主人であるゴードンさん。彼は金髪でもじゃもじゃした髭が特徴の筋骨隆々な男性である。
「防具はないのかしら」
「ないな。今まで必要なかったしな。武器も狩りに使うくらいだからナイフと弓しか置いてない」
「今後は武器を作ってく予定はあるかしら」
「あー、精霊の件だな。状況次第だな。ハンター協会が鍛冶師を連れてくるなら俺はするつもりはない」
「えーー!作ろうぜ、おやじ!」
ゴードンさんの考えに反対の声をあげたのはゴードンさんの娘兼弟子のカレンさん。彼女は金髪に吊り目の女性である。
「俺は機械を作るほうが好きなんだよ」
「かっこいい武器の方がいいだろ!」
なにやら親子で言い合いを始めてしまった。
「とりあえずナイフ2本でいいか。ペリカも得意なのは短剣だったし」
「そうね。本当は直剣とかあればよかったのだけど」
「まぁ前の世界のように戦えるわけじゃないから今は良いんじゃないかな」
「そこが少し不安なのよね」
そこはゲームが違うのでしょうがない。弓はいままでゲームで扱えたためしがないので選択肢にはなく、武器はナイフとなった。
「あら、薬を作成できる機械もあるのね」
「おう調合台だな。150,000Gだぞ」
調合台ね。俺もそのうち欲しいなぁとは思っていた。すぐに欲しいわけじゃないから後回しにしてたけど。フー姉は調合台が気になっているようだね。元々FWOではポーションなどの薬も扱っていた商会の商会長だったわけだし興味があるのだろうか。
「フー姉、調合に興味あるの?」
「ええ、そうね。元々私のところの商会のはじまりって薬屋でしたからね」
それは初耳だった。薬屋から徐々に日用品とかに手広くなってあの規模の商会になったのか。
「購入しようか。元々俺も興味あったし、資金も余裕はあるから」
調合台を買ってもこのあとの中級魔法はまだ買えるだけの資金はある。
「調合台を置くスペースってあったかしら」
「あー……このあと増築の依頼もしておこう」
部屋のことを忘れてた。1室くらいならまだ何とかなる。
それから調合台は増築後にまた購入しにくることにして鍛冶屋をあとにした。そして大工屋に増築のことを依頼し、広場に向かう。
「おうコウタ。今日は何の用だ?」
「リック、今日は中級魔法を買おうと思ってね」
「中級魔法なら前に伝えた通り取得者登録に50,000G、各種の魔法書150,000Gだよ」
「コウちゃんは何の魔法にするのかしら」
「うーん、水か土かな?火だと森で火事になると困るし、普段の農作業で初級がそれなりのレベルだからね」
両方は出費が痛いな。それに中級魔法がどんな感じか知らないからまず一つ試してから他の属性を考えてもいいかなって思うし。
「リックさん。中級魔法というのはどういったものか教えてくださるかしら」
「ああ、いいよ。中級魔法は武器などの形を模して動かすことができるようになる。そして動かし方も速度を早くしたり回転させたりとできることが増える」
なるほど。初級はただ水や土を出して移動させることができる。レベルが上がってもそれの規模が大きくなるだけで勢いよく噴出させたり特定の形に変えることはできなかった。中級になるとそういったことができるということか。
「魔法で出したものが消えないのは中級も一緒?」
「ああ、一緒だ。中級を覚えると初級のレベル次第では、初級だけを覚えてる時と比べて規模がさらにでかくなるから扱いには気を付けてくれよ」
ああ、水や土を出せる規模もさらに増えるのか。その辺に適当に土を大量に出すだけですごい迷惑になるよね。だからこそ取得者登録させたり値段が高くしているんだろうね。
「だったら水のほうがいいのかな。水なら地面に染み込むだけだし扱いやすそう」
「でもコウちゃん、水だと咄嗟の守りとして不安があるわよ。土だったら壁を作ったりできるから身を守りやすそうじゃないかしら」
たしかに水だと壁を作ってもすり抜けてくるよね。森で戦うなら土の方が良いのかな。本格的に戦うわけではなく自衛がしたいだけだしそれを考えると土の方が自衛に向いているのか。
「それじゃあ中級土魔法を買うよ」
「取得者登録はコウタでいいのか?」
「うん、それでよろしく」
「それじゃあこの金属板に手を置いてくれ」
俺は差し出された黒い金属板に手を置く。ちょっとひんやりとしている。リックはそれを確認すると手元でなにかの機械を操作している。
「それは何をしているか聞いていい?」
「ああ、これは魔法管理局にコウタの情報を送っているんだ。……よし登録完了。これでコウタは中級魔法を使えるよ」
「ありがとう」
それから他の商品を見ていくつか購入した。
「準備はこれで終わりだね。あそこのベンチで少し休まない?」
「ええ、いいわよ」
俺たちは広場にあるベンチに座って休むことにした。
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