異世界で最強の英雄で魔王になりました

神の七つ道具_オケアノスの兜

選択する

「死んでもうたか。
お主はどうする？
選ぶが良い。」

「俺はマガタマに入る。」

「それが良い。
命が大事だろう。
くだらない事で死ぬ事はない。
この馬鹿のようにな。」
羅刹は羅壱の身体を踏み潰す。
羅天は無意識で羅刹の体を掴む。
「この手は何だ？
謝れば許そう。」

羅天は口から血が出るほど歯軋りをし、
謝る。
羅刹は羅天を持ち上げ、
羅天を治すため、この国を離れた。
羅刹は羅天を乱暴に置く。
「後は任そう。」

「全く乱暴だね。
そう思わないか。鬼の君
死にそうだね。」
白衣を着た人間は、
羅天の体を再生する様に治していく。
「これで君は助かったね。
これからが楽しみだよ。」
白衣を着た人間は狂ったように笑い、
外へ出る

数時間後
ガチャとドアを開きツララが中に入る
「マガタマに来てしまったのね。」

「羅壱が言っていたのは、あんたか。」

「何か言ったの。」
羅天は首を振り、
「俺はマガタマに入った。
選択肢ならもう決めた。
羅独という鬼がいる。
そいつは羅刹を倒せる可能性がある。
生かしておくわけにはいかない。
GPSがついているから、
いつでも殺しにいける。」

「辞めなさい。今すぐマガタマをね。」

「辞めて欲しければ殺せ。
俺を見張れば、いつか羅刹を倒せる者の
成長するか、死ぬか。
今のままでは弱すぎる。
俺にすら勝てない。」

「その話は半分信じてあげるわ。
私が全力で止めてやるわ。
そのGPSは誰が持っているの。」

「知らない。多分、羅刹が持ってる。」

「そのGPSで羅刹を倒せる者を見つけ
私が保護する。
そのあとで壊すわ。
入っていけないわ。後悔する」
ツララは部屋から出る。

「羅壱、俺はこれからは
俺のやり方でやろう。」

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「選択肢を間違えれば、
全てを失う。
マガタマに入れば命は助かるんだ。
俺の命を持っていけば認められるだろう。
俺もそうやって入った。」
健一は羅天の前に立ち
「俺は入らない。
俺は自由が好きなんだ。」

目が覚めたハロメアは、
怪我をした羅独とロタの治療を終え
羅天の治療をする。
「敵だぞ。
俺を治療するとは。」

「私は怪我をしていれば、
誰であろうと治します。
その後、悪いことをするのであれば
健一達が、何とかしてくれるのです。」

「黙って治されとけ。
また、悪いことをするのなら、
俺が止める。」

「お前は選択肢を間違えるなよ。」

健一は
「間違えても、間違いを直してくれる仲間が
俺にはいるから間違えない。」

「そうよ。私たちがいるからね。」
ロタは自信満々にいい、
ハロメタも頷く。

「羅天、強くなるよ。オラ強くなる。」

「俺を超えろ。」

「オラはもっと強くなる。」
羅独は拳を握る、
「後は頼んだ。健一。
俺は俺のすべきことをする。」

羅天と別れ
健一は新たな神の七つ道具を探す旅へと
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