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ハビナ国編

疑惑の目

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「私たちが何かやったの。
あの娘だって、悪そうに見えない。
みんなの悪口も言わずにずっと耐えてる
ずっと震えていたのよ。
ボタンは少ししか会ってないけど優しい
話し合えば分かるかもしれないのに」

「話し合うだと、出来るわけがない。
この状態になったのも全て、
ボタンとカムロの2人のせいなのだから、
カムロはどこかへ消えて、
ヤナギ様はカムロを追いかけて、
この国をでたのです。
私たちは、この眼でしっかりと見ている。
私だけではない、この国全体が知ってる」 

健一は2人の話にわって入り
ロタをゆびでさしながら
「そんな話は興味がない。
神の7つ道具について知っていることは、
ないのか?
こいつが、昨日聞いたように、
何か知ってんだろ。」


「教えるわけがない、いや、
教えましょう。
直接関係あるかはわかりませんが、
神の7つ道具の文献がこの国の王宮に
隠されています。
ですが、王宮はボロボロになり、
いつ崩れるかわからない状態で、
行けますかね。」
男はニヤッと笑う。
「本当にあるのか?」

「さあ、噂程度なんで、民である私には
知りません。」
そう言い男はその場から姿を消えていた。
「いつの間にかきえたわね。」
ロタが言うと健一とハロメアも
消えた事に気づく。

「とりあえず食料買いましょう。」
3人は食料と必要な道具を買う。

「健一どうするのですか?」
ハロメアが聴くと、
「ロタとハロメアは、ボタンの家で、
待っていてくれ、
この国ではあそこが一番安全だろう。
自分の眼で見たものを信じる。
ハロメア、ロタ
万が一でも俺に何かあった時は、
この国から逃げてくれ、
俺なら気にするな。
必ず生きて見つけてやる
手がかりが見つけてくる。」
ハロメアの頭を撫でる健一
「本当に平気なのですか?」
ウルウルとした眼で見つめる。
「心配ない。
手がかりを探すだけだから、
ロタ、ハロメアを頼む。」

ロタはわかったわと頷きハロメアの
手を引き、ボタンの家へと向かう





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