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神の弓-アポロンの弓編-
紅蘭警との遭遇4
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健一がたどり着くと、
殴り合って血を流している人々と
泣いているハロメアがそこにはいた。
「ハロメア何があったんだ?」
「わからないのです。
皆さん、突然周りの人たちに
怒りをぶつけてるのです。
私と魔物の皆さんで止めてるんですが、
止められなくて、
私はどうしたらいいのか、
わからなくなったのです。
話しかけるにしても聞いてもらえないのです
でも、」
呼吸するまもなく、勢いよく喋る
「ハロメア、落ち着け。
全員、ぶっ叩いたでも止めてやるから」
「それじゃ、なんの解決にもなってないよ」
ロタが言うと、
「それじゃ、他に方法なんてあるのか?
話を聞く状態じゃないなら、
ぶっ叩いてでも止めるべきだろ。
盗聴器を取るのが大事な筈だ。」
「わかってるわよ。
それでも叩いていい理由にはならないから」
「健一、私はどうすればいいのですか?
それに盗聴器とは何ですか?」
「気にしなくていい、それより頑張ったな。
魔物もよく助けてくれた。
感謝する」
魔物たちは喜ぶ
「貴方達よくやったわね。
軍団長、今度は私たちの番ね」
「そうだな。我らが今まで助けてもらって
何もできなかった。
せめてここだけでも役に立ちましょう。」
「醜いですね
人間というのは、どうして争うのでしょう」
ダムが言うとエルピスが
「それは元々、君が、」
「僕のせいにするのは、やめて下さい。
こいつらが弱いから君たちの国は
滅びたんです。」
「違う、それは僕が守れなかったからです」
「それもそうですよね。
君が守れていたのでしたら、
私とはあってませんからね。
争いをしているなら、
手っ取り早く済ます方法がありますよ。
そいつら全員、殺せばすぐ終わりますよ。
必要ないでしょ、君にとっては、
こいつらは足枷でしょう。」
「違うよ。この人たちは、
僕をさらに強くさせてくれる存在です。
この人達がいなければ、
立ちあがろうとすらしていないです。
この人達を馬鹿にする事は許せない。」
「わかりましたよ。
こんな怖い顔してたら、怖いですよ。
ねえ、皆さん。」
ダムが全員を見回す。
「エルピス少し怖いわよ。
ハロメアちゃんが怯えてるわよ。」
エルピスはハッと我に変える
「ごめん、許せなくて
今はこんなことしている場合ではないか。
僕が止めてみせる。
皆さん、争いはもうやめてください。
王になんて僕がなれるわけないか」
マルカサ王国に住んでいた人達には、
聞こえない。
聞こえても聞いてないふりをしている。
「エルピスよ。
貴様は王にはまだ早かった様だな、
返してもらおう
まだ、我が王となり我の姿を見て、
王とは何かを学ぶが良い。
貴様は王とはマルカサ王国の王とは
何かを知らなすぎる。
たとえ国が滅ぼうが、我は王なり、
そして貴様も王になるべく生まれた1人
城がなくとも、国が無くなろうとも
また、国を作るのが、
マルカサ王国の王となったものの勤めだと
我は感じる。」
王冠とマントをエルピスから剥ぎ取り
リビドは付ける。
「しかし兄上誰も話を聞いてもらえない」
「弱気よ。その弱気では誰も
着いてこようとはせん。
優しい王も良いが時にはビシッとしないと
王にすることは出来ん。
我を見とくが良い。」
マントを翻し、エルピスに背を向け、
人々が争っている場所に目を移す。
「貴様ら、王の帰還だと言うのに、
こんな下らない争いをいつまで、
我に見させるのだ。
貴様らは我の誇り。
その誇りが無駄な血を流して、
我を侮辱するのか貴様らは、
我が命をかけてでも守った誇りを、
貴様らは、我の顔に泥を塗るのか」
一斉に全員が手を止め、
リビドの話を聞き始める
「我らは再び国を作り、
今度は先代が作り上げた国より、
凄い国よりさらに凄い国にするべく
貴様らに争っている暇などないはずよ
さあ、我に協力するが良い。」
人々は争いをやめビルドに膝をつく
「よくご無事でなによりです。」
「さすがです。リビド様」
ウルフレアは涙を流す
「涙腺が弱いよ。」
ピィルナは少し嬉しそうな顔をして、
涙を流す。
「良かったのです。
争いが止まって本当に良かったのです。」
「ハロメア本当に良かったな」
健一はハロメアの頭をポンとすると
ハロメアは喜んだ顔で健一を見る
「これは凄いですね。」
ダムは驚きを隠せなかった。
「落ち着いてきたので、早速盗聴器を
とりましょうか?」
「よろしく頼みます。」
エルピスが頭を下げると、
ダムはとてつもなく大きい音を
泉全体に放ち、泉にいた全員が気絶をした。
「本当にまちましたよ。」
ダムはエルピスに近づく
殴り合って血を流している人々と
泣いているハロメアがそこにはいた。
「ハロメア何があったんだ?」
「わからないのです。
皆さん、突然周りの人たちに
怒りをぶつけてるのです。
私と魔物の皆さんで止めてるんですが、
止められなくて、
私はどうしたらいいのか、
わからなくなったのです。
話しかけるにしても聞いてもらえないのです
でも、」
呼吸するまもなく、勢いよく喋る
「ハロメア、落ち着け。
全員、ぶっ叩いたでも止めてやるから」
「それじゃ、なんの解決にもなってないよ」
ロタが言うと、
「それじゃ、他に方法なんてあるのか?
話を聞く状態じゃないなら、
ぶっ叩いてでも止めるべきだろ。
盗聴器を取るのが大事な筈だ。」
「わかってるわよ。
それでも叩いていい理由にはならないから」
「健一、私はどうすればいいのですか?
それに盗聴器とは何ですか?」
「気にしなくていい、それより頑張ったな。
魔物もよく助けてくれた。
感謝する」
魔物たちは喜ぶ
「貴方達よくやったわね。
軍団長、今度は私たちの番ね」
「そうだな。我らが今まで助けてもらって
何もできなかった。
せめてここだけでも役に立ちましょう。」
「醜いですね
人間というのは、どうして争うのでしょう」
ダムが言うとエルピスが
「それは元々、君が、」
「僕のせいにするのは、やめて下さい。
こいつらが弱いから君たちの国は
滅びたんです。」
「違う、それは僕が守れなかったからです」
「それもそうですよね。
君が守れていたのでしたら、
私とはあってませんからね。
争いをしているなら、
手っ取り早く済ます方法がありますよ。
そいつら全員、殺せばすぐ終わりますよ。
必要ないでしょ、君にとっては、
こいつらは足枷でしょう。」
「違うよ。この人たちは、
僕をさらに強くさせてくれる存在です。
この人達がいなければ、
立ちあがろうとすらしていないです。
この人達を馬鹿にする事は許せない。」
「わかりましたよ。
こんな怖い顔してたら、怖いですよ。
ねえ、皆さん。」
ダムが全員を見回す。
「エルピス少し怖いわよ。
ハロメアちゃんが怯えてるわよ。」
エルピスはハッと我に変える
「ごめん、許せなくて
今はこんなことしている場合ではないか。
僕が止めてみせる。
皆さん、争いはもうやめてください。
王になんて僕がなれるわけないか」
マルカサ王国に住んでいた人達には、
聞こえない。
聞こえても聞いてないふりをしている。
「エルピスよ。
貴様は王にはまだ早かった様だな、
返してもらおう
まだ、我が王となり我の姿を見て、
王とは何かを学ぶが良い。
貴様は王とはマルカサ王国の王とは
何かを知らなすぎる。
たとえ国が滅ぼうが、我は王なり、
そして貴様も王になるべく生まれた1人
城がなくとも、国が無くなろうとも
また、国を作るのが、
マルカサ王国の王となったものの勤めだと
我は感じる。」
王冠とマントをエルピスから剥ぎ取り
リビドは付ける。
「しかし兄上誰も話を聞いてもらえない」
「弱気よ。その弱気では誰も
着いてこようとはせん。
優しい王も良いが時にはビシッとしないと
王にすることは出来ん。
我を見とくが良い。」
マントを翻し、エルピスに背を向け、
人々が争っている場所に目を移す。
「貴様ら、王の帰還だと言うのに、
こんな下らない争いをいつまで、
我に見させるのだ。
貴様らは我の誇り。
その誇りが無駄な血を流して、
我を侮辱するのか貴様らは、
我が命をかけてでも守った誇りを、
貴様らは、我の顔に泥を塗るのか」
一斉に全員が手を止め、
リビドの話を聞き始める
「我らは再び国を作り、
今度は先代が作り上げた国より、
凄い国よりさらに凄い国にするべく
貴様らに争っている暇などないはずよ
さあ、我に協力するが良い。」
人々は争いをやめビルドに膝をつく
「よくご無事でなによりです。」
「さすがです。リビド様」
ウルフレアは涙を流す
「涙腺が弱いよ。」
ピィルナは少し嬉しそうな顔をして、
涙を流す。
「良かったのです。
争いが止まって本当に良かったのです。」
「ハロメア本当に良かったな」
健一はハロメアの頭をポンとすると
ハロメアは喜んだ顔で健一を見る
「これは凄いですね。」
ダムは驚きを隠せなかった。
「落ち着いてきたので、早速盗聴器を
とりましょうか?」
「よろしく頼みます。」
エルピスが頭を下げると、
ダムはとてつもなく大きい音を
泉全体に放ち、泉にいた全員が気絶をした。
「本当にまちましたよ。」
ダムはエルピスに近づく
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