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神の弓-アポロンの弓編-

対カイラン1

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「ハハハっ、まさかドーランまで
俺が全員まとめてやるでしょ」
カイランは笑っている

「お前の相手は俺だ。
俺がいる間は俺に集中しろ。」

「どんだけ自信満々なんだよ、お前はよ
もうさっさと終わらせてやるから」
カイランはさらに赤の紋章を使い
火を利用してスピードを上げる

健一はボロボロにながら防いでいる。
剣が首を切る直前で避け、
カイランの片方の剣を弾き飛ばした。

「まだ残ってるんだから、
お終いお終い」
健一の振り上げた直前にもう片方の剣で
脇腹に刺す。

健一は苦痛で全身が震えている。
その間にカイランは落ちた剣を拾う。
「もう、これじゃあ戦えないだろ。」

「まだ戦える。」
痛みに答えながら健一ははっきりという。

「無茶しちゃ死んじゃうよ。
俺の楽しみがなくなるから死んじゃだーめ
ソウランとドーランが、
追い詰めたおかげで大分、楽になるな。」
カイランの頬を弓が掠める

「的が定まってなくね。
無茶をするから手がボロボロじゃん」

「うるさい、今はそんな事どうでもいい、
やっとこの国を取り戻すチャンスが
きたんだから諦められるわけない」
ロタは再び弓を持とうとするが
手が痛みで痺れていた。

「ハロメア、ロタとエルピスを治療を頼む
後は任せろ。」

「健一、わかったのです。」

「ここは任せるわ。
まだここが終わりじゃないんだから。」
ハロメアは健一に声をかける。

「ああ、戦いはこれからだ。
今のこの国を壊すまで
俺はもう止まらない。」

「もう、限界でしょ
強がらなくていいから」

健一の動きが遅くなっていく。
「威勢はいいんだけど、
残念、これで最後。」
カイランは赤の紋章を剣に貼り、
さらに腕に赤い紋章を腕に貼り、
健一は青の紋章を剣に貼り対抗すると
激しい衝撃と共に燃え盛る剣により煙で
2人の姿が見えなくなり
「健一、どうなっているんですか?健一」
ハロメアは姿が見えなくなり心配になり
大きな声で叫ぶ

「大丈夫だよ。
彼ならここで倒れてるから、安心しなよ。」
カイランは健一の上に座っていた。

「健一、負けないでください。」

「何言ってんの?もう動かないよ、
死んでるからこの血の量じゃ
生きていけないね。
安心しなよ。同じ場所に連れていくから」

ハロメアは泣きながら
「健一はまだ死んでないです。
生きてます。死んでないのです。
必ず勝つのです。」
ロタも
「健一、立ちなさいよ。
ここで倒れるなんて許さない」

「無駄だよ。
大丈夫だから、君たちの行動は
無駄になるから安心していいよ。」
カイランは立ち上がり、
ゆっくり歩いていく。

「ロタ達には近づかせない。」
エルピスがカイランの前に、
「無駄でしょ。」
エルピスを切ろうとした瞬間に
後ろの方から眩しい光が広がり
一つの場所に集まっていく

「ハロメア、生きて勝つから、
泣くな。」









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