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神の弓-アポロンの弓編-

対ジヘン2

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ジヘンは地面に倒れ込むが、
ジヘンの周りの火は消えてない。
ロタの指は痙攣をして手から血を流し
フラフラしながら歩いてる
健一は呼吸を整える

健一の足元からザッという音がなる
「まだ動けるのか?」
健一は後ろにスッと下がる。

「私があの程度で動けなくなる訳が
ありません。
動けなくなるのはあなたの方です。」
ジヘンが健一の心臓に向かって弾丸を
放つがギリギリで心臓から反らせるが
健一の肩を貫通する。
健一が膝をつく。
「けんいちー。」
ハロメアが泣き叫ぶ。
「大丈夫だ。こいつには負けない
殺されないし、誰も殺させないよ。」
健一がハロメアを見て笑う。
「笑ってるんですか?
私相手にしているのに、
私が負けるはずがないのです。
この醜態はあなた方を殺しすしか、
気が紛れないのです。」
再び健一に向けて銃で打とうとするが、
銃が何者かに腕を蹴られ、
ジヘンの手から銃が離れる。

「何をしている。
この私に何をしている。
私の邪魔をしてはいけないですよ。」
ジヘンの身体の火がさらに強くなる。

「それは私が言いたい事。
あなたたちのせいで、
この国は最低の国になったの。」
ロタはすぐに言い返す。
ジヘンの身体が火で燃えていく。
「熱い熱い、
私にはまだやらなければ行けない事が
あるんです。
この国はまだ未完成なんです。
私達が来なければこの国は
とっくに無くなっているんですよ。
私達のお陰でこの国が救われたんです
だからこの国をどう利用するか、
国民をどうするかは
私達の自由なんですよ。
貴方達には否定する権利なんかない。
意見する権利などない。
ただ私達に従えば」
ジヘンの身体が燃えカスになって
消えていく。
それと同時に燃えていた火も消えた。

「一体どうなってんの、
人が消えるなんて事があるの?」
ロタはジヘンを見て驚いた。
健一もさっきまで戦った人物が
何も残らずに消えて驚く。
(一体何が起きた?
跡形も残らず消えるのか?)

「ロタちゃん、治療するからこっちに
健一、お前もそこにいろ。
俺がそっちに向かう。
お嬢ちゃん、治療ありがとうな。
すっかり元気になったよ。」
ハロメアにお礼を言うと
「いや、私はただ道具を使っただけで」
エスタフは
「咄嗟にどの道具を使えばいいのか、
考えられるのはすごい事だ。
それに使い方も上手い
立派だよ。ついておいで。」
エスタフに褒められて、
嬉しくてついついハロメアは顔を
赤くする。
「はいなのです。」
エスタフとハロメアは
健一とロタの治療をした。









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