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椅子取りゲーム1日目 弐

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"何がどうなっている。
僕はどこに連れて行かれているんだ?"

急に動きが止まり、
数10分した後、拘束と目隠しが外れて、
最初に連れてこられた教室に8名が
連れ戻らせていた。

「お前がなんかやったのか。
こんなふざけたことを
お前がやってるんだろ。頭いいもんなぁ」

「なんで僕がこんなことをするんだい。
それに君と違って、こんなバカなことを
する余裕はない。」

「なんだと、テメェは」と
殴りかけた瞬間にテレビが写る

「おお、皆さん元気がよろしいですね
お互い名前も良く知っている方もいますし
仲良くやっているのでしょう
僕も早く会いたい
実際に会ってみると印象が変わるでしょう」

「何がいいてんだよ。」
庄司が壁を叩く
「僕と会う時は、
恐怖で動けなくなるかな、
仲良くなれるかな?
僕は君たちに会えるのを楽しみにするよ」

庄司はイライラしながら
「今すぐここにこい、俺を出せ」

神崎が
「待ってくれよ、状況の整理がつかない」

「ここから本題です。
君たちは此処から出れば良いだけ、
椅子に座れなかったものが三人居ました
渡辺さん、庄司くん、神崎くん」

「なんですの、座れませんでしたわよ
すぐに見つかる場所に用意できないのが
悪いのよ。」

「椅子は探したけど見つからなかったよ」

「椅子探しするよりも窓壊して、
外に出る方が早いと思ったが、
ガラスを殴っても何かに吸収されるみたいに何度やっても意味がまるでねえ、
椅子探すの面倒臭いから地面に座っただけ」

再びテレビが違う場面が写し出す。
1人の少年がテレビに映る
「君たちはもっと必死に探さないと」

庄司が
「おい、雄二聞こえるか」

「君の友達だよね。幼い時からのね
僕は何でも知っているんだよ。」

「お前に話してねえよ。雄二、起きろ」

「君はわかってないね。見えないのかい?」

「どういう意味だよそれ」

「うっかりしてましたね。
下まで移さないといけないですね。」

首から下が串刺しに刺されて死んでいた
「てめえ、許さねえぞ」

全員が悲鳴をあげパニックになる
「本気で椅子を探せば彼はこうならずに
済んだんですよ。
庄司くんが悪いんだよ」

「ふざけんなよ。てめえは許さねえ
地獄まで追いかけてやる」
涙を流しながら叫ぶ

テレビがまた仮面の男に戻る
「おー、怖いですね。
次からはもっと本気になって下さい。
怒りや恐怖で震えてますね。
僕がみたい光景が見れて最高です。
君たちは無傷ですが、
君たち以外は無傷では済まないんですよ。
後の2人、座れてない人、居ますね。
実際に会えないのがもどかしいですね。
もっと恐怖を椅子に座れなかった事を
後悔した顔を見せてください」




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