魔の後継

ポルテクト

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3.城の中へ

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魔法王とウルバルトに無理矢理連れていかれるように城の中へと入っていく。
「僕に何をするんだ。
無理矢理ここまで連れてきて」
魔法王は
「ご飯食べてたのか?
一体あの村で何が起きた?」

「草、土や水、ミミズとかなどの虫を食べて腹の音を抑えてる
あの村は襲われたんだ。
僕はみんなを守るために戦ったんだ。
でもみんなを殺したのは僕だった
ただ守りたかっただけなんだ。
触られた瞬間、僕の身体は自由が効かなく
操られて強制的に魔法を使わされていた
僕が気を失うまで永遠に」

「何の魔法を使ったんだ?」

「重力魔法」

「重力魔法⁉︎
王、危険すぎます。
やはり噂どおり
こいつは自分の村を潰した悪人」
城の中の兵隊が騒ぎ出す。
「少し外で待っていてくれ。
ウルバルトもいるから気にするな」
魔法王は冷たい声で言うと
兵隊は血の気が引いた顔で後退りをする
「悪い、悪気があるわけではない。
ここ最近、事件が多く起きててな。
そんな話より、まず君の事が知りたい
さっきの続きからしようか
魔法は重力魔法だったね。
何と何の魔法を持ってるんだ?
重力魔法はA級魔法の類なんだ。」

「重力魔法しか使えない。」

「人はね。魔法を二つ備えてるんだ。
その二つの魔法を織り交ぜた時、
さらに強力な魔法を使えるようになる。
二つを織り交ぜる事例は少ない。
さらに強力な魔法を最初から使えるのは、
珍しいな。」

「自分では使えた事ない。
使えたのは操られた時だけだから」





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