魔の後継

ポルテクト

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少年との出会い

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ウルバルトと王様は少年の元へと向かい、
数分でたどり着く。
「近付かない方がいい王様。」
ウルバルトが言うが
「なんで何にも無いんだよ。」
少年が言う
「何で皆を奪うんだよ。返せよ。
なぜ1人、生かしたんだ。」
少年は騒ぎ始める
「どうしたんだい、俺は魔法帝国の王
何があったんだい?」

「この街は、突然襲われたんだ。
俺が皆を守ると決めたのに、
何も出来ずにうずくまるしか出来なかった
僕がこの街に案内をしたばっかりに、
って何を話してるんだろ」

「君はいつまで、そこにいるつもりかい?
一緒に来ないか?」

「僕は此処からどこにも行かない。
ここから離れたら全て何も残らないんだ。
もう守るべきものが何一つ残ってない。
残ってないんだ。
思い出もここから出たら消えて行くかと
怖いんだ。
俺に構わないでくれ。」

「君は他にこのような体験をする人間が
いたらどうする?」

「関係ない。知らない。」

「目の前にいたらどうする?」
少年は言葉に詰まると
王は笑い
「よしウルバルト少年を俺の国へ」
そう言い無理やり少年を馬に乗せる
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