4 / 5
冒険者として
第4話 カラの洞窟
しおりを挟む
ブランはある目的地へと歩いていく。
辿り着いたのは洞窟だった。
そこは、昔2人で冒険した時に通った洞窟
「久しぶりだな、
ここの洞窟に来るの」
「ああ、そうだな。それよりなんで、
ここに来たんだい?」
パレトが聞く。
「確認したいことがあってな。」
「確認したいって遺跡を見にいくのか?」
「よくわかったな。さすがはパレト。」
と洞窟の中へと入って行く。
「遺跡か、前に見たときは、
全く分からなかったが、
何か秘密があるのか?」
とパレトが聞く。
「昔来た時は小さかったから
何も分からなかったが今なら分かるかも
秘密が隠されているはずだ。
パレトの魔法を使って欲しい。
あの時使えなかった魔法を」
「了解」
パレトは手から火の玉を出した。
洞窟の中が明るくなる
「おお、明るくなったな、
ありがとパレト。」
「ブラン、冒険家なのに、
まだ魔法が使えないのかい。」
パレトが言った。
「魔法は苦手だな。
それに、魔法は、パレトお前がいるから
大丈夫。」
パレトの肩を叩く。
「いやいやブラン、
君も魔法を使えた方がいいよ。」
歩いていると、綺麗な水溜りがあった。
「水溜りなんてこの洞窟にあったか?」
水溜りの中へ入るブラン。
歩こうとするが、水に絡まり動けない。
「あれ、動かねえ。
水に絡まれたりとかあり得るのか?」
パレトに聞いた。
「ないと思うけど、これは多分、魔術だよ。本で見たことあるよ。
解除魔法・解(かい)」
ブランから水を離した。
「おお、ありがとパレト。」
ブランは、水を避けながら後ろに下がった。
「ブラン、この魔術の使い手は、
近くにいるはずだよ。
洞窟の中にいるかもしれない。
油断はしちゃダメだよ。」
水がブラン達に向かって
玉の形になって襲ってくる
「うわっ」ブランは、水を避ける。
ザシュと、水を切るが、また、
元どおりになり玉になり再び水が襲う。
「仕方ない。ここで使いたくないけど、
行くぞ。剣舞豹斬(けんぶひょうざ)」
技名を言いかけたところで慌てて
パレトが止める。
「まて、ブラン、なぜこの技をこの場所で
使うのか。
遺跡まで傷が付いて、文字がわからなくなるぞ。水なら、僕が片付ける。
蒸発魔法・気化(きか)」と言い水を蒸発させた。
「パレト、
蒸発魔法も使えるようになったのか。」
ブランが驚いた。
「僕も色々成長したんだよ。」と
髪をファサとする。
ブランは、それを無視する。
パレトは少し寂しそうな顔をする
そうこうしている内に
洞窟の奥へとたどり着く
「久しぶりだな。頼むぞ。」と
ブランは、遺跡を見て言った。
「この魔法が役立つとは分からないな。
写像魔法・鏡像(きょうぞ)」
言いかけたところに水がパレトに向かって
飛んできた。
「なんだ、出てこい。
どこにいるんだ。」ブランは洞窟全体に
響く声で問いかけた。
気づいたら、水たまりが沢山あった。
「ブラン、逃げよう。
こんなに水が多いと蒸発魔法じゃ
対処しきれない時間がかかる。」
とブランに提案する。
「だめだ、
遺跡を写す為にここに来たんだよ。」
ブランが、言う。
「分かったよ。どうするんだブラン。」
「水を吹き飛ばす。」
ブランは、遺跡に背を向けた。
「水を吹き飛ばすために遺跡を壊したら」
「わかってる。
遺跡の方へは斬撃は当てないようにすれば
いいだけだ。
剣舞豹斬(けんぶひょうざん)」
剣の衝撃が豹になり、水を吹き飛ばす。
「よし水を、吹き飛ばしたぞ、パレト。」
「ブラン、君は、相変わらずだね。
写像魔法・鏡像(きょうぞう)と言い遺跡を光で包み込み読み込んだ。
「よし、この洞窟を出るか。パレト」
「ああ、早く出よう」
振り返ると、水が一箇所に集まっていた。
「まだ攻撃してくるなら
もう一回、やるしかねえな。」
剣の柄を取るが水が手に絡まり手の動きが
止められる。
水が、人間の形へと変わってゆく。
「やあ、はじめまして、そしてさようなら。」と黒づくめの男が姿を現わす。
辿り着いたのは洞窟だった。
そこは、昔2人で冒険した時に通った洞窟
「久しぶりだな、
ここの洞窟に来るの」
「ああ、そうだな。それよりなんで、
ここに来たんだい?」
パレトが聞く。
「確認したいことがあってな。」
「確認したいって遺跡を見にいくのか?」
「よくわかったな。さすがはパレト。」
と洞窟の中へと入って行く。
「遺跡か、前に見たときは、
全く分からなかったが、
何か秘密があるのか?」
とパレトが聞く。
「昔来た時は小さかったから
何も分からなかったが今なら分かるかも
秘密が隠されているはずだ。
パレトの魔法を使って欲しい。
あの時使えなかった魔法を」
「了解」
パレトは手から火の玉を出した。
洞窟の中が明るくなる
「おお、明るくなったな、
ありがとパレト。」
「ブラン、冒険家なのに、
まだ魔法が使えないのかい。」
パレトが言った。
「魔法は苦手だな。
それに、魔法は、パレトお前がいるから
大丈夫。」
パレトの肩を叩く。
「いやいやブラン、
君も魔法を使えた方がいいよ。」
歩いていると、綺麗な水溜りがあった。
「水溜りなんてこの洞窟にあったか?」
水溜りの中へ入るブラン。
歩こうとするが、水に絡まり動けない。
「あれ、動かねえ。
水に絡まれたりとかあり得るのか?」
パレトに聞いた。
「ないと思うけど、これは多分、魔術だよ。本で見たことあるよ。
解除魔法・解(かい)」
ブランから水を離した。
「おお、ありがとパレト。」
ブランは、水を避けながら後ろに下がった。
「ブラン、この魔術の使い手は、
近くにいるはずだよ。
洞窟の中にいるかもしれない。
油断はしちゃダメだよ。」
水がブラン達に向かって
玉の形になって襲ってくる
「うわっ」ブランは、水を避ける。
ザシュと、水を切るが、また、
元どおりになり玉になり再び水が襲う。
「仕方ない。ここで使いたくないけど、
行くぞ。剣舞豹斬(けんぶひょうざ)」
技名を言いかけたところで慌てて
パレトが止める。
「まて、ブラン、なぜこの技をこの場所で
使うのか。
遺跡まで傷が付いて、文字がわからなくなるぞ。水なら、僕が片付ける。
蒸発魔法・気化(きか)」と言い水を蒸発させた。
「パレト、
蒸発魔法も使えるようになったのか。」
ブランが驚いた。
「僕も色々成長したんだよ。」と
髪をファサとする。
ブランは、それを無視する。
パレトは少し寂しそうな顔をする
そうこうしている内に
洞窟の奥へとたどり着く
「久しぶりだな。頼むぞ。」と
ブランは、遺跡を見て言った。
「この魔法が役立つとは分からないな。
写像魔法・鏡像(きょうぞ)」
言いかけたところに水がパレトに向かって
飛んできた。
「なんだ、出てこい。
どこにいるんだ。」ブランは洞窟全体に
響く声で問いかけた。
気づいたら、水たまりが沢山あった。
「ブラン、逃げよう。
こんなに水が多いと蒸発魔法じゃ
対処しきれない時間がかかる。」
とブランに提案する。
「だめだ、
遺跡を写す為にここに来たんだよ。」
ブランが、言う。
「分かったよ。どうするんだブラン。」
「水を吹き飛ばす。」
ブランは、遺跡に背を向けた。
「水を吹き飛ばすために遺跡を壊したら」
「わかってる。
遺跡の方へは斬撃は当てないようにすれば
いいだけだ。
剣舞豹斬(けんぶひょうざん)」
剣の衝撃が豹になり、水を吹き飛ばす。
「よし水を、吹き飛ばしたぞ、パレト。」
「ブラン、君は、相変わらずだね。
写像魔法・鏡像(きょうぞう)と言い遺跡を光で包み込み読み込んだ。
「よし、この洞窟を出るか。パレト」
「ああ、早く出よう」
振り返ると、水が一箇所に集まっていた。
「まだ攻撃してくるなら
もう一回、やるしかねえな。」
剣の柄を取るが水が手に絡まり手の動きが
止められる。
水が、人間の形へと変わってゆく。
「やあ、はじめまして、そしてさようなら。」と黒づくめの男が姿を現わす。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
いっとう愚かで、惨めで、哀れな末路を辿るはずだった令嬢の矜持
空月
ファンタジー
古くからの名家、貴き血を継ぐローゼンベルグ家――その末子、一人娘として生まれたカトレア・ローゼンベルグは、幼い頃からの婚約者に婚約破棄され、遠方の別荘へと療養の名目で送られた。
その道中に惨めに死ぬはずだった未来を、突然現れた『バグ』によって回避して、ただの『カトレア』として生きていく話。
※悪役令嬢で婚約破棄物ですが、ざまぁもスッキリもありません。
※以前投稿していた「いっとう愚かで惨めで哀れだった令嬢の果て」改稿版です。文章量が1.5倍くらいに増えています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
1人生活なので自由な生き方を謳歌する
さっちさん
ファンタジー
大商会の娘。
出来損ないと家族から追い出された。
唯一の救いは祖父母が家族に内緒で譲ってくれた小さな町のお店だけ。
これからはひとりで生きていかなくては。
そんな少女も実は、、、
1人の方が気楽に出来るしラッキー
これ幸いと実家と絶縁。1人生活を満喫する。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
ここは貴方の国ではありませんよ
水姫
ファンタジー
傲慢な王子は自分の置かれている状況も理解出来ませんでした。
厄介ごとが多いですね。
裏を司る一族は見極めてから調整に働くようです。…まぁ、手遅れでしたけど。
※過去に投稿したモノを手直し後再度投稿しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
もう死んでしまった私へ
ツカノ
恋愛
私には前世の記憶がある。
幼い頃に母と死別すれば最愛の妻が短命になった原因だとして父から厭われ、婚約者には初対面から冷遇された挙げ句に彼の最愛の聖女を虐げたと断罪されて塵のように捨てられてしまった彼女の悲しい記憶。それなのに、今世の世界で聖女も元婚約者も存在が煙のように消えているのは、何故なのでしょうか?
今世で幸せに暮らしているのに、聖女のそっくりさんや謎の婚約者候補が現れて大変です!!
ゆるゆる設定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる