7 / 35
第4部 暴虐のカオス
#6 ペイン④
しおりを挟む
「急に呼び出すもんだから、びっくりしたじゃないか」
廊下を急ぎ足で歩きながら、ボブカットの小柄な少年が抗議した。
今時珍しい黒縁をかけた、小学生のようにあどけない顔立ちをした男子生徒である。
制服にエプロンといった、珍妙な姿をしている。
ヒュプノス、栗栖重人だった。
「それに、何だよ、その格好」
傍らを歩く由羅の水着姿を見て、眉をひそめる。
「見りゃわかるだろ? スク水だよ。水着で廊下歩いちゃいけないって校則、あったか?」
由羅は涼しい顔でどんどん足を速めていく。
「はん? そんな格好で歩き回るなんて、信じられないよ。いくら夏だからって、ここハワイじゃないんだしさ。それに、由羅の水着って、なんか普通じゃないでしょ?」
尻の肉が半ばはみだしたハイレグ水着の後ろ姿を眺めながら、重人がぼやく。
この格好で突然由羅が家庭科室に入ってきたものだから、クラス中騒然となった。
「おい、重人、ちょっと来い」
クラス全員が好奇の眼で見守る中、
由羅は目玉焼きをつくる列に並んでいた重人の襟首をつかむと、強引に廊下に引きずり出したのだった。
「つべこべいわずに、おまえはヒュプノスとしての役目を果たせばいいんだよ。杏里が大変なんだから」
「え? また?」
ヒュプノスはタナトスとパトスのいわばメンテナンス担当である。
特に心にダメージを受けやすいタナトスにとっては、欠かせない存在だ。
家庭科室は中学部棟の4階にあるため、2階のはずれに位置する保健室とはかなり離れている。
「ちょっと待ってよ」
重人は足の速い由羅に遅れがちになっていた。
「遅えな」
由羅が立ち止まった。
「んなこといったって」
たいした距離を歩いたわけでもないのに、重人はもう息を切らしている。
「まさか、おんぶしろ、だなんていわねえだろうな」
「馬鹿にしないでよ」
ふくれる重人。
「冬美も大変だな。おまえみたいなおこちゃまの世話しなきゃなんないなんて」
重人は由羅たち3人の"トレーナー"、水谷冬美と同居しているのだ。
ちなみに杏里はもうひとりの"トレーナー"、小田切勇次と一緒に暮らしており、由羅だけがマンションにひとり住まいである。
「フン、うらやましいくせに」
重人がいうと、由羅の眼がすうっと細くなった。
「それ以上いうな。痛いめに遭いたくなかったらな」
杏里は床に、全裸のまま、犬のようによつんばいになっていた。
胸と尻が発達した、脂の乗り切った体型である。
それでいて腰はほどよく締まっており、苦しそうに目を閉じたあどけない表情と相まって、ひどくエロチックな雰囲気を醸し出していた。
口の中いっぱいに、金髪ピアスのペニスが押し込まれている。
丸く突き出た尻を、ニキビ面が両手で鷲掴みにしていた。
2つの豊かな肉を割ると、菊の花びらのような肛門が顕わになった。
その下に、襞に覆われた割れ目がのぞいている。
無毛なだけに、ひどくいやらしい眺めだった。
「こいつ、濡れてやがる」
杏里の性器を後ろから指でなぞって、ニキビ面がいった。
「こんなに悦んでるんだから、これ、強姦じゃねえよな」
杏里は屈辱で赤くなった。
性器が濡れるのは、タナトスの場合、感じているからとは限らない。
膣や子宮を守るための、いわば防御作用なのだ。
早く終わらせるために、ペニスを吸う力を強くする。
口の中に唾液をたっぷり溜め、前後運動を激しくした。
「く、くそ、出ちまう・・・」
金髪ピアスの少年がうめいた。
杏里の後頭部に両手をかけ、自分でも腰を振りながら、股間にぐいぐい押しつけた。
「どうせなら、同時にいこうぜ」
ニキビ面が、バックから杏里の膣にペニスを滑り込ませながら、いった。
前かがみになり、下に垂れた乳房を後ろからつかんできた。
跡がつきそうなほど強い力で揉みしだく。
杏里は顔を前後に動かし、尻を左右に振った。
ふたりともいかせてしまえば、こっちのものだ。
死の衝動は生の衝動"エロス"に転化し、すべては終わる。
が、その前に、保健室のドアが開く音がした。
「う」
ドアを開けたとたん、由羅が喉の奥で小さく唸った。
床に手足をついた裸の杏里を、前後から下半身をむき出しにした若者ふたりが責め立てている。
高等部の不良連中だ。
授業をさぼって校内をぶらついているところを、何度か見かけたことがある。
「だめだよ」
由羅の全身から殺気が迸るのを感じ取って、重人が腕を引いた。
「彼らはただの人間だ。キミの出る膜じゃない」
答えず、由羅はずかずかと中に入っていく。
「やめてよ。冬美に報告するよ」
追いすがる重人の手を邪険に振りほどくと、
「てめえら、何してんだ?」
男たちに近づくなり、由羅はいった。
「なんだ、こいつ?」
恍惚となって目を閉じていたニキビ面が、水着姿の由羅に気づいて目を見開いた。
「何って、見りゃわかるだろ?」
杏里の頭を股間に押しつけながら、金髪ピアスがせせら笑った。
「何なら仲間に入れてやろうか? おまえ、ずいぶんエロい格好、してるじゃねえか」
由羅は答えず、カーテンの陰の隣のベッドを見た。
保険医、鈴木翠が胎児のように丸くなり、すやすやと寝息を立てている。
「おまえら、いい根性してんな。先生の目の前で強姦ごっことはね。現行犯で退学になっても知らないぜ」
「そんなババア、関係ねーよ。第一、ずっと寝てて当分は起きないはずだって、零もいってたしな」
ニキビ面の台詞に、由羅が反応した。
「黒野零か。あいつ、学校に来てるのか」
「さっき渡り廊下んとこで会ったんだよ。で、こいつのこと、教えてくれたんだ。ただでやれる娼婦が学校にいるってな」
見られていたのだ、と由羅は思った。
杏里が校医の翠に襲われるさまを、零はどこからか見ていたにちがいない。
残虐行為淫楽症のあの外道のことだ。
見ながらおそらく、オナニーに耽ってでもいたのだろう。
「おまえも来いよ。遠慮はいらないぜ」
ニキビ面が由羅のほうに手を伸ばしてきた。
それをかわすと、由羅は軽く垂直に飛び上がった。
ハイレグ水着から伸びた筋肉質の右脚が弧を描き、ニキビ面の顔面を正確に捉えた。
着地する寸前に腰を回転させ、左足を振り切った。
金髪ピアスが同じく顔面に蹴りを喰らい、ベッドの上にひっくり返る。
気絶して動けなくなったふたりを尻目に、杏里を助け起こす。
「由羅・・・」
杏里が見つめてきた。
裸の体が小刻みに震えている。
「どうして・・・?」
なじるような口調で、いった。
「私の"仕事"には、絶対に関わらない、っていってたくせに」
「零が絡んでるなら話は別さ」
由羅は杏里の震える肩をそっと抱き寄せた。
「それとも、迷惑だったか?」
「ううん」
杏里がかぶりを振り、心なしか頬を朱に染めた。
「ちょっと・・・うれしかったよ」
廊下を急ぎ足で歩きながら、ボブカットの小柄な少年が抗議した。
今時珍しい黒縁をかけた、小学生のようにあどけない顔立ちをした男子生徒である。
制服にエプロンといった、珍妙な姿をしている。
ヒュプノス、栗栖重人だった。
「それに、何だよ、その格好」
傍らを歩く由羅の水着姿を見て、眉をひそめる。
「見りゃわかるだろ? スク水だよ。水着で廊下歩いちゃいけないって校則、あったか?」
由羅は涼しい顔でどんどん足を速めていく。
「はん? そんな格好で歩き回るなんて、信じられないよ。いくら夏だからって、ここハワイじゃないんだしさ。それに、由羅の水着って、なんか普通じゃないでしょ?」
尻の肉が半ばはみだしたハイレグ水着の後ろ姿を眺めながら、重人がぼやく。
この格好で突然由羅が家庭科室に入ってきたものだから、クラス中騒然となった。
「おい、重人、ちょっと来い」
クラス全員が好奇の眼で見守る中、
由羅は目玉焼きをつくる列に並んでいた重人の襟首をつかむと、強引に廊下に引きずり出したのだった。
「つべこべいわずに、おまえはヒュプノスとしての役目を果たせばいいんだよ。杏里が大変なんだから」
「え? また?」
ヒュプノスはタナトスとパトスのいわばメンテナンス担当である。
特に心にダメージを受けやすいタナトスにとっては、欠かせない存在だ。
家庭科室は中学部棟の4階にあるため、2階のはずれに位置する保健室とはかなり離れている。
「ちょっと待ってよ」
重人は足の速い由羅に遅れがちになっていた。
「遅えな」
由羅が立ち止まった。
「んなこといったって」
たいした距離を歩いたわけでもないのに、重人はもう息を切らしている。
「まさか、おんぶしろ、だなんていわねえだろうな」
「馬鹿にしないでよ」
ふくれる重人。
「冬美も大変だな。おまえみたいなおこちゃまの世話しなきゃなんないなんて」
重人は由羅たち3人の"トレーナー"、水谷冬美と同居しているのだ。
ちなみに杏里はもうひとりの"トレーナー"、小田切勇次と一緒に暮らしており、由羅だけがマンションにひとり住まいである。
「フン、うらやましいくせに」
重人がいうと、由羅の眼がすうっと細くなった。
「それ以上いうな。痛いめに遭いたくなかったらな」
杏里は床に、全裸のまま、犬のようによつんばいになっていた。
胸と尻が発達した、脂の乗り切った体型である。
それでいて腰はほどよく締まっており、苦しそうに目を閉じたあどけない表情と相まって、ひどくエロチックな雰囲気を醸し出していた。
口の中いっぱいに、金髪ピアスのペニスが押し込まれている。
丸く突き出た尻を、ニキビ面が両手で鷲掴みにしていた。
2つの豊かな肉を割ると、菊の花びらのような肛門が顕わになった。
その下に、襞に覆われた割れ目がのぞいている。
無毛なだけに、ひどくいやらしい眺めだった。
「こいつ、濡れてやがる」
杏里の性器を後ろから指でなぞって、ニキビ面がいった。
「こんなに悦んでるんだから、これ、強姦じゃねえよな」
杏里は屈辱で赤くなった。
性器が濡れるのは、タナトスの場合、感じているからとは限らない。
膣や子宮を守るための、いわば防御作用なのだ。
早く終わらせるために、ペニスを吸う力を強くする。
口の中に唾液をたっぷり溜め、前後運動を激しくした。
「く、くそ、出ちまう・・・」
金髪ピアスの少年がうめいた。
杏里の後頭部に両手をかけ、自分でも腰を振りながら、股間にぐいぐい押しつけた。
「どうせなら、同時にいこうぜ」
ニキビ面が、バックから杏里の膣にペニスを滑り込ませながら、いった。
前かがみになり、下に垂れた乳房を後ろからつかんできた。
跡がつきそうなほど強い力で揉みしだく。
杏里は顔を前後に動かし、尻を左右に振った。
ふたりともいかせてしまえば、こっちのものだ。
死の衝動は生の衝動"エロス"に転化し、すべては終わる。
が、その前に、保健室のドアが開く音がした。
「う」
ドアを開けたとたん、由羅が喉の奥で小さく唸った。
床に手足をついた裸の杏里を、前後から下半身をむき出しにした若者ふたりが責め立てている。
高等部の不良連中だ。
授業をさぼって校内をぶらついているところを、何度か見かけたことがある。
「だめだよ」
由羅の全身から殺気が迸るのを感じ取って、重人が腕を引いた。
「彼らはただの人間だ。キミの出る膜じゃない」
答えず、由羅はずかずかと中に入っていく。
「やめてよ。冬美に報告するよ」
追いすがる重人の手を邪険に振りほどくと、
「てめえら、何してんだ?」
男たちに近づくなり、由羅はいった。
「なんだ、こいつ?」
恍惚となって目を閉じていたニキビ面が、水着姿の由羅に気づいて目を見開いた。
「何って、見りゃわかるだろ?」
杏里の頭を股間に押しつけながら、金髪ピアスがせせら笑った。
「何なら仲間に入れてやろうか? おまえ、ずいぶんエロい格好、してるじゃねえか」
由羅は答えず、カーテンの陰の隣のベッドを見た。
保険医、鈴木翠が胎児のように丸くなり、すやすやと寝息を立てている。
「おまえら、いい根性してんな。先生の目の前で強姦ごっことはね。現行犯で退学になっても知らないぜ」
「そんなババア、関係ねーよ。第一、ずっと寝てて当分は起きないはずだって、零もいってたしな」
ニキビ面の台詞に、由羅が反応した。
「黒野零か。あいつ、学校に来てるのか」
「さっき渡り廊下んとこで会ったんだよ。で、こいつのこと、教えてくれたんだ。ただでやれる娼婦が学校にいるってな」
見られていたのだ、と由羅は思った。
杏里が校医の翠に襲われるさまを、零はどこからか見ていたにちがいない。
残虐行為淫楽症のあの外道のことだ。
見ながらおそらく、オナニーに耽ってでもいたのだろう。
「おまえも来いよ。遠慮はいらないぜ」
ニキビ面が由羅のほうに手を伸ばしてきた。
それをかわすと、由羅は軽く垂直に飛び上がった。
ハイレグ水着から伸びた筋肉質の右脚が弧を描き、ニキビ面の顔面を正確に捉えた。
着地する寸前に腰を回転させ、左足を振り切った。
金髪ピアスが同じく顔面に蹴りを喰らい、ベッドの上にひっくり返る。
気絶して動けなくなったふたりを尻目に、杏里を助け起こす。
「由羅・・・」
杏里が見つめてきた。
裸の体が小刻みに震えている。
「どうして・・・?」
なじるような口調で、いった。
「私の"仕事"には、絶対に関わらない、っていってたくせに」
「零が絡んでるなら話は別さ」
由羅は杏里の震える肩をそっと抱き寄せた。
「それとも、迷惑だったか?」
「ううん」
杏里がかぶりを振り、心なしか頬を朱に染めた。
「ちょっと・・・うれしかったよ」
0
お気に入りに追加
29
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
勇気と巫女の八大地獄巡り
主道 学
ホラー
死者を弔うために地獄を旅する巫女と、罪を犯して死んだ妹を探すために地獄マニアの勇気が一緒に旅をする。
勇気リンリンの地獄巡り。
ホラーテイスト&純愛ラブストーリーです。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ショクザイのヤギ
煤原
ホラー
何でも屋を営む粟島は、とある依頼を受け山に入った。そこで珍妙な生き物に襲われ、マシロと名乗る男に助けられる。
後日あらためて山に登った粟島は、依頼を達成するべくマシロと共に山中を進む。そこにはたしかに、依頼されたのと同じ特徴を備えた“何か”が跳ねていた。
「あれが……ツチノコ?」
◇ ◆ ◇
因習ホラーのつもりで書き進めていたのに、気付けばジビエ料理を作っていました。
ホラーらしい覆せない理不尽はありますが、友情をトッピングして最後はハッピーエンドです。
隠れドS上司をうっかり襲ったら、独占愛で縛られました
加地アヤメ
恋愛
商品企画部で働く三十歳の春陽は、周囲の怒涛の結婚ラッシュに財布と心を痛める日々。結婚相手どころか何年も恋人すらいない自分は、このまま一生独り身かも――と盛大に凹んでいたある日、酔った勢いでクールな上司・千木良を押し倒してしまった!? 幸か不幸か何も覚えていない春陽に、全てなかったことにしてくれた千木良。だけど、不意打ちのように甘やかしてくる彼の思わせぶりな言動に、どうしようもなく心と体が疼いてしまい……。「どうやら私は、かなり独占欲が強い、嫉妬深い男のようだよ」クールな隠れドS上司をうっかりその気にさせてしまったアラサー女子の、甘すぎる受難!
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる