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14 絶頂
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マリのクンニは絶妙だった。
その頃にはもう、私は確信していた。
マリは経験者なのだ。
ただ頭でレズビアンにあこがれていた私など足元にも及ばないほど、熟練の経験者だったのだ。
その証拠に、私はあっという間にその舌遣いの虜になり、どろどろに溶かされてしまった。
マリはどこを責めれば女がいちばん感じるか、すっかり知り尽くしているようだった。
よく動く舌で陰唇を舐められ、膣の中をかき回され、前歯で陰核を甘噛みされ、私はこれまで経験したことのない愉悦を味わった。
膣口からはしとどに愛液が滲み出し、それをマリが吸う音を耳にするとますます興奮した。
やがてマリは身体を引き上げて私の横に寝そべると、片手で膣を、片手で乳首を責めながら唇を奪ってきた。
舌をしゃぶられ、乳首をひねり上げられ、膣内を攪拌され、私は悲鳴を上げながら痙攣した。
「いっちゃった?」
手足を投げ出し、脱力した私の顔を上からのぞきこんで、マリが訊いた。
「気持ちよかった?」
「うん…気持ちよかった…」
額の汗を拭いながら、私は照れ笑いを口元に浮かべた。
お湯のように全身を満たしていく幸福感に、もう思い残すことはないと思った。
「少し休もうか」
私を抱き起こし、ぎゅっと抱きしめてマリが言う。
「どきどきするね。こういうのって」
屈託のないマリの笑顔に、不思議と嫉妬心は湧いてこなかった。
学生時代、マリが私以外の誰と寝ていたにしろ…今が幸せなら、私はそれで十分なのだから…。
そう思ったのだ。
その頃にはもう、私は確信していた。
マリは経験者なのだ。
ただ頭でレズビアンにあこがれていた私など足元にも及ばないほど、熟練の経験者だったのだ。
その証拠に、私はあっという間にその舌遣いの虜になり、どろどろに溶かされてしまった。
マリはどこを責めれば女がいちばん感じるか、すっかり知り尽くしているようだった。
よく動く舌で陰唇を舐められ、膣の中をかき回され、前歯で陰核を甘噛みされ、私はこれまで経験したことのない愉悦を味わった。
膣口からはしとどに愛液が滲み出し、それをマリが吸う音を耳にするとますます興奮した。
やがてマリは身体を引き上げて私の横に寝そべると、片手で膣を、片手で乳首を責めながら唇を奪ってきた。
舌をしゃぶられ、乳首をひねり上げられ、膣内を攪拌され、私は悲鳴を上げながら痙攣した。
「いっちゃった?」
手足を投げ出し、脱力した私の顔を上からのぞきこんで、マリが訊いた。
「気持ちよかった?」
「うん…気持ちよかった…」
額の汗を拭いながら、私は照れ笑いを口元に浮かべた。
お湯のように全身を満たしていく幸福感に、もう思い残すことはないと思った。
「少し休もうか」
私を抱き起こし、ぎゅっと抱きしめてマリが言う。
「どきどきするね。こういうのって」
屈託のないマリの笑顔に、不思議と嫉妬心は湧いてこなかった。
学生時代、マリが私以外の誰と寝ていたにしろ…今が幸せなら、私はそれで十分なのだから…。
そう思ったのだ。
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