気まぐれシネマレビュー

戸影絵麻

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#184 アメリカ人はどうしてそんなにサルが好きなのか? ~ゴジラ×コング 新たなる帝国~

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 ゴジラ生誕70年を飾る、ハリウッドのモンスター・バース第4弾。

 あらすじはこんなふう↓((ウィキより)

 ゴジラとコングによる壮絶な死闘に決着が着いてから3年後、ゴジラは地上の怪獣たちの脅威を抑え込み、コングは本来の故郷である地下空洞で暮らしていた。しかしコングは、未だ同族の存在を確認できず、孤独を募らせていた。
 そんな中、地下空洞から謎の波長の電波信号が感知され、ジアもそれを独自にイメージとして受け取っていた。バーニーの調査で、それが地下空洞から怪獣たちに発信されている救援信号の可能性が浮上し、アイリーン、ジア、バーニー、トラッパー達が調査のため地下空洞へ乗り出す。
 一方でコングは、地下空洞で発見した新たな土地で、遂に同族と巡り合うも襲撃を受け、これを撃退する。その一頭である幼体・スーコに案内してもらった先で、無数の同族達を奴隷同然に支配するスカーキングと、その配下・シーモと対峙する。

 正直、なぜこれが世界的に大ヒットしているのか、わからない。
 以下、その悪口です。

 ①3分の2が『猿の惑星』。いたるところ猿だらけでうんざりする。アメリカ人って、どうしてあんなに猿の出る映画が好きなんだろう。さすがの日本も猿カニ合戦を実写化したりしないのに。
 ②BGMを含め、音が隙間なく鳴り響いていてとにかくうるさい。
 ③怪獣の造形が酷い。冷凍怪獣バルゴンのリメイクみたいなシーモだが、見た目がどんくさく顔も不細工。
  昔から思ってたけど、ハリウッドには怪獣に対する美学がない。あのモスラでさえ、ハリウッドのCGにかかると異様にきもいただの”虫”になってしまうから驚きだ。
 ④ラスボスのスカーキングがただのオラウータンでは盛り上がれというほうが無理だろう。しかも彼、地底世界で仲間のサルたちをこき使っている以外は大して悪さもしていないのに、いきなり目の敵にされ、モスラやコングやはたまたゴジラにまで襲撃されてしまうのはどうしたわけか。地上世界征服を狙っているという描写は特になかったと思うのだが。
 ⑤回を重ねるごとにひどくなるモンスターバースのストーリー。もはや開いた口がふさがらないとはこのことだ。

 まとめれば、
 ハリウッドめ、GW早々、大人を舐めるなよ。
 と、まあ、これにつきますかね。
 
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